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2006年2月26日 - 2006年3月4日

お薦めマッチ_0304

金曜日の午後は、JSPORTSのスタジオでNZのチーフスとオーストラリアのレッズの試合を解説した。両チームとも苦しい戦いを続けているので、どうかな? と思ってみたのだが、なかなか面白い試合だった。チーフスは、ブルーズから移籍したFBムリアイナが大活躍、SOスティーヴン・ドナルドがBKラインを巧みにリードして創造的なアタックを仕掛ける。もう一つ驚かされたのがあった。後半、レッズのWTBでカレブ・ブラウンという18歳の選手が出てくるのだが、これが思い切りがよくて、いい選手なのだ。186㎝、98㎏とサイズもある。大物になるかもしれない。スーパー14を見ていると、次々に若い有望な選手が出てくることに驚かされる。この試合は、3月11日午後8時からJSPORTS3で放送される予定です。

日本とNZジュニアが試合する時にアイルランドがNZに行っているのでは? とのコメントがありましたが、アイルランドとオールブラックスの試合は、10日(ハミルトン)、17日(オークランド)の予定なので、日本がNZジュニアと戦う24日とは、少しずれてます。

しかし、改めて思うけど、5月以降の日本代表の相手はいずれも強豪揃い。グルジア、トンガ、イタリア、サモア、NZジュニア、フィジーである。NZジュニアはオールブラックス予備軍なので、スーパー14で活躍するメンバーがずらりと揃うはず。イタリアもシックスネイションズを見ると、大型FWのイングランドに負けないサイズだし、パワフルだ。ジャパンも4月~5月にチーム力を上げていかないと圧倒されてしまうかもしれない。その日本代表は、3月6日、8日、9日と、メディカルチェックを行う。いい数値を出す選手が多いといいのだが。

さて、秩父宮ラグビー場では4日、5日とサントリーカップ第2回全国小学生タグラグビー選手権大会が開催されている。明日は、決勝トーナメント。連覇を狙う汐入ホワイトベアーズも勝ち残っている。観戦は無料なので、可能な方はぜひ秩父宮へ。朝9時30分からやってます。

鹿児島の鴨池陸上競技場では、九州代表対関西代表戦が行われる。 ともに関東代表を破っての決戦である。九州代表はFL川嵜拓生、NO8山本英児ら九州電力勢が先発6名ともっとも多く、コカコーラWJがCTBニールソンら5名、サニックスブルースが3名と続く。関西代表は、ワールドファイティングブルのCTB中矢や花園大学のCTBポンギに、大阪府警のN08奥薗、豊田自動織機のSH後藤、WTB横井ら、こちらも魅力的なメンバーだ。見にいける方はぜひ鴨池陸上競技場へ。キックオフは、午後2時30分です。

◎愛好的読書日記
いま【究極の勝利】(清宮克幸著 講談社)を読んでいる。清宮ワセダの5年間が振り返られているのだが、けっして選手達が従順に清宮体制に従ってのではなく、反発もあったことなどが描かれていて興味深い。僕はある本屋さんで、あまりにたくさん置いてあったので心配になって思わず買ったのだけど、売れ行きは絶好調のようです。ひとつのチームが進化していく過程を記録に残すというのはとっても大切だし、こうして書物に残すことによって歴史は語り継がれていく。大西鐵之祐さんのことが今もよく語られるのは、彼が自分の考えを克明に文章に残したからだと思う。究極の勝利も、いい本です。

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黒おたべ

2日は仕事があって日帰りの京都出張だった。だから実家も寄らず、トンボ帰り。京都駅で知人へのお土産に「黒おたべ」を買った。黒ごま味、美味しいよ。

遅くに帰ってきて、JSPORTSでスーパー14「ストーマーズ対ワラタス」を見ながらこれを書いている。ワラタスのSHシーアンはなかなか面白い選手だ。ウィタカーの交替で出場してくるのだが、パワフルだし判断もいい。13人制のラグビーリーグ「NRL」のブロンコス出身で昨年からワラタスに参加している。注目株。オーストラリアは選手層が薄そうに見えて、ラグビーリーグの選手がユニオンに転向してくることがあるから、スター選手が引退でいなくなっても簡単に穴が埋まる。2種類のラグビーが高いレベルで共存しているのはオーストラリアの強みだなぁ。

韓国ラグビーの広報・見明さんから速報が届いた。4月に日本代表は韓国代表とも戦うから、貴重な情報です。
【韓国ラグビー2006年シーズンの開幕戦「春季リーグ(社会人)」2試合が3月1日、ソウル市ラグビー場で行われた。第1試合に登場した新規参入のテシム通商は、今季の復活を賭ける韓国電力に44対29で勝ち、初勝利を挙げた。テシムには、横河電機でプレーしたホン・ジョンピョ選手が参加している。第2試合は、尚武(サンム、韓国軍体育部隊)と三星SDIの2005年王者同士がぶつかり21対21で引き分けた。
*テシム44(前半18-12)29韓国電力
*尚武21(8-13)21 三星
リーグ2日目は3月5日(日) 尚武VSテシム、三星VS韓国電力の試合がある。また3月4日(土)には「春季リーグ(大学A部)」が始まる】

◎愛好的観劇日記
ミュージカル【アルジャーノンに花束を】観ました。銀座・博品館劇場にて。原作=ダニエル・キイス、脚本・作詞・演出=荻田浩一、出演=浦井健治、安寿ミラほか。
僕は、原作を社会人になりたての頃に読んだ。幼児の知能しかない32歳のチャーリーが、アルジャーノンという白ネズミに施された知能を高くする脳手術を自ら人体実験として受け、ものすごい知能を身に付ける話だが、多くの人がそうであったように僕も自分を重ねた。「かしこくなりたい、ぼくは、かしこくなりたい」。久しぶりにあの頃を思い出して泣けてきた。当時は、氷室京介の「FLOWERS FOR ALGERNON」もよく聴いた。懐かしい~。浦井くん、すごく良かった。客席は女性ばかりであった。

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愛好日記リスタート。

たくさんのお祝いコメント、ほんとうに嬉しかったです。コメントの数も過去最高でした。僕自身も多くの人に支えられているんだと実感しました。ありがとうございます。愛好日記と同じ誕生日の1歳の赤ちゃんがいたのには、なんだか感動しました。その子が文章が読めるようになるまで続くかなぁ。なんて考えたり。今後の「ほのぼの系・ほぼ日記」もよろしくお願いします。2日の夜に再開しようと思っていたのですが、我慢できなくなりました。さっそく書いちゃいます。

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3月1日の朝は、早稲田大学の上井草寮にてJSPORTS「ラグビープラネット」の収録をした。佐々木キャプテンと青木バイスキャプテンに出演してもらって、今季の早稲田についてじっくり話を聞いた。トヨタ戦勝利に向けてのいろんな分析の話も出てくるし、この2人以外もビデオで出てくるので、早稲田ファンのみなさんは必見だと思う。でも放送はちょっと先で3月12日だ。収録後、佐々木キャプテンと話したが「ラグビーは結局ここですよ」と胸を指した。そう、ハートだよね。未確定の進路については、放送の頃には確定しているかな? 青木選手は性格いいなぁ。素直になんでも話してくれる。サントリーでも頑張って欲しい。

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夜は我孫子に出かけて日本選手権で東芝府中と優勝を分け合ったNECグリーンロケッツの箕内選手、浅野選手、東(ひがし)選手とのトーク。こちらは、3月5日初回放送分の「ラグビープラネット」である。NECの選手やファンのみなさんがよく通っているという天王台駅前のスポーツバー「レジェンド」というお店におじゃました。プロップ東選手が笑わせてくれた。自衛隊時代とからめての話は思いっきり笑えるんだけど、どこまで放送できるのか? しかし、スクラム最前列の選手の話は面白い。東選手は試合中に相手プロップに話しかけるようにしているらしく、日本選手権決勝戦でも東芝の高橋選手に「たかはし、まっすぐ組もうな~」なんて優しく話しかけながら、先に仕掛けたりしていたらしい(笑)。浅野選手のヘッドキャップはNZで売っているとか、そんな裏話もいくつか出ていた。箕内選手は、日本代表のフランス合宿メンバーから外れてしまったけれど、「また呼ばれれば頑張るし、久しぶりにゆっくりできるので、じっくりトレーニングしたい」とポジティブにとらえていた。さすがです。

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レジェンドには大東選手はじめ他の選手も来ていたのだが、僕が誕生日だったので祝福してくれた。よくレジェンドに通われているラグビーファンの方が花をプレゼントしてくれたり、マスターの渡辺さんがケーキを出してくれたり、史上最高の嬉しい誕生日だった。コメントをくださったみなさんにもお礼申し上げます。この喜びで、本厄は軽く乗り越えられそうです。

では、次回。これまでは基本的に深夜アップしていましたが、今後は書けるときに書きますね。

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まる一年。

愛好日記を始めて、きょうで丸一年になりました。昨年の3月1日、40歳の誕生日を機会に何か新しいことを始めようと思っていたところJSPORTSのみなさんがこの場を作ってくれました。心より感謝しています。

この日記は、ラグビーについて僕がテレビや雑誌で表現する以外のことを話し言葉で書いていこうとしたもので、仕事ではなく楽しみで始めました。僕が感じる現場の空気やラグビーの魅力を多くの人に伝えたかったのです。当初は「ほぼ日記」を目指し、一週間に一日くらいは休みつつ気楽に行こうとしていたら、いつのまにか毎日書いていました。どんだけラグビー好きやねん! と自分に突っ込みつつ、アクセス件数がどんどん増えたので、嬉しくて期待に応えたい気持ちもありました。その結果、365日、一日も休まずラグビーについて書いてこられたのは幸せでした。かなり達成感あります。というわけで、41歳になる明日、初めてこの日記を休もうと思います。連日更新の記録は自分の意志でストップさせたかったのです。よかった~、トラブルで止まらなくて。実はピンチが、いくつかありました。韓国の試合会場では人のパソコンを借りて速報を送ったりもしました。深酒してしまった日も危なかった。基本的には飲んだら書かないようにしていました。

毎日書くこと自体は苦痛ではないけど、連日更新を途切れさせたくなくて、無理に時間を調整したりすることもありました。今後はあまり時間を気にせず書いていきたいと思います。いつも読んでくださっているみなさん、ありがとうございます。これからは「ほぼ日記」で行きます。僕なりの視点で、楽しみつつラグビーを伝えていきたいと思います。実は、3月1日、2日と取材が詰まっているのですが、それはまた2日の夜にでも書きますね。

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日本代表情報

たくさんのコメントとトラックバックありがとうございます。今後の解説などの参考にさせていただきます。

月曜日は3月下旬からの日本代表フランス合宿のメンバー34名が発表になった。昨年のスペイン戦のメンバーを軸に、早稲田大学の前田、矢富、曽我部、今村らの若手を含む。全体にキャップ数は少なめである。このメンバーを中心にアラビアンガルフ戦と、韓国戦は編成されるようだ。

名前は日本協会のHPなど見ていただきたいのだが、会見の席でトヨタの廣瀬選手と豊山選手の代表引退が明らかにされた。今後はトヨタでのプレーに専念するという。エリサルドヘッドコーチも「廣瀬を軸に考えていたので驚いている」とショックを受けていた。太田GMによれば、廣瀬選手は「2007年に代表でいられるイメージがわかない」と体力的な面での決断だったようだ。 海外では最近NZのウマンガの代表引退があったし、代表引退表明というのは珍しいことではないが、日本代表では僕が記憶する限り初めてのケースだと思う。FB水野選手らトヨタ自動車の他の選手は参加する意向だ。日本のスーパーキッカーの代表引退は残念なことだが、非常に真面目な選手だけに、いい加減な決断ではないはずだ。こればかりは本人の意志の問題であり、致し方ないところだろう。

箕内選手が外れていることについて報道陣から質問があったが、エリサルドHCは「彼の能力は高く評価しており、今後彼の力が必要な場面が出てくる可能性は十分」と語った。今回はフランス合宿のメンバーであり、そのパフォーマンスを見ながら5月以降はメンバーを再構築していくことも確認された。

記者会見では、リポビタンDの新ロゴデザインのジャージーが披露されたのだが、それを着用して現れたのが三洋電機ワイルドナイツの佐藤剛選手だった。197㎝、120㎏という巨漢ながら、腰が低くて優しい笑顔に会見場が和んだ。

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「代表スコッド、ならびにフランス合宿のメンバーに選ばれ誇りに思います。W杯に出場できるように頑張っていきたい。新しいジャージーに最初に袖を通せたことを嬉しく思います」。初々しい挨拶だった。そのあと、佐藤選手と話す機会があったのだが、経歴を聞いているだけで面白い。最新号のラグマガにもインタビューが掲載されているのだが、東京ガスでプレーした後に専門学校に通いながら三洋電機入り。柔道整復師の資格や大型バイクの免許も持っているし、読書、サーフィン、釣りが趣味など、意外なことがいっぱいだった。憧れの選手が元オーストラリア代表の伝説的LOイールズなのはいいね。FWの軸として頑張ってもらいたい。


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日本選手権決勝戦結果

日本選手権決勝戦は、2PGを決めあい、6-6の同点で両者優勝となった。両チームのみなさん、おめでとう。そしてお疲れ様でした。

賛否両論ある試合内容だったと思う。僕の携帯メールにも「感動した」というコメントが多く寄せられた反面、試合後に会ったファンの方々の中には、首をかしげる人も多かった。でも、僕は降りしきる雨と足もとの緩いコンディションの中では、互いにベストを尽くした好試合だったと思う。

終盤は見ていて力が入った。トライを狙って攻めた東芝とNECの粘り強い防御。試合後、数名の選手達に話を聞いたが、「いっちゃってましたね」、「楽しかったです」と答える選手が多かった。それだけ無我夢中で戦えたということだろう。選手からこういうコメントを聞くことは滅多にない。いくら攻めてもディフェンダーがわいてくるし、いくら守っても突進してくる。いつ終わるか分からない攻防の中で、疲れも忘れて動き続ける。ゲームに没頭した最後の10分間は、選手達にとって至福の時間だったはずだ。そんな試合は、トップレベルの選手でもそう何度も経験できるものではない。それを見られたことが僕は嬉しかったし、幸せだった。

試合後、両キャプテンは秩父宮賜杯を二人で受け取り、「真ん中に置こう」と、ハーフウェイラインに置いた。次々に手渡される盾やトロフィーを両チームの真ん中に並べる。そして全選手で記念撮影である。いいシーンだった。

東芝府中の三冠、NECの日本選手権連覇、ともに両チームの積み重ねられた努力の成果だ。敬意を表したい。

2005年度シーズンの終わりだったから、夜の街に繰り出したいところだったが、深夜にシックスネイションズ(アイルランド対ウエールズ)の収録があるので控えた。く~っ。スーパー14も始まったし、僕はこのまま突っ走ります。

コメントでご質問のあった廣瀬選手のコンバージョンについてですが、僕が記憶している範囲では水野選手が蹴ったのは、昨年のマイクロソフトカップだと思います。チームの方にも確認したのですが、今季のトップリーグについては廣瀬選手がすべてのコンバージョンを蹴っているようです。

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いよいよ決勝戦。

いよいよ決勝戦である。日本選手権は2月4日から始まったから、22日間の短期決戦だったのだが、ものすごくいろんなことがあったように感じる。早稲田に対するタマリバの健闘、コカ・コーラWJのNECへの果敢な挑戦、早稲田の快挙、三洋電機対NECの激闘。最後も質の高いゲームを期待したい。雨は降ってほしくないのだが、曇り空はなんとなく激しい肉弾戦に相応しい気もする。

土曜日は、JSPORTSのスタジオで、スーパー14のクルセイダーズ対シャークス戦の解説をした。シャークスの先発スタンドオフ(SO)は、期待通りトニー・ブラウンだった。画面に顔のアップが映し出されると、まゆの部分に日本選手権で負った傷跡が。なんだか、向こうの実況者に「これ、このあいだのNEC戦で切ったんだよ。凄いタックルしていてね」なんて、説明したくなった。シャークスはブラウンを待っていた。元NZ代表で19テストマッチに出場し、スーパー12で83試合出場の経験は絶大なる信頼感があるのだ。立ち上がりからブラウンは素晴らしいプレーを見せたけど、残念ながら左膝を痛めて途中交代となった。おそらく大事には至らない怪我だと思う。

それにしても、クルセイダーズのゲームメイカーであるSOダニエル・カーターのプレーには感心させられた。ピンチを一気にチャンスにするロングタッチキック、タックラーを幻惑するステップワークと周囲を生かすタイミングのいいパス。惚れ惚れした。多くの人に見て欲しい選手だ。

ちなみに、日曜日の深夜は、JSPORTS3でアイルランド対ウエールズの生放送もある。僕、解説です。ラダック監督が突然辞任してしまったウエールズ、どうなる?

◎愛好情報
ここ数日、ラグビー協会から次々にプレスリリースが流されているが、3月4日、5日は第2回の全国小学生タグ・ラグビー選手権大会が秩父宮ラグビー場で開催される(入場は無料)。4日には、4月の日本代表戦のチケットなどがプレゼントされる抽選会。5日は、サントリーサンゴリアスの選手達が初心者向けのラグビー教室も行われるようだ。詳細は、日本協会のHPをご覧ください。
また、4月3日~9日には、熊谷ラグビー場で第7回全国高等学校選抜大会(24チームが参加)が開催される。この大会には、全国各地区から選抜されたチームに加え、実行委員会の推薦のチャレンジ枠というのがあるのだが、今年は、近年、東京都で常にベスト4に入っている東京朝鮮中高級学校、そして福岡高校が出てくる。福岡高校といえば、新日鐵釜石で活躍した森重隆さんが監督である。出場校、組み合わせの決定は、3月23日。

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