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TL最終節結果

日曜日は秩父宮ラグビー場だった。トップリーグ最終節の戦いの中で、東芝対三洋電機戦をJSPORTSで解説した。試合前、秩父宮ラグビー場入口近くで、三洋のオライリー選手と会った。この日は怪我で欠場。「僕、東芝好き。がんがんやりたかった。病院では2か月かかると言われているけど、1か月で治す」と言っていた。さて、試合のほうは、三洋が勝利すればトップ4の可能性もあっただけに白熱した。

東芝にトライされても、インゴールで「まだまだ!」と声が聞こえたし、SOトニー・ブラウンのPG、モールを押し込んでのFL赤井のトライなどで追撃。後半10分、CTB霜村のインターセプトからのトライで30-33として食い下がった。このあと、大きく崩れてしまったけど、三洋の頑張りには感動させられた。特に、トニー・ブラウンには、しびれた。巨漢・侍バツベイに真っ向タックルし、何度か吹っ飛ばされていたけど、それでもジャッカルでボールを奪い取ることもあったし、難しいPGを次々に決めた。NZでも人気のある選手なのだが、それがよく理解できた気がする。

しかし、東芝は強かった。薫田監督も「やっと納得できるゲームができた」と語り、選手の判断によってボールを動かし、適度な深さのサポートから次々にボールがつながったトライを評価しているようだった。初めて見た人も楽しめる試合だったのではないかと思う。試合前日、冨岡キャプテンに話を聞く機会があったのだが、「明日は、タイトルではないけど、リーグ1位通過というタイトルをとるつもりで、しっかりした試合をしますよ」と話していた。その言葉通りの内容だった。「関東学院の試合を見て、テンションが上がりました。頑張らなきゃ」とも言っていたのだが、関東学院のSO藤井、CTB高山の両選手は東芝入りする予定で、二人のプレーに刺激を受けたようだった。

東芝は1位通過。2位はサントリー。ヤマハ発動機は神戸製鋼を破って3位。4位には、NECの気迫のこもった防御と猛攻に苦しみつつ、トヨタ自動車が滑り込んだ。NECの鉄壁の防御にはプライドを感じた。それをはねのけたトヨタ自動車も立派だった。

残留争いは、コカ・コーラがクボタに快勝して入替戦を回避。11位のリコーと12位の日本IBMが入替戦に、セコムとワールドは自動降格となった。これでトップリーグは一区切り。得点王は、サントリーのライアン・ニコラス選手(159点)、トライ王は、三洋電機の北川智規選手(19トライ)。同じく日曜日に行われていた「トップチャレンジ1」では、九州電力が三菱相模原を、49-12で破り、トップリーグ自動昇格に向け、一歩前進した。

トップリーグ5位~10位のチームはシーズンを終えることになる。すぐに各チームとも来季への準備に入ると思いますが、ひとまずはお疲れさまでした。

上位4チームのプレーオフは、1月28日に行われる。組み合わせは以下の通り。
・東芝ブレイブルーパス 対 トヨタ自動車ヴェルブリッツ
・サントリーサンゴリアス 対 ヤマハ発動機ジュビロ

◆トップリーグ最終節結果(14日)
NECグリーンロケッツ●15-19○トヨタ自動車ヴェルブリッツ(前半0-8)
東芝ブレイブルーパス○66-30●三洋電機ワイルドナイツ(前半26-20)
セコムラガッツ●24-27○日本IBMビッグブルー(前半7-10)
クボタスピアーズ●34-54○コカ・コーラウエストレッドスパークス(前半22-19)
ワールドファイティングブル●26-35○リコーブラックラムズ(前半12-12)
神戸製鋼コベルコスティーラーズ●26-37○ヤマハ発動機ジュビロ(前半12-12)

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    コメント

    皆さんあまり書かないけど、駒場陸上競技場で行われたセコム×日本IBMの試合も生き残りをかけたいい試合でしたよ。ロスタイムまで同点、このまま終わればセコムは自動降格を免れる。ロスタイムが10分近くもあり長すぎたと思うのですが・・・。ともかく、最後、日本IBMのPGが入いるまで会場は入場者数が多くないにも係わらず、すごい盛り上がりでした。セコムよ、自動降格となってしまったけれども、待ってるぜ。一年でトップリーグに帰って来てね。

    投稿: ハメ | 2007年1月18日 19:34

    大畑選手の怪我は、右アキレス腱断裂だったんですね。驚きました。
    手術が成功しますように・・・。

    投稿: サファイヤ | 2007年1月16日 09:10

    ところで、ここでラグビーに関する質問したら、場合によっては返答していただけるのでしょうか?私の知りたい事は、①降格したチームの選手は、チーム移籍は自由に出来るのでしょうか。1年間の出場禁止対象に成るのでしょうか。②外国のチームに、企業名の入ったチーム名は有るのでしょうか。NEC harlequins のNECって、あのNEC?イタリアのベネトンと名前が入ったチームは、やっぱりあのベネトンがスポンサーなのですか?

    投稿: rugbyhead | 2007年1月15日 23:44

     神戸スティーラーズは本当に弱く成りました。残念至極です。
     プレーオフはステップラダー方式でやった方がいいと思いますけどね。
     ところで、トップリーグの写真入りの選手名鑑って、売ってないのですか?ラグマガの付録じゃなくって、本に成った物ですけど。

    投稿: rugbyhead | 2007年1月15日 21:30

    この時期にトップリーグ5位~10位のチームはシーズンを終えるのはどうかと思う。
    来年の日本選手権はもっとせめて6位まで、できれば8位まで拡大してほしい。プレーオフ制にしたことでレベルアップに繋がらないんじゃ意味がない。
    ノックダウン方式で一発勝負にかけるトップリーグチームの試合でリーグ戦での戦いとはまた違った気迫を見てみたい。

    おつかれさまを言うにはまだ早すぎますよね。

    投稿: ターボ | 2007年1月15日 20:34

    日本IBM対セコムの中継にはがっかり。。あとで劇的PGで日本IBMが勝ったことを知りさらにがっかり。。

    投稿: カン | 2007年1月15日 18:14

    休日はトップリーグ三昧。観戦した理由は日本のトップの試合なのであればミスも少なく、楽しめると思ったからである。
    特に三洋X東芝の試合は点数だけ見ると大味な試合ではあったが、少々タッチフットみたいで面白かった。東芝はハンドリングが良く、フォローが分厚い。何より接点が激しくDFがいい。ラック主体のチームが多い中、きっちり立ってプレイしているので展開が速い。またゲームを面白くしたのはT.ブラウンで内容で負けていても、PGで競ってくれるとゲームの面白みは薄れず前半の三洋の検討は光った。新しい発見として東芝のSOはDFとどこまでゲームを組み立てられるかは分からないが、人に強い。FWが劣勢になった時にどういったプレイをするか拝見したい。この手のタイプのSOはかつて代表にはいなかった筈。
    NECのゲームもなかなかスキルが高く、興味深い。逆につまらないゲームだったのは神戸だった。
    この三試合で痛烈に感じたのは外国人のスキルと精神力には脱帽した。特に元NZ代表の選手のすごさは半端ではない。もうピークを過ぎた選手ばかりなのにボデイコントロールとパスの巧みさには、これは日本人には出来ないと確信すらする。クリブ、ブラウン、マクラウドは完全に別格。
    ブラウンはさほど起用には見えないがキックの多彩さ。しつこいDF。日本人にも真似が出来るプレイヤーだと思う。
    最後に日本人のレフリングは本当にうるさい。主役は選手。もう少しボリュームは下げましょう。鼓膜が破けそうです。

    投稿: ponta1415 | 2007年1月15日 17:20

    オライリー選手は客席から離れて観ていると日本人と区別がつかないときがあります。髪の毛が黒いこともあるのでしょが、代表としてのジャージイが板についていてちょっぴり嬉しくなります。トニー・ブラウンの直向なプレーも同じく
    宮地監督の無念を今年こそ!と応援していましたが、なかなか難しいものですね

    投稿: ナベゾ | 2007年1月15日 13:21

    さすがにリーグ戦最終節、白熱した良い試合が多かったですね。
    大学選手権決勝があった13日に組まれた1試合も14日に集中させて行えばよかったのに、と思いますけどね。観客が1000人ちょっとというのはあまりにも寂し過ぎます。

    投稿: マスター | 2007年1月15日 12:03

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