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ベスト8進出プロジェクト発足

月曜日の午後2時より、日本ラグビー協会のジャパンクラブで、ATQプロジェクト発足の記者会見が開かれた。ATQとは、Advance to the Quarterfinalの略で、要するに「ベスト8進出プロジェクト」。2011年ワールドカップ大会でのベスト8進出に向けて若手を発掘、育成していく組織である。

会見では、組織の担当責任者である上野裕一氏(日本協会競技力向上委員会副委員長)が趣旨を説明。「代表強化はここ5年が勝負だと思っています。若い選手達をいかに育てていくかが大切。しかし、選手だけでなく、協会やレフリーも世界のベスト8のレベルに達しなければいけない。そういう意味では対峙する相手は我々の中にある。スタッフも、アマチュアの時代からプロフェッショナルの時代に移行しなければいけない」

プロジェクトの詳細は、日本協会HPなどでいずれ紹介されると思うのだが、概略を紹介すると…、プロジェクトの選手育成計画では、18歳~23歳の約30名のアカデミーを作り、年間を通してアカデミー合宿を実施。プレ・アカデミー(17歳以下)を地域別に組織して全国の優秀な選手を発掘・強化。ハイパフォーマンス・ユニット(19歳~25歳)として、将来、代表の軸になるであろう選手を最大10人選び、ニュージーランド・ワイカト協会、オーストラリア・ニューサウスウェールズ協会のアカデミーコースに派遣。栄養学、リーダーシップ、ディシジョンメイキングなどの各種セミナーを受講。英語学校にも通い、国際的に通用する選手を育成する。すでに両協会との調整は行われており、4月1日より、海外派遣が開始される予定。上記の2協会は、優れたアカデミープログラムを有すると、調査して決定された。

プロジェクトの中心となる、全体統括・選手発掘マネージャーには、元法政大学ラグビー部監督の山本寛氏が就任。コーチングディレクターには東芝ブレイブルーパスを日本一に導いた薫田真広氏、パフォーマンスマネージャーにIRB(国際ラグビーボード)から日本協会に派遣されているトニー・フィリプ氏、そして予算管理や関係各所との交渉など担当するハイパフォーマンスコーディネーターには、慶大卒の中里裕一氏が就任。すでに、中里氏は、前職を辞してフィリプ氏とフルタイムのスタッフとして活動中。山本、薫田両氏も、会社からの出向という形で調整中だ。

薫田氏は「私の役目は、いかにアカデミーの選手をトップリーグの試合に出場できるレベルにしていくか。任務は責任を持って全うしたい」と新たなチャレンジに意欲的だった。4月中旬に予定されているNZU来日シリーズでは、U21、U23日本代表が組織されるが、これを薫田氏が中心になって率いることになる見込み。3月上旬にATQスコッド選手が、中旬には海外派遣選手と2007年度アカデミー選手が発表される予定になっている。

会見では、選手の発掘育成に本腰を入れる意気込みは伝わってきたが、成果があがらなければ意味はない。本来は、2011年までと区切らずにやるべきプログラムではあるが、上野氏によれば、目標をぼやけさせないように「今回は目に見える形で短期間で成果を出したい」とのこと。スタッフがプロフェッショナルであることは、このプロジェクトが過去のものと大きく違う点である。結果が出せなければ厳しい評価を下されることになる。

さて、どんな選手たちが選ばれるのか。日本代表スコッドのなかにも、ATQスコッドが含まれているようだ。まずは、ATQスコッド、アカデミー、そして海外派遣選手が誰なのかに注目したい。

それにしても、今年は注目しなきゃいかんことが多いなぁ。

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    コメント

    いろいろな報道の内容に目を通しましたけど、このATQプロジェクトの事業責任者って見当たりませんね。
    プログラムをやり遂げる責任は誰にあるのでしょう。
    やっぱりというか、とても心配です...何とかの二の舞の臭いを感じます。

    投稿: マスター | 2007年2月27日 14:56

    平尾プロジェクトの二の舞にならないことを期待します。

    投稿: 3 | 2007年2月27日 09:10

    来日するNZUと対戦するためにU21日本代表が編成されるのは朗報ですね。U23日本代表とともに毎年継続的に編成され同一カテゴリーの外国チームとの試合を経験できるよう期待したいです。
    ただ、村上さんが書かれている通り「結果が出せなければ厳しい評価を下されることになる」べきだとは思いますが、誰が評価を下すのかが問題ですね。
    ATQプロジェクトが競技力向上委員会の配下にあることが気になります。むしろ、日本代表と同様、独立の事業部として設置され、事業部長もまたプロフェッショナルな人材を登用すべきではないでしょうか。権限(予算と人事)と責任(理事会および会長に対する)を明確にした形で。
    現在の代表チーム事業部にも同じことが言えますが。

    投稿: マスター | 2007年2月27日 08:47

    いよいよ尻に火がついたか
    これに頼らずとも、海外で腕試ししたい人は大勢いると思うので、みんな語学力身につけましょうね
    桑田選手の様に

    投稿: ナベゾ | 2007年2月27日 06:35

    優秀な人材が早く世界を知り、備えてゆく体制は理想の強化です。

    所属チームとの折衝などスタッフは大変だが、2011ジャパンのため頑張ってもらいたいですね!

    投稿: ひなP | 2007年2月26日 23:24

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