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ジュニアAB戦結果とお知らせ

雨のち曇り。日曜日の秩父宮ラグビー場に集った観客は、13,123人。ホームの温かい応援を背に、日本代表は前半、3-10とジュニア・オールブラックスと僅差勝負を繰り広げた。SO安藤のPGで先制し、積極的に仕掛けてCTB今村らが大幅ゲインを勝ち取り、ディフェンスで粘る。オーストラリアA代表に50-0と快勝したジュニア相手に前半を1トライに抑えた防御は高く評価されていい、一次攻撃からは防御を崩してもいた。しかし、トライは獲れなかった。ゴールラインに数度迫りながら、スコア出来なかったことは、最終的には大量失点につながったと思う。2次攻撃以降に、どうボールを運ぶかは、今後の課題になる。周到な準備で、もっと果敢に仕掛けたい。

後半4分、ジュニアCTBトゥイプロツに防御ラインを破られると、直後のキックオフからWTBトゥイタバキに大きくゲインされ、SOブレットにトライを許し、あっという間に22-3と引き離された。激しいコンタクトプレーのなかで疲労が蓄積し、選手達の足は次第に動かなくなった。キャプテンを務めたLO大野は言った。「前半は思った通りのゲームプランでした。しかし、後半はジュニア・オールブラックスにスキルの高さを見せつけられた。それに対応できなかった」。その言葉通り、疲労の蓄積した日本代表選手達にとって、ジュニアの選手達の鋭角的なステップや瞬時の加速は、止めるのが難しいものだった。

パシフィックネーションズカップ(PNC)は終わった。日本は1勝4敗の最下位。試合内容は昨年に比べて長足の進歩を遂げたが、W杯で勝つチームになるには課題が多い。ジョン・カーワンHCは「ポジティブな要素が多い大会だった」と語った。指揮官として当然の言葉だと思うし、実際に向上した点は多かったが、ワールドカップまでの残り時間を考えれば、楽観はできない。選手達はしばし身体を休め、今後は絞り込まれた課題を練習で克服し、8月の試合で最後の仕上げに入る。アキレス腱の手術からのリハビリを続けている大畑大介選手は報道陣に囲まれ、「経過は良好。大畑大介は必ず(グラウンドに)帰ってきます」と力強く語った。得点力不足の今、トライの嗅覚に優れるWTBの復帰が待ち望まれている。

◆試合結果
日本代表●3-51○ジュニア・オールブラックス(前半3-10)

◎お知らせ「愛好日記トークライブ・第8弾」
【トンガと日本、夢の架け橋】
ゲスト=ノフォムリ・タウモエフォラウ(埼玉工業大学ラグビー部ヘッドッコーチ)

「ラグビー愛好日記トークライブ」第8回目のゲストは、トンガ人留学生のパイオニアで、トンガ人として初めて日本代表キャップを獲得し、三洋電機では神戸製鋼と死闘を繰り広げた名WTBノフォムリ・タウモエフォラウさんです。1987年の第1回W杯に出場、89年にはスコットランド代表を破る快挙を成し遂げた日本代表メンバーでもあったノフォムリさんに、国を代表すること誇りや、日本とトンガの関わり、外国人選手として日本で活躍してきた様々なエピソードなどを伺います。真夏の夜、熱いトークになると思います。懇親会もあり。席に限りがありますので定員になり次第締切りとなります。
◆日時  8月11日(土) 午後6時開演(5時半開場)~8時 
◆場所  『文鳥舎』三鷹市下連雀3-32-3 グリーンパルコB1
Tel:0422-79-3777  Fax:0422-79-3777
bunchou@parkcity.ne.jp
http://www12.plala.or.jp/bunchousha/
◆入場料 2,000円 定員約50名
◆懇親会 3,000円 定員約30名(終演後、1時間半程度立食パーティー)
※ご予約開始は、6月27日(水)午後3時より、メール、FAX、電話で。HPで座席の確認ができます。

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    「日記」カテゴリの記事




    コメント

    ハカの件ですが
    サモア、フィジー、トンガ戦ではリコの指揮でやっていましたが
    リコがABsに上がった後の
    オーストラリアAの試合は指揮する人が居なかったからでしょうか??やってません。
    あまりカッコ良いハカじゃないですが・・・
    試合後にやったのはおそらくサービスだと思います。

    投稿: ラグオ | 2007年6月26日 21:27

    結果的には予想通りでしたが、前半のディフェンスの頑張りは素晴らしかったですね。

    オフェンスに関しては、皆さん様々な印象をお持ちの様ですが、個人的には「ランニングスキル」の差を思い知らされました。

    Jr.ABのトゥイプロツ選手等の動きを見てると、当Blogの「代表合宿にてJKが現役時代にやっていた『森の中をトップスピードで駆け抜ける』練習法を遠藤選手に伝授していた」旨の記事を思い出しました。

    「余計なフェイント」を入れることなく、トップスピードでコース取りを変える事で相手を抜き去る技術。 持って生まれたセンス、強靭な下半身と激しいトレーニングのなせるワザでしょうが、なんとかジャパンにも体得して欲しいものです。

    投稿: you3 | 2007年6月26日 11:49

    Jr.ABとJAPANのFW平均体重が3kgしか変わらないというのも驚きでした。
    もうあんまり大きさの違いを言い訳には出来ないですね。

    投稿: らぐじ~ | 2007年6月26日 09:47

    ハカは、全てやってない事はないと思います。フィジー、サモアあたりとやったときに
    お互いやってたと思います。(間違いだったらごめんなさい)それと意識的に、最後にしたのではないと思います。リコが、ABsに行ってリードする人がいなかったと言うのが本当だと思います。(多分)
    最後にやってくれたのは、サービスだとおもいますよ。。。

    投稿: FL7 | 2007年6月26日 07:13

    「JrABはこの大会の全試合でハカをやっていない」 と上田昭夫さんが場内FMで言っていました。試合後のハカは、優勝したときに行われるそれではないでしょうか?
    私はバックスタンドにいましたが、遠くて後ろ向きだったのにもかかわらず迫力を感じました。
    生観戦できただけでも新幹線で上京した価値はあったと思っていたところへ、うれしいプレゼントでした。

    投稿: sasa | 2007年6月26日 01:06

     試合後にHAKAやったそうですね~。
     と言うことは~、日本を破って全勝優勝する事を前提に、表彰後にやろうって、計画してたって事でしょうか。だったら、悔しい~っ!舐められてるってことでしょ?日本にはどうせ勝てるからって思われていたのでしょ~。
     舐められても仕方ないけれど、やっぱり悔しい。ニュージーランドのヒツジ全部に脱毛クリーム、塗りたくりたいくらいです。
     しかし、本当に悔しさを跳ね返すには勝利するしかありませんけれど。

    投稿: rugbyhead | 2007年6月25日 21:42

    気になる事がもう一つ
    ゆずはどうしてるんでしょう?
    今回は威風堂々たる勇士をいかにしてフランスへ送り出すのやら
    もはや今更と言わず、”ゆず”の次は”コショウ”でもなんでもいいから応援歌で送り出してあげたいのだけれど

    投稿: ナベゾ | 2007年6月25日 21:12

    村上さんこんにちは。初めてお便りします。先日のジュニアAB戦をテレビ観戦しました。観ていて一番驚いたのがマーシュの一発シンビンでした。と、言ってもレフリングについてではありません。今まで接点の攻防の中でラフプレー以外のシンビンをもらったジャパン選手(国際試合、特に格上相手)というは僕の記憶では一人も思い出せなっかたからです。シンビンは確かに褒められた事ではありませんが、犯則ギリギリ、シンビンぎりぎりのファイトをしているという事だと思います。昔、故宿沢氏が確かワールドカップのジャパン対ジンバブエ戦だったと思いますが、負けているジンバブエの方が極端にペナルティ数の少ない事に触れて「負けているのにオフサイドすらないのは一概に良いとは思えない」と発言していたのを思い出します。
     正直、僕はジュニアAB相手に退場かましたマーシュにさすがは国際級のプレーヤーだと妙な納得をしてしまいした。

    投稿: クタカタ | 2007年6月25日 17:33

    JAPANのトライ。一本でいいからみたかった!記事をTBさせていただきました。よろしくお願いします。

    投稿: SANDA | 2007年6月25日 16:01

    この一週間、腰と右足の治療に専念するため、ほとんどの練習に参加出来ずに先発の責任を果たした安藤選手に敬意を表したい。SO経験者にしかわからない彼の一連の動きは、一般ファンの方々にはわかりずらいかもしれません・・・ 一戦一戦、確実に成長してきた安藤選手の今後の活躍に期待したい。

    投稿: ケイティー | 2007年6月25日 14:59

    どの競技でも同じでしょうけれど、試合に負けると(的を得たもの、得ないもの含めて)選手や監督・関係者が方々で叩かれているのを見るのはとても辛いですね。
    ラグビーファンの中でも特に安藤選手に厳しいものが多いようですが、何度も飛ばされながらも頭からタックルに入っている姿を見ると、僕は感動に近いもの覚えました。

    投稿: ナオキ | 2007年6月25日 09:44

    村上さん、こんにちは。
    前半のDFが80分間続くようになると、もっと面白い結果になったと思います。
    が、オフェンスはまだまだですね。
    W杯まではオフェンス重視でやって頂きたいと思います。

    ちょっと質問なんですが、
    昨日表彰式後にHAKAを疲労してくれましたが、HAKAって試合後にもやるものなんですか?

    投稿: チロ | 2007年6月25日 09:32

    JAB相手に、試そうとしたことが試せて、日本代表のプレーのレベルを正当に評価できるという意味で良いゲームだったのではないでしょうか。
    4年前はそうではなかったですものね。
    ところで、7月の中標津合宿にアレジ選手を招集するという報道がありますが、全治5ヵ月と診断された人が2ヶ月ちょっとでプレーできるのでしょうか?疑問です。

    投稿: マスター | 2007年6月25日 08:20

    そうそう、ハカどうしてやらなかったんでしょうね
    また何かあったのかな?
    人間到る所青山ありってぐらいで、青山ならハカじゃなきゃ
    墓地もあるでよ〜

    投稿: ナベゾ | 2007年6月25日 05:01

    7月15日からの北海道合宿に大畑選手とアレジ選手を招集とのことですが、この2人以外の追加召集の可能性は無いのでしょうか?例えば後藤選手。
    怪我人も増えてきていますし、バックアップの薄いポジションもあるので直前になっていきなり召集とならないようにあと数名は呼んどいてほしい気がします。
    やはり代表チームの場合30人が限度なんでしょうか?

    投稿: ken | 2007年6月25日 02:27

    六本木を徘徊してた^^;ノヌにサインもらいました♪あの腕のぶっといこと!
    ジェーンは赤信号の六本木交差点をあの走りで突っ走ってました^^;車きてるのに・・。

    ノヌもハイタックルとかの心配はあるけれども、ブレイクは鬼です。なんとかW杯最終スコッドに入ってほしいのですが。
    W杯での活躍が見たい♪

    投稿: ターボ | 2007年6月25日 02:22

    もうSOは安藤じゃダメ。アレジか小野の併用でいかないと厳しい試合展開ばかりになる。カンフル剤としてフランスW杯にチームとして帯同するTL東芝とサントリーからパワーを貰うのも一つの手だろう。アタックの強化が至上命題なのは明白なのだから。

    投稿: ローズプレステージ | 2007年6月25日 01:52

    朝一の電車で家を出て、只今 帰宅しました。試合開始頃から雨が降り出し、昨年のイタリア戦のブーイングが思い出だされましたが、大健闘・大興奮でした・・・・前半までは。
    マーシュのシンビンからDFが崩れだし、後半はリザーブメンバーが出れば出るほど機能しない感じでした。2チーム作るのは難しいのでは無いでしょうか?

    投稿: 北陸のファン | 2007年6月25日 00:54

     HAKA無しは、観戦に行ったお客様には残念だったでしょうね。チケットのお金のほとんどは、HAKA代なんですから。

     しかし、80分守り通すのは無理でしょうから、もっと攻撃時間を増やさないと。それをどうやってやるのかが、難しいのでしょうが……。
     15対15だと負けても、15対1なら勝てるから、相手のキープレーヤーを15人がかりで潰してしまうのはどうでしょうか?たとえば皆で、ひたすら相手SOにぶつかり続けて、前半の内に動けなくしてしまうってのは、無理でしょうか?

     渡邉 泰憲選手の「痛い、痛い」は、ご本人には悪いですが、笑えた。

    投稿: rugbyhead | 2007年6月25日 00:27

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