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マーシュ選手のこと

朝起きてメールを確認すると、小林深緑郎さんから情報が入っていた。小林さんが早起きしてDaily Yomiuriを読むと、IRBがグレン・マーシュ選手の日本代表資格を否定したという記事が出ていたとのこと。

マーシュ選手は、1999年に、NZ・A代表入りし、4試合に途中交替出場している。相手は、オールブラックス、フランス、オーストラリア・バーバリアンズ2試合。現在、NZ協会は、A代表を「ジュニア・オールブラックス」と呼んでいるので、ちょっと分かりにくい面があるのだが、問題は、マーシュ選手がプレーしたチームが国代表に準ずる第2代表だったかどうかということ。IRBが下した結論は第2代表というものだったわけだ。

これまで日本協会は、マーシュ選手のA代表の経歴を見て、彼を代表に選んでこなかった。しかし、ジョン・カーワンHCになったのを機に念のため確認すると、NZ協会から「国の第2代表での出場記録なし」と回答があった。今回の結論を見ると、その時にIRBに確認しなかった日本協会にも問題があるし、「出場記録なし」と回答したNZ協会にも疑問がわく。そして、これはDaily Yomiuriのリッチー・フリーマン氏の記事にも書いてあるのだが、オーストラリア7人制代表の経歴をもって、日本代表資格無しとされた、ダミアン・マクイナリー選手と同じオーストラリア7人制代表でプレーしたスティーブ・デヴァイン選手が、オールブラックスの一員として2003年W杯に出場するという例外もあった。IRBも揺れた過去がある。

規定が厳然としてあるのは承知だが、毎度、代表資格問題はやりきれない思いになる。突然助っ人のように代表入りする選手ならともかく、マーシュ選手のように丸6年も日本でプレーしている選手がA代表途中出場の経歴で、W杯への道を閉ざされる。マクイナリー選手や、ウーリッチ選手(クロアチア7人制代表の経歴あり)にしてもそうだ。

日本協会は当然、IRBに再確認するようだが、当初「出場記録なし」としていたNZ協会が、IRBの判断に委ねている現状では結論は覆らないだろう。

追記◎日本協会は26日午後、代表資格が認められなかったグレン・マーシュ選手代わり、浅野良太選手(NECグリーンロケッツ)を日本代表メンバーに加えることを発表した。


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    コメント

    この件について、太田GMが、ブログ中で、「本件については当初、マーシュ選手が持つ、NZ A代表の代表暦に対し、NZ協会からNZA代表は、NZ代表に準ずるチームかどうかわからないとの回答をもらっていました。」と述べていますが、協会のコメントと相違があります。当然ですが、責任の所在を明らかにいくべきでしょう。

    投稿: さるぞう | 2007年7月27日 17:56

    今回の件、完全にJRFUのマネジメント不足です。
    どうすることもできない事実に対して悔しくて涙が止まりません。

    代表候補選出の段階でウーリッチ選手、マクイナリー選手はIRBに資格照会したのに対し、なぜグレン・マーシュ選手はIRBに資格照会しなかったのか。
    JKがNZ協会からOKを貰ったからIRBに資格照会をせず選んだ。
    全てJKにおんぶにだっこで、マネジメントするセクションが機能していない事を露呈しています。
    「IRBへの憤りを感じる」だけでは済まされない。
    まず説明すべき人が説明責任を果たす必要があります。
    そして、JRFUは、IRBに対し抗議すべき事は抗議すべきです。

    ただ、もうRWCまで時間がありません。なかなか難しいですが、前向きに考えるしかありません。
    大変残念でなりませんが、僕はJKを、現Japanスコッドを信じています。「Believe」


    この春右膝の手術をし、PNCフィジー遠征中も痛め、一旦NZに戻り状態を確認した上でグレン・マーシュ選手はPNC3試合、我々Japanの為に、自身のRWC出場に全てを賭けて全力を尽くしてくれました。
    Japanで魅せてくれたグレン・マーシュ選手のプレイから彼の魂は、JK、Japanスコッド、我々サポーターの全ての心に響き伝わっています。

    グレン・マーシュ選手には心から敬意を持って感謝の意を表します。

    投稿: FlankerNo6 | 2007年7月27日 11:20

    マーシュがこんな事で腐ったりしないと信じているけど、このまま「ご苦労様」ってのは、我々ファンとしての道義に反する
    もしホントに資格剥奪なのだとしたら、日本代表に懸けたマーシュの純情を我々ファンが懇ろに鎮めないとなるまい
    村上さん。もしマーシュが仏に行けなかったら、この秋はトークライブのゲストにマーシュ呼んで頂き、共に無念を分かち合いませう!
    よろしくどうぞ

    投稿: ナベゾ | 2007年7月27日 05:15

    W杯に出れる最後のチャンスとここまでがんばってきたマーシュの気持ちを思うと・・・。ここでハイさよさらはひどすぎる。

    なぜ協会はNZだけに確認をとって、マクイナリーのときみたいにIRBにとらなかったのか・・・。
    協会はマーシュに謝ってもすまない問題だと思う。

    IRBもほんとに規定があやふやだし。
    もしかしてIRBに確認をわざわざとらなかったらそのままIRBも把握しないでW杯に出場できたんじゃないかと思ってしまいます。

    投稿: ターボ | 2007年7月26日 23:39

    「仕方ない」は久間大臣さんと同じで、N山さんの反発を買ってしまいました。スミマセン。

    私も怒っていますし、日本協会、NZ協会、IRBどこかに大きな責任・チョンボはあるとは思うのですが、この件だけが突出した判断例でもないようですし、

    ともかく、9月のW杯に向けたチームつくりに、専念して欲しいんです。

    エリサルド解任のあとも、アジア予選を勝ち抜いて、批判は止まりました。いつまでもグジグジ言わないで、前を向いて欲しい。ただ、2~3日は、グジグジ言われても仕方ないかもネ。

    投稿: トンガリキッズ | 2007年7月26日 20:08

    マーシュ選手の離脱でオライリー選手の怪我からの復帰の必要性が増しました。替わりにスコッド入りした浅野選手も頼もしい選手ですので応援したいです。

    投稿: ラグネコ | 2007年7月26日 19:41

    マーシュ自身が今どれだけ悔しいかと思うと、とてもじゃないですが「仕方ない」などと思えません。
    あんまりだあ。

    投稿: N山 | 2007年7月26日 19:17

    IRB主催のパシフィックネイションズカップに日本代表として登録され試合(テストマッチ)に出場したグレン・マーシュ選手が、今になってIRBから日本代表資格を否定された。
    この事実に、IRBはどのように対処することになるのでしょうかねぇ~

    投稿: マスター | 2007年7月26日 17:59

    いえ、今回はどう考えてもIRBに否があるでしょう。
    明確なようで、実際は解釈次第では何とでもなる規定であることがはっきり分かりましたから。

    この傾向の裏にはヨーロッパや日本に代表クラスの選手を引き抜かれる危機感を持っている南半球のお国事情があるかなって思うのは考えすぎですかね・・・・・。

    投稿: M | 2007年7月26日 16:06

    日本協会のチョンボですね。
    判定するのはIRBですし、NZ協会の回答の根拠となった事実(マーシュ選手の試合出場記録)もきちんと調査していなかったようですしね。裏を取らないスタッフのミスです。
    今後、同じ失態を繰り返さないよう日本協会には対処してもらいたいものです。

    投稿: マスター | 2007年7月26日 13:40

    まあ仕方ないですね。もう終わった事にしないと。特に2015年招致に向けて、NZとも仲良く友好的にしてもらいたいと思います。クレームつけても生まれるものありません。

    …ここまでの強化が何だったんだろうとは思いますが、W杯直前。今はもう何が起きても前だけ見るしかない、と思います。

    投稿: トンガリキッズ | 2007年7月26日 12:22

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    受信: 2007年7月27日 12:30

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