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W杯13日目/トンガ躍動

Lequipe1

22日(日曜日)の朝、パリは曇り空。こちらのスポーツ紙「レキップ」の一面は、アイルランドを破ったフランスの記事。決勝トーナメント進出に望みをつないだことが書かれているようだ。僕は解説ではなかったので、ホテル近くのバーで試合を見ることにした。まずは、「Le Rugby」という店に行ってみると、写真のように超満員。このお店は、往年のフランス代表選手の写真などが所狭しと飾られている。あまりに人が多かったので静かなバーに移動して観戦した。

Lerugby

試合は、フランスの完勝だった。スクラムでプレッシャーをかけ、キックで陣地を取り、手堅くゲームを進めた。ミシャラクのキックからのトライが勝利を呼び込んだのだが、首脳陣の喜び方から察するに、アイルランドのブラインドWTBがディフェンスの時にどう動くかを分析してのキックだという気がする。トライしたWTBクレールの走り方が明らかにキックに備えているように見えた。アイルランドは攻めてはミスが多く、キックの陣取り合戦でも劣勢だった。この結果、順位争いは9月30日のアイルランド対アルゼンチンの結果次第。アイルランドは追い詰められてしまった。

午後、IBC(国際放送センター)で南アフリカ対トンガを観戦。南アは、主力メンバーを休ませて臨んだのだが、今大会好調のトンガが素晴らしいパフォーマンスを見せる。慌てる南アも珍しい。まだ見ていない人は、ぜひ。続いて行われたイングランド対サモア戦を解説。終盤は手に汗握る展開に。イングランドSOジョニー・ウィルキンソンは、黄金の左足を存分に魅せてくれる。こちらも、おすすめの試合だ。そして最後は、アルゼンチン対ナミビア。アルゼンチンは、トライが欲しい時にとれるしっかりしたチームだ。スクラムの強さ、細かなボールつなぎ、走り込むアングルチェンジの上手さ、タックルの低さなど感心させられることが多かった。

トンガの選手達を見ていて感じたのだが、なんだか楽しそうにラグビーをしている。相手に当たるのも、激しくタックルするのも、プレーに躍動感がある。もちろん、彼らの肉体の頑健さと、調子の良さが要因なのは分かるのだが、そういう気持ちを忘れないことが大切なんだと再認識した。日本代表も、カナダ戦はプレーする喜びが満ちあふれているような試合をしてほしいなぁ。それが勝利につながるような気がする。

深緑郎さん観察日記◎自慢の電波時計がカーディフでは見事に機能したらしい。「ここは電波が強い」と嬉しそうな笑み。深緑郎さんによれば、カーディフあたりの電波は、「ラグビー」から発信されているのだとか。ここで言う「ラグビー」とは、イングランド中部のラグビー市のことである。ラグビー発祥の地から電波が出ているって、なんだか嬉しいじゃないか。「パリにもラグビーから電波が来てるよ」と深緑郎さん。すっかり電波時計を使いこなしている。メディアセンターにエリスカップが置いてあったので、深緑郎さんと記念撮影。みんなこれを目指して戦っている。

Cup

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    コメント

    サモアVSイングランド戦は、まずはサモアのスピリットを賞賛したい。ハンドリングミスがかなり目立ち、致命傷になったがRUGBYの質は圧倒的にサモアの勝利だったし、NO8やリマを見ているだけでも十分楽しませてもらった。

    一方、これがRUGBYの母国かと思われるイングランドの戦いぶりは予想通りで、あまりにも退屈で不快に感じた。モールで反則を誘う。そしてDGで得点するイングランドの勝利の方程式は、まるで4年前と何ら変わりなく、未だにこのスタイルでは疑問を感じずには入れない。

    サモアに期待はしたが、悔しいがウイルキンソンにやられてしまった。何とかトンガには勝って、このあまりにも退屈なRUGBYを粉砕して貰いたい限りです。

    投稿: ponta1415 | 2007年9月23日 20:47

    トンガの生き生きしたプレーぶりには興奮というか感動すらおぼえました。
    ほんとに素晴らしいチームです。

    ジャパンはこのチーム力、意識の統一を目指してほしいなぁ。

    それにしても、イングランドは神様、仏様、ウィルコ様ですね^^;
    本当に彼が間に合わなかったら・・・大変なことでした。
    でもそれでも当たり前のようにみんなが期待してるプレーをしてしまうウィルコはすごい☆

    投稿: ターボ | 2007年9月23日 19:40

    村上さんおつかれさまです。村上さんが言われた様にこのワールドカップの舞台でラグビーをできる喜び、幸せをもっと感じて欲しいなぁ。もちろん世界を相手にして私にはわからない辛い、苦しい思いをしているでしょう。でも、ジャパンは日本のラグビープレイヤー、関係者、すべてにとって憧れなのです。自信を持ってほしい、借りはこの先で返せばいい、あきらめない限り負けたわけでは無いのです。前を向いていきましょう!

    投稿: りゅうくん | 2007年9月23日 16:58

    村上さんがおっしゃるように、「自分達はワールドカップで試合をしているんだ」という喜びを、Japanの選手達やスタッフだけでなく、我々サポーターも同じ気持ちを持たないといけないのかもしれませんね。

    残すはカナダ戦のみ。
    Japanは精一杯プレイして日々成長している。
    我々サポーターも精一杯応援しましょう。

    「We must believe」

    投稿: FlankerNo6 | 2007年9月23日 15:55

    エリスカップ前の記念撮影いいですね。
    プレスの方は自由に近寄れるのですか?
    さて1ヵ月後に誰が頭上に掲げているのか
    予想するのが楽しみです

    投稿: 瑞穂 | 2007年9月23日 15:10

    サモアはミスが多かったですし、ペナルティも同様でした。南アフリカ戦のサモアはどこへ行っちゃったのか、と思うくらい重かった感じがしました。一方、ドンガは元気がいっぱいでした。
    対カナダ戦、ジャパンの選手は後半体力もつかな~?

    投稿: rugbyhead | 2007年9月23日 10:41

    25日のカナダ代表戦は、日本代表にとって、2011年に向かっての重要な試合でもあります。
    今年1月にJKがヘッドコーチに就任して初めて世界と本気で向き合えるようになった日本代表。目前のW杯フランス大会と同時に2011年を視野にとらえて語ることができるようになりました。
    ボルドーでの試合は、2011年に向う道程の第1クールの仕上げの試合でもあります。まさにテストマッチ!
    W杯フランス大会の総括は、4年前からの日本代表の強化活動を対象にしなければならないと思いますし、2011年への展望が語られなければなりません。

    投稿: マスター | 2007年9月23日 09:37

    近年「エリストロフィー」と呼ばれているとは深緑郎さん情報ですけれど、このデザインは誰の首をモチーフにしているんでしょう?
    ボクにはうら若き乙女に見えるんですが、やけに耳のでかい美女だったんでしょう

    投稿: ナベゾ | 2007年9月23日 06:53

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    W杯予選プール「南アフリカ−トンガ」 代表戦はおろか、プレーヤーもなかなか生で観る機会が少ない南アということで 選んだこの試合。 <会場は北フランス・ランス(LENS)のスタッドBollaert> 新入生のガクラン姿のように、人口3万5千人の町に少しだけ不釣合いな4万4千人のスタジアム。しかしながら観客は4万人ほぼ満員だった。 <会場周りはちょっとしたお祭り騒ぎ> アメリカ、サモアを破り、決勝トーナメントの可能性もあるトンガ。 対して南アフリカ・スプリングボクスは出場停止のバーガー、ケ... [続きを読む]

    受信: 2007年9月24日 07:05

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