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大学トークバトル

5日の夜は、恒例になった全国大学ラグビートークバトル(主催・日本ラグビー協会、NHK)があった。例年、昨季トップ4の監督が勢揃いして、まもなく始まる大学選手権に向けて抱負など語り合う企画なのだが、もちろん、昨季の学生王者・関東学院大ラグビー部監督を辞任した春口さんの姿はなかった。春口さんは、同日夕方、入院先の病院で記者会見に臨み、今の心境を語った。「愛するラグビーを裏切ったことは間違いない」という言葉が切ない。徹底した調査の後、この件に関与しない選手達に早い時期にプレーする機会が与えられることを願う。

トークバトルの方は、早稲田大の中竹竜二監督、京都産業大の大西健監督、大阪体育大の坂田好弘監督、日本協会大学委員長の武村秀夫さんをパネリストに、上田昭夫さんと僕がコーディネーター、NHKの黒氏康博アナウンサーが進行して進められた。会場となった大崎のゲートシティホールには200名を超えるラグビーファンの方が詰めかけていた。

トーナメントでの注目カードや、各大学の注目選手など、トーク内容は多岐にわたったのだが、優勝候補筆頭の早大以外では、やはり東海大の評価が高く、初出場の拓殖大も注目であるという認識は一致していた。それぞれの監督が味のあるトークを繰り広げたが、特に京産大の大西監督は、ゆったりとした京都弁ながら、ジョークを織り交ぜ何度も客席を笑わせた。あのおっとりした口調で、毎年のように強力スクラムを作り上げてくるのだから面白い。

後半には、お客さんから募った質問コーナーもあって、「部員のしつけは大丈夫ですか?」と、関東学大のことに絡んだ質問も。この件については、100名前後の部員を抱える各監督にとって他人事ではないようだった。中竹監督は、ミーティングで、挨拶やグラウンドのゴミを捨てることなど、当たり前のことをしつこく伝えているようだ。大西監督も、生活のリズムをしっかすること朝から晩まで言い続け、坂田監督は、まず自分がゴミを拾い、それを見て部員も拾うようになるなど、先に指導者が示すようにしていることなど話していた。どの監督も、「繰り返し言い続けるしかない」と言っていた。

それぞれの監督が抱負を述べるコーナーでは、中竹監督が関東学院の問題に触れ、「今回のことは本当に残念です。しかし、(不祥事に関係していない)選手達を温かく見守ってほしいです」とファンのみなさんにお願いする場面も。会が終了した後も、中竹監督は「関東学院の学生達は一番よく挨拶してくれます。いいヤツらなんですよ」と、厳しい状況に置かれたライバルチームの選手達を思いやっていた。


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    コメント

    やはり、そういう感想である。

    関東学院大学ラグビー部員よる大麻の栽培問題について、前回は2人の部員だけの問題とされていたが、大麻という物の性質上、周囲の人間が何も知らないわけはないと思うのが、普通であろう。

    監督であった春口監督の指導能力が問われているが、指導能力が問われなければいけないのは何も関東学院大学のラグビー部に限ったことではない。そのことは後で触れるとして、今はその栽培に関与していたのが“現役”だけなのか、それとも“OB”も含まれるのか、そういうことが大きく問題になってくると思う。

    もし、“現役”だけの問題であったのであれば、何も廃部にすることはないと思う。が、これが近い“OB”を含む問題であるならば、大いに問題にすべきことだと思う。また、その大麻を試合や練習のために使っているのであれば、言語道断である。

    これはまだ捜査が進行中の事件であるので、結果が出るまではこれぐらいにするが、さて、先ほどの問題である。そう、『関東学院大学だけの問題でない』という、あれである。

    事の代償はあろうが、どの大学も決して胸を張って威張れるような代物ではない。第一、大学ラグビーの試合をテレビ中継でじっくりと見ていただきたい。大学ラグビーはヘッドキャップは規則で決まっているわけではない。だとすれば、ヘッドキャップをしているのは己の意志か、怪我の予防・軽減であるはずだが、大学の試合でもヘッドキャップをきちんとしていないものが大勢いる。

    あれは何だろう?

    なぜ、何ゆえ、監督・コーチ、仲間、OB、レフェリーはあれを注意しないのであろうか?ものすごく違和感がある。高校ラグビーではもうおなじみになった光景ではあるが、大学もか!、そういう感じがする。

    テレビ中継でも、解説者はそのことに一向に触れないし、話題にも上らない。日本のラグビー解説者はいったい何を見ているのだろうか?ラグビーもやっているだけ、勝つだけでいいと思っていたら、全く亀田兄弟と同じレベルということだ。

    そんな腐った日本ラグビー界である、どんな問題が起こっても全く不思議はないね。

    投稿: 不動 明 | 2007年12月 7日 18:25

    中竹監督があんなに饒舌だとは思いませんでした
    御大に囲まれながら臆する事の無いマイクさばきで上手くバランスされたように思います
    「打倒!関東」がキーワードに挙げられましたが、関東勢を支えるのは西からの面々
    昨日も東男は武村、上田のお二人だけでしたね

    投稿: ナベゾ | 2007年12月 6日 04:53

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    昨日、東京に出張した際にこの本を読んだ。 この本、はっきり言って超初心者向け。 狂会本を読んでいる人は読む必要すら感じられない。 小難しい用語も極力使わないように書かれているし、使われていても丁寧な解説が欄外に書かれている。 「はじめに」の所に、次のように書かれている。 『「ラグビー=ル−ルが難しい」が常に頭の中にあり、ラグビーの魅力を知る前にルールを理解しようと頑張ってしまったため、楽しむことができなかった。 (途中略) 「ルールはもういい!」と開き直ってスタジアムへ足を運び、何も考... [続きを読む]

    受信: 2007年12月 8日 10:41

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