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2006年12月31日 - 2007年1月6日

府中ダービー結果

きょうは諸事情あって家にいた。昼間はトップリーグの東芝ブレイブルーパス対サントリーサンゴリアス戦をテレビ観戦した。テレビ画面の向こうから凄まじい気迫が伝わってきた。ボール争奪戦での真っ向勝負は見応えがあったなぁ。東芝のFL渡邉、LOバツベイらが激しく絡めば、サントリーもLOメイリングを筆頭に一歩も引かない。前半、カウンターアタックからCTB冨岡、マクラウドがつないだWTB吉田大樹のトライも見事だったし、サントリーWTB小野澤のパントキャッチのトライも印象に残った。NO8佐々木隆道は逞しさを増している。バツベイとボールを奪い合って互角にやっていたもんなぁ。個人技で持ち込んだトライといい、大したルーキーである。

ともに2トライ。スコアで東芝が上回ったけど、力は互角。試合後、東芝の薫田監督が「ゲームはサントリーに支配された」と語っていたように、この試合に関しては東芝は苦しい内容での勝利だった気がする。冨岡キャプテンの責任感あるプレーはやはり光っていた。意地を見せたね。しかし、この両チームは、プレーオフ、日本選手権でも対戦が予想され、3番勝負の1試合が終わったという印象が強い。きょうは雨だったけど、晴れた状態ならどうなるのか、拮抗した展開は同じような気もするが、いろんな意味で興味深い。

◆トップリーグ第12節試合結果
東芝ブレイブルーパス○12-10●サントリーサンゴリアス(前半5-5)

◆第57回全国地区対抗大学大会・決勝戦結果
中京大学○48-18●武蔵工業大学(前半19-18)
※中京大学は、2回目の優勝。

◆5日に行われた第37回全国高等専門学校大会2回戦結果
神戸市立工業高専○54-5●佐世保工業高専(前半33-0)
宇部工業高専●5-43○函館工業高専(前半0-10)
富山商船高専○31-5●久留米工業高専(前半19-0)
奈良工業高専●5-28○宮城工業高専(前半0-16)

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高校大会・準決勝結果

きょうは全国高校大会の準決勝が行われた。僕は午後1時半からの東福岡対大阪工大高の試合を解説したのだが、毎度のことながら東福岡の攻撃力の高さに驚かされた。タックルで倒して、そのボールを一気に乗り越えてターンオーバーすると、SO渕本、CTB守田らが自在にパスをつなぎ、WTB山下、FB竹下らが楽しげに走り抜けていく。光安、布巻という両FLの出足の良さも光っていた。いや~、強い。NO8有田の力強さ、冷静なプレーぶりは、高校大会史上でも屈指だろう。ターンオーバーからの攻撃が整備されているので、ディフェンスを整える時間がないのだ。

「イージーミスが多すぎた」と、大阪工大高の杉本キャプテンは言っていたが、それはディフェンス面も含めてのことだろう。一つのタックルミスもなく戦っても勝てるかどうかという力関係だった気がする。FB中濱の個人技は素晴らしく、前半の2本目のトライは、ステップを踏みながら一人で50m以上を走りきったもので、実況の谷口さん得意の「スーパーです!」も飛び出した。

第2試合の東海大仰星と桐蔭学園は、桐蔭が健闘した。後半17分まで、8-14で追いすがり、スタンドを大いに沸かせていた。しかし、仰星SO山中の変幻自在のパスが連続したFB宮田のトライからは一方的な展開。張りつめた糸が切れてしまった感じになった。

地力に差があるとこうなってしまうのかもしれないけど、今大会は、仰星と東福岡の実力が図抜けているという前評判通りの勝ち上がりだった。勝ったチームは立派なのだが、あまりに順当だとなんだか物足りないという贅沢な感想も出てしまうなぁ。これで、決勝戦(1月7日 14:05キックオフ)は春の選抜大会と同じ顔合わせになった。春は仰星が勝っているが、東福岡もディフェンス面が向上しており、互角の好勝負になりそうだ。仰星がファーストタックルで東福岡の選手達を倒せるかどうかがカギか。

◆全国高校大会・準決勝結果
大阪工大高●10-53○東福岡
桐蔭学園●13-40○東海大仰星

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初詣

Shimogamo

1月4日は、たまった原稿を書く日だった。しかし、3日までは東京と大阪を行ったり来たりして、初詣がまだだったから、京都の下鴨神社にお参りに行った。きょうは「蹴鞠初め」の日で、ちょうど蹴り手(?)の人たちが神社に向かうときに遭遇した。勢いで見に行ってみたのだけれど、あまりにたくさんの人で、鞠が上がっているところしか見えなかった。

ところで、この下鴨神社の南側に広がる「糺の森」(ただすのもり)は、明治43年、京都で最初にラグビーボールが蹴られた場所だと言われている。ほぼ毎年、下鴨神社に初詣に来るのは、そういう理由もある。この場所から京都、大阪にラグビーが広まり、京都の学校を卒業した者達が東大や早大のラグビー部を創設したことを思うと神聖な気持ちになる。

さて、明日は全国高校大会準決勝だ。ここまでは優勝候補チームが順当に勝ち進んでいる。前評判通り、東海大仰星と東福岡が実力を見せつけているが、大阪工大高も勢いがあるし、桐蔭学園もバランスがとれている。去年の準決勝は凄まじい試合だった。伏見工が東海大仰星を破り、桐蔭学園が大阪工大高に勝った激闘を覚えている人も多いだろう。ワールドカップだって、名勝負が多いのは準決勝だからね。

1月4日は、名古屋の瑞穂公園ラグビー場で全国地区対抗大会準決勝が、神戸ユニバー記念陸上競技場では高専大会の1回戦が行われた。ラグマガの編集部にいた頃は、高校大会の合間を縫って他の大会も取材していた。瑞穂の地区対抗にはよく行った記憶がある。きょうの結果は以下の通り。関東学院や京産大など、この地区対抗大会を経て強豪チームになっていった大学は多い。

◆第57回全国地区対抗大学大会・準決勝結果
武蔵工業大学○41-12●東北福祉大学(前半5-7)
北海道大学●5-62○中京大学(前半0-38)

◆第37回全国高等専門学校・1回戦結果
弓削商船高専●0-62○宇部工業高専(前半0-40)
都立産業技術高専●0-29○久留米工業高専(前半0-17)

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高校ベスト4出揃う

Backstand

全国高校大会は、1月3日、準々決勝4試合が行われた。花園ラグビー場は写真の通り、バックスタンドも満員に。今季、僕が花園で見た試合では最高の入りだった。きょうは、僕の姪が見に来ていたのだが、高校生の入場料は、300円。「4試合で300円は安いなぁ」と言っていた。こんなチケット。

Ticket

第1試合では、桐蔭学園が正智深谷を、29-15でくだした。互いに得意のモールでトライを奪うなど拮抗した試合になったが、正智はちょっと攻撃にスピードがなかったように見えた。第2試合は、仙台育英と大阪工大高が真っ向勝負。仙台育英はモールを軸に自陣からでも積極的にボールを確保して攻め続けたが、完全には崩しきれず、後半は大阪工大高のCTB白木、FB中濱らに走られて突き放された(31-12)。

「ディフェンスをいろいろ考えて、前半ははまったんですけどねぇ…」。丹野監督は、後半にBKラインの深さを修正するなど対応してきた大阪工大高を賞賛するとともに、悔しさをにじませた。「でもね、花園は選手が成長しますよ」とも。僕はこの試合をJSPORTSで解説させてもらったのだが、最後まで試合を捨てずに頑張る仙台育英に心を動かされた。最後にトライされたあとのコンバージョンでプレッシャーをかける選手たちの顔も、なんだか胸が熱くなったなぁ。

第3試合は、東海大仰星が33-12で長崎北を破ったが、点差以上に仰星の強さが際だっていた気がする。それでも緑川キャプテンが、「後半は動きがバラバラだった」というのだから、目指すところも高い。長崎北も最後に2トライして意地は見せた。試合後、礼儀正しく観衆に挨拶していたのも印象に残った。

第4試合は、東福岡が同じ九州勢の大分舞鶴を圧倒。NO8有田、SO渕本、WTB森山ら、しなやかなランナーが存分に走り回っていた。ミスも少なく、非常にバランスのとれたチームだし、ディフェンスのプレッシャーも素速い。最終スコアは、62-0である。優勝候補の実力を見せつけていた。

4試合終了後は、準決勝の組み合わせ抽選会。各キャプテンによる抽選の末、1月5日の組み合わせは次のように決まった。両横綱とも言うべき、東海大仰星と東福岡は分かれて戦うことになった。波乱は起きるのだろうか?

◆1月5日 準決勝組み合わせ
第1試合=大阪工大高 対 東福岡(13:30~)
第2試合=桐蔭学園 対 東海大仰星(14:50~)

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大学選手権・準決勝結果

きょうはJSPORTSで大学選手権準決勝の早大対京産大の解説をした。

というわけで、僕の母校である大体大の試合は、記者席でじっくり見せてもらった。17年ぶりのベスト4進出とあって、選手達の動きは硬かったが、ディフェンス面はある程度は力を出せた気がする。しかし、全体的には関東学院のボール争奪戦の激しさ、上手さに圧倒された。最終スコアは、34-3。今書いているのは、完全にOBとしての見方になっているのだが、スクラム、ラインアウトがあれだけ劣勢では勝てない。関西リーグではブレイクダウンでファイトしてくるチームが少ないこともあって戸惑っていたようだが、頂点を狙うには足りないものが多いと感じた。タッチキックのミスが直接的に失点につながったシーンもあり、一つ一つのプレーの重みを痛感する試合だったのではないだろうか。そして、セットプレーへのこだわりは、もっともっとあっていいように思う。

関東学院はさすがに勝負強い。これで10年連続決勝進出である。勝ち続けることによって、ラグビーというゲームの勝ち方が身に付いている。関西勢には、いつも言われていることだけど、ベスト4に数年間続けて出てくるようにならないと、なかなか選手の経験値が蓄積されない。今季の関西リーグ全勝優勝、大学選手権ベスト4は立派な成績だが大体大の選手達にはさらに上を見てもらいたい。完敗ではあったけど、終了間際、CTB平瀬キャプテンが関東学大の俊足WTB中園に追いついたタックルはぐっときた。結局はトライになったが、あきらめない姿勢は後輩達に何かを残したと思う。

第2試合は、早大が京産大を55-12で破った。早大が多彩な攻撃を見せた試合だったが、開いた点差よりも、引き締まった試合だった気がする。特に前半は緊張感があった。京産大は、WTB徐(ソ)のロングキックで陣地を進め、FW周辺をしつように攻めるタイトな展開に持ち込んだ。機を見てBKに展開するタイミングも良かったし、何より、早大のワイドラインに対する防御は見事だった。一緒に解説していた藤島大さんも「このワイドな展開に面が崩れないディフェンスは、これまでのチームで一番では」と話すなど、コーチングの行き届いた動きに感心しきりだった。

京産大の強さは、スクラム、ラインアウトの安定なのだが、特にスクラムは早大を苦しめていた。PR長江は実は右足のふくらはぎの肉離れを押しての出場だった。後半、右PR山下を投入し、長江が左PRにまわってのスクラムでは、早大を押し込み、ボールを奪って見せた。FW・BKともに思い切りのいい突進も多く、ひたむきなプレーは、見ていて気持ちが良かった。

早大も一歩も引かずに京産大のチャレンジを跳ね返した。PR畠山のラグビーセンスには恐れ入る。そして、HO種本、NO8林など身体を張り続ける選手達。試合後、中竹監督が「京産大は15人のまとまりで勝ってきたチーム。そのチームに、まとまりで勝った。選手をほめてあげたい」と言っていた通りの快勝だった。ノーサイド直後、両チームが歩み寄って握手を交わしていたのも、自然だった。互いの健闘を称えあいたい内容だったということだろう。

これで決勝戦は6年連続で「早大対関東学大」というカードになった。勝つための工夫がいっぱい詰まった試合が見たいなぁ。

◎大学選手権準決勝結果
大阪体育大学●3-34○関東学院大学(前半3-15)
早稲田大学○55-12●京都産業大学(前半17-7)
決勝は1月13日(土)、国立競技場にて(14:00K.O)。

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高校ベスト8出揃う

あけまして、おめでとうございます。2007年も愛好日記を、ほぼ連日書いていきますので、よろしくお願いしますね。ラグビー愛好家のみなさん、そしてこれからラグビー愛好家になってくれるみなさんのご健康とご多幸をお祈りいたします! 

1月1日の早朝、京都の実家で目覚め、初日の出を望むテレビ映像にでくわした。何か祈らねば、と思ったときに、「ワールドカップ2勝!」と言葉が出た。我ながら感心である。

1月1日の花園ラグビー場は暖かかった。きょうは3回戦の8試合が行われた。僕は第1グラウンドの第1試合、京都成章対仙台育英戦を解説。互いにディテンスのいい引き締まった好ゲームだった。前半終了間際の京都成章のトライは見事だった。SH大島からの並行パスをSO伊藤が外側に伸びながらボールをもらって突破する接近プレー。いいもの見せてもらった。しかし、仙台育英もゴール前でしっかりしたモールを形成し、競り勝った。

Aシード3校は堂々たる戦いぶり。優勝候補の東海大仰星は、高鍋を63-7、東福岡は名護を61-0で退け、桐蔭学園は東京の素速い防御に苦しみつつ、勝負どころで確実にスコアして43-26の勝利。LO岩井のランニング・スピードは光っていた。すべての試合が終了後、勝ち残った8チームのキャプテンが組み合わせ抽選会に臨み、以下のように準々決勝(1月3日 10:30~)のカードが決まった。

第1試合=桐蔭学園対正智深谷
第2試合=仙台育英対大阪工大高
第3試合=東海大仰星対長崎北
第4試合=東福岡対大分舞鶴

第4試合は九州対決。仙台育英の丹野監督は「大阪工大高とやりたい」と花園で伝統校と戦うことを楽しみにしていたので望み通りかな? いずれも好ゲームになりそうだが、ここまで見たところでは東海大仰星と東福岡の力がぬきんでている気がする。工夫された挑戦を期待したい。


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大晦日の京都

Kamogawa

大晦日の午後である。四条大橋から北を望む。きょうは、午前中、京都産業大学の練習を見てきた。京都市北区にある大学のグラウンドは、2日前に雪が積もり、状態が悪いために「淀」にあるNTTグラウンドで行われた。京都市は距離が近くても、ほんの少し北に行くだけで雪の降り方が全然違うのだ。前夜、大体大ラグビー部の卒業同期の数名で集まったのだが、その一人が車でグラウンドまで送ってくれた。持つべきものは友達である。ありがとう。

大西健監督、吉田明コーチなどに話を聞いた。きょうの選手達はいくぶん疲れがあったようだ。あまりいい動きではないようなことを話されていた。京産大にとっては、9年ぶり7度目の国立競技場である。大体大が3度目だから、大学選手権では京産大が着実に実績を積みあげている。大西監督は「いつもは京産大として力が入るんですけど、ことしは大体大と力をあわせて頑張ろうと思う。こういう気持ちは初めてですね」と話していた。京産大の指導をはじめて34度目のシーズンだという。去年からミルステッド・コーチ、今年から吉田明コーチが専任で加わったが、それまでの専任コーチは大西監督一人だった。長らく続く情熱の尊さを、ふと思った。

京産大は、ユースレベルの代表歴のある選手が少ないのだが、SH田中はU19日本代表で今村、畠山、権丈、五郎丸、豊田らとチームメイトとして戦っており、同じく京都出身の矢富とは高校時代に何度か対戦している。「矢富は中学の時から抜け出た存在でした」と言っていた。試合については「点を取られないようにしっかりディフェンスしていきたい」。互いに力を出し切った好試合になることを期待したい。

準決勝の2試合は、JSPORTSのほか、NHK、TVKでも放送される。僕はJSPORTSの解説。取材の成果は、放送で話したいと思います。

取材後、少し時間ができたので、四条河原町あたりを散歩した。久しぶりに新京極も歩いた。お店など変わったところも多いけど、基本的にはあんまり変わらないなぁ。しかし、きょうはさすがに人が多い。

まもなく2006年も終わる。ラグビーを、そして愛好日記をサポートしてくださっているみなさん、一年間、ありがとうございました。ワールドカップイヤーとなる2007年も、いろんな形でラグビー情報を伝えていきたいと思いますので、よろしくお願いします。


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