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2007年5月6日 - 2007年5月12日

土曜日の結果

土曜日の秩父宮ラグビー場にはあふれんばかりの大観衆が詰めかけた。公式発表は、20,023人。僕はJSPORTSで解説だったのだが、スタッフによれば、グラウンドレベルの気温は28度を超えており、プレーするには暑いくらいだった。

それでも、クラシック・オールブラックス(CAB)は、2試合目とあって身体も動いていたし、FBスペンサーらが好プレーを連発した。ノールックパスや、後ろに下がるようなステップ、トリッキーなキックと、スペンサーファンは、そうとう楽しめたと思う。ロムーも足を痛めていたはずなのに、いいランニングを見せてくれたし、マーテンズの正確なプレースキックもあった。全体にCABのいいプレーが続いた。フィットネス面は衰えても、世界最高級のスキルを持った選手達の集合体だから当然かもしれないが、うならされるプレーが多かった。走力は衰えていても、危機管理能力もさすがで、空いたスペースは瞬時に埋められた。

ジャパンXV(フィフティーン)も、FL渡邉が身体を張ってCABの攻撃を寸断していたし、箕内の突進や、北川、有賀のあきらめないディフェンスなど、お客さんを沸かせるプレーもあったが、勝負所のラインアウトでミスをして失点するなど、もどかしい戦いぶりで、結局、ノートライに抑え込まれた。それにしても、敗戦の中で渡邉の奮闘は印象深かった。最終スコアは、36-6(前半10-6)。

「前半のパフォーマンスには満足しています。テストマッチという雰囲気がありました。後半はペースを落としてしまいましたが、この2試合は、新しいレベルを学ぶためのものです。このレベルではミスをすればチャンスはなくなる。しかし、ここで自信を失ってはいけない。世界のトップレベルの選手に40分はプレッシャーをかけることができたのだから、これを80分できるようにしていくことが大切です」(カーワンHC)

今回は、2試合にすべての選手を出すという前提で臨んだから、チームがまとまりきっていないのは、当たり前なのだが、このくらいの相手になると、ブレイクダウン(ボール争奪局面)で素速いテンポのボールが出てこないなど、課題は明確だった。また、カーワンHCも「キックを使いすぎていた。もっとボールをキープして継続して攻撃すべきだった」と語った通り、CABのプレッシャーの前に、キックを選択してしまうシーンも多かった。状況判断、ちょっと悪かった。しかし、この相手に悔しいと思えるところが、ジャパンの進歩といえるのかもしれない。

パシフィックネーションズカップ(PNC)に臨む30名のメンバーは、すぐにも決められる予定。PNCには、現状のベストメンバーを組むとのこと。どんなメンバーになるのか楽しみに待ちたい。

記者会見の席上、IRB(国際ラグビーボード)が2007年W杯の予選各プールで、5チーム中3位までの計12チームに2011年の出場権を与えることを決めたことについて、小林深緑郎さんが質問したのだが、カーワンHCはこう答えた。

「プライオリティは、オーストラリア、ウエールズにも勝利し、プールで1位になることです」。つまり、3位狙いなどは考えていないということだった。それを聞いて、小林さん「安心しました」と答えて、会見場を和ませていた。なお、2011年W杯の出場チーム数は未定。

◎お礼
土曜日は「ラグビー愛好日記トークライブ集」が、お知らせしたリブロ青山店で発売になったのですが、たくさんの方がこのブログを見て集まってくださって、とっても嬉しかったです。僕がいた1時間で75名のみなさんがご来店いただきました。なかには「誰も来なかったらどうしようって、書いてあったから、心配で来てみました」と優しい方も。ほんと、みなさん、ありがとうございました。


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岡仁詩さん、逝去

同志社大学の名誉教授で、元日本代表監督の岡仁詩(おか・ひとし)さんが、5月11日、逝去されました(享年77)。岡さんは、1959年に同志社大学ラグビー部の監督に就任し、日本選手権の前身の第2回NHK杯優勝、第1回日本選手権優勝、大学選手権3連覇など数々の快挙を成し遂げ、監督、総監督、部長という様々な立場で同志社大学ラグビー部を引っ張り続けました(1995年退任)。1972、75、85、86年には、日本代表監督を務めています。

岡仁詩さんに弔意を表し、明日のジャパンXV対クラシック・オールブラックス戦で、試合前に黙祷を捧げ、ジャパンXVは喪章を着用します。また、5月13日に近鉄花園ラグビー場で開催される同志社大学対慶應義塾大学の定期戦において、同志社大学ラグビー部は喪章をつけ、試合開始前には役員選手一同で黙祷を捧げます。

僕も取材で何度もお話をうかがいました。JSPORTSをよくご覧になっていて、さまざまな場所でお会いするたびに、スーパー14やトライネイションズのことを楽しげに話されていたのを思い出します。僕みたいな若僧にも、放映された試合について「あのプレーはどう思いますか?」と問われるので恐縮したことは数知れません。歴史を語る方がまた天に召されたことは、寂しい限りです。ご冥福をお祈りいたします。なお、故人の遺志により通夜・告別式は行われないとのことです。

岡さんのコーチング哲学については、現在発売されているラグビーマガジン別冊青葉号「ラグビークリニック」に掲載されています。岡さんの言葉に、こうあります。「教わり、教え、教えられる。教わる感じがしなくなったら、コーチはやめたほうがいい。学生から教わることが、コーチのいちばんの楽しみではないかと思いますね」

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土曜日は秩父宮ラグビー場へ行こう。

Tomokiyuki

金曜日の午前中は、秩父宮ラグビー場でジャパンXV(フィフティーン)の練習を取材した。土曜日、ここ秩父宮ラグビー場にて(午後2時キックオフ)、ジャパンXV対クラシック・オールブラックス(CAB)の第2戦が行われる。写真は、先発WTB北川智規選手(左)とSH矢富勇毅選手(右)。「ロムーを振り切りたいですね」(北川選手)、「スピードで振り回したい」(矢富選手)。彼らにとっては、CABのメンバーは、小学校、中学校の頃にテレビで見ていたスーパースター達。対戦を楽しみにしているようだった。

WTB小野澤選手が「若いし、身体が小さい選手が多いでしょう」と言っていたが、たしかにバックスに関しては、一戦目より小柄な選手が多い。「ディフェンスは、一戦目よりもっと前に出ないと。ブラウン(CTB)に余裕をもたれたら、キックも使ってくるはず。受け回ればオフロードパスもつながれる。もっと前に出たい」(小野澤選手)。FBを務める有賀選手は、「ジャパンは、ハイスピードの展開を目標にしているのだから、セットを早くして、振り回さないときつい。相手を混乱させられれば」と、勝利を見据えた。どの選手に聞いても、勝とうとしているところがいい。それだけ、今のチームに自信を持ち始めているということなのだろう。

きょうは、NHKの「英語でしゃべらナイト」が取材に来ていた。6月18日放送分にカーワンHC、箕内キャプテン他、数名の選手が出る予定。出演者でモデルの押切もえさんが来ていて、目尻の下がった選手達を目撃っ(笑)。

Cab

左から、クラシック・オールブラックスのカルロス・スペンサー、マーク・ロビンソン、ピタ・アラティニの三選手。SHながら、フォワード選手のように逞しいロビンソン選手の筋肉に唖然。

かつてはカーワンHC(JK)のコーチでもあったCABのジョン・ハート監督は、「一戦目の試合後、JKと少し話しました。JKの役に立ちたいと思っているので、明日はいい試合をします。我々がいい試合をすることで、ジャパンの弱い部分がはっきりするでしょう」と、全力でジャパンと戦い、JKに今後の課題を突きつけることを誓っていた。

明日は、前売り券の売れ行きも好調らしく、ほぼ満員が見込まれている。当日券はあるようだ。満員のスタジアムで、ジャパンの内容ある戦いを期待したい。観戦可能の方は、ぜひ秩父宮ラグビー場へ。

追記◎昨日もお伝えしましたが、明日、リブロ青山店で『ラグビー愛好日記トークライブ集』が発売になりますので、よろしくお願いします!

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12日の先発予定メンバー

5月12日(土)、秩父宮ラグビー場で行われるジャパンXV対クラシック・オールブラックス(CAB)の出場予定メンバーが発表になった。今回も、両チーム24名ずつで、入れ替わり自由で行われる。ジャパンは、予定通り、先発全員を代えてきた。このメンバーでいい結果が出れば、CABと互角に戦えるメンバーが2チーム分揃うことになる。ワールドカップに向けて手応えを感じられる試合をしてもらいたい。(ジャパンの背番号23はサポーター番号ということで、使用されない)

JAPANXV=1杉浦、2松原、3山村、4熊谷、5佐藤、6渡邉、7浅野、8箕内、9矢富、10安藤、11小野澤、12ロビンス、13今村、14北川智規、15有賀、16猪口、17相馬、18北川勇次、19大野、20大東、21霜村、22オト、24マキリ、25廣瀬

Classic All Blacks=1マクドネル、2セクストン、3トモソン、4ジョセフ、5メイリング、6ロバートソン、7バニシ、8クリブ、9ロビンソン、10マーテンズ、11ロムー、12ブラウン、13マクラウド、14ウィルソン、15スペンサー、16ポ・チン、17スレーター、18ウィリス、19ハーディング、20マーシャル、21アラティニ、22ラッシュ、23リークルマン、24ランビー

きのうの試合後、ジャパンの選手達にコメントを聞いたが、CABの選手達は当たりの激しさやパスワークの上手さだけでなく、ラックでボールを出すタイミングを少し遅らせたり、ラインアウトでのプレッシャーなど細かい動きが際だっているらしい。そのあたりが、ラインアウトが乱れたり、速いテンポで攻められなかった要因の一つのようだ。それでも、世界トップレベルのプレッシャー下での試合こそ、カーワンHCが求めていたもの。このプレッシャーの中で素速くボールを動かせるようにならなければ。練習でやってきたことを出すことに、勇気を持ってチャレンジしてもらいたい。

なお、この試合は、14:00キックオフだが、12:30キックオフで7人制日本代表対エグザイルズ(在日外国人選抜)の試合も行われる。こちらの観戦もぜひ。

◎「愛好日記トークライブ集」12日(土曜日)、リブロ青山店にて発売
何度もご紹介してきましたが、このブログから派生したトークライブをまとめた『ラグビー愛好日記トークライブ集』(ベースボール・マガジン社刊)がようやく書店に並び始めます。地域や書店によってバラツキがあると思いますが、12日~15日くらいに随時並ぶと思われます。ゲスト6人の話はどれも興味深く、温かいものばかり。ぜひ多くの方に読んでいただきたいです。ジャパンXV対クラシック・オールブラックス戦が行われる秩父宮ラグビー場近く、外苑前の交差点にある「リブロ青山店」では、試合当日の12日(土曜日)に発売開始。試合の前後にぜひお立ち寄りください。僕も試合前にはお店に行きます。7人制の試合もあるのですが、午前中の11時台は確実にいると思います。誰も来なかったら寂しいので、よろしくお願いします(汗)。

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ジャパンXV対CAB結果

午後6時、神戸ユニバー記念陸上競技場へ向かう電車は満員だった。もちろん通勤ラッシュも手伝っていたのだが、総合運動公園でも大量にお客さんが降りた。観客数は、10,150人。「1万人は超えて欲しい」という関係者の願いはかなった。クラシック・オールブラックス(CAB)は、本来、グレーのジャージーを着用するのだが、今回は黒を着用し、試合前のハカも気合いが入っていた。内容的には、ジャパンが勝ってもおかしくない展開だったから、ジャパンの選手も悔しそうではあったが、マーテンズのプレースキックや、スペンサーのステップ、クリブ、ブラウン、マクラウドら、日本でプレーする選手達の活躍など、お客さんは楽しめたのではないか。

最終スコアは、35-26。ジャパンは立ち上がりから低いタックルを次々に決めてCABの攻撃を寸断していたが、ラインアウトの獲得率が50%を切る大誤算。前半13分に、SOアレジが、左足の骨折で退場するハプニングもあって、攻撃面はいまひとつ。一時は、2点差まで追いつめながら、ここ一番に集中力を発揮するCABに突き放された。最後10分のペースアップは、さすがだった。

「私が終盤にハイパントを使ったのは、ジャパンに試合を通して、激しいタックルで痛めつけられていたからでもあります。ジャパンがキックを多用したのも、我々のディフェンスが、継続的に良かったということでしょう。序盤からペナルティキックを狙ったのは、接戦になるだろうと思ったからで、ジャパンへの敬意です」(CABキャプテンのマーテンズ選手)

「勝てなかったことで、さまざまなことを学ぶことができました。概ねチームのパフォーマンスには満足です。フィフティフィフティのパスの精度と、ラインアウトの精度を上げていけば、いい試合ができます。ディフェンスには満足しています。しかし、ジャパンは、ここからさらに50%は伸びると思います。ここからがスタートです」(ジョン・カーワンHC)

日本が目指す速いテンポの攻撃は、ラインアウトが獲れなかったこともあって、できなかったが、ターンオーバーからの切り返しで、WTB遠藤が独走したトライは良かったし、最後に今村の突破から大野がトライ。スタンドも大いに沸いた。しかし、CABは、パスが上手いなぁ。クリブも凄かった。でもね、土曜日、ジャパンには勝ってもらいたい。もっと、行けるはず。

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CABトークイベント

Event

9日朝です。神戸は晴れてます。写真は、きのうのクラシック・オールブラックス(CAB)戦前夜祭。ほんと、あっというまの1時間半だった。マーテンズ選手は、ほんとに気さくな人だ。ジャパンのアレジとは、州代表で対戦経験があり、ルーク・トンプソンとは、カンタベリーで一緒にプレーした、とのこと。「明日は、我々の経験と、日本のスピードの勝負になるでしょうね」。途中で2000年のトライネイションズの映像が流れたのだが、マーテンズ選手のキックがあまりに見事なので参加者のみなさんから拍手が起こった。

ウィリス選手は、大部分を日本語で話していて、これが面白かった。日本代表のハイライト映像を見ながら話す時間があったのだが、「ロイシー、今のトライどう?」と問いかけると、「ドウデショ~」と、その一言で笑いを誘っていた。「明日はちょっと心配。オールブラックスは世界一でしょう。もし負けたらステイタスが下がってしまう」と、大きな体に似合わず、心配性の一面も。

トークの後は、参加者のみなさんと、サイン会と記念撮影。東京から来ている方もたくさんいて驚いた。参加者のみなさん、ありがとうございました。

◎日本代表応援ツール配布
クラシック・オールブラックス戦の会場では、日本協会とJSPORTSの企画で小冊子が配布されるようです。パシフィックネーションズカップの日本開催の試合でも配布される予定。ジョン・カーワンHCや箕内拓郎キャプテンのコメントに、注目選手紹介、ワールドカップの日程などが入っているのですが、この冊子を広げると裏面が日本代表応援ツールになっています。冊子の裏面を掲げて、スタジアムをアカク染めようという企画です。冊子をゲットして、みんなでスタジアムを赤く染めましょう。

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9日夜は神戸へ

火曜日は早朝、のぞみで神戸に向かった。ジャパンXVとクラシック・オールブラックスの練習を取材するためである。いつもの柔らかカツサンドは食べず、おにぎり弁当にした。いくらなんでも最近はカツを食べ過ぎなのだ。神戸は快晴。ワールドファイティングブルのグラウンドで調整する日本代表スコッドを見る。

ジョン・カーワンHCはこう言った。
「強いプレッシャーのなかで、これまで通りのゲームプランができるかどうか。韓国、香港戦では、ボール保持時間が80%もあり、ディフェンスができなかった。今回は、ディフェンスのテストもできると思う」

明日のジャパンXVでゲームキャプテンを務める大野均選手は熱かった。
「JK(カーワンHC)が、ジャパンのレベルを上げるために集めてくれたメンバーなので、最初からガンガン行きます。JKを男にするために勝たなきゃいけない。選手のセレクションという位置づけもあるので、そこにもチャレンジしたい。練習の中でジャパンのスピードアップを実感しているし、相手は一線を退いている選手もいる。勝ちますよ」

午後は、クラシック・オールブラックスの練習を見るため、神戸総合運動公園へ。急きょ決まったようだが練習が一般公開された。軽く合わせる程度だったけど、マーシャルが投げたパスから、マーテンズ、ブラウン、マクラウドと渡ってスペンサーがライン参加したり、SOに入ったブラウンのキックパスをウィルソンがキャッチして走るところを見ていると、またしても口元が緩んだ。ウィルソンは体型が変わってないなぁ。ラグビーとクリケットの両方でNZ代表になったゴールデンボーイの復帰試合である。NZから見に来る人もいるようだ。ウィークデーということもあって、遠距離の方は難しいと思うけど、これ、可能な人はぜひ生で見ておいたほうがいいメンバーだと思います。神戸ユニバー記念陸上競技場は、神戸市営西神・山手線「総合運動公園駅」より至近。午後7時半キックオフ。

Mehrtens

こちら、キャプテンを務めるマーテンズ。「各選手のプレーした時代が異なるので、サインプレーなど合わせるのは難しいのですが、基本をきちんとやることを心がけたい。日本のラグビーは、スキルも情熱もあります。敬意を払ってプレーします。我々を呼んでくれたJKを失望させないようにプレーしたい」。マーテンズに、プレースキックは誰が蹴るのですか?と問いかけると、「みんな蹴りたがってる。今夜、オークションでもやろうかな? まあ、答えとしては、僕!」ってな感じで笑顔で答えてくれた。

フィットネス面では不安はあるものの、先発のほとんどの選手がヨーロッパ、日本などで現役でプレーしており、ディフェンスを崩す動きなどには、質の高いプレーを見せてくれるだろう。また、カーワンHCも言っていたのだけど、SHマーシャルは、ラックやモールのサイドを思い切って突破してくるので、密集サイドのディフェンス能力もジャパンは試されることになる。この写真は、練習後、子供達にハカを教えるエリック・ラッシュと、ジョナ・ロムー(右)。

Haka_1

さて、これから三宮で行われるトークイベントに行ってきます。

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ジャパンXV対Cオールブラックス

Shirobara

きょうは白薔薇。僕は知人に一軒家を借りており、もともと庭にたくさんの花が植えられていた。僕はときどき枝を切る程度。何もしなくても、綺麗な花を咲かせます。

月曜日午後、5月9日のジャパンXV対クラシック・オールブラックス戦のメンバーが発表になった。以下の通りなのだが、ジャパンXVは、韓国、香港戦の日本代表メンバーからいくつかの組み合わせを変えてきた。もちろん、今回も2試合ですべての選手にチャンスが与えられるはずだが、いよいよパシフィックネーションズカップに向けて、ベストメンバーの絞り込みに入ってきた感じが伝わってくる。今回の試合は、互いに24名編成で行われる。交替も自由とのこと。日本は、23番がサポーター番号のため、選手は着用しない。

予定メンバー
ジャパンXV=1西浦、2山本貢、3相馬、4大野、5トンプソン、6木曽、7佐々木、8マキリ、9吉田、10アレジ、11ロアマヌ、12大西、13平、14遠藤、15立川、16青木、17山本正人、18北川勇次、19箕内、20矢富、21今村、22小野澤、24浅野、25小野

クラシック・オールブラックス=1ジョー・マクドネル、2マット・セクストン、3ゴードン・スレーター、4ロイス・ウィリス、5サイモン・メイリング、6スコット・ロバートソン、7サム・ハーディング、8ロン・クリブ、9ジャスティン・マーシャル、10アンドリュー・マーテンズ、11ジョナ・ロムー、12トニー・ブラウン、13スコット・マクラウド、14ジェフ・ウィルソン、15カルロス・スペンサー、16ランス・ポ・チン、17クプ・バニシ、18チャールズ・リークルマン、19ポール・トモソン、20ジェイミー・ジョセフ、21マーク・ロビンソン、22エリック・ラッシュ、23マーク・ランビー、24ピタ・アラティニ

それにしても、クラシック・オールブラックスは、メンバーを眺めるだけで口元が緩んでしまう。マーシャル、マーテンズというNZ史上屈指のHB団に、伝説の男ロムーとウィルソンの両WTB、王様スペンサーのFB、そして日本のファンにはたまらないトニー・ブラウンとスコット・マクラウドのCTBコンビである。FWも豪華。JKパワーに驚いている。マーシャル、マーテンズ、スペンサーは、ウエールズやイングランドのシーズンを終えたばかりで、フィットネスレベルも高いはず。どんなスーパープレーを見せてくれるか楽しみだ。

不足のない相手に対してジャパンXVには練習通りのプレーを行うと同時に、勝利を目指してもらいたい。いくらオールブラックスの英雄とはいえ、現役のオールブラックスではないのだから、やれるはずだ。歴史的な試合にしてもらいたい。

◎お知らせ
なお、8日夜、19:30から三宮駅近くの「FORTY FIVE」にて、クラシック・オールブラックスのキャプテン、アンドリュー・マーテンズと地元神戸製鋼コベルコスティーラーズのロイス・ウィリスの参加予定でトークイベントが行われます。僕が進行役を務めます。JRFUメンバーズクラブの優先予約者以外は、先着70名で入場打ち切りとなりますが、来場可能の方はぜひ。現場でお会いしましょう。詳細はコチラです。

◎愛好ニュース
月曜日はプレスリリースが多かったのだが、まずは2011年W杯決勝トーナメント進出に向けてのATQプロジェクトが第三次海外派遣選手を発表。大体大から近鉄に進んだ金喆元、関東学大から日本IBMに進んだ阪元弘幸の両選手が、5月9日から、オーストラリアのNSW協会に派遣される。

神戸製鋼コベルコスティーラーズは、ジョシュ・ブラッキー選手(27歳)の入団を発表。ブラッキー選手は、スーパー14のハイラダーズのキャプテンとして先日までプレーしていた。平尾誠二総監督のコメントは以下の通り。「FWの核として、超攻撃的ラグビーの中心的な活躍を期待している。また、ハイランダーズでキャプテンを務めてきたリーダーシップ、7人制で実証済みのスピード、NZ屈指のオープンサイドフランカーとして、その力を思う存分発揮してもらいたい」

また、トヨタ自動車ヴェルブリッツも、かねてより報道のあった、7人制フィジー代表のスター、ウィリアム・ライダーの加入を発表。同時に、新バックスコーチとして、大籔正光氏のスタッフ入りを発表した。

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ジャスミンの香り

Jasmine

庭のジャスミンがいい香りです。白い薔薇もいい感じになってきました。

日曜日の東京は雨。9日のクラシック・オールブラックス戦に向けて、気持ちを新たにしたい気分だったから、昨季の執筆資料などを整理した。というか、紙のゴミを捨てた。僕は整理は下手だが、捨てるのは得意である。会社を辞めてフリーになって9年目だけど仕事場の物が増えていない。これでいいのか?と不安になったりもしている。スーパー14の最終週は凄まじい結果になって、プレイオフ進出4チームが出揃った。準決勝は、5月11日、12日、決勝は19日となる。

コメントで「スーパー14などのHPでは、選手の並び順が、15→1だったり、イングランドのプレミアシップでは、15→9まで出てきてて、その次に1→8が出てくる」というよう疑問が書かれていました。僕も大学生の頃、ニュージーランドに遠征した最初の試合で、試合のプログラムに自分の名前が一番上に書いてあって「フルバック(15番)から書くんだ~」と驚いた経験があります。

1930年、初めて結成された日本代表が、カナダ遠征をしました。その時フルバックとして参加していた寺村誠一さんのジャージーを取材で見せてもらったことがありますが、番号は「1」でした。その昔、NZでもフルバックは背番号1をつけていました。実は、IRB(国際ラグビーボード)が国によってマチマチだった背番号とポジション名を統一するために文書で示したのは、1960年代のことです。このあたりのことは、小林深緑郎さんの『世界ラグビー基礎知識』に詳しいのですが、ポジション名のことでいえば、フルバックは、どうやら「最後尾」という意味ではなく、フォーメーションを8列に区切った場合の8番目。つまり、8/8だから、full(フル)と言うようになったようです。また、背番号が今のように統一される前、遠征したチームが選手団の通し番号をつけて試合することもよくあることでした。メディアによって書き方の順序が違うのは、国によってマチマチだった時代の名残だと思います。

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