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2007年5月13日 - 2007年5月19日

ジュニアAB、強力です。

ただいま土曜日の夜。ここは、JSPORTSのスタジオ控え室である。目の前では深緑郎さんがパソコンにためこんだ海外情報を読んでいる。今夜の解説試合は、「2007 スーパー14 決勝戦・シャークス対ブルズ」。JSPORTS PLUSで午前1時から放送される。明日以降も、何度かリピート放送があるので、視聴可能の方はぜひ。めちゃくちゃ激しいコンタクト合戦になると思う。南ア同士の決勝も、南ア勢が王者になるのも初めてのことだ。

ちなみに、南アフリカ代表スプリングボクスのスコッド46名が発表されている。イングランド代表とのテストマッチ(5月26日)に向け、キャンプに参加するスコッドとのことだが、HOジョン・スミット、LOマットフィールド、WTBハバナらに加えて、FLボビー・スキンスタッドが復帰している。ちょっと驚き。ブルズで大活躍中のSOホーハートは落ちた。NECグリーンロケッツのヤコ・ファンデルヴェストハイゼンも選ばれなかった。

18日には、パシフィックネーションズカップ(PNC)に出場するジュニア・オールブラックス26名のメンバーが発表になった。日本代表とは、6月24日、秩父宮ラグビー場で対戦するのだが、昨年より明らかにレベルアップしたメンバーになっている。同時に発表されたオールブラックス30名の次に位置づけられる選手達だし、PNCでのパフォーマンス次第では、W杯も視野に入る選手達だ。共同キャプテンとして、ブルーズのダニエル・ブライド、チーフスのマーティ・ホラーという2人のオープンサイドFLが入っているのが面白い。PRコリー・フリン、NO8ジェローム・カイノ、モーセ・トゥイアリイ、SHアンドリュー・エリス、ジミー・カウワン、CTBマーア・ノヌー、WTBリコ・ギアーら、ビッグネームも。こりゃ、手強いなぁ。

オーストラリアA代表のメンバーは未発表だが、サモアは海外組が多く強力。フィジーは比較的若い選手が多い。フィジー、トンガに勝利して勢いをつけたいところだ。

◎愛好的観劇日記【團菊祭五月大歌舞伎】観ました。歌舞伎座にて。市川團十郎、尾上菊五郎、市川海老蔵ほか。歌舞伎を観たのは三度目で、歌舞伎座で観るのは初めてだった。あまりに素人なので何も語れず。知り合いに連れて行ってもらったのだが、好奇心旺盛に建物の中をうろうろして、歌舞伎の歴史を教えてもらった。ついに、この世界に手を出してしまった感じである。また観に行くなぁ、僕は。海老蔵は、どんなメイクでも男前であった。メイクとは、言わないか(汗)。

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専門職

金曜日は都内のとあるスタジオで、サニックス・ワールドラグビーユース交流大会のハイライト番組の収録をした。今年の海外チームには、すぐにプロで活躍しそうな選手はいないような感じがしていたのだが、実際にハイライトで見てみると、いた。GWに行われたこの大会、僕は決勝は見ずに東京に戻ったのだが、なかなかの好ゲーム。スーパートライもある。放送は、土曜日から2度に分けて行われる。初回放送は以下の通り。リピート放送については、JSPORTSのHPをご確認ください。収録中、深緑郎さんのお腹が思いっきり鳴った。マイク、拾ってないだろうなぁ。

5月19日 (土) 11:00~12:00 ワールドラグビーユース交流大会 #1 JSPORTS1
5月20日 (日) 09:30~10:30 ワールドラグビーユース交流大会 #2 JSPORTS1

午後は、浅草に移動。東京スポーツ用品工業協同組合の総会後、講演をした。この組合は、ラグビーの老舗セプターも所属するスポーツメーカーの集まりなのだが、さまざまな体育用品、サポーター、野球の防具、グローブ、ラケット、卓球用品、サッカーゴールなどのネット等々、スポーツをしていた人間なら一度はお世話になった専門メーカーの取締役の方々がずらり。僕の父親世代の方が多く、ものすごく緊張した。ラグビーワールドカップイヤーということで呼んでいただいたのだが、とにかく自分が経験、あるいは学んできたラグビーのいい話をしているうちに、あっというまに90分経過。ほとんど笑いも入れず、ひたすら話して、これで良かったのか? と自問自答。なんとなくスポーツの価値というか、子供がスポーツをすることの重要性が伝わっていれば幸いだと思う。

その後、懇親会で数名の方と言葉を交わすことができたのだが、「この道一筋50年」というような方が多く、僕がラグビーを専門にしていることに共感してくださった。それは僕にとってなにより元気の出ることだった。僕も21年ほどラグビー取材をしているけど、たとえば野球のグローブを作って50年という方からすれば、子供である。まだまだ先は長い。あと30年、ラグビーを見続けたら、何か違った景色が現れるのかな。何かが分かり、何かに気づくはずだと信じて、見続けようと思う。

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渡邉泰憲選手

Watanabe

木曜日は、午前中、東芝ブレイブルーパスのフランカー渡邉泰憲選手の取材に行ってきた。5月25日に発売されるラグビーマガジン7月号に掲載されるインタビューである。朝早かったので通勤ラッシュにぶつかり、久しぶりに身動きがとれない車内を経験した。

渡邉選手は府中には住んでいないので、朝は通勤ラッシュの電車で府中まで通っているようだ。カーワンジャパンのスタートから厳しい練習が続き、クラシック・オールブラックス(CAB)戦の大一番が終わって、30名のメンバー入り。束の間の休息で、ほっとした表情を見せていた。

CAB戦は「これで代表は最後」という気持ちで戦ったのだという。だからこそのパフォーマンスだったのかもしれないが、CABの選手達を困惑させたしつこいボールへの絡みはほんとうに頼もしかった。6月で33歳になるベテラン選手だが、プレーぶりは円熟味を増している。取材前に東芝の瀬川監督と言葉をかわす機会があったのだが、「彼の後の選手を育てないといけないのですが、なかなかいませんね」と言っていた。192㎝の長身の上に器用でスピードがあり、激しいコンタクトも厭わない。しかも、ゲームをよく理解している。こんな選手はそうは出てこない。

「マーシュが入ってくれて良かったですよ。僕、最年長だったのに、これで2番になったから」(渡邉選手)。渡邉選手は日体大では、箕内拓郎キャプテンの兄・佳之さんと同期で、高校ジャパンでもともにプレーした間柄。佳之さんから「拓郎を頼む」と言われ、今や拓郎選手とも大の仲良し。キャプテンを精神的に支える存在でもある。その経験を若手にどんどん伝えてほしいと思う。

ちなみに、渡邉選手は中学時代はサッカーをしていた。「キーパーだったんですよ。身長190㎝以上あって、相手と身体をぶつけるのを怖がらない、続けていたらけっこういいキーパーになっていたかもしれませんよ」とは、本人の弁。

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トップリーグ日程発表

5月16日、水曜日、ジャパンラグビートップリーグの2007-2008シーズン日程が発表された。開幕戦は、王者・東芝ブレイブルーパス対サントリーサンゴリアスのライバル対決。10月26日、金曜日、秩父宮ラグビー場のナイトゲームになる。19時30分キックオフ!

そのほかの開幕戦は以下の通り。
◇10月27日(土)
三洋電機ワイルドナイツ 対 クボタスピアーズ(太田)
リコーブラックラムズ 対 日本IBMビッグブルー(秩父宮)
ヤマハ発動機ジュビロ 対 トヨタ自動車ヴェルブリッツ(ヤマハ)
◇10月28日(日)
神戸製鋼コベルコスティーラーズ vs NECグリーンロケッツ(花園)
九州電力キューデンヴォルテクス vs 三菱重工相模原(博多の森)
福岡サニックスブルース vs コカ・コーラウエストレッドスパークス(博多の森)

10月26日~2月3日にかけて行われる14チーム総当たり戦の91試合は、関東43試合、関西32試合、九州16試合の各地域計64会場で開催。初のトップリーグ開催となる県は、滋賀、岡山、宮崎、高知。プレイオフのセミファイナルは、2月17日(秩父宮、花園)、ファイナル(秩父宮)は、2月24日。

トップリーグ事業委員会の稲垣純一COOによれば、タイムキーパー制が本格的に導入される見込みで、試合終了時に選手、観客とも明確に最後のワンプレーが分かるようになる。ビデオレフリーについても本格的に検討に入っており、今季はテストケースで数試合になるかもしれないが、運営面でも日本最高峰のリーグに相応しいものになるよう世界標準を目指す。また、毎節1人は海外からトップレフリーを招くなど、レフリングの向上にも努める。

Segawakiyomiya

記者会見には、開幕で戦うことになる、東芝ブレイブルーパスの瀬川智広監督、サントリーサンゴリアスの清宮克幸監督も出席。互いにトップリーグへの期待感を語った。

薫田監督の後を引き継いだ瀬川監督が、「サントリーとの開幕戦は光栄です。我々のターゲットは、連覇。昨季すべてのタイトルを獲得した我々にしか使えない言葉であり、そのチームにいることを誇りに思って戦いたい」と堂々と語れば、清宮監督も「我々のターゲットもチャンピオン、勝つべくして勝つチームを作っていきたい」と応じた。

初戦にライバルチームと戦うことについて質問してみたのだが、瀬川監督が「W杯もあり、調整が難しいのは確か」と慎重に語ったのに対し、清宮監督は「東芝はスロースターター、サントリーはすぐにでも仕上げることができる」と軽くジャブを放ち、にやりと笑った。優勝候補同士の楽しみな一戦になる。

日本代表のことについても報道陣から質問が出たのだが、清宮監督は「コーチにはそれぞれやり方がある。誰がやっても同じようなメンバー、作戦ならつまらない。メンバー選考の疑問は、コーチのスタイルなのだと思えば期待感も出てくる」と、JKジャパンへの期待感を語った。

同日午後、三洋電機ワイルドナイツは、オーストラリア代表キャップ2を持つ、ダニエル・ヒーナン選手(LO/FL 26歳 196㎝、113㎏)の獲得を発表した。

◎愛好的観劇日記【ドラマのつくりかた】(ZIPANGU Stage vol.28)観ました。大塚・萬劇場にて。作・演出=今石千秋、出演・滝沢久美、新田正継、佐土原正紀、キム木村、西薗優、村上健司、はなたろう、大沼竣、稲葉仁、村岡あす香、中村公平、ヤビマーヤ、伊藤さやか。テレビドラマのシナリオを書く人々の物語である。僕はこの劇団のお芝居を観るのは3度目で、コメディーなのに胸にじんと伝わる温かい空気を好んでいる。今回の珍騒動は、タイムスリップが巻き起こす大混乱なのだけど、観客の僕らも30年前に連れて行かれる。そして、家族のこととか、愛する人のことを考える。大事なことって、なんなのか。答えは、それぞれの心の中に。今回も温かい気持ちになって劇場を後にした。

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古いジャージー

コメントでクラシック・オールブラックスのジャージーについてのご質問があった。ふと、父のラグビージャージー姿の写真を思い出した。父は僕にラグビーを教えてくれた人だが、同じ高校のラグビー部の先輩でもある。高校生の頃、探し物があって古いタンスをさぐっていたら、セピア色の一枚の写真が出てきた。「ん? 俺?」と思わずつぶやいたくらい、顔もスタイルも僕とそっくりだった。高校時代の父がラグビージャージー姿でボールを抱えて笑っていた。胸元は、クラシック・オールブラックス同様、ひもで結ばれていた。「昔のほうが、ジャージーがかっこええやん」と、横にいた祖母に話したのを覚えている。

ニュージーランド代表初のテストマッチは、1903年、対オーストラリア代表である。当時のジャージーを模したものがクラシック・オールブラックスのジャージーだ。ただし、すべてのチームが胸元をひもで結んでいたわけではなく、同時代でもウエールズはボタンだったし、チームによってマチマチだった。日本ラグビーの古い写真を見ていると、どうやら主流はボタンのようだ。

さて、もう一つ、フィットネスの本についてのご質問。今、日本代表が行っているトレーニングをまとめたような本は残念ながら作られていない。火曜日はベースボール・マガジン社出版局にいたので、そこでフィットネス本について編集の方に紹介してもらった。ラグビー選手のフィットネストレーニングの科学的アプローチでは『ラガーマンの肉体改造法』(宝田雄大著)。総合的なスポーツトレーニングいくと、『SAQトレーニング』(日本SAQ協会監修)、『アスリートのためのコアトレ』(有吉与志恵著)、『ストレッチバイブル レベルアップ編』(長畑芳仁著)などがある。SAQとは、スピード、アジリティ、クイックネスの略。

◎お知らせ
『愛好日記トークライブ集』が書店に並び始めました。
ゲストは、藤島大さん、小林深緑郎さん、森本優子さん、生島淳さん、冨岡鉄平さん、下村大介さん。ジャーナリスト、選手、監督、さまざまな視点でラグビーが語られています。ラグビーに詳しくない方は、後ろの章から読むことをお薦めします。なお、コメントのご質問で、「ゲスト全員での写真はいつ撮影したのですか?」とありましたが、あの写真は、3月下旬、1年間無事終了の打ち上げパーティーをしたときのものです。

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凄まじいスーパー14

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うちの庭は赤い薔薇がみごろです。昨日の日本代表30名の発表だが、セレクションの難しさをいまさらながら痛感した。そして、選手としてワールドカップに出場することの難しさも。いい選手でも、コーチのプランに合わなければメンバー入りは難しいわけだから。最終的なワールドカップ登録メンバーの締め切りは、8月17日。太田GMによれば、30名の登録以外に、W杯の雰囲気を経験させるために5名ほどは選手を連れていく意向のようだ。

ジャパンXVがクラシック・オールブラックスと戦った土曜日の夜、JSPORTSのスタジオで、スーパー14(南半球スーパークラブ選手権)の準決勝の解説をした。準決勝は、14チーム総当たり戦の上位4チームによって行われる。

カードは、1位シャークス(南ア)対4位ブルーズ(NZ)、2位ブルズ(南ア)対3位クルセイダーズ(NZ)。いずれも南ア対NZ対決になり、オーストラリアのチームはひとつも残れなかった。南ア勢が総当たり戦の1、2位だったから、ともに彼らのホームで行われたのだが、南ア国内は今、この2チームの躍進でもともと人気のあったラグビーに火がついた感じのようだ。スタジアムの熱狂は怖いくらい。特にブルズのホーム、ロフタスヴァースフェルドの客席の応援旗、大合唱、あれ、見るだけで価値がある。

そして、試合は2つとも、恐るべき肉弾戦になった。NZのチームはスピードで勝負しようとするのだが、それをねじ伏せる南ア勢の猛タックル。僕は藤島大さんと一緒にシャークス対ブルーズの解説をしたのだけど、試合直後、「いまラグビーしてなくて良かったですよね~、怖いですよ、これ」と僕が言えば、「なんか、あまりに凄くて、解説できないような試合だったね」と藤島さん。もう一試合のブルズ対クルセイダーズも凄まじい。リピートもあるので、視聴可能の方はぜひどうぞ。「ラグビーはごまかしのきかないスポーツ」と言われることがあるけど、それを実感する試合だった。

※リピート放送予定。いずれもJSPORTS PLUSにて。
5月17日 (木) 8:00~ 10:00 シャークス vs. ブルーズ
5月17日 (木) 25:00~27:00  シャークス vs. ブルーズ

5月18日 (金) 8:00~10:00 ブルズ vs. クルセイダーズ
5月19日 (土) 19:00~21:00 ブルズ vs. クルセイダーズ

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日本代表PNCメンバー30名発表

5月13日(月)、IRBパシフィック・ネーションズカップ(PNC)に出場する日本代表メンバーが発表になった。FW(フォワード)=17名、BK(バックス)=13名、計30名。

◎PNCメンバー30名
FW=PR1山本正人、西浦達吉、HO松原裕司、山本貢、青木佑輔、PR3山村亮、相馬朋和、LO大野均、熊谷皇紀、佐藤剛、ルーク・トンプソン、FL渡邉泰憲、木曽一、ハレ・マキリ、グレン・マーシュ、佐々木隆道、NO8箕内拓郎

BK=SH大東功一、矢富勇毅、吉田朋生、SO安藤栄次、小野晃征、11小野澤宏時、12 大西将太郎、ブライス・ロビンス、13今村雄太、平浩二、14遠藤幸佑、クリスチャン・ロアマヌ、FB立川剛士

「選手個々、チームとして着実に成長している中での選考は非常に難しいものでした。今回選出されなくても、まだチャンスは残されています。PNCは厳しい戦いになりますが、優勝を狙っていきたい。初戦のフィジーには勝ちに行きます」(ジョン・カーワンHC)

太田GMによれば、なかでもFW第3列は難しい選考になったようだ。あくまでこの4試合での動き、とくにクラシック・オールブラックス戦でのパフォーマンスが大きく影響したようだ。「我々がやろうとするゲームプランを、プレッシャーのなかでやれるかどうか、その成長度合いで選びました」(太田GM)

当初のスコッドで、怪我を理由に選考対象外となったのは、大畑大介、ジェームズ・アレジ、フィリップ・オライリー。この3名については、早い回復があれば選出される可能性が高い。大畑の回復は順調。オライリーは、恥骨結合炎で全治まで約6週間。アレジは未知数。負傷の癒えたグレン・マーシュはメンバー入り。これら負傷者の問題もあり、当初、PNC終了直後に発表予定だったワールドカップメンバー30名は、7月下旬の強化合宿後まで延期される可能性が大きくなった。この30名は、5月19日、まずは第一戦のフィジー代表戦に向け、成田を発つ。

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