« 2007年7月8日 - 2007年7月14日 | トップページ | 2007年7月22日 - 2007年7月28日 »

2007年7月15日 - 2007年7月21日

決戦前日

Mcalister

トライネイションズ最終戦を明日に控えたオークランドも快晴です。金曜日は、午前11時からオールブラックスがイーデンパークで練習したので行ってきた。しかし、練習は見せてもらえず、外で1時間ほど待ちぼうけ。最後の個人練習だけ見せてもらえた。写真は、プレースキックの練習をするCTBマカリスター。身長は、180㎝の発表より明らかに小さいけど、がっちり体型が印象的だった。たしか、2年前にも感じたことだけど。芝生は、秩父宮より深い。ダニエル・カーターがキックオフの練習でドロップキックを繰り返していたのだが、ピンポイントでキャッチする選手の手に吸い込まれていた。キャプテンのリッチー・マコウもプレースキックの練習をしていて、左足で見事なキックを見せていた。なんでもできるわけね。

Henry

今朝のニュージーランドヘラルド紙のスポーツ面には、ヘンリー監督の顔とルービックキューブの写真に「Don't worry- I'm in complete control」の見出しが。選手を固定せず、多くの選手をローテンションで出場させることについて、疑問の声もあるが、ヘンリー監督は気にせず独自路線を貫いている。練習後は、サポーターとの記念撮影も。

Allblacks

午後1時半からは、ワラビーズの練習があった。ファーストジャージーを着て登場したので驚いたのだが、土曜日の先発メンバーでの記念撮影があった。すぐに練習着に着替えてウォーミングアップ、さて、練習開始というところで、こちらも報道陣は外に出された。もっとも、オールブラックスの練習時は30名ほどいたメディアが、ワラビーズの練習では10名ほどに。なんとなくだが、ワラビーズのほうがリラックスしているように感じた。コノリー監督が穏やかな表情で練習を見ていることもあるのかもしれない。

Wallabies

さて、明日の試合だが、こちらの新聞ではイーデンパークでのオールブラックスの強さがしきりに書かれている。1994年に南アフリカと引き分けて以来、オークランドでは連勝を続けている。そして、ワラビーズは、1986年9月6日に勝って以来、この場所では勝てない。歴史は動くのか。この試合、オールブラックスの優位は動かないが、僕が注目しているのは、ワラビーズのFBアシュリークーパーである。182㎝、98㎏の23歳。2005年の南アフリカ戦でデビュー。CTB、WTB、FBなんでもこなす万能選手。元ワラビーズのグラエム・ボンドの甥である。6月30日、メルボルンでのオールブラックス戦勝利でも、ゴールライン直前で、リコ・ギアー、リッチー・マコウ、クリス・ジャックをかわして力強いトライを奪って見せた。何かやってくれそうな雰囲気を持っている。どんな動きをしてくれるか楽しみだ。

日本代表のことも気になる。山本正人選手の怪我により、NECの猪瀬佑太選手とサントリーの前田航平選手が追加招集されたとのこと。ワールドカップメンバー30名は、23日に発表される。サプライズはあるのだろうか。

◎トライネイションズ最終戦放送予定
ニュージーランド代表オールブラックス 対 オーストラリア代表ワラビーズ
7月21日(土) 16:25~18:35 JSPORTS PLUS

| | コメント (5) | トラックバック (2)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ある記念日

Sea
Qst

19日朝のオークランドも快晴である。メインのクイーンストリートは、やたらと工事をしている。深緑郎さんのラグマガ原稿はなんとか間に合ったようだ。そういえば、きのうの夜になって、急に深緑郎さんが「誕生日だったんだよね」と思い出したように言った。何歳になったかは謎ということで。その場にいたみんなで祝杯。ラグマガの深緑郎さんの連載「トライライン」は、今月発売号で200回になるのだそうだ。僕が編集長時代に始め、今も残っている数少ない連載である。月刊誌で200回というのは、16年以上かかる大記録。次は300回目指して頑張ってほしいなぁ。ん? ということはその年に日本開催のワールドカップイヤーの可能性もあるわけか。

Eden1

きょうは、オールブラックスの練習をイーデンパークで見てきた。これは一番大きなスタンドの外観だが、将来、秩父宮ラグビー場を改装するときにも外観はクラシックでいってほしいなぁ。練習は午後2時半から行われたのだが、スクラムの確認では、スクラムコーチのクロノ氏が、8人同士で組んでいるところを真後ろからじっと見つめ、OKサインを出していた。「職人」という感じである。4月に日本代表のスポットコーチとして来日したバーン氏も、主にBKのパスなどチェックしていた。このコーチ陣の職人っぷりを見るだけで、オールブラックスの強さをひしひしと感じる。

Eden2

写真は、NO8ソーイアロと、SOカーター。コンビネーションが始まったところで、報道陣は外に出されてしまった。いつものことながらパスの速さと長さには感心させられた。先発メンバーはすでに発表されている通りだが、ワラビーズは、リザーブに怪我から復帰してきたFBクリス・レイサムが入った。オーストラリア側では、「ここで出すのは、まだ早いのでは」という議論も起きている。ハクスリーも怪我で欠場だし、たしかにこの試合でまたレイサムに怪我をされてしまうと、ワールドカップが苦しくなる。ただし、ワラビーズは今回はリザーブにFWを5名、BK2名にしているから、負傷者が出なくてもレイサムは後半投入されると思う(※当初の発表からワラビーズのN08が変更になったので、20日午後、記入し直しました)。

◎先発予定メンバー
ニュージーランド代表オールブラックス=1トニー・ウッドコク、2アントン・オリバー、3カール・ハイマン、4クリス・ジャック、5キース・ロビンソン、6ジェリー・コリンズ、7リッチー・マコウ、8ロドニー・ソーイアロ、9バイロン・ケラハー、10ダン・カーター、11ジョー・ロコゾコ、12ルーク・マカリスター、13イサイア・トエアヴァ、14ダグ・ハウレット、15ミルス・ムリアイナ
16ケヴィン・メアラム、17ニーミア・ティアラタ、18ルーベン・ソーン、19クリス・マソエ、20ブレンダン・レナード、21アーロン・メイジャー、22ニック・エヴァンス

オーストラリア代表ワラビーズ=1マット・ダニング、2スティーブン・ムーア、3ガイ・シェパードソン、 4ナイサン・シャープ、5ダン・ヴィッカーマン、6ロッキー・エルソム、7ジョージ・スミス、8スティーブン・ホイルズ、9ジョージ・グレーガン、10スティーブン・ラーカム、11ドルー・ミッチェル、12マット・ギタウ、13スターリング・モートロック、14マーク・ジェラード、15アダム・アシュリークーパー
16アダム・フライヤー、17アル・バクスター、18ヒュー・マクメニマン、19マーク・チザム、20フィル・ウォー、21スコット・スタニフォース、22クリス・レイサム

こちらは、雑誌や新聞にラグビーの情報があふれているのだが、昨日も新聞の一面に元オールブラックスのショーン・フィッツパトリック氏の顔が大写しになっていて、どうやら、犯罪の疑いをかけてられている友達のために証言する、という話だった。書店で手にとった最新のNZラグビーニュース誌に、ジョン・カーワン日本代表ヘッドコーチが登場していた。1ページの企画で定型の質問に答えているのだが、キャリアのハイライトは? の質問に、「コーチングに関して言えば」と前置きして、「イタリア代表を率いてシックスネイションズで最初に勝ったウエールズ戦、そして、パシフィックネーションズカップでの日本代表のトンガ戦勝利」をあげていた。

街中に2007年ワールドカップのカウントダウンが、時、分、秒など、それぞれで表示してあった。NZ時間の19日午後4時半くらいで、あと、4,368,300秒だった。

| | コメント (6) | トラックバック (1)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

快晴のオークランドより

Tawer

18日午後、オークランドのスカイタワー。ご覧のような快晴である。ここは、バンジージャンプもできるのだが、写真を撮る直前、急降下してくる人がいた。高いところが苦手な僕には絶対にできない。今回は、JSPORTSのトライネイションズ観戦ツアーの皆さん、深緑郎さん、JSPORTSのプロデューサー大谷さんと一緒である。飛行機は、南島のクライストチャーチ経由だったのだが、その時の機内アナウンスでは気温4度。しかし、オークランドに着くと、ラグビージャージー一枚くらいで十分だった。思った以上に暖かい。

お決まりの空港でのトラブルはなし。深緑郎さんは、ラグマガの締め切りを抱え、空港でも飛行機の中でも、時間があればパソコンに向かっていた。25日発売なんだけど…、間に合うのか? 僕は編集部の命をうけ、プッシュ役である。

ニュージーランド航空なので、機内でオールブラックスの試合のビデオを見ることができた。2004年のパシフィックアイランダーズ(サモア、トンガ、フィジーの連合軍)とオールブラックスの試合は、互いに思い切って攻め合う面白い展開、アイランダーズのWTBシビバトゥは、現在はオールブラックス入りしているのだが、桁違いのスピードを見せつけていた。

もう一つ、2005年9月3日のオールブラックス対ワラビーズ(オーストラリア代表)を見た。ワラビーズはSOロジャース、CTBトゥリヌイ、ラスボーンというBKライン。ここ数年、ワラビーズのBKもずいぶんいろんなパターンで組んでいることを再認識した。もちろん、ラーカム、ギタウ、フラットリーが怪我をしていたのだけど。飛行機から降りて、深緑郎さんにこの件を話したら、「それ、オークランドから実況中継したやつだよ」。すっかり忘れて見入っていた。そうだった。この時もトライネイションズ観戦ツアーのみなさんと来たのだ。オールブラックスが、34-24で勝利し、同大会6度目の優勝を飾った試合だ。オールブラックスは翌年も優勝し、今年は史上初の3連覇を狙う。一気に記憶が甦ってきて、ますます楽しみになってきた。

まずは、オークランド到着報告でした。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

中標津合宿スタート

日本代表サマーキャンプ参加メンバーは15日、北海道・中標津入りし、16日から本格的トレーニングに入った。今回は、44名が参加。初日は朝からグラウンドでの練習とウエイトトレーニングをFW、BKが交互に行い、午後はフィットネスと、スキルを組み合わせた、かつてないほど厳しい内容になったようだ。

160707_1845

僕は今回の中標津には取材に行けないので、現地入りしているJSPORTSのスタッフが写真と情報を送ってくれた。スタッフによれば、気温は10度台ながら、選手は汗だくになって与えられたドリルを必死にこなしていたようだ。ケガでリハビリ中のアレジ、大畑、オライリーの3選手他数名が別メニューも、大畑選手はジグザグ走などで調整、オライリー選手も80%くらいの回復具合とのこと。アレジ選手は、歩き方にぎこちなさは残るものの、痛めた足に徐々に負荷をかけるような練習にも取り組んでいる。ただ、カーワンヘッドコーチは「8月の壮行試合に出場できる状態でないと、選ぶのは難しい」とも語り、ケガを抱えた選手にとっては、ぎりぎりのチャレンジが続く。

木曜日(19日)、午後1時からJSPORTS ESPNで初回放送のラグビープラネットにて、この合宿の様子、カーワンヘッドコーチ、アレジ選手のインタビューが紹介される。特集は、大野均選手。

僕は明日、トライネイションズ最終戦「ニュージーランド代表オールブラックス対オーストラリア代表ワラビーズ」の実況中継のため、オークランドに向かう。この両チームは順当にいけばワールドカップ決勝トーナメントで対戦する可能性が高く、注目の一戦となる。どんな内容であれ、それがワールドカップ優勝の行方になんらかの影響を与えるはずだ。そういえば、先週はオークランドもハリケーンで、木が倒れたり、屋根が吹き飛ばされた家もあり、一週間たってもまだ電気が復旧しない地区もあるそうだ。

160707_1157

こちらは、庭のムクゲ。晴れ間がぞのいたので庭に出たら一輪咲いていた。

アジアテストシリーズのディビジョン6のため、ブルネイにいる、平林泰三レフリーから、メールが着たのでご紹介します。平林さん、いつもありがとうございます。
《第2日目はインドネシア対カンボジアを担当しました。1日目同様に20:35キックオフで試合が開始されました。ブルネイでは、サルタン国王の誕生日があり、夜8時半まで礼拝があるので、20:30以降のキックオフとなりました。スタジアムの照明も19:45まで点灯する事が出来ず、暗闇の中で両チームともにウォーミングアップを始めました。
 試合は、カンボジアが前半圧倒しましたが、3回のPGを失敗し、3-3で前半を折り返しました。後半は、はじめにインドネシアがPGを決め、6-3とリードした後、カンボジアの猛攻撃が始まり、後半20分にトライをあげ、10-6とリードしました。後半25分にハイタックルによりインドネシア選手がシンビンになりましたが、その数分後にインドネシアがトライをあげ、11-10と逆転しました。後半最後のプレーで敵陣22mラインから少し出たあたりでカンボジアがPGを狙いましたが失敗し、インドネシアが1点差で試合を制しました。
 こちらの現地の人たちは「トライネイションズのような試合だった」と感激してました。昨年はカンボジアが30-0でインドネシアを下したので、大方の予想を覆した「ビッグアップセット」として新聞の一面トップ記事に掲載されました。
 もう1試合のブルネイ対ラオスも白熱した試合になり、こちらも最後のロスタイムでPGとなり、ブルネイがこれを決め、17-16で勝利しました。
 ブルネイは国際試合で初勝利。ブルネイは気温以上に熱い一日となりました》

| | コメント (6) | トラックバック (0)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

アジアのこと

台風の影響で、14日に予定されていたNECグリーンロケッツの我孫子ラグビーフェスタは中止。悪天候の場合は、翌日(15日)開催の予定だったのだが、それも中止に。7人制の高校生大会に出場する選手や、毎年、練り上げたパフォーマンスを披露する選手たち、そしてスタッフの人たちにとっては残念だろうなぁ。この連休は、全国的にそういうことが起こっているのだけど。

土曜日はトライネイションズのニュージーランド代表オールブラックスと南アフリカ代表スプリングボクスの解説だった。主力を休ませているスプリングボクスだが、ディフェンス面では素晴らしい反応を見せる。オールブラックスはやや元気がなかったが、終盤はスピード感ある攻撃が出る。トライネイションズもあと1試合。優勝をかけてオールブラックスとオーストラリア代表ワラビーズが戦うわけだが、それだけではなく、両国のW杯でのパフォーマンスに直結する重要な試合になる。

同日、ブルネイでアジアラグビーフットボール協会(ARFU)理事会が行われ、「アジア5カ国対抗」の新設が決まった。これまで2年に1回開催されてきた「アジアラグビー大会(Asian Rugby Football Tournament)」に代わって、2008年4月より、新たに「アジア5カ国対抗(Asian Five Nations)」が開催される。初年度は、日本、香港、韓国、カザフスタン、アラビアンガルフが5カ国対抗に参加。以下、ファーストディビジョン、セカンドディビジョン、地区ディビジョンと続く。詳細はコチラ

また、アジア協会のIRB(国際ラグビーボード)理事に、日本協会副会長・専務理事の真下昇氏が選出された。アジア協会代表のIRB理事は日本協会からは初めての選出。会長は、韓国協会のチョイ・ワン・タエ(Choi Won Tae)氏に。アジア全体のラグビーを引っ張って活性化していくために、日本が果たす役割はますます大きくなる。そして、2015年W杯開催国が決定されるのは、2009年11月。2008年には開催候補地などが選定され、招致活動が活発化する見込み。アジア全体の声を招致活動につなげたい。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

« 2007年7月8日 - 2007年7月14日 | トップページ | 2007年7月22日 - 2007年7月28日 »