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2007年7月22日 - 2007年7月28日

成田の出来事

みなさん、さまざまなコメントありがとうございます。僕は個々のコメントに答えることをしていないのですが、必ず目は通しています。マーシュ選手の件は、ご本人の気持ちを思うとほんとうに残念。当然のことですが、これ以上選手を悲しませないよう、代表事業部には選出前にIRBに照会する手順を徹底してもらいたいと思います。

最近になって初めて会った方からもコメントがありました。ブログを始めて以降、仲間の輪もずいぶん広がりました。心強いです。その中の「成田で写真を撮っていただいた者です」という明日香さんからのコメント。普通に読むと、僕と明日香さんが一緒に写真を撮っただけのように思われますが、実は日本代表のジョン・カーワンHC(JK)と一緒に写真を撮りたい明日香さんが、僕に「撮ってもらえますか?」と携帯電話を渡したのが最初。トライネイションズ観戦ツアーのみなさんとJKとの写真を僕が撮ってあげていたので、協会の人と思われたのかな? とシャッターを押しました。その直後、「村上さんですよね?」と。「知ってたんかい!」と突っ込みたくなるような出来事でした。

きのう(金曜日)は、一日中、都内を動いていた。ラグマガの編集部、ラグビー協会、そしてミーティングのため代官山に移動し、次は恵比寿、六本木。汗だくになった。フリーは動いてなんぼだが、動けば仕事がたまる。本日は自宅でパソコンに向かっている。昼間に突然友人がやってきて、冷麺を食べて帰って行った。たま~に、こういうこともある。「きょうは隅田川の花火大会に行こうかな」とか言ってたな。花火大会、何度か行ったことあるけど、ずいぶん長いこと行っていないなぁ。

8月10日の日本代表対アジア・バーバリアンズ戦は、ナイター開催だが、浴衣(甚平)来場キャンペーンということで、浴衣か甚平を着用して来場したお客さん先着200名に日本代表メッセージ入りオリジナル扇子がプレゼントされる。17:30~JRFUメンバーズクラブテント前(正面駐車場)で引換予定とのこと。これとは別に先着10,000名に日本協会オリジナルうちわ、そして「ラグビーファンマガジン」が先着5,000名にプレゼントされる。ファンマガジンには、僕もマイク眞木親子のストーリーを書いています。

オーストラリア遠征中の高校日本代表は初戦に惜敗。

◎高校日本代表オーストラリア遠征第1戦(7/26)結果
高校日本代表●23-24○ノースクィーンズランド高校代表

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タックル好き

まずは情報から。NECグリーンロケッツの選手たちが、自社CMに出演する。ノートパソコンの宣伝らしい。7月27日(金)、報道ステーション(テレビ朝日)、7月28日(土)知っとこ(毎日放送)で、テレビCMあり。浅野良太キャプテン、箕内拓郎選手らたくさんの選手が出るようだ。

一昨日の日記でも触れたが、「タックル」特集のラグビークリニックを熟読中である。結局、僕はタックルが好きだということか。僕は大学3年からフルバック(FB)になたのだが、それまではスタンドオフ(SO)、センター(CTB)だった。だからどのポジションのディフェンスのやり方にも興味がある。特に、フルバックのディフェンスは、相手との間合いのとり方が難しいので、いつも悩んでいたのだが、この本では、元7人制日本代表のネイサン・アシュレイさんが話を聞かせてくれている。

彼の一対一のディフェンスの強さは定評のあるところで、なぜ抜かれないのかが、これを読むと分かる。「距離を詰めるときに大切なことは、相手の動きを集中して見る。ヒントを見逃さないことです。次にどういうプレーをするかの動きを察知する。キックか。パスか。ボールの持ち方で、どちらに走るかもわかる~」。なるほど。そして、ディフェンスラインのど真ん中を破られて、一対一になってしまったときは、「相手が考える前に動き、判断の時間を消すことが大切。アタッカーが自分から視線を外す瞬間を見逃さないでください。相手が視線をこちらに戻したときには、もう目の前にいる感じです」とくる。この感覚、とてもよく分かるのだが、実際にやるとほんとに難しい。うまく接近して倒せたときは、ものすごく気持ちいいのだけど。

もちろん、本文はもっと詳しく書いてあるので、ディフェンスに悩むフルバックは必読である。こういうの読むとプレーしたくなるのだが、もうプレーしなくなって7、8年経つし、無理っすね。

ラグビークリニックには、プロレフリーの平林泰三さんと清宮克幸さんの対談もあって、いい提言をたくさんしている。他にも興味深い記事多数。次はラグマガ熟読だ。

◎愛好的観劇日記【お気に召すまま】観ました。渋谷Bunkamuraシアターコクーンにて。演出:蜷川幸雄、作:W・シェイクスピア、翻訳:松岡和子、出演:成宮寛貴、小栗旬、吉田鋼太郎、田山涼成、高橋洋、月川悠貴ほか。出演者が全員が男性で、成宮、月川が女役を演じながら、その芝居の中で男役を演じる。蜷川さんの舞台は綺麗だから好きだ。面白かった。満足。最後はスタンディングオベーション。客席は9割以上女性で埋め尽くされ、最後に人気抜群の小栗くんが投げキッスをすると、なんだか会場全体が吸い寄せられるように前に出た気がした。小栗くんは姿がいい。シェイクスピアは言葉がいい。羊飼いが言う。「俺は正真正銘の働き者だ。食うもんは自分で稼ぐ、着るもんは自分で手に入れる、人の恨みは買わねえ、誰の幸せだってうらやましいとは思わねえ、他人の喜びは俺の喜びだ、自分の不幸は甘んじて受け入れる…」。名台詞が山ほどあった。芝居に吸い込まれて、吉田鋼太郎さん演じる前公爵に抱きしめられたくなった。変か?

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マーシュ選手のこと

朝起きてメールを確認すると、小林深緑郎さんから情報が入っていた。小林さんが早起きしてDaily Yomiuriを読むと、IRBがグレン・マーシュ選手の日本代表資格を否定したという記事が出ていたとのこと。

マーシュ選手は、1999年に、NZ・A代表入りし、4試合に途中交替出場している。相手は、オールブラックス、フランス、オーストラリア・バーバリアンズ2試合。現在、NZ協会は、A代表を「ジュニア・オールブラックス」と呼んでいるので、ちょっと分かりにくい面があるのだが、問題は、マーシュ選手がプレーしたチームが国代表に準ずる第2代表だったかどうかということ。IRBが下した結論は第2代表というものだったわけだ。

これまで日本協会は、マーシュ選手のA代表の経歴を見て、彼を代表に選んでこなかった。しかし、ジョン・カーワンHCになったのを機に念のため確認すると、NZ協会から「国の第2代表での出場記録なし」と回答があった。今回の結論を見ると、その時にIRBに確認しなかった日本協会にも問題があるし、「出場記録なし」と回答したNZ協会にも疑問がわく。そして、これはDaily Yomiuriのリッチー・フリーマン氏の記事にも書いてあるのだが、オーストラリア7人制代表の経歴をもって、日本代表資格無しとされた、ダミアン・マクイナリー選手と同じオーストラリア7人制代表でプレーしたスティーブ・デヴァイン選手が、オールブラックスの一員として2003年W杯に出場するという例外もあった。IRBも揺れた過去がある。

規定が厳然としてあるのは承知だが、毎度、代表資格問題はやりきれない思いになる。突然助っ人のように代表入りする選手ならともかく、マーシュ選手のように丸6年も日本でプレーしている選手がA代表途中出場の経歴で、W杯への道を閉ざされる。マクイナリー選手や、ウーリッチ選手(クロアチア7人制代表の経歴あり)にしてもそうだ。

日本協会は当然、IRBに再確認するようだが、当初「出場記録なし」としていたNZ協会が、IRBの判断に委ねている現状では結論は覆らないだろう。

追記◎日本協会は26日午後、代表資格が認められなかったグレン・マーシュ選手代わり、浅野良太選手(NECグリーンロケッツ)を日本代表メンバーに加えることを発表した。


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タックルは泣ける

あれ~、またメンテナンスの時間をうっかりしていた。もう何回目だろう。24日の夜、日記を書いてアップしようとしたらココログはメンテナンス中。

というわけで、きのうもきょうも昼間は依頼を受けた原稿など書いていた。月曜日に発表された日本代表36名の中で数名の選手に電話でコメントを聞く仕事もあったのだが、どの選手からも「選ばれてほっとしました」という言葉があった。外側から見ていれば選ばれて当然の選手でも、いざ発表の日となると緊張する。当たり前だけど。今回は、合宿の最終日に自ら直接JKに聞く方法もあったようだが、発表まで待った選手も多く、このあたり個々の性格が出ていて面白いと思った。

ちなみに直接カーワンHCから聞いたという大西将太郎選手は、聞いた瞬間泣きそうになったそうだ。「ワールドカップに出て結果(勝利)を残せたら、ラグビー人生が終わってもいい」という言葉が印象的だった。もちろん、彼は決勝トーナメント進出を目指している。多くの選手にとって、ワールドカップとはそういう舞台なのだと思う。会見でも、リハビリ中のジェームズ・アレジ選手が「日本代表に人生を捧げる」と言ったことを、カーワンHCが明かしていた。

グレン・マーシュ選手について日本協会がIRB(国際ラグビーボード)への最終的な資格照会をしている件。太田GMの説明によれば、当初、NZ協会にマーシュ選手のNZ・A代表でのプレー経歴について照会したときは、「正代表の次に準ずるチームでプレーしたことは認められない」との返答があった。代表事業部としては、これをもって日本代表の資格ありと判断していたのだが、ここにきてNZ協会から「IRBに正式に照会した方がいい」とアドバイスされたとのこと。最近になってマーシュ選手と同時期にプレーした選手についてスコットランド協会がIRBに照会した結果、「代表資格無し」とされたためらしい。2カ国にまたがって代表になれない規定は、A代表、7人制代表まで適用される。しかし、NZ協会が当初問題無しとしたものについて、IRBが認めないことになれば、カーワンHCにしても、マーシュ選手にしてもやり切れないものがあるだろう。今は結果を待つしかないのだが。

25日は、ラグビーマガジンとラグビークリニックの発売日。クリニックの特集は「タックル」。巻頭は、元日本代表FLで、現在、山梨県の桂高校で教鞭をとる梶原宏之さんのインタビュー。タックルの極意を語っているのだが、ユーモラスでありながら、泣ける言葉が多い。小さい頃から農業を手伝い、ブドウの棚の低さに自然にインナーマッスルを鍛えられた話など、いい話がいっぱいだ。タックルマン石塚武生さんのインタビューでは、「ステップを切る相手を止めるには、相手が止まったときに間合いを詰めること」に納得。この本、ディフェンスの勉強になります。僕がタックルするわけではないのだけど、全部読まなきゃ。

追記◎ワールドカップのテレビ放送についてコメントありましたが、僕たちラグビーに関係して仕事している者にとっても地上波放送は朗報です。JSPORTSやラグマガにとっても。地上波でひろがったファンのみなさんが新たにJSPORTSやラグマガに関心を持ってもらえればありがたい話ですからね。実際、JSPORTSと日本テレビは友好的に情報交換しているようです。協力しあっていい放送になればと願っています。日本テレビは、清宮克幸さんがメインで解説をします。

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日本代表メンバー発表

月曜日は、日本代表のワールドカップ(W杯)メンバー36名が発表になった。W杯本大会に登録できるのは30名なのだが、6名はバックアップメンバーとして帯同する予定。30名の選手が負傷などの理由でプレーができなくなった場合は、入替が可能。30名の絞り込みは、8月10日の壮行試合後になるが、登録締め切りの8月14日まで決定が伸びる可能性もある。

また、日本テレビが全国ネットで日本の一次リーグ4試合と、準々決勝1試合、準決勝1試合、決勝の計7試合、そして「ワールドカップハイライト」を、8回に分けて放送することも発表された。日本の試合はオーストラリア戦が同日録画放送になるが、あとの3戦は、生放送に近い形になる。「近い」というのは放送枠の関係で開始が数分ずれるため。JSPORTSは、全48試合を生中継する。

会見の席上、ジョン・カーワンHCは「非常に難しい判断だった」など選考について前置きした後で、一気に36名を読み上げた。メンバーは以下の通り。「我々が目指すジャパニーズ・スタイルに合う選手、そしてW杯のスケジュール上、2チーム編成することが必要のため、それにフィットする選手」と、カーワンHCはこの2点でメンバー選考を説明した。基本的には、現ジャパンの戦術が浸透しているパシフィックネーションズカップ(PNC)のメンバーが軸になっているが、ATQから推薦のあった猪瀬、杉浦、金という若手も将来を見据えて選出された。PNC以外のメンバーも入ったが、侍バツベイについては、「ボールキャリアーとしての突破力が図抜けている」ことで選び、オトは「フィジカル面の強さが特徴であり、インサイドCTBとして起用を考えている」と説明した。

また、怪我からの復活を目指す大畑、オライリー、アレジもメンバー入り。大畑、オライリーについては、壮行試合に出場できる見込み。アレジに関しては壮行試合のプレーも難しそうだが、太田GMは、「カナダ戦にでも間に合うならばという思いはある」と語り、卓越した実力から最後まで可能性に賭けてリハビリを続けることになった。

◎ワールドカップ2007 日本代表メンバー
PR:山村亮、山本正人、相馬朋和、西浦達吉、杉浦敬宏、猪瀬佑太
HO:松原裕司、山本貢、猪口拓
LO:大野均、熊谷皇紀、ルアタンギ・侍バツベイ、ルーク・トンプソン
FL/NO.8:箕内拓郎、渡邉泰憲、木曽一、ハレ・マキリ、フィリップ・オライリー、佐々木隆道、グレン・マーシュ
SH:矢富勇毅、吉田朋生、金喆元
SO:安藤栄次、小野晃征、ジェームス・アレジ
CTB:大西将太郎、ナタニエラ・オト、今村雄太、平浩二
CTB/FB:ブライス・ロビンス
CTB/WTB:大畑大介
WTB:小野澤宏時、遠藤幸佑、クリスチャン・ロアマヌ
FB:有賀剛

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トライネイションズ最終戦

東京に戻りました。ただいま日曜日の夜です。今回は、JSPORTSで募集した観戦ツアーの人たちと一緒だったのだが、帰りの空港でワラビーズと一緒になったり、成田に着いたら日本代表のカーワンHCがいたりで(家族の迎えのため待機していたみたいだった)、ラッキーの連続。試合は、元日本代表アンドリュー・マコーミックさんのエスコートと、楽しんでいただけたのではないかと思う。

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きのうのトライネイションズ最終戦は、朝から小雨がぱらついていたのだが、試合直前のセレモニー時に突然カミナリをともなった豪雨になった。これは放送ブースから撮影した写真だが、オールブラックスの大きな旗を持った人たちの上にも容赦なく降りしきり、雨がたまって重そうだった。試合直前には小雨になったのだが、試合内容はどうしてもキック中心の手堅いものに。ただ、両者の対抗意識は凄まじく、その気迫は放送席までびんびん伝わった。僕が注目したワラビーズのアシュリークーパーは無駄な反則でオールブラックスのカーターにPGを決められたりしたが、突破力は魅力があり、日曜日朝の地元紙も高い評価をしていた。

W杯前のトライネイションズを見ると、だいたい結果が読めるのだが、今回は、難しい内容だった。互いに手の内を出し切らない試合だったし、シンプルな意地の張り合いだったから。オールブラックスは確かに強い。でも、オーストラリア、南アフリカ、フランス相手には、一発勝負でどうなるか分からない。という、分かり切ったことを再認識した。ただ、オールブラックスのウェイン・スミス、スティーブ・ハンセン両コーチは、「まだ60%の出来」と自信満々のコメントをしているようだけど。

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写真は、日曜日朝の「ヘラルド・オン・サンデー紙」。カップで勝利の美酒を飲むHOアントン・オリバー。オールブラックスは、ワラビーズとの定期戦にかかるブレディスローカップと、トライネイションズのカップ両方を手にした。オリバーはW杯後フランスへ行くので、この日がオールブラックスとしてNZ国内での最後の勇姿となった。オールブラックスのFWは強かったし、SOカーターの正確なキックも見事だったが、僕が印象に残ったのはワラビーズCTBモートロックの守備範囲の広さ。抜かれたか? と思った場面で反応よく手が届く。突破力もあり、アウトサイドCTBとしては現在、世界最高レベルにあると思う。

東京の家に帰ると、すでにオールブラックスのW杯スコッドが発表されていた。ただし、29名。あと1名は、8月14日までに決めるという。怪我から復帰したばかりのPRサマヴィルが入っていないので、ここを慎重に見極めるということなのかな。残念ながらトロイ・フラヴェルは入っていない。SHで選ばれたのは、バイロン・ケラハー、ブレンドン・レナード、アンドリュー・エリス。レナードはここ数試合で猛アピールしたが、それに比べるとウィップーは今ひとつだったかな。もっとも、ケラハーも「出来不出来の波がある」と言われているのだが。レナードの勢いは、オールブラックスにとって大きいと思うなぁ。

さて、明日は日本代表メンバーの発表だ。もう一つ、高校日本代表26名が23日からオーストラリア遠征に出かける。

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