« 2007年9月2日 - 2007年9月8日 | トップページ | 2007年9月16日 - 2007年9月22日 »

2007年9月9日 - 2007年9月15日

花のパリ

日本代表は矢富勇毅選手がフィジー戦の足首の負傷でプレーが不可能になり、金喆元選手が登録されることになった。矢富選手が持ち味を出し始めていただけに残念だが、金選手もランニングは力強い。気持ちも強いので、矢富選手の思いを継いで力を出してくれるだろう。南アフリカのCTBデヴィリアスも腕の筋断裂で戦線離脱することに。また、スカルク・バーガーは最終的に2試合の出場停止処分に軽減されたようだ。

Hana

14日は午前中に時間があったので、マドレーヌ教会、コンコルド広場からセーヌ川を渡り、サン・ジェルマン・デ・プレ教会のあたりを散歩した。マドレーヌ教会で花を撮り、コンコルド広場に着く直前に売店で絵はがきを選んでいたら、「村上さん」と声をかけられた。サントリーサンゴリアスの山下大悟キャプテンだった。「地図持ってます?」。しばし道案内。サントリーはこの日の夜の便で帰国するようだ。せっかくなので、一緒にいた高野選手、森岡選手も撮影。「ブログですか?」と山下キャプテン。はい。常にデジカメを持ち歩く僕は、完全に村上ペー化している。

Sung

そのあと、元フランス代表CTBフィリップ・セラの「111」というお店へ。僕は1987年ワールドカップのフランス代表メンバーが大好きだったのだが、その中で、SOフランク・メネルが「EDEN PARK」、FBセルジュ・ブランコが「QUNZE」というファッション・ブランドを立ち上げている。ブランコは他にもブランドを持ち、ホテルなども経営しているようだ。セラのブランドは、自身がフランス代表キャップを「111」保持しているところから来ている。無理矢理カタカナで書くと、「ソンオンズ」になるみたいだ。実は、セラ大好きの僕としては、ぜひ行きたいお店だった。地下鉄のMOUTON-DUVERNETという駅の近く。外観はこんな感じである。セーターもシャツも、どれもかっこいいのだが、ちょっと高かったな(泣)。

Sella

Engsup

そのあとも歩いたのだが、きょうはイングランドのジャージを来ている人をたくさん見た。南アフリカのジャージは少なかったけど、それでも数名は発見。夜、IBC(国際放送センターで)に行って大画面で観戦。この試合の解説は、深緑郎さんの担当である。こういう時の僕はリザーブ(控え選手)みたいなものだが、解説しないで見ているのもなかなか楽しい。

試合のほうは、スタッド・ド・フランスで午後9時にキックオフ。イングランドの健闘を期待したけど、FWも前に出られないし、キックの陣取り合戦も劣勢だし、苦しい試合だった。両チームとも出血する選手の多い激闘だったが、南アフリカは万事余裕があった。若いCTBステインは、抜群のアタックセンスに加えて、大事なところで何度も相手ボールを奪う力強さも見せていた。頼もしい20歳である。しかし、SHのデュプレアは上手かったなぁ。これで南アは一次リーグ1位通過に大きく前進。イングランドFBロビンソンが左足を負傷。かなりひどそうなので、今大会ではもうプレーできないだろう。CTBヌーンも足を痛めていたし、前大会覇者イングランドはこの後の戦いも厳しくなった。

15日はNZ代表オールブラックスが登場、ポルトガルと対戦する。ウエールズ対オーストラリア、アイルランド対グルジアと、いろんな意味で注目カードが並ぶ。オールブラックスは、キャプテンのリッチー・マコウが練習中に肩を痛めたらしく、出場しない。

NZ国内の様子について、友人から以下のようなメールが届いた。
「NZヘラルド誌はそりゃー毎日どこから読めばいいのかわからないくらいW杯の記事でうめつくされています。今週からラグビービンゴなるものも始まり、全世帯に番号がプリントされたビンゴの用紙が投函されて、毎日紙面で番号が発表されるのです。売り上げ誘導作戦です。豪華賞品(ラグビーボールからデジカメ、冷蔵庫、乾燥機、DVD、BBQグリル、ヨーロッパ旅行、車その他)、総額$250000です。今月いっぱい続きますよ」
さすがに、ラグビー王国である。

Toyota

パリにも、あっちこっちにラグビーを感じさせる広告があるのだが、こちら地下鉄構内の巨大ポスター。なが~いスクラムである。

| | コメント (9) | トラックバック (9)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

一夜明けて

Hotelt

13日朝、トゥールーズのホテルを出ると地面が濡れていた。試合の時は快晴だったのに。地元紙は、大観衆が熱狂した試合を日本からのサポーターのことも紹介して大きく取り上げていた。

Newsp

午前中、パリに移動。トゥールーズの空港で、観戦ツアーのみなさんや、フランスで合宿をしていたサントリーサンゴリアスの選手達に会った。みなさんと、「惜しかったですね」、「勝てる試合でしたね」と言葉をかわした。16年ぶりのW杯勝利の大チャンスだっただけに悔しいのだが、実質4月からの5か月間でフィジーに負けて悔しいと思えるレベルまでチーム力を高めたのは、カーワンHCの手腕だ。そのことは評価されるべきだと思う。もちろん、日本代表にとっては勝つことが使命だったし、勝てなかったのだから足りないものがあるのは間違いない。しかし、ここまでベースを引き上げたからこそ、課題も絞り込めるのだと思う。

ただし、まだ総括する時期ではない。あと2試合ある。このチームの結束力、かつてない「熱」は確かだ。ウエールズ戦も、カナダ戦も全力を出し尽くしてくれるだろう。確かな分析とゲームプランで勝利をもぎとってほしいと願う。日本代表は、13、14日は体を休め、15日からウエールズ戦に向けて始動する予定だ。カーワンHCは、「ここからは頭を使う」とし、選手のコンディションを見極めながら準備を進める意向だ。メンバーは早めに発表されるようだが、負傷者の回復具合も見ながら固めていくことになりそう。

というわけで、僕らJSPORTSチームは、ここから数日間は日本戦以外の試合を日本へ届けるためにパリに滞在する。またIBC(国際放送センター)通いが始まるわけだ。

14日は、南アフリカ対イングランドという一次リーグ屈指の好カードが行われるのだが、ここに来て、イングランドは、キャプテンのPRヴィッカリーが、アメリカ戦で相手選手の足を蹴って倒したことで2試合の出場停止が決まり、南アフリカも、FLスカルク・バーガーが危険なタックルで4試合出場停止を科されることになりそう。イングランドは、SOジョニー・ウィルキンソンが怪我で出場できない。南アフリカが圧倒的に優位に見えるが、12日は、日本が健闘しただけでなく、ルーマニアがイタリアに肉薄し、トンガは見事な展開ラグビーでアメリカに快勝した。W杯は何が起きるかわからない。

Vin

フランスは、ワインが安いので飲む機会が多くなるのだが、トゥールーズでこんなワインに出会った。「ヤニック・ジョジオン」。フランス代表CTBジョジオンの名を冠したワインだった。彼の実家は農場で、そこで収穫されたブドウが原材料になっているようだ。なかなか美味しかったです。

| | コメント (8) | トラックバック (6)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フィジー戦結果

St1

フィジー戦が終わった。会場を埋めた大観衆からのスタンディングオベーション、そしてジャポンコールに日本代表の健闘が集約されていた。立ち上がりからの懸命に前に出るディフェンス、何度かリードを奪われながらあきらめずに追いかけたスピリット、4点差を追う終了間際の5分にも及ぶ攻撃。トゥールーズの目の肥えたファンの拍手に嘘はない。ジャパンは、堂々と戦った。でも勝てなかった。試合後、日本のサポーターのみなさんにも会ったが、「残念」としか言いようがなかった。悔しい。

試合前にこれほど胸が締め付けられたのはいつ以来だろう。日本ラグビーの歴史に残る日になる。そう思っていた。フィジー戦会場のメディアセンターにキックオフ4時間前に入る。深緑郎さんが、イギリスのブックメーカーの掛け率を調べたら、なんと日本が勝ったら、1ポンドが9ポンドに。フィジーの勝利は、33ポンドかけても34ポンドしかもどって来ないという評価の差。ハンデも23点ついている。日本の評価はとことん低い。誰も勝つとは思っていない。日本がフィジーに勝てる能力があるのを世界は知らないのだ。しかも、フィジーは初戦である。だから、チャンスがあるはずだった。

日本代表は、箕内キャプテンがトスに勝ち日差しを背負う陣地を選択。キックを軸に陣地を取り、よく前に出てディフェンスした。ラインアウトは安定し、スクラムもプレッシャーをかけ、モールも押し込める。ブレイクダウンも負けていない。大西将太郎のプレースキックの調子も良かった。つまり、互角以上に戦える要素がいっぱいだった。ボールをキープして、何度か連続すれば、必ずフィジーの防御には穴ができた。でも、そこをパスミスが多くて突ききれなかった。攻撃の精度はまだまだ低い。スクラムで優位に立ちながら、コミュニケーションミスで簡単にトライを奪われたのも悔やみきれないシーンだった。

後半、足の痙攣で退場したSH吉田に代わった矢富は思いきりのいいランニングでチャンスを作ったが、数分で足首を痛めて退場。同じくこの時間帯に、FB有賀も足首を痛めて退場する緊急事態となり、残り20分を残して、日本はSH不在。WTB小野澤、CTB平を投入し、ロアマヌがFBに、ロビンスがSHに入ってこれをしのぐ。SH不在は何より苦しい事態だった。

あとは選手達の絶対にあきらめないスピリットが頼りだった。一時は、24-35と11点差にまで引き離されたが、トンプソンのトライで追撃し、31-35の逆転圏内に入ってからはひたすら攻めた。だが、ついにトライは取り切れなかった。このとき、スタジアムの興奮は最高潮となり、日本代表の選手達はサインも何も聞こえない中でひたすらボールを動かしていた。このチームは気持ちの折れない選手達が揃っている。その熱さは、確実に大観衆の心をとらえていた。

「後半の重要な局面でSHが2人怪我をしてしまい、流れが変わりました。日本は体が小さいからダメだとかいろいろ言われてきましたが、そんなことはありません。きょうは日本のスピリットを示すことができました。本当は勝つことによって示したかったのですが」(カーワンHC)。

Pc1

ドーピング検査で記者会見に来られない箕内キャプテンに代わって会見に出席した大西将太郎選手はこう語った。「しっかりとディフェンスができ、ミスを誘えたが、そこからのターンオーバーでトライまで行けなかったことは残念です。しかし、1ポイントゲットできたことをポジティブに考え、次の試合に臨みたいです」

この日の日本代表のキーワードは「我慢」だった。最後はみんなで声をかけあい、我慢して攻撃した。大西選手も「最後は頭が真っ白になりました」と、グラウンドに大の字になった。多くの選手が力を出し切った試合だった。死闘だっただけに、負傷者も多くなったが、ここからは2チーム制ではなく総力戦だ。試合後は、どの選手も前を向いていた。しばし休養をとり、ウエールズ、カナダに対して、あきらめずに戦い抜いてもらいたい。

追記◎試合後、JSPORTSにスタッフとタクシーでホテルまで帰った。助手席には人を乗せないタクシーだったのだが、一人だけ乗れなくなってしまうので、通訳のタクちゃんが一生懸命頼んだら、「ジャパンがいい試合をしたから特別だよ」と乗せてくれた。その後、ホテル周辺でも、「いい試合を見せてくれてありがとう」と声をかけられた。最後の猛攻のシーン、僕も胸が熱くなった。勝ったら、泣いてたな。

日本代表第2戦結果
日本代表●31-35○フィジー代表(前半9-10)

| | コメント (34) | トラックバック (22)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

第2戦前日

Str

いよいよフィジー戦だ。11日の朝、つかの間ゆったりとした時間を過ごした。トゥールーズ市内を深緑郎さん、矢野さんらと散歩。フィジー戦のゲスト解説者である向井昭吾さんも一緒だった。まずは、数多くのフランス代表選手を輩出するスタッド・トゥールーザンのショップへ行った。場所は、トゥールーズ・マタビオ駅を背後にしてまっすぐ歩いた突き当たりにある。スタッド・トゥールーザンブランドのジャージやポロシャツはセンスがいい。

Hiroba

River

続いて、町の中心部にあるキャピトル広場、そして、ガロンヌ川のほとりを歩く。絶景だった。キャピトル広場のところにある本屋には、ラグビー本が山ほどあり(写真は一部)、通訳のタクちゃんによれば、「これだけ揃っているお店はパリにはないかも」とのことだった。さすがにラグビーマッド地域である。ちなみに同じ本屋さんに日本のマンガがすらりと並んでいた。フランスの若者はマンガが大好きで、ブームになっている。

Book

ちなみに、現在、1ユーロは、170円を超えている。空港でコーラを飲もうとしたら、500円以上してびっくりした。というわけで何を食べても買っても高い感じがするのだが、トゥールーズでは安くて美味しいチャイニーズを発見。助かった。

St1

夕方、日本代表の練習を見に行く。ここの競技場は名前を「スタジアム」という。だから、タクシーの乗って「スタジアム」と言えばここに着く。先に練習を終えたフィジーのキャプテン、ラウルニ選手が報道陣に囲まれていた。「明日の目標は勝つこと。そして、チームがW杯のいいスタートを切ることです」。

St3

日本代表のバスを多くの報道陣が待ちかまえていた。そして、これが競技場内。キックオフ時間と同じ午後6時だが、この明るさ。ナイター照明は必要ない感じである。日差しを受ける側になると、かなりまぶしそうだ。陣地の選択は大切かもしれない。

St2

Jk1

カーワンHCが、報道陣のインタビューに応じる。現地の記者に、「内容が大事か?」と質問され、「明日は結果です」と言い切った。「勝たなければなりません。勝ちにこだわります。1点差でも勝ちは勝ちです。ゲームプランは、オーストラリア戦とはまったく違います。我々が持っているものをすべて出し切ることが大切です。今までにないベストの試合を全員がすること。ゲームプランの実行が大事になります」。こちらの報道では、日本がフィジーに勝つことはサプライズととらえられている。

フィジー代表がSOにニッキー・リトル選手を起用してきたことについて、カーワンHCは、「彼はしばらくフィジーでプレーしていなかったので驚いた」と話していたのだが、きょうもリトル選手について問われると、「パシフィックネーションズカップとは、戦い方が変わってくるでしょう。キックが多くなるかもしれません」と警戒していた。リトル選手は、2003年のW杯でもキックを多用して日本代表を苦しめた。彼にプレッシャーをかけることは勝利への条件になるだろう。

追記◎アルゼンチンの世界ランキングが、4位にアップした。フランスは5位。南アフリカが3位に上がっている。しかし、4位となると、もうどこに勝っても波乱ではないなぁ。そのアルゼンチンは、グルジアに大苦戦。開幕戦から中3日しかないが、主力選手の大半を出場させ、大勝を狙ったはずなのに。このプールは、フランス、アルゼンチン、アイルランドが勝ち点が並ぶ可能性があり、その場合は、プール内での総得失点差で順位が決まる。下位チームにもできるだけ得点しておきたいというのが、各チームの考えだろう。


深緑郎さん観察日記◎
深緑郎さんも、毎日何かをやらかしてくれるわけではない。「小林さん、なんか面白いことやってくださいよ~」と頼んだが、「それはやらせになる」と一蹴された。今後は、面白いことが起きた時に書きます。さあ、フィジー戦に向けて、気合いが入ってきた。町にはこんな看板があちらこちらにある。

Kanban

| | コメント (16) | トラックバック (4)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

再びトゥールーズ

10日の朝は、パリからトゥールーズへ。ここでも、飛び立つ前の機内で乗客が倒れて出発が遅れた。大事には至らなかったが、毎日、確実に何かが起こる。運の悪いことは我々が引き受けるから、日本代表には勝って欲しいと願うのみだ。

Japanp

機内のアナウンスで、トゥールーズは気温26度だと知った。空港から、日本代表の練習するコロミエクラブのスタジアムへ移動(写真、W杯開催中ということでスポンサーに配慮し、広告看板にすべて黒いビニールがかぶせてあるのが印象的)。日差しは強いが、空気が乾燥しているから、日陰に入ると厚手のジャケットを着ていても暑くない。午後4時からの練習は、最初の20分だけ公開であとは報道陣シャットアウト。フェンスの外から聞こえる声はかなり気合いが入っていた。練習前は、太田GMからフィジー戦のメンバーが読み上げられ、カーワンHCが報道陣の質問に応じた。なお、オーストラリア戦で途中退場した佐々木隆道選手は、左膝の内側側副靱帯損傷で全治1か月の診断が出て帰国することになった。オーストラリア戦でも体を張ってチームを鼓舞していただけに残念なことになった。代わって、バックアップメンバーから浅野良太選手がリザーブ入りしている。数少ないW杯経験組でもあり、その経験を生かしてくれると信じたい。

Jk

カーワンHCはこう言った。「浅野については、ここ1か月、ずっと一緒に練習してきていますし、ポジティブな選択だと思います。フィジー戦には選手は何をやるべきかよく分かっています。フィジー戦は日本ラグビーにとって夢をつかむ試合です。賢く戦っていきたい」。報道陣からポルトガルやナミビアなどの頑張りについて質問が出ると、「セカンドティアネーションが強豪に食い下がり、ハートを見せてくれているのは刺激になります。次は我々の番。アジアの代表として勇気と心意気を見せるときが来ました」と語った。

Miuchi

箕内拓郎キャプテンも気合いが入っていた。「5月がフィジーの実力だとは思っていませんが、僕らも成長しています。まずディフェンスをしっかりして、組織を崩さず80分間ファイとしたいです。1か月準備してきたことの結果を出すだけです。はじめの2、3分が大事でしょう」

Bus

練習後、警察のバイクに先導されて競技場を後にする日本代表のバス。選手の表情はみな引き締まっていた。

◎対フィジー代表出場メンバー
1西浦達吉、2松原裕司、3相馬朋和、4大野均、5ルーク・トンプソン、6ハレ・マキリ、7フィリップ・オライリー、8箕内拓郎(c)、9吉田朋生、10ブライス・ロビンス、11遠藤幸佑、12大西将太郎、13今村雄太、14クリスチャン・ロアマヌ、15有賀剛、16猪口拓、17山村亮、18熊谷皇紀、19浅野良太、20矢富勇毅、21平浩二、22小野澤宏時

フィジーのメンバーは以下の通り。SOにベテランのニッキー・リトルを入れてきた。キャプテンのSHラウルニとともにゲームに安定感をもたらしそうだ。FLにはNECグリーンロケッツのセミシが入っていて、箕内キャプテンとのNEC対決になる。

1 Graham Dewes、2 Sunia Koto、3 Henry Qiodravu、4 Kele Leawere、5 Wame Lewaravu、6 Semisi Naevo、7 Akapusi Qera、8 Sisa Koyamaibole、9 Mosese Rauluni (c)、10 Nicky Little、11 Isoa Neivua、12 Seremaia Bai、13 Seru Rabeni、14 Vilimoni Delasau、15 Kameli Ratuvou/16 Vereniki Sauturaga、17 Jone Railomo、18 Netani Talei、19 Aca Ratuva、20 Jone Daunivucu、21 Gabiriele Lovobalavu、22 Norman Ligairi

追記◎オーストラリア代表のほうも、日本戦でマーク・ジェラードが膝を痛めてW杯でのプレーが絶望となり、代わって、キャメンロン・シェパードが登録された。イングランドのジョニー・ウィルキソンの怪我もW杯での出場が難しいとの報道もある。

深緑郎さん観察日記◎きょうの深緑郎さんは、移動の飛行機の中でずっと新聞を読んでいた。情報収集怠りなしである。ただし、トゥールーズがこんなに暑いとは考えず、半袖をもって来なかった上にコートを持ってきてしまい、飛行機から降りるときに、そうとう落ち込んでいた。「あ~ぁ」

| | コメント (8) | トラックバック (0)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

W杯3日目

Lyon2

リヨンのホテルの窓から見た景色。町並みは美しく、また来たいと思う場所だった。日本戦の終わった翌朝(9日)はパリへ。IBC(国際放送センター)で、ウエールズ対カナダ、スコットランド対ポルトガルの試合を解説するためだったのだが、なんと飛行機が出発直前にキャンセルに。またしてもトラブル発生である。仕方なく、いったん外に出て、再度チェックイン。日本だったら怒号が乱れ飛ぶ事態だと思うけど、こちらの人は怒らない。指示にしたがって再びカウンターに整然と並んでいた。機体のトラブルだから、係員の人たちの責任ではないという態度のようだ。

結局、午後の便で移動となり、ウエールズ対カナダ戦には間に合わず、日本側で急きょ対応することになった。今回はほんとうにいろいろなことが起こる。しかし、こういう時に大変なのは現場のスタッフだし、出演者はその流れに乗っかって仕事するしかない。何が起きても大丈夫なように覚悟を決めてがんばろう。僕としては、ブログネタができたと思って、すべてを楽しもうと考えている。

IBCには、なんとかウエールズ対カナダ戦の序盤に間に合い、そこから、3試合を続けて観戦できた。カナダは後半10分過ぎまで、17-16でリードする大健闘。危機感を持ったウエールズが、チームリーダーの、CTBガレス・トーマス、SOスティーブン・ジョーンズを投入して流れを変えたが、カナダFWの力強さは印象的だった。サモアも激しいタックルと素早いボールつなぎで南アを苦しめたが、最後は力負け。スコットランド対ポルトガル戦では、初出場のポルトガルの頑張りが客席を興奮させていた。世界ランキングの下位チームが立ち上がりから全力を出し切り、次第に失速するのはどの試合も同じパターンだ。単純なフィジカル面の差もあるが、やはりゲームコントロールの上手さに差があるから、最後までもたないという感じがする。それでも、各チームが力を出し切るW杯はやっぱり面白い。

開幕戦は凄まじい試合だったが、翌朝の地元紙には「シナリオ崩壊」などの見出しがあった。スコアの差以上の完敗に、ショックを受けているファンも多いようだ。アルゼンチンのタックルは、一人目が確実に足首に刺さって、二人目が上に素早く入る。見事だった。ただし、フランスがアイルランドを下し、アイルランドがアルゼンチンに勝つことも十分にあり、フランスの1位通過の可能性は残されている。まだまだ、このプールはどうなるかわからない。ちなみに、アルゼンチン代表のSOエルナンデスは、「ラグビーのジダン」と呼ばれているらしい。変幻自在のプレーぶりは、たしかに何かが起こる期待感を抱かせる。今後も注目だろう。

深緑郎さん観察日記◎4日間でパリ、リヨン、パリ、トゥールーズという移動の中で、さすがに深緑郎さんもお疲れモード。昨夜の食事では、ワインを飲んだとたんに眠ってしまった。おまけに、リヨンでは3時間の待ちぼうけである。どんなトラブルにも負けないぞと、JSPORTSチーム、結束を強めるためにこんな写真を撮りました。左端は、プロデューサーのカンちゃんである。

Scrum

| | コメント (9) | トラックバック (2)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

日本代表第1戦

Lyon1

日本代表の初戦が終わった。若いメンバーが軸の日本代表にベストメンバーのオーストラリア代表ワラビーズだから、敗戦は致し方ないところではある。しかし、日本代表は1か月前からこのメンバーで準備してきたのだし、数名の負傷者はあったが、もっと点数の詰まった試合ができるはずだった。チャンスがありながら果敢に攻めなかったところは気になる。そこまで作りきれなかったということなのか。膝を痛めて途中退場したゲームキャプテン佐々木の「残念です」という一言が重かった。

前半は、日本代表の健闘が40,000人を越える観衆を盛り上げた。日本からのサポーターも多く、赤いジャージはざっと100を越えていたと思う。試合のほうは、CTBオト、平らが素早く前に出て相手をミスを誘い、佐々木、渡邉、木曽のFW第三列も体をはってワラビーズの攻撃を食い止めた。しかし、ワラビーズの力強さ、巧さ、素速さは、次第に日本代表選手のスタミナを奪っていった。CTBモートロック、FLエルソムの突進、SHグレーガン、SOラーカムのゲームコントロール、FBレイサムのフィールディング、キック力など、うならされるプレーは多かった。後半10分過ぎからは完全に日本代表の足が止まり、個々の選手が思いきって仕掛けてくるワラビーズの攻撃についていけなくなった。あらゆる面で力不足を見せつけられる敗北だった。

「低いタックルに入り続けられなかったです」。ときおり思い切った出足でプレッシャーをかけていたCTB平も唇をかんだ。

膝を負傷して病院に向かった佐々木に代わって記者会見に出席した小野澤はこう語った。「世界2位のチームが強いことは分かっていた。それでも、自分たちなりのゴールを設定して、しっかり準備はしてきた。一丸となってがんばってきたチームを誇りに思っています」

以下、首脳陣のコメントである。
カーワンHC=「前半はやりたいラグビーができました。若手中心のなかでよくやったと思います。フィジー戦は非常に重要な試合になります。80分間、自分たちのラグビースタイルを貫くことが課題になります。最後にアジアのラグビーには未来と可能性があるということを付け加えたい」

佐々木隆道ゲームキャプテン=「残念です。日本の一つ一つのミスがトライに繋がってしまい、この点差になった。ディフェンスは頑張れたところもあった。まだ3試合あるので、我々のラグビーが世界に通じることをアピールしていきたい。個人的には、チームをもう一度立て直さなくてはいけないところで退場してしまい、チームのみんなに申し訳なく思っています」

■試合記録
9月8日(15:45キックオフ/日本時間22:45キックオフ)
フランス・リヨン(Stade Gerland)
オーストラリア代表 91-3 日本代表(前半23-3)

W杯はまだ始まったばかり。このまま下を向いているわけにはいかない。大会の総括は、すべてが終わってからにして、まずは2試合目のフィジー戦に集中してもらいたいと思う。箕内拓郎キャプテンは言っていた。「きょうの選手達は気持ちを見せてくれた。この熱さを、フィジー戦で結果につなげたいです」。

| | コメント (25) | トラックバック (6)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

« 2007年9月2日 - 2007年9月8日 | トップページ | 2007年9月16日 - 2007年9月22日 »