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2007年9月16日 - 2007年9月22日

W杯12日目/パリ

21日の早朝、カーディフからロンドンのヒースロー空港に向かい、午後2時ころ、パリに戻った。気温は22度。パリ行きの飛行機には、アイルランドのサポーターがたくさんいて、機長から、「ようこそ、アイルランド・サポーターのみなさん」とアナウンスがあったほど。そう、今夜はフランス対アイルランドの大一番がある。開幕戦でアルゼンチンに敗れたフランスは、崖っぷちに立たされた。もし、アイルランドに敗れるようなことはがあれば決勝トーナメント進出は絶望である。おそらく、この日記は、22日の朝に読む人が多いと思うので結果は出ているわけだが、録画を楽しみにしている人が多いと思うので、この件は、明日、書きたいと思います。

日本代表は、21日午前中にカーディフで記者会見。僕はパリに移動しなければいけなかったのだが、大西将太郎選手が肋軟骨損傷で全治3週間から4週間の診断、また渡邉泰憲選手が右腕を痛めたということで、2人ともカナダ戦は欠場することになりそうだ。怪我をしていた有賀剛選手は、90%の回復具合とのこと。他の選手はプレー可能のようだが、カナダ戦は後半投入するリザーブの選手も大切になるということで、各選手のコンディションを見ながらメンバーは決定される。カーワンHCは、「このレベルの試合をもっと経験しなければいけない」と語り、来年はアイルランドやスコットランドといったレベルの国に遠征したいという希望を述べていたという。

リハビリを続けていたバックアップメンバーのジェームズ・アレジ選手は間に合わず。これについては報道陣から「無理な選手をなぜ連れてきたのか」という質問もあったが、カーワンHCは、「可能性があると思って連れてきました。いまとなっては責任を感じています」と答えたようだ。カーワンHCは、大西選手をSOでも起用することを考えていたが、負傷者が続出したことで、メンバー編成のオプションが限られてしまうことになった。日本代表は、22日にボルドーに移動し、23日夕方にトレーニング。24日の前日トレーニングを経て25日のカナダ戦を迎える。試合間隔が短い上に、試合会場がすべて違うというタフな日程で、選手にはそうとう疲れがたまっているようだ。でも、それが世界と戦うということなのだろう。ウエールズには実力差を見せつけられたが、まだ、W杯は終わっていない。今は、最後に納得のパフォーマンスができることを祈るばかりだ。

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ウエールズ戦結果

日本代表の第3戦が終わった。立ち上がりは日本代表の前に出るディフェンスが機能し、前半19分には、LO大野が攻め込まれたラックのこぼれ球を拾って突進し、SOロビンスにパス。そこから、CTB大西、今村、WTB遠藤と、紙一重のパスがすべて決まって右隅にトライ。8-7と逆転して、ウエールズのサポーターを驚かせた。しかし、20分過ぎに、CTBジェームズ・フックにトライを許してからは、素速くワイドにボールを展開するウエールズを止められなくなった。大西将太郎の2PG、小野澤のインターセプトからの独走トライ。ピンポイントのタックルなど、いくつかの見せ場はあったが、セットプレーも乱され、キックでの陣取り合戦も劣勢(これは苦しかった)。攻撃面ではほとんど組織が機能しなかった。

ウエールズは、フレッシュな選手を投入し、その選手達が意欲的に動き回った。メディアやファンからは、最近のつまらない戦い方を酷評され、魅力的なゲームをすることが求められていた。だからこその素速いワイド展開だったと思う。いい時のウエールズは手がつけられない。日本がいくらディフェンスを固めても、あれだけ左右に大きく揺さぶられると足がついていかなくなる。緩いグラウンドにも悩まされて、選手達には疲れが蓄積するばかりだった。タックル数は、ウエールズの「88」に対して、日本は「138」である。終盤に投入されたSH金は言っていた。「素速くボールを動かそうとしたのですが、みんな疲れていて思うようにいかなかったです」。

ハーフタイムにロッカールームに戻る選手達の表情を見ることができたのだが、明らかに日本選手の方が消耗しているように見えた。守っているだけではフィットネスがもたない。しかし、攻撃に入ればすぐにターンオーバーやミスが起こる。ディフェンス組織が乱れた状況で攻撃されるからタックルミスも多くなった。力の差を見せつけられたというところだろう。

「ミスタックル、ターンオーバー、ボールを保持できなかったこと。それがすべてだと思います」。箕内キャプテンは記者会見の冒頭で語った。そして付け加えた。「我々が目指すべきラグビーを彼らが見せてくれたとも言えると思います」。この言葉がすべだという気がする。体格の劣るチームが素速さと攻撃の多彩さで劣っては勝機はない。ただし、2004年、この地でウエールズに大敗した時のことを聞かれるとこう言った。「あの時は何もできなかった。今回はターンオーバーもできたし、トライもできた。ウエールズはあの時より強かったと思います。そういう意味では我々も進化は証明できた。苦しい試合の中で最後まで切れずに戦ってくれた選手を誇りに思います」

その言葉通り、選手は力を振り絞って戦っていた。精神的には切れなかった。だからこそ、気持ちではどうにもならない大敗が痛々しかった。スタミナ抜群のLO大野も、「後半に入ってすぐに体の疲れを感じました」と言っていた。ウエールズの攻撃が多彩だったために疲れが倍増したということだろう。カーワンHCは、「W杯をポジティブに終わりたい」と、全力を尽くすことを誓ったが、好調のCTB大西が肋軟骨を骨折した疑いがあり、メンバー編成は苦労しそうだ。しかし、ここまで全力で戦いながら白星なしは辛すぎる。カナダ戦まで時間はないが、最善の準備で勝利をつかんでもらいたい。

◎試合結果
日本代表●18-72○ウエールズ代表(前半11-29)

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ウエールズ戦直前

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20日朝、カーディフは雨だった。このぶんだとグラウンドは乾かない。緩いままだろう。午後には晴れ間がのぞいたので、繁華街を歩いたのだが、すでにウエールズのジャージを着てパブでビールを飲んでいる人たちと遭遇。日本のサポーターも数名お会いした。地元紙ウエスタン・メールは、シェーン・ウィリアムスの50キャップ目を祝う特集。チケットの売れ行きは今ひとつらしく、3万5000枚しか売れていないという報道があった。満員にはならないようだ。1999年W杯時は、ミレニアムスタジアムができたばかりだったことと、ウエールズ代表が好調だったこともあって日本戦も超満員だったのだが、今回はウエールズ代表も調子が悪く、客足も伸びないのかもしれない。午後3時、ミレニアムスタジアムの入り口には待ちきれない人が座り始めていた。3枚目の写真は、カーディフ城の外壁。4枚目は、駅前の通り。ここにもW杯の旗が掲げられている。ちなみに、こちらの賭け屋では、日本の勝利は25倍。ウエールズの大勝が予想されている。低く見られているのは仕方ないかもしれないが、予想を覆してもらいたい。

Cats

Street

日本代表の出場予定メンバーが一部変更となった。7番で先発予定だったフィリップ・オライリー選手が右大腿部に違和感。リザーブ(18番)の熊谷皇紀選手も左大腿部に違和感があるとのことで、6番の予定だったハレ・マキリ選手が7番に、19番の渡邉泰憲選手が6番に、18番には木曽一選手、19番には浅野良太選手がそれぞれ入る。万全の選手を出したいということだと解釈したい。いま、ミレニアムスタジアムのメディアセンターでこれを書いている。あと3時間ほどでキックオフだ。

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W杯10日目/カーディフ

19日早朝、パリのホテルを出発し、カーディフに向かった。またしても飛行機は遅れた。しかし、僕の席は、15番A席。「15番のええ席」ということで関西生まれのラグビー愛好家には、めちゃくちゃ縁起のいい番号だ。ちなみに、大畑選手がテストマッチのトライ数世界記録を作ったとき、大阪行きの「のぞみ」は、1番A席だった。一番ええ席で、一番ええことがあったわけだ。今回もええことがあるはずである。

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カーディフに入ったのは午後2時。ホテルにチェックイン後、すぐにミレニアムスタジアムへ。曇り空。気温は、16度くらい。スタジアムの中に入ると、カーワンHCの会見が始まっていた。「これまでにないほどのディフェンスをしなければならない。80分間選手が集中すること」などと話していた。

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練習は最初の20分だけ公開で、あとはシャットアウト。今大会は、報道陣への規制も非常に厳しい。練習後のコメント取材も、ミックスゾーンと言われる限定された場所だけで、バスに近づこうとしたら押し戻された。「日本ラグビーの進化を証明したい」と箕内キャプテン。3年前、この場所で日本代表はウエールズに98点を奪われる大敗を喫した。その時のことを報道陣に質問されての答えである。僕もあの時、この場所にいたのだが、日本のチーム力は間違いなく向上している。いい戦いができるはずだ。

Mcap

グラウンドはかなり滑るようで、選手もスパイクの選択に気を使っているようだ。最近は、固定式ポイントのスパイクを履いている選手も多いが、取り替え式のスパイクを履く選手は、日本では通常、13ミリか、16ミリのポイントらしい。でも、今回は規定最大限の18ミリを使う選手もいるようだ。僕も実際に芝生を触ってみたのだが、昨夜の雨もあってかなり緩い感じがした。ステップを踏むときは注意しないと滑って転んでしまいそうだ。

きのうの日記で「ウエールズ代表はほぼベストメンバー」と書いたのだが、最近のメンバー編成からするとかなり変更があった。失礼しました。しかし、ベテランのスティーブン・ジョーンズをSO、ジェームズ・フックをインサイドCTBと、卓越したゲームメイカーを2名置くなど、経験豊富な選手と若手の融合したメンバー編成ではある。キャプテンのガレス・トーマス、CTBソニー・パーカーは怪我で欠場。CTBトム・シャンクリンはリザーブに入るが、大会前、Bチームで臨んでくることが予想されたようなメンバーではない。

それでも、こちらのメディアでは日本に「ノーリスペクト」ととらえられているようだ。それはカーワンHCも同じことで、ウエールズのメンバー発表後、日本代表チーム全員(スタッフにも)の部屋に、直筆メッセージを届けたという。内容は、次のようなものだった。

「ウエールズ代表はメンバー発表で、我々に対してノーリスペクトを表してきた。必ずや相手を撃破し、武士道精神を見せつけろ」

JKの怒りは、選手達の闘志に火をつけたはず。歴史的な試合を期待したい。

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W杯9日目/バルーンが…

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ただいま、フランス時間で18日の深夜である。17日まで日本が三連休であることをすっかり忘れていて、日本から連絡が来ないことなど不思議に思っていた。きょうもエッフェル塔まで行ってみたのだが、バルーンはパンクしたみたいで取り外されていた。きのうが見納めだったのか。いや、おそらく復活するだろう。パリのいたる所に、こんなふうにW杯のフラッグがある。きのうの夜から急に冷え込んできた。

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エッフェル塔から地下鉄を乗り継ぎ、噂に聞いていたラグビーパブの並ぶ地区へ。地下鉄MABILLON駅近くの通りは、ラグビー一色になっていた。お店の外観をフランス代表で覆ってしまうなんて、思い切ったことをする。フランス代表の試合時は、さぞ盛り上がるのだろうなぁ。

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深緑郎さんは、先にカーディフに入った。パリより、少し寒いらしい。日本代表のメンバーは昨日書いた通りだが、追記だったのでもう一度書いておきたい。有賀選手はウエールズ戦には回復が間に合わなかった。ここからは総力戦だ。チームの結束力を見せてほしいと思う。ウエールズもほぼベストメンバー(と、当初書きましたが、メンバー編成的にはかなり変わっていました。申し訳ありません)。フィジー戦の健闘を見ても日本を負ける相手ではないと思っているはず。だからこそ波乱を起こしたい。

◎対ウエールズ戦予定メンバー
1西浦達吉、2松原裕司、3相馬朋和、4大野均、5ルーク・トンプソン、6ハレ・マキリ、7フィリップ・オライリー、8箕内拓郎(c)、9吉田朋生、10ブライス・ロビンス、11小野澤宏時、12大西将太郎、13今村雄太、14遠藤幸佑、15クリスチャン・ロアマヌ、16猪口拓、17山村亮、18熊谷皇紀、19渡邉泰憲、20金喆元、21平浩二、22久住辰也

18日は、スコットランド対ルーマニアの解説をした。エジンバラのマレーフィールドにての試合。スコットランドのFLホッグが大活躍したが、お客さんはやや寂しい入りだった。クリス・パターソンのプレースキックはいつ見ても惚れ惚れする。

イングランドのサモア戦メンバーが発表になった。10番はジョニー・ウィルキンソン。いよいよ勝利を呼ぶ男が登場である。

追記◎日本代表の練習見学についてご質問ありましたが、前日練習は基本的にスタジアムで行われるので取材パスなどないと入れないと思います。今大会は、どの会場もセキュリティチェックが厳しく、報道陣も何度もパスをチェックされています。ここまで厳しいのは初めてですね。

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花のパリ2

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17日は試合のない日だった。僕はホテルでゆっくりしようとも思ったのだが、やはりせっかく時間があるのだからと、プロデューサーのカンちゃんと観光に出かけた。冒頭の写真は、チュイルリー公園の花壇から、コンコルド広場の観覧車を撮ったもの。もちろん、主役は花です。この観覧車、W杯仕様になっていて各ゴンドラにチームのエンブレムが描かれている。日本の桜もあった。

Kanran

日本代表は、17日、トゥールーズでトレーニング。現地にいるラグマガの森本さんによれば、雨だったようだ。フィジー戦で負傷した有賀選手、今村選手は別メニュー。ただし、ウエールズ戦のメンバーは未発表で、各選手のコンディションを見てということになりそう。日本代表は18日、午前中にカーディフに入る。移動日で練習はオフになると聞いている(※この日記を書いたあとに協会リリースで発表があったので、文末にメンバー追記します)。

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さて、僕の方は、コンコルド広場からシャンゼリゼ通りを凱旋門まで歩き、その勢いで、カンちゃんと一緒に凱旋門の階段を一気に上がった。正直言って息切れした。50mやからね。ガイド本でナポレオンのことなど考えつつ、パリを見渡す。写真は、モンマルトルの丘を見たところ。あれが、サクレ・クール聖堂かぁ。ほんまかな。

Eiffel2

Bla

そして今度はエッフェル塔へ。こんな感じでバルーンが飾られている。こちらは長蛇の列。日本代表のサポーターのご家族と出会った。やっと真ん中の展望スペースまでは上ったけれど、最上部は時間切れ。次の予定が入っていたので仕方なく降りた。展望スペースから見たケ・ブランリー美術館。屋上にラグビーグラウンドが! そう、ここで全キャプテンの集合写真が撮影されたのだ。なんか、エッフェル塔から見るとケーキみたい。塔の下のおみやげ物やさんでは、これでもかとW杯の帽子が売られていた。

Cap

18日は、スコットランド対ルーマニアの試合がある。僕は解説でこちらに残り、深緑郎さんたちは、先にカーディフに入る。きょうのニュースでは、イングランドのウィルキンソンがサモア戦に間に合いそうとのこと。そうなると、苦しくなるのはサモアということかな。ちなみに、現在トライ王争いは、南アのハバナと、オーストラリアのレイサムが4トライで並び、得点王争いでは、南アのモンゴメリーが47点で独走している。

追記◎対ウエールズ戦予定メンバー
1西浦達吉、2松原裕司、3相馬朋和、4大野均、5ルーク・トンプソン、6ハレ・マキリ、7フィリップ・オライリー、8箕内拓郎(c)、9吉田朋生、10ブライス・ロビンス、11小野澤宏時、12大西将太郎、13今村雄太、14遠藤幸佑、15クリスチャン・ロアマヌ、16猪口拓、17山村亮、18熊谷皇紀、19渡邉泰憲、20金喆元、21平浩二、22久住辰也


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W杯8日目/モンマルトル

2日間休養をとった日本代表は、15日、地元の人々にも見てもらう一般公開練習で再始動した。ラグマガの森本さんによれば、スタンドには日本のポップスが大音量で流れていたとか。フィジー戦での大歓声でサインが聞こえないことが何度かあった。今度のミレニアムスタジアムもそれ以上の大歓声になるかもしれない。その対策ということで、16日の練習ではミレニアムスタジアムの歓声を編集して大音量で流したようだ。深緑郎さんが調べたところでは、カーワンHCは、イタリア代表監督時代も同じことをした。大歓声の中でどうコミュニケーションをとるかという準備である。

Hana1

Sacre

僕はパリで日本戦直前まで他の試合の解説をすることになっている。16日は、朝から日課となった散歩に出かける(日本ではなぜかできない)。気温は30度近く、天気が良かったのでパリが一望できるモンマルトルの丘まで歩いた。窓に花を飾っている家が多くて気持ちが和む。ふたつ目の写真は丘の上にあるサクレ・クール聖堂。「聖なる心」という意味だそうだ。地図を片手にうろうろしていたら、ミサンガを巻き付けられそうになった。「地球の歩き方」でその存在を知っていたので、「来たー!」と思って逃げた。勝手に巻きつけてお金を取るらしい。要注意。眺めは最高だったけど、丘のてっぺんまでの坂道は、なんとなく京都の清水寺を思い出してしまった。

Oka

15日夜(フランス時間)のアイルランド対グルジア戦、W杯史上最大のアップセットになるかと思って最後は興奮した。コンタクトプレーでアイルランドに一歩も引かないグルジアは、ラインアウト、スクラムが劣勢だったのに、最後まで集中力もスタミナも切れなかった。肉体は屈強、キック力もあって陣取り合戦で負けないし、BKもスピードがある。アルゼンチン戦から中3日でのパフォーマンスには驚かされる。中3日の試合は苦労するチームが多く、アメリカはイングランドに大健闘しながら次のトンガ戦では疲れて動きが悪かったし、アルゼンチンもフランス戦勝利のあとのグルジア戦では調子が出なかった。グルジア(写真は国歌斉唱時)の健闘は光る。立派だった。それに引きかえ、イングランド、アイルランド、ウエールズの不甲斐なさはどうしたことだろう。

Georgia

16日は、フィジーとカナダが対戦。フィジーは日本戦から中3日ながら調子が出てきた感じだ。僕は、その次のサモア対トンガの解説をした。これも面白い展開になった。トンガのFWは強い。神戸製鋼コベルコスティーラーズのホラ選手は大活躍だ。リピート放送を見る方もいると思うので内容と結果は控えます。

W杯は、どのチームも自国のラグビーの未来を背負って戦っている。その熱さが試合を盛り上げる。同時に、今大会は下位グループのたしかなレベルアップを感じる。まだまだ面白い試合が続出するはずだ。さて、次はどの国がやってくれるかな。

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W杯7日目/エッフェル塔

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セーヌ川から望むエッフェル塔である。フランスへ来てから12日目、ようやくパリの観光名所の位置関係がつかめてきた程度だけど、散歩が楽しくなってきた。地下鉄の乗り方もだんだん慣れてきたのだが、乗り換えが難しくて、目的地まで一本で行ける駅まで歩いたりしている。こちらは我々のホテル至近の駅券売機の上の広告。こうしたフランス代表の写真は、至る所にある。ここまでしてもらって、フランス代表も負けるわけにはいかない。16日はナミビア戦があるが、きっといい試合を見せるはずだ。

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Lequipe

スポーツ紙「レキップ」の一面は世界柔道の100㎏超級で優勝したフランス代表リネール選手(18歳)の記事。フランスは柔道人気が高い。土曜日は、レキップ・マガジンが付いていて、中国、ウガンダ、アルメニアなど世界各地のラグビー事情が特集されていた。もちろん、W杯特集も充実。NZとポルトガルの競技人口など比較している。ちなみに、競技人口は、レキップによると、NZが14万1726人に対して、ポルトガルは、4300人である。

そのNZ代表オールブラックスは、15日、ポルトガルから108点を奪って快勝した。13人がトライをしたのは、W杯記録のようだ。しかしながら、ミスが多く、ポルトガルの激しいタックルに慌てる場面もあり。ジェリー・コリンズはさすがの突進力だったが、クリス・マソイは今ひとつの出来だったかな。日本から91点を奪ったオーストラリアは、日本に対してもモールを押し込むなどタイトなプレーをしていたが、オールブラックスはポルトガルに対してプレーが雑になっていた。このあたりが、優勝が不安視される一因なのだろう。まあ、決勝戦(10月20日)までを考えれば、まだ1か月以上あるので、チーム力を上げていくのはこれからなのだろうけど。

15日午後3時(フランス時間)からは、日本と同じプールBのウエールズとオーストラリア(ワラビーズ)が対戦。ワラビーズは、14日のトレーニングでSOラーカムが膝を負傷し、急きょベリック・バーンズが先発した。ラーカムの怪我は意外に重そうで、もしかすると決勝トーナメントにも影響するかもしれない。しかし、バーンズは上出来だった。僕はこの解説をしたのだが、ワラビーズに余裕を感じた。ウエールズは、なぜか2005年のシックスネイションズで優勝した当時の高速ラグビーを封印し、敗色濃厚になってから開き直って攻める感じだった。攻めは素速くない。日本にもつけいる隙はありそうだ。

16日には、プールBのカナダ対フィジー戦も行われる。この勝敗も日本にとっては気になるところ。日本はもちろんウエールズ戦の勝利を狙っているのだが、もし勝てれば、カナダ、フィジー、日本、ウエールズが大混戦になる。日本が2勝すれば、まだ2位通過の可能性は残されているし、たとえ1勝でも勝ち点次第で3位になる可能性もある。ちょっと時間ができると、そんな可能性ばかり計算してしまうなぁ。

追記◎アイルランド対グルジア、驚いた。すごい試合だった。

深緑郎さん観察日記◎今回は、ボールになってもらいました。

Shinchan


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