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2007年9月23日 - 2007年9月29日

W杯17日目/雨のパリ

Ame

28日のパリは終日雨が降っていた。体調はかなり良くなったものの、無理はできないので気をつけて生活しなければいけない。激励コメントをくださったみなさん、ありがとうございました。きょうは、イングランド対トンガの内容を書きますので、録画を見る方はご注意を。

昼間、雑誌のインタビューをする仕事があり、ロンドンから来た通訳の人と話したら、ロンドンからパリに向かうユーロスターは、イングランドのジャージをまとったサポーターでいっぱいだったとのこと。夜9時からパルク・デ・プランスで行われたイングランド対トンガの試合は、勝てば決勝トーナメント進出、負ければ帰国という、プールAの大一番だった。試合前の国歌斉唱で、トンガのキャプテン、FLラトゥ、ゲームメイカーのSOホラの目に涙が光る。イングランド選手の表情も鬼気迫るものがあった。

僕はきのうパリにやってきた実況の谷口さんとのコンビで、国際放送センターからこの試合を解説したのだが、トンガは疲れがたまっているはずの4試合目でも躍動していた。SOホラのPGで先制し、イングランドのSOウィルキンソンにPGを返されるも、前半16分には、CTBタイオネがウィルキンソンをかわしながら突進し、その内側に走り込んだCTBフファンガが、一人、二人とタックルをかわしながらインゴールに滑り込むようにトライ。リードを奪った。

しかし、ミスの連鎖が流れを断ち切ってしまう。トライの獲られ方ももったいなかった。自陣深くで反則を犯し、イングランドのPKになった時に、当然、PG狙いと思って選手がインゴール中央に集まってきてしまったのだ。それを見逃すはずもないイングランドは、ウィルキンソンがインゴールに大きくキック、ここにWTBサッキーが走り込んでトライ。31分には、ウィルキンソンのドロップゴールで逆転。前半終了間際には、トンガBKのパスミスを拾って、サッキーが80mの独走トライをあげた。このトライで試合の流れは大きくイングランドに傾いた。

後半もトンガはあきらめずによく食らいついたが、次第にイングランドの選手とのスピードの差が出始めて突き放された。それでも最終スコアは、36-20である。ミスから奪われたトライがなければ、どちらが勝ってもおかしくない大接戦。1999年大会では、10-101で敗れたイングランドにここまで接近した成長ぶりは素晴らしい。個々の能力が高いトンガは、ゲームマネージメントさえうまくできれば、世界のトップ8の国を倒す力を持っていることを証明した。この試合でも、出すべきタッチキックが出なかったり、簡単な反則を犯したり、自らイングランドへボールを渡してしまうミスが多かった。

逆にイングランドは、雨の悪コンディションもあって、キックとFWのモールで敵陣にボールを運ぶ手堅い戦い方を続け、ラック、モールで激しい肉弾戦でトンガを苦しめた。そして、なんといってもウィルキンソンである。激しいタックル、懸命のキックチェイス、体を張ったラックでのボール出しと、エネルギッシュに動き回っていた。終わってみれば、2ドロップゴール、2PG、2Gと、一人で16点である。いくつか外れたキックもあったが、それが問題にならないプレーぶりだった。

Medal_2

この結果、イングランドはプールAを2位で通過。10月6日、マルセイユでの準々決勝でオーストラリアと戦うことが決まった。トンガは3位が確定。2011年W杯の出場権を確保して今大会を終えた。試合後、一次リーグを終えた選手達には、フランス大会の記念メダルが贈られた(日本代表もカナダ戦のあとにメダルを授与されている)。トンガの健闘に心より拍手を贈りたい。

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パリのホテルにて

Mneko

先日、モンマルトルの丘を散歩した時に可愛いと思って撮影したのだが、よく見ると、視線が「15」を見つめていた。せっかくなのでご紹介を。パリは一気に寒くなり、道行く人は冬の装い。半袖を着ている人もほとんど見かけなくなった。

試合のなかった27日、僕は一日中、ホテルにいた。ボルドーからパリに戻ったら、熱が出たのである。26日夜のグルジア対ナミビア戦の解説時からおかしかったのだけど、終わったら体の節々が痛くなっていた。ジャパンが終わったら熱が出る。我ながらわかりやすい体である。昔からこういうことがよくある。だいたい病気になるのは、ラグビーシーズン終了直後だ。26日夜は、矢野さんが一時日本に帰るので、みんなで食事をするはずだったけど、僕はホテルに帰らせてもらい、ゆっくり眠った。そんなわけで27日も静養していた。27日夜、実況の谷口さんが到着。ここからしばらくは、谷口さん、深緑郎さんとともに現地から実況・解説をしていくことになる。その歓迎の食事会も僕はキャンセル。残念(泣)。

グルジア対ナミビア戦は、グルジアがW杯初勝利。強力FWを軸にしたパワフルなラグビーでアルゼンチン、アイルランドを苦しめ、ナミビアからは堂々の勝利である。ほとんどの選手がフランスのクラブでプレーしているのだが、今大会は大いに自信をつけたような気がする。続いてのサモア対アメリカ戦は、サモアが得意のランニングラグビーでいとも簡単にトライをとる好スタートを切ったが、最終的には接戦に。アメリカ代表の試合前の凄まじい表情が印象的だった。

28日~30日は、一次リーグ各組の最終戦が行われるが、注目カードが多い。まずは、28日夜、イングランド対トンガ。現在、勝ち点は並んでおり、勝ったチームが決勝トーナメント進出を決める。イングランド優位だが、トンガの勢いは侮れない。

来年のパシフィックネーションズカップ(PNC)は、NZからジュニア・オールブラックスに代わってニュージーランド・マオリが参加することが明らかになった。マオリ族の血を引く選手達の代表だが、実力はジュニア・オールブラッスと大差なく、2004、2006、2007年はチャーチルカップ(イングランド・サクソンズ、アイルランドA、スコットランドA、アメリカ、カナダが参加)に参加していた。若い選手達にさまざまな経験を積ませるためのNZ協会の決断のようだ。日本代表にとってもPNCは大切な強化の場だ。新たな強豪の参加で、この大会が活性化することを願う。ド迫力のハカも、今から楽しみである。

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ボルドーからパリへ

Sud

26日の早朝、ボルドーのホテルを出発して空港に向かった。7時半だったがまだ薄暗かった。その中で通勤、通学の人々が町を行き交い、不思議な雰囲気をかもしだしていた。ボルドーの地元紙「スッド・ウエスト」は、「そして、日は昇る」の見出しで日本代表の健闘を称えた。スポーツ紙「レキップ」は、日本代表の個人評価のところでマキリ選手に一番高い得点をつけていた。日本代表対カナダ戦には、たくさんの日本のサポーターのみなさんも訪れていたのだが、試合後、町中でお会いしたみなさんは、あのスタジアムの興奮を味わい、日本代表が追いついたシーンを見られたことで、満足げな表情をされていた。スタジアムでは、日本とカナダのサポーターが互いに健闘をたたえ合い、サポーター同士でジャージを交換するシーンもあったという。スタジアムの外でも互いに肩を組んで写真を撮っている人を見かけたし、W杯ならではの風景があちらこちらで繰り広げられていた。

僕はJSPOTSの解説をしていたのだが、後半30分で席を立ち、試合後のテレビのインタビュースペースに向かった。スタジアムを半周するような場所なので、慌てて行ったらインタビュールームにテレビがない! 最後を見られなかったら質問ができないじゃないか! しかし、係員は「外に出ないでください。ここに入っていてください」と部屋に押し込めようとする。インタビュールームはロッカールームのすぐ近くにあり、選手と取材エリア以外で接触させないためだ。事情は分かるが、こっちも仕事だ。とりあえずずっと文句を言っていたら、やっとモニターのあるところに連れて行ってくれて最後のトライまでの過程、大西選手のコンバージョンを見ることができた。あぶなく最後を見ないで質問しなければいけないところだった。おかげで、大西選手と会った瞬間、ガッチリ握手することができた。機転を利かせてくれたスタッフに感謝である。

26日のボルドーは、タクシーがストライキ。朝9時半からだったので難を逃れたのだが、パリに到着したとき、こっちもストライキをしていることに気づいた。タクシー乗り場に車はあるのだが、乗せてくれない。フランスでは、規制緩和でタクシーの営業がやりやすくなる方向にあり、それに反対してのストライキだという。仕方なく、重い荷物を持って電車、バスを乗り継ぎ、IBC(国際放送センター)に向かうことになった。フランスに来てから、移動日には必ず何か起きる。驚くのは、タクシーが路上に駐車して他の車が通る道までふさいでいることだ。午後4時半までらしいから、明日は問題なさそうだけど。パリはぐっと気温が下がってきた。

きょうの解説は、互いにW杯初勝利を狙うグルジア対ナミビア戦である。そのことはまた明日にでも書きたいと思う。深緑郎さん、矢野さんも、日本代表の試合が終わって一区切りついたからか、きょうはみんな疲れた表情をしている。僕もさすがに体がだるい。27日は試合のない日なので、ゆっくり休んでその後の試合に備えたいと思う。気合いを入れ直して解説だ!

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カナダ戦結果

いま、カナダ戦が終わった後のメディアセンターにいる。選手のコメントなど聞いていたので、ポルトガルとルーマニアの激闘も終わろうとしている。こちらも大接戦だったようだ。試合後、JSPORTSのインタビューのため、大野選手と大西選手に話を聞いたが、引き分けを悔しがりつつも、力を出し切ったいい表情をしていた。

試合内容は、タックル数がカナダの87に対して、120とひたすら我慢の試合だった。ラインアウトからのWTB遠藤の力強いトライ。NO8箕内キャプテンのトライを防いだプレーに代表される粘りのディフェンス、個々の低く強いタックル。日本代表は、春から徹底して強化してきたディフェンス面ではその成果を見せた。最後の粘りも、チームの一体感が呼んだものだと思う。

FLマキリからパスを受けたCTB平のトライ後、見事にゴールキックを決めたCTB大西選手はこう語った。「平のトライの時、みんな喜んでいたけど、僕だけゴールキックがあると思って喜べなかった。でも、絶対入るという気持ちで蹴れたし、JKに次の4年間もやってほしいという気持ちも込めました。軌道で入ったと思った後は、みんなの喜ぶ顔が早く見たかったです」。大西選手は、試合後すぐに大畑大介選手から「勝ちに等しい引き分けや」とメールが入ったことを明かしてくれた。

カナダの応援が多くなるかと思われたスタジアムも、次第に日本の応援が大きくなり、最後は「ジャポン・コール」が続いた。最終スコアは、12-12。試合後、カーワンHCは勝てなかったことについてこう言った。「勇気をもってやってくれました。センセーショナルな試合ができたと思います。ただ、最高に良かったわけではありませんね。なかなか相手陣に行けませんでした。勝ちたい気持ちが引き分けに持ち込めた要因だったと思います」

相馬選手に、W杯全体を振り返ったコメントを求めると、「(W杯でプレーできたことは)嬉しいけど、悔しいし、複雑です」と言った。それがすべての選手の気持ちを代弁しているのだろう。フィジー、カナダには勝てそうな手応えをつかみながら勝てない。そのもどかしさは、選手自身が一番感じているはず。

カーワンHCは、「ここからスタートを切るという気持ちで、今後につなげることが必要です。ここでなし得たことをのばし、段階を踏んでいくことが大事です。パシフィックネーションズカップで、2勝、3勝と勝ち星を増やし、成長していきたい」と話した。獅子奮迅の活躍だった大野選手も「このチームをベースに強化していくべきだと思います」と言っていた。多くの課題はあるが、この選手達の経験を無駄にしてはいけない。何が足りなかったのしっかり総括して今後の強化につなげてほしいと思う。ジャパンは、明日帰国する。カーワンHCは、W杯視察などのため残るとのこと。

僕も、きょうはちょっと複雑な気分だった。でも、最後まであきらめなかった選手達の奮闘、そして彼らを支えたコーチ陣、スタッフに敬意を表したい。

僕は、このあともJSPORTSの解説で残るので、W杯のレポートを書いていきますね。

◆試合結果
日本代表第4戦 〔プールB〕 
日本代表 12-12 カナダ代表(前半5-0)


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さあ、カナダ戦

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24日の朝、ボルドーのホテルから外に出ると澄んだ空気を感じた。深緑郎さん、矢野さんと散策。最初の写真はヴィクトワール広場。市内を路面電車が走っている。

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次にサンタンドレ大聖堂。これは壮観だった。その横にあるペイ・ベルラン塔は、1440年に建造された高さ50mの鐘楼である。

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5ユーロ払って、矢野さんと小さな螺旋階段を上ってみた。町全体を見渡せる絶景だった。でも、柵が低いので怖かった~。僕は高いところはあまり得意じゃない。汗だくの矢野さんと、ビビる村上ということで、端から見ると滑稽だったかもしれない。

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午後は、日本代表の前日練習のため、トラムに乗って、シャバンデルマス競技場に行こうとしたら、トラムが電気系統の故障で動いておらず、あわててタクシーに。競技場はこんな感じで観客席がなだらかになっている。古いけど趣あるスタジアムだ。

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きょうの練習は20分だけの公開だったが、グラウンドに出てくるとさっそく大西将太郎選手がプレースキックの練習をしていた。オライリー選手は丸刈りに。マキリ選手に刈ってもらったらしい。トンプソン選手が少し足が痛そうなのが気にかかる。みんなどこかしら痛めているようだ。

「大西はフィットネスチェックも通過しました。有賀も調子はいいです。カナダ戦はワイドにボールに振って、正確なプレーを見せたいと思います。なかなか思い通りにはいっていませんが、最後は勝利を目指します」(カーワンHC)

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練習が始まると雨が落ち始め、約50分ほどで今大会の日本代表としての最終練習が終わった。「結果を求めて戦いたい。毎試合課題を修正してチームは強くなっていると思います」(箕内キャプテン)。試合のキーポイントは、FW周辺のディフェンス、ラインアウトモールのディフェンス、セットプレーなどをあげていた。松原選手は「チームの約束事を80分間、やり通せれば結果はついてくる。カナダのFWはフィジカル勝負で、こちらをつぶしに来るタイプ。こちらも絶対に引けないし、逆に相手をつぶすくらいのつもりでいきたい。疲れているのはお互いさまです」

肋軟骨を痛めながら強行出場の大西将太郎選手は、前日の練習後に一人グラウンドに残って、コンタクト、タックルなどが可能かどうかチェックし、ゴーサインが出た。「少々の痛みは言っていられない。(自分にとって)最後のW杯かもしれないし、結果を出したい。このままでは終わりたくなかった」と熱い気持ちを語った。レントゲン検査の結果、肋骨自体は折れておらず、軟骨だけだったことで出場の可能性を感じたという。「怪我に泣かされて、思うようなメンバーを組めなかったJKに対して、ここでまた自分が出られないのは申し訳ない。大介さん(大畑)、栄次(安藤)、ジェームズ(アレジ)の怪我に比べたら痛くないし、全部出し切りたい」。

カナダ代表は、W杯初先発が3人。両FLがW杯初先発となるなど、フィジー戦から9人の変更があるが、相変わらずサイズの大きな選手が揃う。なお、巨漢FLジェイミー・カドモア選手が左腕骨折で登録抹消となり、19キャップを持つジョシュ・ジャクソン選手が登録された。このジャクソン選手は、ボルドー・ベーグル・クラブでプレーしており、日本戦もリザーブ入りする。ラインアウトが強い選手だとか。地元クラブの主力選手の加入で、観衆はカナダの応援が多くなるかもしれない。

夜は、JSPORTSの観戦ツアーのみなさんと食事会。カナダ戦のことをいろいろ話しつつ、僕も気合いを高めていきたい。

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W杯14日目/ボルドーへ

23日早朝、深緑郎さんは先にボルドーへ。僕と矢野さんは、パリのIBC(国際放送センター)に行って、オーストラリア対フィジーの実況解説。次のウエールズ戦にターゲットを絞って主力を温存し、若手主体で臨んだフィジーをオーストラリアが圧倒する。今大会は、一次リーグで選手のコンディションに配慮しながらのメンバー編成が目立つ。その中ではオーストラリアがここまで3戦はほぼベストの布陣で戦い続け、着々とチーム力を高めている感じがする。それにしてもグレーガンのボールさばきの上手さにはいつもながら感心させられた。

Cola

午後5時(フランス時間)からは、エジンバラのマレーフィールドでスコットランドがNZ代表オールブラックスを迎え撃った。客席は超満員だったが、結果的にはオールブラックスが力の違いを見せつけた。スクラム強いなぁ。僕と矢野さんは、この試合の前半を見たところでボルドーへ移動するため空港へ。急ぎで乗ったタクシーではあったが、こんなにスピードを出すタクシーは初めてだった。ゲームを見ているみたいに次々先行車を追い抜いてあっというまにオルリー空港に。到着した時、心底ほっとした。この人、きっとレーサー志望とか、プロに近い人だと思う。怖かった~。

Bordeaux

ボルドー行きの飛行機では、隣に5歳か6歳くらいの少年二人が座ったので、知っている限りのフランス語で会話してみた。その結果、ボルドーに住む6歳の少年とわかり、「好きなスポーツは?」と聞いたら、「フット」(サッカー)との答え。「僕はラグビーが好き」と言ったら、「カマテ、カマテ」とオールブラックスのハカを始めた。こんな少年でもハカは知っているんだと思ったら、こちらのトヨタのコマーシャルで覚えたようだった。一枚目の写真のように、W杯に関係する企業はほとんどラグビーを感じさせる広告を作っている。ジダンがラグビーをするコマーシャルも見たが、とてもよくできていた。ボルドーの空港は、さすがにワインの名産地とあって、荷物の受け取り場にもワインの巨大ボトルが。空港の出口を出ると、柱にW杯の旗がいたるところに巻き付けられていた。

Bordeaux2

僕は夜遅くに入ったので見られなかったのだが、日本代表は夕方、カナダ戦に向けて念入りにトレーニング。そして予定メンバーも発表になった。肋軟骨を痛めた大西選手はなんとか出場できる状況のようだ。他にも怪我を抱える選手が多く、終盤はリザーブの選手を次々に投入することになるだろう。総力戦で16年ぶりのW杯勝利を目指す。

◎対カナダ代表戦、日本代表出場予定メンバー
1西浦達吉、2松原裕司、3相馬朋和、4大野均、5ルーク・トンプソン、6ハレ・マキリ、7フィリップ・オライリー、8箕内拓郎、9吉田朋生、10ブライス・ロビンス、11クリスチャン・ロアマヌ、12大西将太郎、13今村雄太、14遠藤幸佑、15有賀剛、16猪口拓、17山村亮、18ルアタンギ・侍バツベイ、19木曽一、20金喆元、21平浩二、22小野澤宏時

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W杯13日目/トンガ躍動

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22日(日曜日)の朝、パリは曇り空。こちらのスポーツ紙「レキップ」の一面は、アイルランドを破ったフランスの記事。決勝トーナメント進出に望みをつないだことが書かれているようだ。僕は解説ではなかったので、ホテル近くのバーで試合を見ることにした。まずは、「Le Rugby」という店に行ってみると、写真のように超満員。このお店は、往年のフランス代表選手の写真などが所狭しと飾られている。あまりに人が多かったので静かなバーに移動して観戦した。

Lerugby

試合は、フランスの完勝だった。スクラムでプレッシャーをかけ、キックで陣地を取り、手堅くゲームを進めた。ミシャラクのキックからのトライが勝利を呼び込んだのだが、首脳陣の喜び方から察するに、アイルランドのブラインドWTBがディフェンスの時にどう動くかを分析してのキックだという気がする。トライしたWTBクレールの走り方が明らかにキックに備えているように見えた。アイルランドは攻めてはミスが多く、キックの陣取り合戦でも劣勢だった。この結果、順位争いは9月30日のアイルランド対アルゼンチンの結果次第。アイルランドは追い詰められてしまった。

午後、IBC(国際放送センター)で南アフリカ対トンガを観戦。南アは、主力メンバーを休ませて臨んだのだが、今大会好調のトンガが素晴らしいパフォーマンスを見せる。慌てる南アも珍しい。まだ見ていない人は、ぜひ。続いて行われたイングランド対サモア戦を解説。終盤は手に汗握る展開に。イングランドSOジョニー・ウィルキンソンは、黄金の左足を存分に魅せてくれる。こちらも、おすすめの試合だ。そして最後は、アルゼンチン対ナミビア。アルゼンチンは、トライが欲しい時にとれるしっかりしたチームだ。スクラムの強さ、細かなボールつなぎ、走り込むアングルチェンジの上手さ、タックルの低さなど感心させられることが多かった。

トンガの選手達を見ていて感じたのだが、なんだか楽しそうにラグビーをしている。相手に当たるのも、激しくタックルするのも、プレーに躍動感がある。もちろん、彼らの肉体の頑健さと、調子の良さが要因なのは分かるのだが、そういう気持ちを忘れないことが大切なんだと再認識した。日本代表も、カナダ戦はプレーする喜びが満ちあふれているような試合をしてほしいなぁ。それが勝利につながるような気がする。

深緑郎さん観察日記◎自慢の電波時計がカーディフでは見事に機能したらしい。「ここは電波が強い」と嬉しそうな笑み。深緑郎さんによれば、カーディフあたりの電波は、「ラグビー」から発信されているのだとか。ここで言う「ラグビー」とは、イングランド中部のラグビー市のことである。ラグビー発祥の地から電波が出ているって、なんだか嬉しいじゃないか。「パリにもラグビーから電波が来てるよ」と深緑郎さん。すっかり電波時計を使いこなしている。メディアセンターにエリスカップが置いてあったので、深緑郎さんと記念撮影。みんなこれを目指して戦っている。

Cup

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