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2007年10月7日 - 2007年10月13日

日曜のメンバー発表

12日の朝は、8時半にホテルを出発。9時半から行われる南アフリカ代表スプリングボクスがの練習(スタッド・ド・フランス)に向かった。パリはかなり冷え込んできて、僕はタートルネックのセーターに厚手のジャケットを着ていたのだが、それでも寒いくらいだった。きょうは曇っているということもあるけど、準決勝は夜の9時キックオフだから、寒いのかも。日本人の感覚だと9時開始は遅い気がするが、こちらではそれが当たり前のようで、実際、レストランも9時くらいから混み始めたりする。

Habana

大勢の報道陣が待ち受けるなか、スプリングボクスが登場。この写真の先頭にいるハバナは小さいが、南アのFWの選手たちは骨格が違うというか、同じサイズでも他国の選手より大きく感じる。

Wu

入念なウォーミングアップをする選手達。前方は、左からマットフィールド、スミット、モンゴメリー。最初の20分しか見られなかったのだが、アタック&ディフェンスの練習ではハイパント対策も。でも、アルゼンチンのエルナンデスほど高いキックを蹴る選手はいないから、ほんとうの意味の対策はできないだろうなぁ。ラインアウト練習のマットフィールドは、さすがの高いキャッチを見せていた。

練習後の会見では、日曜日のメンバーも発表に。CJファンデルリンデが怪我から復帰した以外は、フィジー戦と同じメンバーになっている。「アルゼンチンはスクラムとモールが強い。我々も集中しなければ」(ジェイク・ホワイト監督)。アルゼンチンのハイパント攻撃については、モンゴメリーが「対策は立てている」。キャプテンのスミットは、「日曜日、我々が正しく彼らを分析したかどうかが分かる」と話していた。ほとんどの選手が会見場に来ていたのだが、大型CTBスタインの少年のような表情が印象的だった。

South Africa team:1 Os du Randt、2 John Smit (c)、3 CJ van der Linde、4 Bakkies Botha、5 Victor Matfield、6 Schalk Burger、7 Juan Smith、8 Danie Rossouw、9 Fourie du Preez、10 Butch James、11 Bryan Habana、12 Francois Steyn、13 Jaque Fourie、14 JP Pietersen、15 Percy Montgomery/16 Bismarck du Plessis、17 Jannie du Plessis、18 Johannes Muller、19 Bobby Skinstad、20 Ruan Pienaar、21 Andre Pretorius、22 Wynand Olivier

Arg

夕方は6時からアルゼンチンがスタッド・ド・フランスで練習。こちらも20分しか見られなかったのだが、ウォーミングアップのあとは、ずっと試合メンバーがディフェンスの確認をしていた。日曜日のメンバーは以下の通り。準々決勝とほぼ同じで、22番の選手だけ変わっている。キャプテンのピチョットは、「最後の4チームに残ったことは、アルゼンチンのラグビーにとっても、選手やコーチにとっても大変な偉業だが、まだ僕らは周囲を驚かせるようなことがしたい」と、勝利への意欲を語っている。

アルゼンチンのチームは、グラウンドに出揃うと、中央で円陣になって集中力を高めて練習を始めた。その様子だけを見ると、朝の南アフリカのリラックスムードとは対照的に感じた。この雰囲気の違いは何を意味するのか。

Argentina team:1 Rodrigo Roncero、2 Mario Ledesma Arocena、3 Martin Scelzo、4 Carlos Ignacio Fernandez Lobbe、5 Patricio Albacete、6 Lucas Ostiglia、7 Juan Martin Fernandez Lobbe、8 Gonzalo Longo Elia、9 Agustin Pichot (c)、10 Juan Martin Hernandez、11 Horacio Agulla、12 Felipe Contepomi、13 Manuel Contepomi、14 Lucas Borges、15 Ignacio Corleto/16 Alberto Vernet Basualdo、17 Omar Hasan Jalil、18 Rimas Alvarez Kairelis、19 Juan Manuel Leguizamon、20 Nicolas Fernandez Miranda、21 Federico Todeschini、22 Gonzalo Tiesi

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ウィルキンソン様

Stade_de

木曜日は、スタッド・ド・フランスで、フランスとイングランドが練習。午前中はフランスが全体練習、午後はイングランドのキッカー練習、そして、ウィルキンソンの会見となった。僕は締め切りぎりぎりの原稿を書いていたので、ウィルキンソンの会見になんとか滑り込んだ。久しぶりのスタッド・ド・フランスのメディアセンターのあたりは、開会式の時より、いろんな看板が増えていた。間に合っていなかったわけやね。

Wilk

ジョニー・ウィルキンソンは、何度か会っているのだけど、相変わらず端正な顔立ちである。会見は、ロブ・アンドリュー、トビー・フラッドも出席していたのだが、質問はほとんどウィルキンソンに集中。キック練習だったから、ボールのことについての質問も多かった。

「きょうは、試合球で練習することができたし、いい機会でした。ボールには慣れてきたし、きょうの調子も良かった。キックに対する自信は揺らいでいないし、それだけの練習もしてきたつもりです。グラウンド状態もいいと思う。このスタジアムは素晴らしい。しかし、どんなグラウンドにも特徴はあり、それをどう生かしていくかが大切です」

というようなことを言っていた。フランスのSOボクシスについて質問が及んだ時は、「あの若さでの才能は疑いようがない」とほめたが、ニュージーランド戦でのパフォーマンスについては、ちょっと疑問を持っているように感じた。

フランス優位の見方が多数を占めてはいるが、イングランドのFWがフランスに圧力をかけられれば面白くなる。午前中の練習でフランスのマゾ団長も、イングランドのスクラムには警戒感を示していたようだ。FW戦はどんな試合も左右するものだが、ワイドな展開はフランスに分がある。イングランドFWが準々決勝のように戦えるかどうか。もちろん、イングランドが勝つなら決勝ゴールはウィルキンソンが決めるのだろうけど。

帰り道、タクシー乗り場を探していたら、スタジアムのすぐ近くに、St-Denis Porte de Paris(サンドニ・ポルト・ド・パリ)という地下鉄の駅を発見(13番線)。実は我々のホテルから乗り換えなしで行ける駅で、いつも違う駅を使っていたことを後悔した。まあ、大して変わらないんだけど。RERでは、La plaine Stade de Franceが近い。

明日は、南アフリカ、アルゼンチンがここで練習する。でも、最初の20分しか見られないんだよなぁ。メンバー発表もその時になるようだ。

夜、一時帰国していたラグマガの森本さんとカメラマンの高見くんが再びパリにやってきた。僕が会社員時代、ヨーロッパ総局局長として、フランスの情報など送ってもらっていたNさんに会った。今は退社している。モンマルトルに住んでいた。僕にもパリに知り合いがいたんだなぁ。ご自宅にうかがったのだが、築100年以上の趣あるアパルトマンだった。居間には自ら筆をとった油絵を並べ、静かに暮らしていた。携帯電話も持っていないらしい。ゆったりとした時間を過ごしているようで、なんだか羨ましかった。

追記◎コメントでW杯観戦に来る方のご質問ありましたが、3位決定戦に間に合うかどうか、ということですよね? 空港から電車でホテルまで行き、パルク・デ・プランスの最寄り駅である9番線のPorte de St-Cloudに地下鉄で向かうのがいいのではないでしょうか。もし決勝戦であれば、既述の駅を目指してください。電車を利用するのが確実だと思います。試合当日は混雑が予想されるので、ホテルなどで状況を確認された方がいいとは思いますが。余裕を持って、ホテルを7時半くらいに出られれば間にあうはずです。それと、パリはけっこう英語で大丈夫です。

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土曜のメンバー発表

10日のパリは肌寒かった。昼間、イタリア広場というところの近くにあるベトナム料理のお店でフォーを食べる。これがめちゃくちゃ美味しかった。ランチタイムは行列のできる人気店みたいだ。ジャーナリストマッチが行われたのは、スタッド・ド・フランスではなかった。ラグビーのジャーナリストはプレー経験者が多いのは確か。現在、各会場で取材にあたっているイングランドやウエールズなどの記者も、元代表選手がいたりする。たいていは、高校や大学でやったことがある程度ではあるのだけど。

土曜日の準決勝・イングランド対フランス戦のメンバーが発表になった。ともに準々決勝と同じメンバーである。フランスは開始早々に退場したベッツェンも先発に名を連ねた。今回もSOボクシス、FBトライユで行くわけだ。一方のイングランドも、いい出来だったチームを変える必要はないということだろう。FBロビンソンは、この試合が50キャップ目の記念試合となる。

France team:1 Olivier Milloud、2 Raphael Ibanez (c)、3 Pieter de Villiers、4 Fabien Pelous、5 Jerome Thion、6 Serge Betsen、7 Thierry Dusautoir、8 Julien Bonnaire、9 Jean-Baptiste Elissalde、
10 Lionel Beauxis、11 Cedric Heymans、12 Yannick Jauzion、13 David Marty、14 Vincent Clerc、15 Damien Traille/16 Dimitri Szarzewski、17 Jean-Baptiste Poux、18 Sebastien Chabal、19 Imanol Harinordoquy、20 Frederic Michalak、21 Clement Poitrenaud、22 Christophe Dominici

England team:1 Andrew Sheridan、2 Mark Regan、3 Phil Vickery (c)、4 Simon Shaw、5 Ben Kay、6 Martin Corry、7 Lewis Moody、8 Nick Easter、9 Andy Gomarsall、10 Jonny Wilkinson、11 Josh Lewsey、12 Mike Catt、13 Mathew Tait、14 Paul Sackey、15 Jason Robinson/16 George Chuter、17 Matt Stevens、18 Lawrence Dallaglio、19 Joe Worsley、20 Peter Richards、21 Toby Flood、22 Dan Hipkiss

オールブラックスは帰国。クライストチャーチに降り立った選手たちは温かく迎えられたという。NZの友人によると、キャプテンのマコウが出口から出てくるところに偶然日本人の観光客が出てきて、あまりの歓声に戸惑っていて微笑ましかったらしい。なんのことか分からなかったんだろうなぁ。ちなみに、オールブラックスは東京経由で帰ったので成田のホテルに一泊していたようだ。ロンドンに残っていたハウレットはどうやら酔っぱらって車を傷つけてしまったらしい。気持ちが緩んでしまったのかなぁ。残念。

日本のトップリーグのプレスリリースでは、九州電力キューデンヴォルテクス対コカ・コーラウエストレッドスパークスのプレシーズンマッチのお知らせが。10月14日、福岡市東区香椎浜のさわやかスポーツ広場にて。この試合は、午後2時キックオフだが、香椎ヤングラガーズとつくしヤングラガーズの試合が午前10時から行われ、正午からは、東福岡高校対福岡工大附属城東高校の試合も行われる。9時半開場。入場無料。

また、三菱重工相模原ダイナボアーズは、10月13日、正午からバーベキューパーティーなどで激励会を開催。ダイナボアーズグラウンドにて。午後2時からタマリバとの試合が予定されている。11:00にJR相模原駅から無料送迎バスが出る予定。帰りは、16:15にグラウンド発。

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花のパリ4

準々決勝4試合の興奮から、やっと一息ついた感じの火曜日夜である。土曜日の話で恐縮だが、オーストラリアとニュージーランドが負けた夜、僕はソファーで眠ってしまった。ニュージーランドとフランスの試合はJSPORTS関係者みんなでホテルの僕の部屋で見ていたのだが、みんなが帰った後、ソファーに横になったら、すぐに深い眠りに落ちてしまったのだ。同部屋だった実況の谷口さんが、何度も「風邪引きますよ」と揺すったそうだが、まったく起きなかったらしい。ワインをたくさん飲んだこともあったかもしれないが、僕は眠りは浅いほうなので、珍しいことだった。藤島さんに、「凄い試合を見たからだよ、きっと」と言われた。ジャパンが終われば熱を出し、凄い試合を見れば疲れてソファーで爆睡する。ほんとに、分かりやすい体である。

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きょうは、締め切りの原稿があったので、一日中パソコンに向かっていたのだが、ちょっと息抜きに散歩に出た。鮮やかな色の花を撮り、チュイルリー公園でもたくさんの花を見かけたので、とりあえず。その下は、カルーゼル凱旋門。ルーヴル美術館の西に位置する。有名なのはエトワールの凱旋門で、それより小さいけど、こっちが元祖みたい。

Fr2

Carou_3

夜には、W杯恒例となったジャーナリストマッチが行われたのだが、僕は原稿書きが終わらず不参加。レフリーは、トニー・スプレットベリーさんが来て、タッチジャッジの一人はクリス・ホワイトさんと豪華だったみたい。試合は、南半球の勝利。日本人で出場したのは3名。JSPORTSの通訳・タクちゃん、JSPORTSのディレクターで、ジャーナリストの愛称キムタク、そしてディレクターのオリティである。そしてなんと、敗れた北半球チームにもかかわらず、オリティがマン・オブ・ザ・マッチに。ラグビーリーグ日本代表の実力を見せつけたようだ。また、アルゼンチンの片足のラグビー選手も出場して、片足で元気に駆け回っていたとか。僕は91年に出場したので、とりあえずキャップ1は持っている。藤島さんは、87年、91年のキャップ2かな。

深夜にジャーナリストたちの飲み会には参加できて、アメリカやアルゼンチンのジャーナリストとコミュニケーションをとることができた。アルゼンチンのジャーナリストの、ロフレダ監督は相手を分析することに長けているという話は面白かった。たぶん、相手がソックスを降ろす姿が嫌いだったら、アルゼンチンの選手全員にソックスを降ろさせるだろう、という例え話も。

夜、ホテルのテレビでTF1というチャンネルを見ていたら、ウィルキンソンのプレースキック練習の映像が。ほとんどゴールライン上の端っこからゴールを狙っていた。今大会は調子が悪いので懸命の調整といったところかな。そんなこんなで、もう、準決勝が待ちきれない気分である。

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高すぎる

Cam1

パリに戻ってきた。曇り空。マルセイユの青空は良かったなぁ、なんて、まだ数時間しかたっていないのに懐かしくなっている。この写真は、ヴェロドロームのゴールポスト裏のスタンドなのだが、けっこう高い位置にあるのに、テレビのカメラがさらに高い位置にあって思わず撮ったもの。でも、これ、実はクレーン車だった。後ろから見るとこんな感じ。高いところが苦手な僕はこれを見るだけで、ぞ~っとした。

Cam

ラグビーの面白さと怖さを思い知った準々決勝4試合を思い出す。どの試合もインパクトが強かったので最初のオーストラリアの敗戦を忘れてしまいそうだが、やっぱりウィルコは凄かった。プレースキックだけでなく、タイミングのいいパス、そしてディフェンス。ウィルキンソンは、W杯での総合得点を234点として、スコットランドのギャビン・ヘイスティングスが保持していた227点を抜いて、歴代トップに立った。

パリに戻ってテレビをつけると、W杯特集。今大会でイタリア代表を率いたベルビジェ氏(元フランス代表SH)やジャーナリストが、フランス代表について長時間議論していた。オールブラックスを破った日の興奮する街の様子や、代表選手達の翌日の表情も映像で伝えられ、何を言っているのかはほとんど分からなかったけど、とにかくこれで優勝したらシャンゼリゼ大通りでのパレードは大変な騒ぎになるであろうことは想像できた。ちなみにベリビジェ氏はイタリア代表監督を辞し、後任はすでに元南アフリカ代表監督ニック・マレット氏に決まっている。

日本のラグビー情報もチェックしてるのだが、大学ラグビーはなんだかいろんなことが起きていて、帰ってからの取材が楽しみになってきた。トップリーグのプレスリリースでは、「プレシーズンマッチ サントリーサンゴリアス対神戸製鋼コベルコスティーラーズ」(10月12日 秩父宮ラグビー場 19:30キックオフ)の来場者先着5,000名にマッチクリアファイルのプレゼントがある、というお知らせが。夏の対戦では、サントリーが快勝。神戸製鋼の平尾総監督は、「シーズン中にどこまで差を詰められるか」と話していたのだが、52-28だったスコアがどうなるか?

お知らせです◎森本優子さんの「女性のためのラグビー講座」第二弾が決まりました。今回のゲストは日本代表の大野均選手。日本代表を現地で取材していた森本さんとの興味深い話になりそうです。僕も行きたいっ!

Microsoft presents【森本優子 ラグビーに乾杯! vol.2】~W杯の激闘を振り返る~
日時:2007年11月11日午後6時キックオフ(5時半開場)
場所:東京都三鷹市・文鳥舎
パーソナリティ:森本優子(ラグビーマガジン編集部)
ゲスト:大野均(日本代表・東芝ブレイブルーパス)
参加資格:女性(男性は女性とのカップルでご参加ください)
参加費:3000円(ワンドリンク&おやつ)
予約開始10月15日(月)午後3時より
申し込みは、メール・ファックスにて。
詳細は、文鳥舎のHPをご覧ください。http://www12.plala.or.jp/bunchousha/

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準決勝決まる

いま、マルセイユの空港でこれを書いている。朝7時45分、ようやく明るくなり始めたところで、ホテルを出た7時は真っ暗だった。今回マルセイユに来てみて、町にやたらとウシがいたのだが、どうやらこのウシ、世界中を回っているみたいで、次はバルセロナに行くらしい。

Ushi

昨夜は、ホテルの部屋でアルゼンチン対スコットランドを見た。JSPORTSスタッフの中に熱狂的なスコットランドファンがいたこともあって、観戦は大いに盛り上がった。スコットランド、勝つチャンスあったなぁ。最後のチャンスにインゴールにパントを上げたのはいただけない。これ、どのチームにもあることなのだけど、ああいうところに選手としての自信のなさが出てしまう。もったいなかった。WTBパターソンは、結局、一度もプレースキックを外すことなくW杯を終えたことになる。

しかし、何か自分たちの戦い方がうまくいかない中で勝ってしまうところに、アルゼンチンの腰のすわった強さを感じた。エルナンデスは相変わらず天才的なキックを見せていたが、今回はミスも多かった。それでもしなりのある足の振りから繰り出されるキックの飛距離は群を抜いてた。ピチョットの存在も大きい。そしてFW前5人が黙々と仕事をする。感心した。最終スコアは、19-13。

これで準決勝は、フランス対イングランド(13日)、南アフリカ対アルゼンチン(14日)という組み合わせになった。ともに会場はサンドニのスタッド・ド・フランス。アルゼンチンというのは、チャレンジャーとして戦うときが面白い。イングランドもそう簡単にフランスを決勝にはいかせないだろう。いい試合になるといいなぁ。

さて、搭乗手続きをして、パリに戻ろう。マルセイユ、地中海の魚も美味しくて、いいとこだった。

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フィジーに拍手

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いま、南アフリカ対フィジーを見終えたところだ。7日のヴェロドロームも凄い試合になった。フィジー、素晴らしい。終了後、多くの観衆が拍手を送り続けていた。スクラムでは劣勢になったが、ラインアウトはなんとかキープ。SHラウルニを軸に大きくボールを動かし続け、一対一のシーンでは確実にゲイン。何度も南アフリカのディフェンスを破った。

後半、WTBデラサウが自らのパントを40m以上追いかけて13-20とすると、その直後のキックオフからSOバイが仕掛け、FBリンガイリが抜け出し、SHラウルニ、WTBボンボと渡ってトライ。同点に追いついたボールつなぎは、大会ベストトライの一つに数えられるはず。ラウルニの出来は最高だった。素晴らしいボールさばきと突進。いいものを見せてもらった。

フィジーの選手達のボールを運ぶ感覚は独特で、見ていてわくわくする。久しぶりにフィジーらしい面白いラグビーだった。ラワンガが左コーナーでピーターセンに押し出されたのは惜しかったなぁ。逆にピーターセンは、チームを救ったことになる。

最終スコアは、37-20。フィジーの縦横無尽の攻撃をなんとかしのぎ、スクラムとモールで押さえ込んだ南アフリカはさすがに強かった。しかし、ハバナやスタインといった、才能あふれるBKは、ほとんど特徴を出せず終い。でも、きょうは勝つことが大事だったのだと思う。オーストラリアとニュージーランドの敗北を見れば、手堅くならざるをえない。

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試合後の両チームの表情も良かった。フィジーは力を出し切った感じがあったし、南アフリカの選手達も心からフィジーの選手達に拍手を送っていたように思う。最後に、ハバナとフィジーのデラサウが笑顔で握手していたのが印象的だった。ハバナの屈託のない笑みを見て、ちょっと温かい気分になった。

さあ、残る準々決勝は1試合。これも面白い試合になるといいなぁ。

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カーディフの結果

イングランドの勝利を見届け、夜はホテルの部屋でJSPORTSスタッフや解説の藤島さん、実況の谷口さんとニュージーランドとフランスの試合を見た。皆さんコメントで書いている通り、驚きの結果となった。アップセットというほどの実力差はないし、地元開催のW杯で負けられないフランスがいつも以上の気迫で戦うのは分かっていても、オーストラリアとニュージーランドが同じ日に続けて負けたことには驚くしかなかった。最終スコアは、20-18。こちらも2点差だった。

我々も拮抗した試合に盛り上がって見ていたのだが、最後はさすがにオールブラックスが逆転するような気がしていた。後半15分でダニエル・カーターがふくらはぎの怪我の悪化で退場、代わって入ったニック・エヴァンスも怪我で退場と、ゲームメイカーを2人失ったことなど、オールブラックスには不運な面もあった。それでもチャンスにこごとくミスしたり、じっくり攻めればもっと攻め込めるはずなのに、50mもあるドロップゴールを狙ってチャンスを失うなど、終盤は完全に慌てていた。弱気だったなぁ。

一方のフランスは、断固とした意志が感じられたし、途中出場のシャバルがターンオーバーに成功したり、ミシャラク投入後、すぐにトライが生まれるなど、すべてがいい方向に回転した。ここ一番のフランスの強さを思い知らされた。試合終了後、マルセイユの町は車のクラクションが鳴り響き、大歓声がホテルの窓からも聞こえてきた。テレビのニュースでは何度もトライシーンが流され、パリのパブリックビューイングの会場の盛り上がりなどを伝えていた。開幕戦で敗れながら、オールブラックスを破る。劇的である。これで、準決勝はフランス対イングランド。パリは大変な騒ぎになりそうだ。

NZの友人から意気消沈メールが送られてきた。「あーこんな最高のお天気の日曜日が最低の始まりになってしまいました。なんかワラビーズ同様信じられないミスが連発。ミシャラクが入っていっきに流れが変りましたね。信じていたのに。1999年よりショックです。これからは連日のごとくメディアと国民がいっせいに検証を始める事でしょう。ヨットもあかんしラグビーもあかん。だめだこりゃー」

1999年の準決勝敗退時は、精神的なショックで病院に行く子供達がかなりいたそうだが、今回もそのあたり心配ではある。グラハム・ヘンリー監督の下、万全の準備をしたはずだったのだが。「結果は残念だが、これはスポーツ。きょうはフランスが良かった。4年間、選手達は非常によくやってくれた。彼らのしてきたことを誇りに思っている」と、試合後ヘンリー監督は語った。最後の浮き足だった戦いぶりを見ると、アーロン・メイジャーや、ダグ・ハウレットなど経験豊富な選手がいればと思わずにはいられない。これで、ハウレットはじめ海外移籍の決まっている選手達も、事実上オールブラックス引退となる。これも、寂しいなぁ。

しかし、今大会は驚くような結果が次々に起きて、本当に面白い。そして、ラグビーというのはつくづく心の揺れが影響するスポーツだと再確認している。一次リーグのイングランドを見ていれば、オーストラリアに勝てるとはとても思えない。オーストラリアには心のスキがあった。そして、イングランドの勝利は、ニュージーランドの選手達に少なからず精神的プレッシャーをかけたと思う。

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このあとも、なにかびっくりするようなことが待っているのかなぁ。W杯は、3位決定戦も含めて、あと6試合。さて、南アフリカ対フィジー戦のヴェロドローム・スタジアムに出かけるとしよう(この写真はオーストラリア対イングランド戦の1時間ほど前)。マルセイユは、きょうも快晴である。

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マルセイユの結果

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いま、マユセイユのスタジアム「ヴェロドローム」の放送ブースにいる。オーストラリア対イングランドの試合を終えたところだ。戦前は、オーストラリア勝利に楽観ムードが漂っていたのだが、2003年W杯決勝戦の再現は、そう簡単にはいかなかった。イングランドの勝利への気迫は凄まじく、開始直後からボール争奪戦で激しくプレッシャーをかけ、強いタックルでオーストラリアの連続攻撃を乱した。

後半半ば、ウィルキンソンの逆転PGが決勝点となった。イングランドのFWは強かった。優位と思われていたスクラムでのプレッシャーは思っていた以上にオーストアリアを苦しめた。気持ちのこもった会心の勝利だったと思う(最終スコアは、12-10)。

それにしても、これほどミスをするオーストラリアは珍しい。立ち上がりの動きも緩慢でディフェンスのプレッシャーもかけられていなかった。悪い流れを断ち切ろうと後半はボールを動かそうとしたが、動かすたびにミスが出た。劣勢のスクラムを自ら増やしてしまった形だ。冷静さを欠いてのペナルティもあり、戦略、戦術以前に、気持ちの持って行き方が上手くいかなかった気がする。そして、スクラムの修正も本物ではなかったということだろう。

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試合が終わり、観衆からの惜しみない拍手が送られる中で、出場できなかったラーカムが泣いていた。グレーガンとラーカムは海外への移籍が決まっており、ゴールドのジャージを着たグレーガン、ラーカムのHBコンビを見ることは、もうできない。決勝トーナメントだから、どちらかが姿の消すのは当たり前なのだが、このコンビ、もう一度W杯で見たかったなぁ。

イングランドの準決勝の相手が決まるのは、数時間後である。

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