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2007年10月21日 - 2007年10月27日

TL土曜日の結果

土曜朝、東京駅ホームの売店で、好物の「柔らかカツサンド」が販売されているのを確認した。朝食は家で食べたから、存在を確認できただけで満足する。こだま号に乗り込み、掛川から磐田へ。正午にヤマハスタジアムに到着すると、すでにヤマハ発動機ジュビロのサポーターが続々とやってきていた。トヨタ自動車ヴェルブリッツとの試合は、午後2時キックオフ。降りしきる雨の中、9620人の観客数は熱心なサポーターを持つヤマハスタジアムならではである。

Yamaha

試合前のウォーミングアップを見守るヤマハのシューラー総監督、堀川監督の表情は怖いくらいに気合いが入っていた。「我々にとっては13分の1の試合ではない」と決意をみなぎらせていた堀川監督。ヤマハは、次週、実力者NECグリーンロケッツとの対戦があり、優勝を狙うなら、この2戦を勝利で乗り切ることが不可欠なのだ。ピッチに登場した選手達の表情もその決意が感じ取れた。

石井龍司新監督率いるトヨタは、CTB難波、赤沼、WTB遠藤らおなじみのメンバーにSO正面、FB馬場というフレッシュな組み合わせ。PR豊山、SO廣瀬らのベテラン勢はリザーブスタートだったが、序盤はトヨタがNO8クロフォードの突進などで積極的に前に出た。ヤマハは、これをブレイクダウン(ボール争奪戦)での激しいコンタクトでしのぐと、SO大田尾、CTB大西を軸にパスでトヨタ防御を揺さぶる。ミスは多かったが、雨の悪条件下では果敢に攻め合う好試合だった。

先制トライはトヨタ。前半25分、モールからPR中村がインゴールでボールを押さえる。しかし、ヤマハはCTB大西のPGで3点を返すと、前半終了間際、SO大田尾の判断のいいロングパスからWTB徐吉嶺(ソ・キルリョン)が快足を飛ばして左隅に力強いトライ。難しいコンバージョンを大西が決めて逆転に成功する。徐は、朝鮮大学校4年時に、トップリーグでのプレーを希望していくつかの企業を回ったそうだ。ヤマハの練習に参加しての採用となったらしい。180㎝、95㎏。この選手の潜在能力は計り知れない。スピードと強さを兼ね備えた逸材である。経験を積めば日本代表入りも可能に見える。

後半も互いに一歩も譲らない展開が続いたが、後半20分、トヨタのWTB遠藤がハイタックルでシンビン(10分間の一時退場)になったところから流れが変わる。SO大田尾のインゴールへの絶妙のキックをLO石神が押さえるなど、一気にヤマハがペースをつかんだ。一時は、10-26まで引き離されたトヨタも、FBに正面を下げてSO廣瀬を投入し、CTB難波の再三にわたるラインブレイクなどで攻め込んで追撃。17-26の試合終了間際には、ゴール前でPKを得て、廣瀬がPGを決めて6点差。7点差以内の負けに与えられるボーナス点「1」を獲得した。この勝ち点は、最後の順位争いで効果があるかもしれない。

率直な感想として、面白い試合だったと思う。互いに攻めたし、コンタクトも激しかった。ともに頂点を狙える実力もあると思う。SO正面は自ら仕掛けて絶妙のパスを放ち、他の選手をうまく走らせていた。このポジションで定着するのかもしれない。ただし、廣瀬が入って攻撃のリズムが良くなった面もあり、もう少し経験は積まなければならないだろう。W杯で大活躍だったヤマハCTB大西のプレースキックはこの日も絶好調。最終的には、2コンバージョン、4PGと100%の成功率でチームを勝利に導いた。W杯時よりさらに正確性は高まっている。タイミングを完全につかんだのかな?

「泥臭いプレーをやろうと言っていた。でも、ミスや反則が多く、そこからことごとくPGを決められた」(トヨタSH麻田)。「選手がいい結果を出してくれた。天気が良ければ大田尾の長いパスでもっとボールを動かしたかった。昨季に比べて一人一人のリアクションの速さはレベルアップしていると思う」(ヤマハ堀川監督)

土曜日の3試合の結果は以下の通り。

◎試合結果(27日)
トップリーグ2007-2008第1節
三洋電機ワイルドナイツ ○19-6● クボタスピアーズ(前半12-6)
ヤマハ発動機ジュビロ ○26-20● トヨタ自動車ヴェルブリッツ(前半10-7)
リコーブラックラムズ ○9-3● 日本IBMビッグブルー(前半6-0)

追記◎帰りの磐田駅できれいな虹を見た。

Rainbow


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TL開幕戦結果

5年目のトップリーグ(TL)が開幕した。東芝ブレイブルーパス対サントリーサンゴリアス戦の秩父宮ラグビー場に集った観客数は、公式発表で9037人。雨は残念ではあったけど、好敵手同士の対決には何かと試合を左右する要素が入り込むものだ。これはこれで面白い。

試合は、両者一歩も引かない僅差勝負になった。王者・東芝は、左PRの高橋が負傷のため、本来はHOの猪口が代役を務め、HOは塚越。急造のユニットはゲームに微妙な影響を及ぼしていた。JSPORTS調べでは、マイボール・ラインアウトで16本中9本しか確保できなかったという数字。絶好のチャンスを少なくとも2度つぶしていた。いずれにしても、本来HOの選手が2名入ると、ジャンパーを支えるリフターの選手が不慣れということになる。サントリーがうまくプレッシャーをかけたこともあるが、ここは勝敗を分ける大きなポイントだった。

先制したのはサントリーで、前半19分、CTBニコラスがPGを決め、後半18分には、ハーフウェイライン付近のラインアウトから左オープンに展開し、SO野村のパスを受けたFB有賀からボールはWTB小野澤へ。小野澤はタックラーを次々にかわし、内側に走り込んだ有賀にパス。この試合唯一のトライを奪った。東芝も後半はFW周辺を縦に切り裂くような突進を繰り返してゲームの流れを引き寄せたが、トライまでは至らず。FB吉田がPGを決めて、3-10と追いすがり、最後もボールを動かし続けて攻めたが、サントリーの堅守を崩しきれなかった。

「素直に嬉しい。反則せずに止め切れたことも、高く評価していい」と清宮監督。昨季は、連敗した相手をようやく破り、満足げな表情だった。サントリーは勝つことが大事だったのだと思う。セットプレーを制圧したのも大きいし、これで王者と同格以上の立場に立ったわけだ。「全勝で行きますよ」と清宮監督。確かにその勢いは十分にある。大久保直弥選手は「我々はチャレンジャー」と強調していたが、これで追われる立場になっとも言えるし、他のチームが挑戦者としてサントリーにどんな戦いを挑むのかも興味深い。

東芝も、急造PRや、CTBマクラウドが早々に退場するなど、マイナス面が多い中である程度戦えた。ブレイクダウン(ボール争奪局面)でも互角以上に戦っていたのは自信になったはず。大野は相変わらずよく働いていた。瀬川監督も、「ラインアウト、スクラムは修正できる範囲」と淡々と試合を振り返っていた。順当に勝ち進めば、プレーオフで両者は再び相まみえることになる。そのとき、チーム力を最大限に伸ばしているチームはどちらなのかな。

追記◎悪天候もあってボールが大きく動く展開にはならなかったが、東芝の冨岡選手、サントリーの山岡選手はじめ、低いタックルが随所にあった。ワールドカップで大活躍だったアルゼンチンのタックルは低かったし、日本代表選手たちも世界のトップ選手を相手には低く入らないと止まらないことを痛感していた。このあたりは、ワールドカップの影響が出ているのかもしれない。

◎試合結果(26日)
トップリーグ2007-2008第1節
東芝ブレイブルーパス●3-10 ○サントリーサンゴリアス(前半0-3)

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第9回トークライブ

25日の夜は、愛好日記トークライブの第9弾が開催された。ゲストは小林深緑郎さん。「博士、再登場!」ということで、トークライブ2度目の登場となるラグビー博士と、W杯をたっぷり振り返った。とはいえ、2時間の範囲で振り返るのは限界があり、どうしても駆け足になってしまった。

Talk9

いろんな町に行った思い出や、ホテルでの生活まで。僕らが宿泊していたパリのホテルの部屋にはお湯を沸かせるポットがなかった。そこで、深緑郎さんが安いのを見つけて購入。僕は即席味噌汁を飲みたくなると、深緑郎さんに電話して借りに行っていた。当初は、「これ誰かに渡して帰ろう」と、パリ在住の人にポットを託すと言っていた深緑郎さんだが、どうやら持って帰って来たらしい。これ、1.7リットルを沸かせるでかいポットである。日本でも使うのか? 

トーナメント自体の感想、そして、今後の世界のラグビーがどうなっていくのかまで、最新情報を交えながら語ってもらった。ルール改正については、11月のIRB理事会で話し合われるようだが、モールを崩せる、ラックで手を使えるようになる、スクラムのオフサイドラインを下げるなど、注目の検討事項がある。さて、どうなるか?

独断と偏見での「ベストゲーム」や「ベストトライ」もあげたのだが、事前の打ち合わせ無しに発表したら、僕のベストゲームが開幕戦のアルゼンチン対フランスだったのに対して、深緑郎さんは、3位決定戦のアルゼンチン対フランスにしていた。ちなみに、僕のベストトライは、フィジー対南アフリカ戦での、フィジーWTBボンボのトライである。深緑郎さんは、いくつかあげていたが、3位決定戦のアルゼンチンのトライはどれもお気に入りのようだった。

示し合わせたわけではなく、2人とも、トゥールーズのスタッド・トゥールーザン(地元クラブ)のショップで買ったシャツを着ていた。僕が、50%引きのセール品だと説明すると、深緑郎さんは「これは正規で買いました」と差を見せつけていた。まあ、見た目にそんな感じだけど。なんだか、今回の深緑郎さんは好感度アップを狙ってか、いい話してたなぁ。ちなみに、日本対カナダ戦の最後、JSPORTSの解説中に深緑郎さんが発した言葉も明かされた。多くの人に、「あれは何と言っていたのですか?」と聞かれたみたいだし、単なる叫びと思っている人も多いようだが、答えは、「オーバー!」。つまり、ボールがバーを越えていく瞬間を表現していたのである。深緑郎さん、実は絶対に入ると信じて言葉を選び、満を持して叫んだわけだ。

次回は、12月の予定。現在ゲストに打診中だが結論は出ず。11月中旬までにはこのブログで告知したい。

いま金曜日の朝なのだが、東京は雨が落ちている。開幕戦までにはあがってほしいなぁ。

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TLもろもろ

26日の東芝ブレイブルーパス対サントリーサンゴリアス戦で幕を開けるトップリーグだが、25日午後、土曜日のメンバーも発表になった。

三洋電機ワイルドナイツは、元オーストアリア代表のダニエル・ヒーナンが出てくる。196㎝、113㎏で仕事量の多い選手だ。HB団は、1年目のSH田中とSOトニー・ブラウン、このコンビも注目したい。対するクボタスピアーズは、SOに吉田英之が入る。

ヤマハ発動機ジュビロは、W杯で活躍した大西がインサイドCTB、SOは大田尾、SHは7人制日本代表の佐藤。もちろん、キャプテンのFL木曽も先発。トヨタ自動車ヴェルブリッツのSOは万能BKの正面。ベテラン廣瀬はリザーブに。日本代表のトライゲッターWTB遠藤も先発だ。

リコーブラックラムズは経験豊富なLO遠藤が先発し、南アからやってきたNO8フェレイラも楽しみな選手。拓大から加入の巨漢CTBロコツイは、攻撃に軸になりそうだ。日本IBMビッグブルーは、新加入のCTB重見が先発するなど。若さあふれるメンバー構成。

今季からアジア人選手枠(出場1人)が設けられており、トップリーグでは、三洋電機ワイルドナイツPR金光模(キム・グァンモ)、福岡サニックスブルースCTB崔基俊(チェ・キジン)、ヤマハ発動機ジュビロ WTB徐吉嶺(ソ・ギリョン)がいる。彼らのプレーにも注目したい。

また、今季からタイムキーパー制が導入されるので、場内の時計は、レフリーが時計を止めたときには止まる。つまり、場内の時計が40分になり、試合が途切れたときに、試合終了となる。また、イエローカードの前に出されるゼブラカードが昨季限りで廃止された。これはもともとトップリーグ独自のカードだったのだが、2年でその役目を終えることになった。当初は、イエローカードの前段階を分かりやすくするためのカードだったのだが、レフリーの判断に曖昧な部分が出てしまうことと、国際試合とそぐわないことが廃止理由のようだ。今季からは国際試合同様、イエローとレッドの2種類のカードが使用される。

福岡サニックス ブルースが、開幕戦が行われる博多の森球技場において、以前より交流のあった「魚鱗癬の会」の「魚鱗癬を特定疾患治療研究事業認定に向けて」の署名活動にチームとして協力することを発表。当日は、午前10時半から「魚鱗癬の会」の方々が、ブルースのブースにおいて、署名活動を行う。※魚鱗癬とは、遺伝子異常でおこる皮膚の病気のこと。

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TLカンファレンス

24日の水曜日は、都内のホテルでジャパンラグビートップリーグ2007-2008プレスカンファレンスが開催された。参加したのは、14チームの監督、コーチ、キャプテンら首脳陣で、キャプテンからの決意表明、開幕節で対戦するカードごとの両監督の意気込みなど、トップリーグ直前情報満載のカンファレンスになった。

Tlc

全チームのキャプテンが、トップリーグ杯とマイクロソフトカップを中央に整列。キャプテンが参加できなかったチームはバイスキャプテンが参加。昨年の順位順なので、東芝ブレイブルーパスの廣瀬俊朗選手と、サントリーサンゴリアスの山下大悟選手が真ん中になっている。

僕は、開幕節のカードごとに意気込みを聞くコーナーで進行役をした。今回の開幕節は昨季の順位の近いチームが対戦しているのだが、上手い具合に、福岡サニックスブルースとコカ・コーラウエストレッドスパークスの九州対決になったり、三洋電機ワイルドナイツの宮本監督と、クボタスピアーズの山神監督が同志社大学で同時期にプレーしていたりして、話題の多い対戦になっている。最後は、26日の開幕カード、東芝ブレイブルーパスの瀬川監督と、サントリーサンゴリアスの清宮監督が登場。この試合だけは、スターティングメンバーを発表し、互いの感想を聞いたのだが、清宮監督が東芝のメンバーを見て、「猪口、一番なんだ。ケガじゃないの」と聞くと、瀬川監督が軽くはぐらかし、サントリーのメンバーを清宮監督が「レギュラー争いを勝ち抜いたメンバーです。お気づきかもしれませんが、昨季とかなり違っています」と説明すると、瀬川監督が「まったく予想通りのメンバーで、驚きはありません」と返すなど、早くも舌戦が繰り広げられた。両監督のやりとりは面白く、報道陣からも笑い声が漏れていた。盛り上げますねぇ。

どの監督、コーチに聞いても、開幕節を重要にとらえており、面白くなりそうだ。時差ボケ気味の僕も、これで一気に国内モードに切り替わった気がする。東芝とサントリーのメンバーは以下の通り。東芝は、SH吉田朋生選手がケガで欠場。FB立川選手もシーズン後半まで復帰にはかかりそう。サントリーの山下キャプテン、篠塚選手は、ケガもあって完調ではなく、3節あたり以降の復帰か。

東芝ブレイブルーパス=1 猪口拓、2 塚越賢、3 笠井建志、4 大野均、5 ニコラス・ホルテン、6 渡邉泰憲、7 中居智昭、8 豊田真人、9 伊藤護、10 廣瀬俊朗、11 ナタニエラ・オト、12 スコット・マクラウド、13 冨岡鉄平、14 仙波智裕、15 吉田大樹/16 久保知大、17 櫻井寿貴、18 ラトゥブラ・ラトゥバ、19 石澤健太郎、20 藤井淳、21 吉田良平、22 松田努
サントリーサンゴリアス=1 林仰、2 山岡俊、3 池谷陽輔、4 サイモン・メイリング 5 大久保直弥、6 元申騎、7 竹本隼太郎、8 大久保尚哉、9 田中澄憲、10 野村直矢、11 小野澤宏時、12 ライアン・ニコラス、13 平浩二、14 北條純一、15 有賀剛/16 坂田正彰、17 尾崎章、18 早野貴大、19 ブレント・トンプソン、20 成田秀悦、21 菅藤心、22 栗原徹

このほか、いろんな発表があったのだが、それはまた追々書いていきたい。

こぼれ話◎僕の出番だった監督トークのコーナーでのこと。リハーサルでは、「フランス帰りの村上さんです」と紹介されたのに、本番では「ハワイ帰りの村上さん」と紹介された。え~っ?「フランスですよっ!」と突っ込んだら会場に笑いが広がって一気に場が和んだ。こういった、報道陣や関係会社の方が多い会場は舞台に立つ時かなり緊張するのだが、おかげて助かった。あとで、「いやいや本当に日射しが強くて、すっかり日焼けしましたよ~って、そんなわけないでしょ!」と言うべきだったとか、だったらもっと日焼けしていた方が面白かったのにとか、いろいろ考えた。おいしい振りを、普通に返してしまって後悔している。だから、そういう会じゃないっつ~の。

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表彰式で舞ったモノ

たくさんのコメントありがとうございます。ラグビーを見始めたばかりの人がこの日記を読んで、さらに楽しくラグビーを見てくれたら、これ以上の喜びはありません。これからも、ラグビーの入り口になるべく、ほぼ日記、続けます。

Gold

ワールドカップの表彰式でスタジアムに舞った紙吹雪の実物を見てみたいという人たちから、コメントだけでなく直接メールをもらったりしたので紹介したい。決勝戦のプログラムの上に並べてみた。こんな感じで、金色の楕円と、FRANCE 2007 と日付入りの白い紙が一緒に降ってきた。これは、放送席に落ちてきたもの。直径7㎝ほどある。解説しながら拾ってました!

時差ボケのほうは、早いうちに解消できそうだ。月曜日の朝に帰国後、覚悟を決めて昼間眠らずに起きていたことが奏効し、夜11時にふとんに入ったら朝6時まで眠れた。きょうも頭がすっきりしない感じではあったけど、頑張って昼寝はせず、遅めに眠って朝まで起きなければ大丈夫な気がする。ちょっと用事があって深緑郎さんに電話した。時差ボケ、大丈夫ですか? 「うん、大丈夫。フランス時間で眠ってるから」。そっか、その手があったか。妙に感心。

きょうは、トップリーグ関連のプレスリリースが続々と流れてきた。開幕節各会場のイベントなどの紹介である。詳細は、トップリーグのオフィシャルサイトを見ていただきたいのだが、オープニングマッチ「東芝ブレイブルーパス対サントリーサンゴリアス」が行われる秩父宮ラグビー場(10月26日 19:30キックオフ)のものだけ紹介すると――。

☆ビール、ソフトドリンク等が飲める、「ラグビーBar」がOPEN(駐車場スペースで、17:15~ハーフタイムまで)
☆秩父宮名物、場内FMラジオ放送「秩父宮FM」開幕戦スペシャル
☆「和太鼓演奏」(開幕前セレモニー)
☆日本代表「ジョン・カーワン」HCのインタビューを場内大型ビジョンで放映
☆ファーストトライクイズを実施(投票用紙は、入場時に配布)
☆オフィシャルファンブックを買って、割引チケットをもらおう!
☆ハーフタイムショー「ルーパス」、「サンゴリアス」が登場!

このほか、ヤマハスタジアムでは、試合後にファンと選手の交流会があったり、博多の森では、麻倉未稀さんが、君が代、ヒーローを熱唱。日曜日の花園では、小学生・中学生を対象とした「ラグビークリニック」が開催される(定員になり次第締切)など、いろんな工夫がなされているので、試合とともにそちらも楽しんでもらいたい。※イベント内容は変更になる場合があります。

また、神戸製鋼コベルコスティーラーズは、10月24日、昨シーズン毎試合行った「日本せきずい基金」への募金活動で集まった額に7月7日のコベルコラグビーフェスティバルの収益金の一部を加え、財団法人日本せきずい基金に寄贈することを発表した。

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帰国しました。

月曜日の朝、無事、成田空港に到着しました。みなさん、「お疲れ」コメントありがとうございます。決勝戦はめちゃくちゃく冷え込んだのですが、幸い風邪もひかず、元気です。

出発したのが、9月2日(正確には飛行機が飛ばず、3日に渡仏)し、10月22日に帰国。7週間の旅はいろんなことがありすぎて、一言では表現できず。この間、日本でも様々なことが起きていた。ニュースになっていることは別にして、身近なところでは、一緒に仕事していた取引先の若いスタッフが2名辞めていた。僕の車の営業担当のMさんはダイエットに成功して激ヤセした。僕は携帯メールの絵文字の出し方を忘れていた。7週間というのは、そういう時間である。

W杯決勝戦の翌日、国際ラグビーボード(IRB)のプレーヤー・オブ・ザ・イヤーの発表があり、南アフリカ代表のWTBブライアン・ハバナが受賞した。南アフリカの選手としては、スカルク・バーガーに続いて2人目。年間を通した国際舞台での活躍が評価された。「チーム・オブ・ザ・イヤー」は南ア代表、「コーチ・オブ・ザ・イヤー」は南ア代表ジェイク・ホワイトである。当然か。ハバナは、他の錚々たる候補者(フェリペ・コンテポーミ、リッチー・マコウ、ヤニック・ジョジオン、ファン・エルナンデス)の中からの選出である。

南アフリカの優勝は、受けて立つ戦いだったことでその強さを印象づけたが、やはり南アに勝つのは、ニュージーランド、オーストラリア、フランスくらいの攻撃力とFWの強さを併せ持たないと難しいのかもしれない。その3チームと戦わずに優勝できた南アには運もあった。それも強さか。でも、今大会はアルゼンチンが主役だったなぁ。もし、アルゼンチンが優勝したら、コンテポーミかエルナンデスがプレーヤー・オブ・ザ・イヤーだったかな。

10月22日の世界ランキングは、1位=南アフリカ、2位=ニュージーランド、3位=アルゼンチン、4位=イングランド、5位=オーストラリア、6位=フランス。アルゼンチンは、堂々たる3位だ。「ビッグスリー」(NZ、オーストラリア、南アフリカ)、これにイングランド、フランスを加えた「ビッグファイブ」と言われた時代は完全に終わったということなのか。しかし、アルゼンチンが今後もこの強さを保てるのかは未知数だ。代表を退く選手は多く、新旧交代をどう進めるか、次のコーチが誰になるか、他のチームも動向は気になるけど、僕はアルゼンチンが一番気になるなぁ。

まあ、しかし今もっとも興味があるのは、時差ボケがいつ解消されるかなのだけど。


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決勝戦結果

Sawon

決勝戦の観客数は、80,430人。スタッド・ド・フランスの最多記録との発表があった。写真の通り、南アフリカ代表スプリングボクスが、イングランド代表を15-6と破り、1995年大会に続いて2度目の頂点に立った。

南ア有利と言われていた決勝戦だったが、試合は拮抗した。最初のイングランドボールのラインアウトで南アがボールを奪取、そのあとのスクラムではイングランドが押し込むなど、長所を出し合うスタート。序盤からキックで陣地を取り合う展開になり、ボール争奪戦は互いに激しくボールに絡んだ。僅差勝負はイングランドの思惑通り。そのまま終盤までもつれこみたかったはずだが、最後は足が止まり、敵陣に入ってもトライに至る攻撃ができなかった。

後半2分、WTBクエトーが左コーナーに飛び込んだのが、ビデオレフリーでタッチと判定されたのと、ウィルキンソンのドロップゴールが2本外れたのは痛かったが、それがすべて決まっていても勝てたかどうかは分からない。しかし、大会前の仕上がり具合からいって、ここまで勝ち上がったことだけでも立派な成績。イングランドから大挙押し寄せたサポーターもねぎらいの拍手を送っていた。

南アは万事に安定感があった。キック合戦もFBモンゴメリーを軸にミスなく処理し、スクラムも次第に対応して、最終的にはマイボールのスクラム、ラインアウトの獲得率は100パーセントだった。リスクを背負ってのパス回しは封印。モンゴメリー、CTBステインのPGで加点して確実に勝利を狙った。マン・オブ・ザ・マッチは、ラインアウトでイングランドにプレッシャーをかけたLOマットフィールド。ディフェンス面でも素晴らしいタックルを見せた。モンゴメリーでも良かったような気がするけれど。ハバナという絶対的なトライゲッターを持ちながら、彼を使わずに勝てる南アは、イングランドより一枚上だったというところだろう。

エリスカップを掲げるジョン・スミット。キャプテンとして48回目のテストマッチ出場は、南アの最多記録を更新中である。落ち着きのあるいいキャプテンだ。彼がエリスカップを掲げると、ゴールドの紙吹雪が舞い、スタジアムの屋根から花火が打ち上げられた。いつもながら表彰式のクライマックスは感動的である。でも、トライがなかったのは残念。いいトライが見たかった。

2007年W杯が終わった。驚くことがたくさんある大会だったけど、そのことはまた別の場所で書いたり、話したりしたい。しかし、ちょっと寂しいな。きょうのスタジアムは試合が進むにつれて気温が下がり、めちゃくちゃ寒かった。試合前で7度だから、フランスに来て一番の冷え込みだった。僕は9月3日に日本を出発したのだが、10月に備えてコートを持ってきていた。ところが昼間は半袖で大丈夫な日ばかり。先日行ったマントンに至っては、海で泳いでいる人すらいた。最後に準備が実ったわけだ。備えあれば憂い無しである。

Conc

決勝戦が行われた20日の昼間、今回の滞在でよく歩いたコンコルド広場に行った。最初もここに来て写真を撮ったなぁ、なんて思いつつ。今度はいつ来るか分からないけど、パリはまた訪れたい。ちょっとフランス語も勉強しておこう。ちょっとだけね。さあ、日本に帰ろう。頭も国内シーズンに切り換えなきゃ。

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