« 2007年11月18日 - 2007年11月24日 | トップページ | 2007年12月2日 - 2007年12月8日 »

2007年11月25日 - 2007年12月1日

関西大学リーグ

Ikoma

土曜日は東大阪市の花園ラグビー場に行っていた。生駒山の木々も色づいている。グラウンドは絨毯のような緑の芝生が広がる。全国高校大会の組み合わせも発表になったが、高校生の夢舞台を間近に控え、グラウンドコンディションも上々に仕上がってきている。

Hanazono

僕は、JSPORTSで関西大学Aリーグの大阪体育大学対京都産業大学戦の解説だった。その前に行われた関西大学ジュニアリーグの決勝戦は、立命館大学が同志社大学の終盤の追い上げをかわして、36-31と勝利した。

さて、大体大対京産大である。すでに同大がリーグ優勝を決めているため、勝った方が2位という試合だったのだが、京産大が2週間前の立命大戦の完敗から立ち直り、意思統一された動きで終始試合を優位に進めた。前半こそ1PGのみに終わったが、スクラム、ラインアウトでプレッシャーをかけ、WTB徐のロングキックで陣地を稼ぎ、タックルからの切り返し、ハイパントを忠実にチェイスしてのトライと、意図通りの展開で、後半4トライを畳みかけた。最終スコアは、27-7。

「リーグの最後になって、ようやくFWが前に出てくれた。前半からプレッシャーをかけ続けたのが効いたと思います」と大西健監督。吉田明コーチも「やっと大学選手権を戦えるチームになりました」と安堵の表情を見せた。今季の京産大は、昨季のベスト4メンバーが多く残りながら、まとまりを欠く試合を繰り返していたのだが、立命大戦の完敗以降は、大西監督、吉田コーチ、選手が徹底的に話し合い、チームを立て直してきた。昨季同様の粘りが出てきた京産大は、大学選手権でもいい試合を見せてくれそうだ。

一方の大体大は、セットプレーの劣勢で意図した動きができず、ボールを動かすこともできなかった。キックパスから先制トライのチャンスをミスで逃したのも痛かったが、大学選手権に向けてはスクラム、ラインアウトの修正、意思統一が急務だろう。

この結果、関西大学Aリーグの順位は、1同大、2京産大、3大体大、4立命大、5関西学大、6天理大、7近大、8龍谷大となった。

土曜日のトップリーグの結果は以下の通り。日本IBMビッグブルーが逆転で初勝利をあげている。

◎トップリーグ第5節結果(12月1日の分)
日本IBMビッグブルー○23-12●福岡サニックスブルース(前半5-12)
サントリーサンゴリアス○50-10●三菱重工相模原ダイナボアーズ(前半29-3)
トヨタ自動車ヴェルブリッツ○61-20●リコーブラックラムズ(前36-15)

| | コメント (4) | トラックバック (3)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

八幡山とTL第5節

11月30日、IRB(国際ラグビーボード)臨時理事会にて、ラグビーワールドカップ2011年(ニュージーランド)の参加国が従来どおり20か国に満場一致で決定した。当たり前のことだったけど、良かった。

金曜日は八幡山の明治大学グラウンドに行ってきた。寒かった~。12月2日、関東大学対抗戦は、明大と早大が無敗同士でぶつかる。明治は藤田ヘッドコーチのもと、原点回帰を目指し、スクラムを軸にFWを徹底強化。打倒・早大を果たしての学生日本一を目指す。

Meiji

練習は今季目指す全員でトライをとるスタイルの確認。FWは塊になって前に出る練習を繰り返した。ご覧の通り、スクラム練習にも勢いがあった。「早稲田のスクラムをパワーで押し切れれば、今年目指してきた全員でトライをとるラグビーが開花すると思う」と黒崎コーチ。SOは井上の負傷によって1年生の田村が務めるが、キック力には定評があり、キックで陣地をとってFWを前に出せれば、さらに明治の勢いが出る。

大学入学以来、まだ早大に勝ったことがない上野キャプテンは、「スクラムトライは機会があれば狙いたい。最初の10分は攻めの姿勢で、前半で勝負をつけるくらいの気持ちで行きます」と迷いなく語った。

関西大学Aリーグも、1日の試合で最終的な順位が確定する。JSPORTSでの放送予定は以下の通り。

◎大学ラグビー放送予定
関西大学Aリーグ 
12月01日(土)
19:00~ J sports 1 大阪体育大 対 京都産業大
関東大学対抗戦A 
12月02日(日)
13:50~ J sports 2 早稲田大 対 明治大

今週末はトップリーグが再開される。第5節も注目カードが並ぶ。鹿児島では、九州勢が上位チームにチャレンジ。三洋電機と神戸製鋼の全勝対決もある。トップリーグのニュースでは、ヤマハ発動機ジュビロに、元オールブラックス(NZ代表)、スーパー14のクルセーダーズで活躍したFLルーベン・ソーンが来季より加入することが発表された。LOもこなす仕事人FWの加入は、ジュビロのチーム力を引き上げそうだ。

◎トップリーグ第5節JSPORTS放送予定
12月1日(土)
11:50~ J sports 1 日本IBMビッグブルー 対 福岡サニックスブルース(秩父宮)
13:50~ J sports 1 サントリーサンゴリアス 対 三菱重工相模原ダイナボアーズ(秩父宮)
12月02日(日)
11:50~ J sports Plus コカ・コーラウエストレッドスパークス 対 ヤマハ発動機ジュビロ(鹿児島・鴨池)
13:50~ J sports Plus  九州電力キューデンヴォルテクス 対 東芝ブレイブルーパス(鹿児島・鴨池)
12:50~ J sports ESPN  三洋電機ワイルドナイツ 対 神戸製鋼コベルコスティーラーズ(岡山・桃太郎スタジアム)


| | コメント (4) | トラックバック (1)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ラポルト氏、上井草へ

木曜日は早大ラグビー部の上井草グラウンドに行ってきた。前フランス代表監督ベルナール・ラポルト氏が来日して早大の練習を見ることになっていたからだ。

Lapokiyo

同氏は10月に同代表監督を退任後、厚生青少年スポーツ省・スポーツ担当閣外大臣に就任した。来年は日仏交流150周年ということもあり、イベントの提案などのために、フランスの柔道関係者らと来日したようだ。短期間の来日(30日帰国)だが、世話役の一人がサントリーサンゴリアスの清宮監督と旧知の仲とあって、清宮監督、早大の中竹監督と会食の機会も持った。スケジュールの都合がつく29日は、サントリーの練習が休みだったため、早大の練習を見学することになったという。

Kenjyo

早大の前監督でもある清宮氏の案内で練習見学したラポルト氏は、「素晴らしい環境」と驚きつつ、熱心に練習する選手達に目を細めていた。また、「ラグビーで一番大切なのはディフェンスです」など選手達にアドバイス。実際にグラウンドにいたのは1時間ほどだったが、熱のこもったスクラム練習に真剣な眼差しを向けるあたり、コーチの感覚が呼び覚まされたようだった。

さて、その早大は、関東大学対抗戦での7年連続全勝優勝をかけて、12月2日の明大戦に臨む。きょうもコンタクトをともなう激しい練習をしていた。「この4年間で明大のスクラムは一番強いと思う」と中竹監督。FW第一列は、怪我をしていた両PR瀧澤、畠山も復調。「この3人で合わせた期間は少ないですが、意地で組んでくれるでしょう。スクラムで勝ちたいですね」と期待を寄せた。怪我のため、この日もグラウンドには出てこなかったFB五郎丸も試合には出場できる見込み。火曜日から体育館では調整をしているようだ。権丈キャプテンは、「明治は勢いがあると思います。でも、次の明治戦が(大学の)決勝のつもりで戦います。昨年の決勝戦で関東学院に負けてから、どんな相手にも1点差でもいいから勝つことを考えてやってきましたから」と力を込めた。

| | コメント (5) | トラックバック (0)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

高校ラグビーの話

きのう高校ラグビーのことを少し書いたのだが、今朝、asahi.comで大阪工大と啓光学園の経営統合の記事が。大阪工業大学などを運営する学校法人・大阪工大摂南大学と、学校法人・啓光学園が年明けにも経営を事実上統合するとの報道だった。

大阪工大高が、来春から「常翔学園高校」に名称変更することは決まっていたのだけど、啓光学園も来春から学校名称を「常翔啓光学園」に改め、男子校から男女共学校に変更するという。それぞれの高校は残るのでラグビー部も存続するはずだが、大阪の花園常連校の先行きがちょっと心配になったりもしている。年末の全国高校大会の大阪予選では、啓光学園を破って出場を決めた大阪工大高。その学校名は、今大会で最後になるわけだ。学校経営も大変な時代なので仕方ないのだが、親しみある学校名が消えるのは寂しい話である。

午後、発売中の「ラグビークリニック」を読む。今回の特集は「パス」。巻頭でパスの名手・朽木英次さんが話している。「能力の限界を超えて長く投げても、相手にすれば簡単にスペースを埋められる。もう少し適切な距離はある」、「パスだけを考えるのではなく、パスをとる工夫、放るまでの過程、パスの受け手のスピードとパスの接点を瞬時に見きわめるための動体視力を鍛えることは重要。そうすると自然にいいフォームになっていく」などなど、至言がいっぱいだ。

Rugbyclinic_11

サントリーの清宮監督の母校として知られる大阪の茨田(まった)高校の元ラグビー部監督吉岡隆さんのインタビューもいい。「体育の授業も一生懸命できない人間にラグビーは出来ませんよ」。週に4時間ある体育の授業を各選手が全力でやることによって、練習時間を短くしたことについての話だ。

◎お知らせ
先日もこのブログで紹介した、「オールブラックススペシャルBOX」はすでに発売中です。2本組の中の一本は伝説の選手達のスーパープレー集。出てくる選手は、次の通り。ショーン・フィッツパトリック、ジンザン・ブルック、ジョナ・ロムー、クリスチャン・カレン、カーロス・スペンサー、アンドリュー・マーテンズ、ジャスティン・マーシャル、タナ・ウマンガ、ジョー・ロコゾコ、リッチー・マコウ、ダニエル・カーター。

オールブラックス  スペシャルBOX

オールブラックス スペシャルBOX

| | コメント (5) | トラックバック (0)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

高校大会シード校

トップリーグは一週休んだだけなのに、2週間がめちゃくちゃく長く感じる。今週末からは後半戦が始まるわけだが、いろんなキャンペーンが企画されているようなので、オフィシャルサイトなどでご確認を。

全国高校大会の代表校もすべて決まっている。初出場は、愛媛の北条高校のみ。秋田は42年ぶりに秋田中央が出てくる。26日、大会実行委員会から、シード校が発表された。Aシードは、選抜大会優勝の伏見工(京都)、東福岡(福岡)、桐蔭学園(神奈川)の3校。Bシードは盛岡工(岩手)、仙台育英(宮城)、茗溪学園(茨城)、流通経大柏(千葉)、国学院久我山(東京第1)、東海大仰星(大阪第1)、大阪工大高(大阪第3)、天理(奈良)、佐賀工(佐賀)大分舞鶴(大分)となった。3回戦までの組み合わせ抽選会は12月1日に行われるようだ。

きょうは、過去のワールドカップの名場面を見返す機会があったのだが、めちゃくちゃ集中して映像に見入ってしまった。1987年の第一回大会でのフィジーの活躍。91年大会でのカナダのオールブラックスに対するチャレンジ。91年大会のジンバブエ戦での日本のトライラッシュ。CTB朽木英次、キレ味抜群である。トライは、やっぱりジョナ・ロムーが強烈なのだけど、過去の名選手のランニングスキルを見ると、ウエールズのシェーン・ウィリアムスのステップワークや、イングランドのジェレミー・ガスコットのしなやかな走りなど、相手に触らせずに抜いていくシーンが見ていて気持ちいい。99年大会ウエールズ戦での大畑大介のトライも凄いなぁ。

| | コメント (5) | トラックバック (0)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

秩父宮ラグビー場60周年

Chichibu

日曜日は秩父宮ラグビー場開場60周年記念セレモニーに行ってきた。12時から行われた明大と東大のOB同士の試合は、往年の名選手が次々に登場した。60歳以上の赤パンツの選手達も元気いっぱい。東大の低いタックル、いいねぇ。僕の世代だと、松尾雄治さんが大スターなので、どうしても目が松尾さんに行ってしまったけど、他にもずらりと名選手が。そして笛を吹いたのは、池田正徳、真下昇、八木宏器、斉藤直樹という往年のトップレフリーのみなさん。それぞれの笛の吹き方も特徴があって懐かしかった。

Chichibu2

Chichibu3

今回の試合では、茶色の革ボールが使用され、タッチジャッジはジャージ姿の上にブレザーを着るオールドスタイル。そうだったよなぁ。昔は、両チームの選手やOBがタッチジャッジをしていた。僕が高校一年生時の公式戦では、タッチジャッジがストッキングに短パンで、詰め襟の学生服を着ていたと記憶している。僕の高校は私服だったので中学時代の学生服を貸してあげた。いろんなことを思い出す式典だった。バックスタンド裏にはこんなパネルも。

Chichibu4

その後、トップイーストのNTTコミュニケーションズと栗田工業の試合があったのでバックスタンドから観戦した。NTTの快勝だったのだが、SO君島良夫選手が巧みなキックとパスでゲームをうまくコントロールしていた。プレースキックも難しいところから全部入れていた。FL川上利明選手も何度もパワフルに突進していた。後半は栗田工業もよく攻めていたけれど、NTTのバックスラインが、ショートパスに走り込んでゲインラインを切っていくあたり、見事だった。

きのうは諸事情あってブログが書けなかったのだけど、秩父宮ラグビー場で東海大と大東文化大の試合を取材した。東海大はバランスがいい。大東大のラトゥー監督も言っていたが、「どこからでも点が取れる」チームだ。快勝で関東大学リーグ戦の初優勝を決めたのだが、関東学院大が公式戦辞退したことで、木村監督も宮本キャプテンも表情は複雑だった。「リーグ戦を一戦一戦しっかり戦っていくことが大事だった。その結果として順位がついてくる。今回の試合前も優勝を口にする選手はいませんでした」と木村監督。関東学院大との接戦を制していれば、もっと喜べたのだろう。宮本キャプテンは、「一区切りですが、今後(大学選手権)に向けて頑張っていきたいです」と誠実に話した。

関東大学リーグは、25日、全日程が終了。拓殖大が立正大に22-17で勝ち、拓殖大が3位に浮上した(関東学院の辞退で、大学選手権の組み合わせでは2位扱いとなる)。以下、法政大、大東大、中央大、流経大、立正大と続く。

対抗戦グループの早慶戦は映像で見たけれど、慶大のタックルがいまひとつ決まらなくてちょっと残念だった。ラインアウトのミスも痛い。早大に勝つにはセットプレーで少なくともマイボールはキープできないと厳しい。早大の1年生、中濱選手はつくづく能力の高い選手だと思う。走り方のバランスがいいので今後が楽しみだ。関西大学Aリーグは、25日、同志社大が立命館大を破って優勝を決めている。12月1日の京産大対大体大戦ですべての順位が確定する。

追記◎女子ラグビー交流大会のことでコメントくれたマイクさん。最後の試合で激しいタックル決めてましたよね。見てましたよ。仲間を増やして、これからも頑張ってください。

| | コメント (2) | トラックバック (1)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

« 2007年11月18日 - 2007年11月24日 | トップページ | 2007年12月2日 - 2007年12月8日 »