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2007年2月25日 - 2007年3月3日

お答えします。パート9

久々の「お答えします」です。コメントでご質問ありましたが、ラグビージャーナリストは儲かる仕事ではありませんねぇ。僕の主な仕事は、JSPORTSでのコメンテーター、ラグマガなど雑誌への執筆活動です。ちなみに、このブログでの報酬はありません。これはスポーツライター全般に言えることですが、書くだけで生活するのはたいへんです。スポーツについて書く場所が少ないですからね。昨年度まで日本ジャーナリスト専門学校の講師をしていたのですが、学生にはそのあたりの厳しさはよく話していました。

僕はラグビーを専門に取材する仕事をしたかった。フリーになって、したいことがあったわけです。でもそれだけではなかなか生活が苦しいので、好きなことを継続するために単行本の編集や広告制作など、ラグビーを取材するのとは違う仕事もしています。出版社に11年いたので、どちらかというと編集者が本業ですからね。小林深緑郎さんは、もともと画家としての勉強をされていたのでプロフィールに入っていますが、いまはほぼラグビー一本でやっていらっしゃいます。公園での仕事はしていませんよ。

小林さんともときどき話すのですが、ラグビージャーナリストは目指してなるものではないですね。好きなことに集中していたら、いつのまにか肩書きがついたという感じです。取材者になっていく過程については、今編集中の「ラグビー愛好日記トークライブ集」(仮題)の中でも語られています。と、軽く本の宣伝です。とにかく、僕らは今の仕事をとても楽しんでいるし、なんとか暮らしているので、ほんとうに幸せだと思ってます。

さて、これからスーパー14の解説でJSPORTSのスタジオまで出かけます。きょうは、レッズ対ライオンズの解説ですが、レッズのリザーブメンバーに、元ワラビーズのアンドリュー・ウォーカーの名前が! 楽しみだ~。

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きょうは短めに

3年目はこんな日記もたまにありということで。花粉症で目がかゆいっす。

金曜日は、JSPORTSのスタジオでスーパー14第5週、ブルーズ対ハイランダーズの試合を解説した。内容は大きくボールが動いて、なかなか面白い。ブルーズのキャプテンはトヨタ自動車ヴェルブリッツでもプレーしたトロイ・フラヴェルなのだが、モールの核になって押し込んだかと思えば、ボールを持って激しく突進、さらにアクロバティックなパスでボールをつないだりと大活躍である。オールブラックスのワールドカップメンバー入りへ猛アピールといったところ。WTBダグ・ハウレットもキレ味鋭く走る。ハイランダーズの選手も含めて、攻守にわたる反応の良さに感心させられた。放送は、日曜日の午後2時から、JSPORTS PLUSにて。

現在、東京・辰巳の森海浜公園ラグビー練習場で、7人制日本代表のセレクション合宿が行われている。グラウンド内での観戦はダメのようだけど、金網越しには見ることができる。土・日は、試合が行われる予定。詳細は日本協会のHPにて。

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3年目スタート

Hakubai

3月1日、愛好日記3年目のスタートである。これからも気張りすぎずにやっていきますので、よろしく。まずは、ご近所の梅を撮影。ちょっと光の加減を失敗しました。きょうはデスクワークの日。その合間に髪のカットに出かけた。美容師さんと誕生日の話になったら、買おうと思っていた整髪料をプレゼントしてくれた。言ってみるもんである。こんなプレゼントを贈ってくれた友人も。イングランド協会のぬいぐるみに、チョコレート。ユニオンもいろんなもの作ってるなぁ。お気遣いいただいたみなさん、ありがとうございます。

England

先日も書いたけど、いま、愛好日記のトークライブをまとめた本を編集中である。大半の時間は、トークを文字にすることにとられてしまうのだが、録音したトークを聞き直すと面白くて、ついキーボードを叩く手を止めて聞き入ってしまう。この内容をラグビーファンのみなさんに紹介できるのは嬉しい限り。ゲストのみなさんの話はとても勉強になる。GW直後の発行を目処に作業中。単行本って、時間がかかるのだ。GW前には出版記念イベントも企画中なので、決まり次第、このブログでもお知らせしますね。

金曜日は、スーパー14各週の最初の放送がある曜日である。第5週の最初の放送は、ワラタス対フォースの豪州対決。僕が解説するのは、ブルーズ対ハイランダーズのNZ対決。こちらの放送は、日曜日になる。先週、地元ダニーデンでストーマーズを破ったハイランダーズは上り調子。グラウンドのどこからでも思い切ってボールをつなぐスーパープレーを連発していた。そしてようやくゲームメイカーのSOニック・エバンスが戻ってくる(※当初、選手名を書き間違えていました。申し訳ありません)。楽しみな一戦だ。土曜日に生放送されるブランビーズ対ブルズ戦では、ブルズのヤコ・ファンデルヴェストハイゼンがWTBで先発するみたいだ。ひげ、注目です!

◎愛好的観劇日記【僕たちの好きだった革命】観ました。実はきのう。新宿シアターアップルにて(2007年2月28日~3月11日)。企画・原案=堤幸彦、企画・原作・脚本・演出=鴻上尚史、出演=中村雅俊、片瀬那奈、塩谷瞬、森田彩華、GAKU-MC、大高洋夫、長野里美、陰山泰、菅原大吉、田鍋謙一郎、澤田育子、武藤晃子ほか。鴻上尚史が約2年ぶりに作・演出を手がける新作、というわけで、ここ数年、鴻上さんの作品は全部見ている僕としては是非行かねばならなかった。

30分前に劇場入りする。すでに舞台の上では役者さんたちが動いていた。中村雅俊がコロコロで舞台上を掃除していた。鴻上さんもうろうろしている。あっという間に鴻上ワールドに引き込まれた。「1969年に自主的な文化祭をしようとした高校生が、機動隊のガス銃で撃たれて30年間意識を失い、目が醒めたときもう一度高校に復学。そして…」というお話。僕が高校生の頃は学生運動はとっくに終わっているのだが、僕の家は京大に近く、二階の小さな部屋に京大生が下宿していた。子供の頃、ヘルメットをかぶったお兄さん達を見ていた記憶がある。僕の高校にも学生運動の名残はあった。だから少し懐かしい気分にもなった。

純粋に学生運動を続ける愚直な高校生役の中村雅俊は良かった。熱いけどちょっと滑稽な役が似合っていた。ギターで歌も聴かせてくれる。片瀬那奈は侮れない。笑えたし、泣いたし、終わったらスタンディングオベーション。これまで観た鴻上さんのなかで一番わかりやすかったかも。「負ける」ってことを、ちょっと考えてしまう。ストレートな熱さがあるから、きっとラグビーファンは好きだと思うなぁ。元気になる芝居だった。

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慶大ラグビー部新監督

2月28日、愛好日記は丸2年を終了した。明日から3年目である。きょうは風が強くて、ぼ~っと道路を歩いていたら車にぶつかりそうになった。明日から42歳だ。気合いを入れよう。

Keio

水曜日の午後3時から慶應義塾大学ラグビー部の新監督発表記者会見が開催された。慶応義塾体育会蹴球部黒黄会の田中正己理事長、 林雅人監督(写真右)、金井健雄主将(写真左)が出席しての会見だったが、報道陣が多く、林監督も驚いていた。それだけ注目のチームだということだろう。

田中理事長から就任の経緯が語られたが、2年の任期を終えた松永前監督に代わっての人選では、林雅人さんの名前が真っ先に挙がったようだ。ラグビー部のOB組織である黒黄会が答申し、大学側も了承。有給での監督就任となる。林さんは、1996年~2000年度まで慶大ラグビー部ヘッドコーチを務めて大学選手権優勝、関東大学対抗戦全勝優勝などを勝ち取った。その後、日本代表テクニカルディレクターなどを経て、2005~2006年度はサントリーサンゴリアスのコーチングアドバイザーを務めるなど、実績、経験、知識など最適の人材としての決定だったようだ。

新監督は次のように語った。
「サントリーには永友監督のサポート役として入りましたが、清宮監督もやってきて自分の役目は果たせたかと思います。ここ数年母校は正月を越せていませんので、手助けできればと思いました。戦い方は、選手の能力を見て決めていきますが、まずはセットプレー(スクラム、ラインアウト)をしっかり安定させたい。才能あるBKを生かすには、FWが勝たなければ。特に前5人は鍛えれば強くなるのでしっかり強化したい。それを起点にボールを動かすラグビーをしていきます」

自身がFW第一列の金井キャプテンもこの考えは望むところ。「ディフェンスで粘れるチームだと思うので、これは強味としたい。BKはスター選手がいますから、有効に走らせたい。前5人は練習すればするほど強くなります」

2000年度以降、慶大を離れていた林さんは、その後、さまざまなコーチ体験を経てきた。報道陣から何を学んだかと問われて、こう答えた。
「僕はセットプレーはそれほど重視していなかったのですが、改めてセットの大切さを思いました。もう一つは、精神力の大切さ。慶應の伝統は『魂のタックル』であり、身体を張ったプレーです。ここは大切にしたい」

すでに新チームは、2月16日から練習を開始している。林監督は速くて長いパスを重視しており、すでに通常より重いボール(メディシングボール)を購入して、パス練習に取り組んでいるようだ。4月からは毎週試合を入れて強化を図る予定。4月8日には京産大の人工芝グラウンドのこけら落としに招待されているらしく、これがスタートになるが、このあたりは試験的なメンバーで、ゴールデンウィーク明けの同大戦で初めてその時点でのベストメンバーを選考する予定になっている。

◎トヨタ自動車ヴェルブリッツ新体制
28日、トヨタ自動車ラグビー部も新体制を発表した。顧問=白根武史、部長=朽木英次、副部長=南隆雄、監督=石井龍司

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JKの言葉

アカデミー賞は「ディパーテッド」が最優秀作品賞かぁ。本家の「インファナル・アフェア」のほうが好きだったし、映画館で観賞後けっこう文句をつけていたので、ちょっと意外だった。門外漢の戯言ですが。

国内ラグビーのほうは一区切りで、これから新体制や引退選手のニュースがどんどん出てくる。今朝のサンケイスポーツには「神戸製鋼・増保監督が辞任」の報。3年で結果が出せず、か。いい新人選手が入ってくるから、もう一年やってほしかった気がするけれど…。トップリーグの監督は結果が出なければ責任を取るのは当然かもしれないが、ラグビーのチーム強化は時間がかかる。辛抱する期間の評価をどうするか、ここが難しい。

現在発売されている「ラグビークリニック」に、日本代表のジョン・カーワンヘッドコーチのインタビューがあるのだが、いい言葉がたくさんある。1987年のワールドカップで優勝したオールブラックスと、以降、勝てないオールブラックスの差を問われると、「人格です。才能は重要です。しかし、人格ほどではありません。能力の高いスーパースターは高い人格と勤勉さも兼ね備えていなければならないと思います」。どのように人間性を高めて来たかを問われると「周囲の人たちから学びました。優れた人格で知られる人物と一緒にいるべきです。たとえば練習嫌いな選手よりも、練習好きな選手とともに行動するべきでしょう」などなど。定期的にコミュニケーションの専門家に自分をチェックしてもらっていることも明かしている。今後の日本代表を見ていく上でもとてもいいインタビュー記事だった。言葉に力がある。

シックスネイションズは、フランスが地力を見せつけている。先週末、日本選手権前日の深夜は3連続テストマッチで、どうやって見るかけっこう悩んだ。思案の末、最初のスコットランド対イタリア戦を見た後に眠り、残り2試合を録画。日曜日の朝にアイルランド対イングランドを見て、月曜日にウエールズ対フランスを観るという方法をとった。健康面を考えるとなかなか効率が良かった。

イタリアの3連続トライには驚かされた。どうしたスコットランド、と言いたいところだが、タックル成功率が試合を通じて95パーセントだったところを見ると、魔の6分だったわけだ。イタリアのFWはパワフル。ワールドカップ本番でも予選同組のスコットランドは苦労するはず。アイルランドは反イングランド感情が凝縮された場所と言われるクロークパークでイングランドを迎え撃ったが、前節のフランス戦と比べて気合いの入り方が数段アップしていた。これでは、さすがのウィルコも存在感がかすむ。ウエールズは健闘したけど、フランスとは決定力に差があった。WTBドミニシの強さ、SOスクレラのキックの正確さに感心した。

来週、3月11日は、2連覇を目指すフランスが、いよいよ大一番のイングランド戦を迎える。


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ベスト8進出プロジェクト発足

月曜日の午後2時より、日本ラグビー協会のジャパンクラブで、ATQプロジェクト発足の記者会見が開かれた。ATQとは、Advance to the Quarterfinalの略で、要するに「ベスト8進出プロジェクト」。2011年ワールドカップ大会でのベスト8進出に向けて若手を発掘、育成していく組織である。

会見では、組織の担当責任者である上野裕一氏(日本協会競技力向上委員会副委員長)が趣旨を説明。「代表強化はここ5年が勝負だと思っています。若い選手達をいかに育てていくかが大切。しかし、選手だけでなく、協会やレフリーも世界のベスト8のレベルに達しなければいけない。そういう意味では対峙する相手は我々の中にある。スタッフも、アマチュアの時代からプロフェッショナルの時代に移行しなければいけない」

プロジェクトの詳細は、日本協会HPなどでいずれ紹介されると思うのだが、概略を紹介すると…、プロジェクトの選手育成計画では、18歳~23歳の約30名のアカデミーを作り、年間を通してアカデミー合宿を実施。プレ・アカデミー(17歳以下)を地域別に組織して全国の優秀な選手を発掘・強化。ハイパフォーマンス・ユニット(19歳~25歳)として、将来、代表の軸になるであろう選手を最大10人選び、ニュージーランド・ワイカト協会、オーストラリア・ニューサウスウェールズ協会のアカデミーコースに派遣。栄養学、リーダーシップ、ディシジョンメイキングなどの各種セミナーを受講。英語学校にも通い、国際的に通用する選手を育成する。すでに両協会との調整は行われており、4月1日より、海外派遣が開始される予定。上記の2協会は、優れたアカデミープログラムを有すると、調査して決定された。

プロジェクトの中心となる、全体統括・選手発掘マネージャーには、元法政大学ラグビー部監督の山本寛氏が就任。コーチングディレクターには東芝ブレイブルーパスを日本一に導いた薫田真広氏、パフォーマンスマネージャーにIRB(国際ラグビーボード)から日本協会に派遣されているトニー・フィリプ氏、そして予算管理や関係各所との交渉など担当するハイパフォーマンスコーディネーターには、慶大卒の中里裕一氏が就任。すでに、中里氏は、前職を辞してフィリプ氏とフルタイムのスタッフとして活動中。山本、薫田両氏も、会社からの出向という形で調整中だ。

薫田氏は「私の役目は、いかにアカデミーの選手をトップリーグの試合に出場できるレベルにしていくか。任務は責任を持って全うしたい」と新たなチャレンジに意欲的だった。4月中旬に予定されているNZU来日シリーズでは、U21、U23日本代表が組織されるが、これを薫田氏が中心になって率いることになる見込み。3月上旬にATQスコッド選手が、中旬には海外派遣選手と2007年度アカデミー選手が発表される予定になっている。

会見では、選手の発掘育成に本腰を入れる意気込みは伝わってきたが、成果があがらなければ意味はない。本来は、2011年までと区切らずにやるべきプログラムではあるが、上野氏によれば、目標をぼやけさせないように「今回は目に見える形で短期間で成果を出したい」とのこと。スタッフがプロフェッショナルであることは、このプロジェクトが過去のものと大きく違う点である。結果が出せなければ厳しい評価を下されることになる。

さて、どんな選手たちが選ばれるのか。日本代表スコッドのなかにも、ATQスコッドが含まれているようだ。まずは、ATQスコッド、アカデミー、そして海外派遣選手が誰なのかに注目したい。

それにしても、今年は注目しなきゃいかんことが多いなぁ。

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日本選手権決勝結果

日曜日はもちろん、秩父宮ラグビー場にいた。体感気温はめちゃくちゃ寒かったが、開門前からお客さんが列をなし、マイクロソフトカップ決勝を思わせる熱気だった。観客数の発表は、18,618人。でも、それよりも多く感じた。

先に結果を書くと、日本選手権決勝戦は、東芝ブレイブルーパスがトヨタ自動車ヴェルブリッツを19-10で破ってトップリーグに続く2冠を獲得した。薫田監督、冨岡主将体制の最後、集大成となる試合で東芝の選手たちはいつものように献身的に身体を張って動き回っていた。

試合前のトスに勝った冨岡キャプテンは、かねてより監督と話していたとおり、風上を選択。「前半で勝負を決めるくらいにつもりで」(薫田監督)攻勢に出ようとしたが、先に仕掛けたのはトヨタだった。FW周辺をついてから突破役のWTB遠藤を思う存分に走らせ、東芝を防戦一方に追い込んで反則を誘い、SOアイイが先制PGを決める。

しかし、8分、東芝もワイドな展開からLO石澤がインゴール左中間に走り込んで逆転トライ。SO廣瀬のロングキックを軸に陣地をとり、18分には、CTBマクラウド、WTBオトで防御を崩して、再びLO石澤がトライ。12-3とリードする。前日、冨岡キャプテンは言っていた。「バツベイはゴール前5mでの仕事は日本一だが、それ以外のところでは石澤が勝っているところがいっぱいある。明日はそういうところを見せたい」。言葉通りの石澤の活躍だった。

ただし、東芝が得意とするドライビングモールに対しては、トヨタが健闘して食い止め、ゲームは拮抗した。薫田監督と同じく勇退の決まっているトヨタの朽木監督はこう言った。「モールのディフェンスについては、弱いと言われ続けたので、練習してきた意地が出たと思う」。まさに意地の張り合い。タフな肉弾戦は、後半11分、CTB赤沼のトライで、トヨタが10-12と2点差に迫ってさらに白熱した。ともに攻めきれなかったと言えばそれまでだが、ゴールを背に懸命に守る執念は観る者の胸に迫るものがあった。

勝敗を決したのは、東芝FB立川のトライ。WTBオトがディフェンスを3人引きつけたところに絶妙のタイミングで走り込み、直後に鋭角的なステップでタックラーをかわしての見事な決勝トライだった。最後はトヨタの猛攻を守りきった東芝の懐の深い優勝だった。

試合後の記者会見。今季限りでキャプテンを降りる冨岡鉄平選手はこうコメントした。
「スコアは接近しましたが、東芝らしいゲームができました。この5年間、(最初は)リーダーというもの、チームというものが何も分かっていない状況でキャプテンをやらせてもらって、いろいろと学びながら成長させてもらいました。監督には本当に感謝しています」

「長いようで短い5年間でした。きょうほど東芝に入って良かったと思ったことはありません。優秀な素晴らしいリーダーにも巡り会えた。選手達に感謝しています」(東芝・薫田監督)

「現役時代から常にベストを尽くすことが身上だったし、この4年間、選手にもそれを求めた。選手はこの日本選手権で死力を尽くしてくれたと思います。チームを誇りに思います」(トヨタ・朽木監督)

勇退する両監督のコメントも味わい深かった。今季は東芝、ほんとに強かったなぁ。トヨタも昨年の日本選手権で早稲田に敗れた悔しさをバネに逞しく成長した。死闘を繰り広げる選手には申し訳ないんだけど、最後は、もう少し白熱の攻防を見ていたい気分だった。

国内シーズンはこれにて一区切り。しばしの休息のあと、いよいよワールドカップに向けての日本代表のシーズンが始まる。

◆日本選手権決勝戦結果
東芝ブレイブルーパス○19-10●トヨタ自動車ヴェルブリッツ(前半12-3)

追記◎決勝戦に先立って行われたサントリーカップ第3回全国小学生タグラグビー選手権大会は、横浜釜利谷スパークエイトが優勝しました。

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