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トップリーグ表彰式

月曜日は、都内のホテルでジャパンラグビートップリーグ2007-2008シーズン年間表彰式が行われた。表彰されたのは、文末のチームと個人。注目のMVPは、優勝したサントリーサンゴリアスの小野澤宏時選手だった。きのうの決勝戦でも逆転トライをあげたが、小野澤選手は今季、サントリーで唯一のフル出場。優勝への貢献度の高さが選考理由のようだ。

「トップリーグで2位通過の時なら選ばれなかったでしょう。きのうの決勝戦で熱い仕事をしてくれたFWのメンバーに感謝したいと思います。そして、トップリーグ全チームに感謝したい。負けも含めていろんな経験をさせてくれたみんなに感謝です」

その後、親しい関係者に囲まれた時も、「泣きそうでしたよ。ほんと嬉しかったもん。ほんとに、これは僕だけがもらった賞じゃないよね」と嬉しそうな表情で仲間への感謝を述べていた。

新人賞は、三洋電機ワイルドナイツで今季の全試合に出場した田中史朗選手。まずは、マイクに頭をぶつけるパフォーマンスで笑いをとり、「一生に一度しかもらえない賞をもらえて嬉しく思います」といつものくしゃくしゃの笑顔で会場を和ませていた。もうひとり、ルーキーとして特別賞を受けた東芝ブレイブルーパスの豊田真人選手は、一時交代の1分をのぞいて、フル出場。「新人賞、ああ、特別賞を…」と、わざと言い間違えつつ、「この一年、本当に楽しくプレーできました」と、堂々たるスピーチだった。

得点王、ベストキッカー、ベストフィフティーン(12番)のトリプル受賞となった大西将太郎選手は、「この賞(ベストフィフティーン)が一番嬉しいです」とコメント。得点王については、競争相手だった三洋電機のトニー・ブラウン選手が最後のNECグリーンロケッツ戦で北川選手にラストパスしたことを取り上げ、「トロフィーをもらったら、ブラウニーに持って行かなきゃと思いましたよ」と、記録を破られると思っていた心境を語っていた。

ベストフィフティーンについては、リーグを13連勝で駆け抜けた三洋電機ワイルドナイツが最多9名の選出。優勝のサントリーサンゴリアスは、メンバーの入替が多かったこともあって、結果的にWTB小野澤選手だけとなった。唯一の監督投票であるベストホイッスル賞は、ジョージ・エイユーさんに贈られた。

◎チーム表彰
優勝:サントリーサンゴリアス
準優勝:三洋電機ワイルドナイツ
3位:トヨタ自動車ヴェルブリッツ、東芝ブレイブルーパス
フェアプレーチーム賞:九州電力キューデンヴォルテクス
ベストファンサービス賞:神戸製鋼コベルコスティーラーズ
功労賞:九州電力キューデンヴォルテクス、コカ・コーラウエストレッドスパークス、福岡サニックスブルース

◎個人賞
トップリーグ リーグ戦MVP:小野澤宏時(サントリー)
新人賞:田中史朗(三洋電機)
最多トライゲッター:北川智規(三洋電機)14トライ
得点王:大西将太郎(ヤマハ発動機)139得点(4T40G13PG)
ベストキッカー:大西将太郎(ヤマハ発動機)(4T40G13PG)
ベストホイッスル:ジョージ・エイユー(オーストラリアラグビー協会)
特別賞:豊田真人(東芝)
マイクロソフトカップMVP:小野澤宏時(サントリー)

ベスト15(監督、記者による投票)
1 PR 西浦達吉(コカ・コーラウエスト)
2 HO 山本 貢(三洋電機)
3 PR 相馬朋和(三洋電機)
4 LO 大野 均(東芝)
5 LO 谷口智昭(トヨタ自動車)
6 FL セミシ・サウカワ(NEC)
7 FL フィリップ・オライリー(三洋電機)
8 No.8 ホラニ・龍コリニアシ(三洋電機)
9 SH 田中史朗(三洋電機)
10 SO トニー・ブラウン(三洋電機)
11 WTB 小野澤宏時(サントリー)
12 CTB 大西将太郎(ヤマハ発動機)
13 CTB 霜村誠一(三洋電機)
14 WTB 北川智規(三洋電機)
15 FB 田邉淳(三洋電機)

Best2008_2


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    「日記」カテゴリの記事




    コメント

     外国籍選手の枠、撤廃か、せめてもっと大幅に緩和した方が、日本の選手の強化につながると思います。逆に言えば、運営サイドはジャパンの選手の強化に本腰を入れていないと思います。
     お膳立てして出場機会を得た日本人選手ではダメでしょう。チーム内での外国籍選手とのポジション争いに勝てなくて、世界に勝てるのでしょうか?どうしても出場機会を作りたいなら、選手の移籍を自由化すれば良いだけの事です。
     優秀な外国籍選手にいっぱい試合に出てもらい、稽古を付けてもらい、またその選手の名前で外国に試合の映像を売れれば、万々歳ではないでしょうか。

    投稿: rugbyhead | 2008年2月27日 22:13

    相撲やボクシングでは,ヒール役がマスコミによく取り上げられます.正統派のチャンピオンのタイトルマッチは閑古鳥で,ヒールの起こした事件の方が大きい記事になるご時世.
    清宮監督も,ラグビー界盛り上げのために,意図した言動をされているという側面もあるのかと想像してます.
    来季からは,トップリーグの外人枠が3人に増えるようですが,あくまで最終目標はJAPANの強化です.さらにレベルアップした試合を期待しています.

    投稿: neuron | 2008年2月27日 21:50

    今月号のラグビークリニックを読めばトニー・ブラウンが語っているのでよくわかると思います。
    三洋というチームがどのようなラグビーを作ろうとして、どのように変わったのか。13戦全勝はたった1年で作り上げれるものではないとよくわかります。

    投稿: ターボ | 2008年2月27日 20:58

    意識して勝ったり負けたりしてるレベルはアスリートとしてトップレベルじゃないでしょうから、無為自然に流れのまま13連勝したその実力を賛美したかったっんでしょ。清宮は
    平素からボキャブラリーの足りない人ですもんね
    もしかしたらわざと言葉足らず演じてるんじゃ?

    投稿: ナベゾ | 2008年2月27日 05:51

    どのチームもボールを動かす展開ラグビーをしたいのだが、勝敗の結果に拘るとやはりモール主体になってしまうのが日本ラグビートップの現状。かつての神戸製鋼のようなラグビーをしてタイトルを総ナメにするチームが現れないと、“日本ラグビー復興”とはならないだろう。三洋電機は今季それが出来る唯一のチームだったのだが…

    投稿: ローズプレステージ | 2008年2月26日 21:54

    朝日新聞の記事への不快感と、MVPにトニーブラウン選手が選ばれないことへの疑問という同じお考えの方がおられて安心しました。

    小野澤選手のプレイは素敵です。大好きな選手ですがシーズン通して高いパフォーマンスを見せたのはトニーブラウン選手だったと私は思います。たまたまで全勝することはありえませんし、同選手の存在なくして全勝もありえなかったろうと思うからです。卓越したゲームコントロールと4人目のFW3列のような守備、MVPは勿論MIP(Impressive)であったと思います。

    サンヨーの捲土重来を期待しております。

    投稿: OW | 2008年2月26日 19:10

    小野澤選手の受賞はうれしいです。
    決勝の後、あの寒い中グランドで最後までファンに握手を丁寧にしていた、彼のラグビーファンを大切にする心はすばらしいと思います。

    投稿: Aika | 2008年2月26日 11:06

    私も清宮さんのあの「たまたま」コメントには
    かなり違和感というか嫌悪感を感じました。
    清宮さんは日本のラグビー界には必要なリーダーだと思ってましたが、
    あのコメントはあまりにも三洋さんに対して失礼です。
    それとももっと深い意味があったのでしょうかねぇ?がっかり。

    投稿: 3301 | 2008年2月26日 04:04

    個人賞にトニーブラウンの名前がないのはどう考えても納得いかないのは私だけでしょうか???
    小野沢選手も見事ですが年間通じてのMVPはブラウン選手じゃないでしょうか...。別に三洋ファンではありませんが、初めてトップリーグを全試合見て(秩父宮+J-Sports)思った感想です。

    投稿: dammam | 2008年2月25日 22:35

    サントリ-清宮監督の、今朝の朝日新聞及びトップリ-グサイトの会見リポ-トを読んで驚きました。
    「適当な言い方ではないが」と前置きしながらも「優勝は、たまたまやったら調子が良かったチ-ムと、平素から勝ちたいと思ってやってきたチ-ムとの違い」と言い、三洋をただ勝ちたいというチ-ムと決めつけていました。
    たまたまやったら調子がよかっただけで、トップリ-グ初の13戦全勝ができるものでしょうか?
    清宮氏は自信家でヒ-ル役の似合う人だとは思っていましたが、ここまでとは・・
    これで日本選手権を制したら、言いたい放題でしょうね。想像するだけでも恐ろしいことです。

    投稿: メリ- | 2008年2月25日 22:31

    昨日はトニーブラウン選手のさすがのオールブラックスのプレー(FBの有賀選手を一発で倒したかと思ったら続けざまにライアンニコラス選手をゴール前で片手ではじいてピンチを救うプレーや、ピンポイントでタッチに切るキックなど)に感動しました。オールブラックスの名選手のプレーに酔いしれていたら、小野沢選手がラインアウトからのワンタッチのすれ違いであっという間にディフェンスを抜き去ってトライ!!オールブラックスの往年の名選手に引けを取らないジャパンの選手の好プレーに感動した一日でした。小野沢選手はカナダと引き分けて悔しい思いを体いっぱいで表現してもらってましたが、今回のMVPを励みに次回のW杯も絶対行ってほしいです。次って33歳でしたっけ?絶対行けるので頑張って下さい!!

    投稿: にっしん | 2008年2月25日 22:28

    FW第3列に日本人選手がいないのは寂しいですね…。

    投稿: らぐじ~ | 2008年2月25日 22:06

    今季のトップリーグ「最強チーム」は三洋電機。だけど「チャンピオン・チーム」はサントリー、ということですね。
    サントリーは強い意志を持って「チャンピオン・」の座を手に入れました。来シーズンの目標は明確です。
    最強のチャンピオン・チームになること。アルティメント・クラッシュ?

    投稿: マスター | 2008年2月25日 21:00

    行きたかったです。
    来年は是非大会場で!


    ちなみにベスト15や新人賞の選考は誰が行っているのでしょうか?

    投稿: はり | 2008年2月25日 20:34

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    » トップリーグベスト15が発表 [ラグビーを好き、ということ。]
    いや、優勝チームから選ぶというのが原則っていうのはわかるんだが、シーズンMVPはやはりトニーブラウンじゃなかったろうかえ? 昨シーズンは各チームの「ストーリー」がクローズアップされ、それをまさに生き、優勝を勝ち取った富岡がMVPに選出。ならば今シーズンは、日本代表を含めてもっともクローズアップされた「ゲームマネジメント」という言葉の、まさに完璧な体現者である、トニー!トニー!トニー!だろう??いや、W杯も含めて、ますます逞しい小野沢の活躍はとっても認めてるつもりなんだが、シーズンのMVPという... [続きを読む]

    受信: 2008年2月25日 22:12

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