« 廣瀬選手と向日葵 | トップページ | 日本選抜対仏大学選抜結果 »

W杯と日本選抜

きのう、早大、サントリーで活躍したCTB今駒憲二さんに会った。現在は、サントリーフーズのBKコーチである。今月発売されるラグビークリニック(ラグビーマガジン別冊)のインタビューで、サインプレーについていろいろ聞いた。ディフェンスとの駆け引きの楽しさを語ってくれている。詳しくは、ラグビークリニック誌上にて。お楽しみに。

すでに報道されているが、7月8日に香港で開かれたIRB特別理事会で、2015年および2019年のワールドカップの開催国を2009年7月に、同時に選定することを決定した。開催を希望する協会は、2015年または2019年どちらかを単独で招致するか、あるいは2大会のうち、どちらかで開催、という形でも招致活動することが可能となる。

なぜ、このような考え方が出てくるのか。そこには、IRBの収益確保と、ラグビーの強豪国ばかりで開催地をまわしていることへの批判をかわす狙いがありそうだ。ワールドカップの収益は、その後4年間、世界各地への普及活動や、各種大会の運営に使われる。2011年のNZ大会は、大成功を収めた2007年フランス大会ほどの収益は見込めないと言われている。だとすれば、次の大会は収益の見込める場所にしたい。しかし、それではまた同じような国で開催地を回すことになってしまう。2大会を同時に発表すれば、収益の見込める国と、新たな開催地の両方を同時に発表できる。そんなふうに推測できる。

日本は2015年の大会招致に動いているが、収益確保のほうをしっかりアピールできないと、開催を後回しにされる可能性もある。そうなると日本開催は早くて2019年。自分の年齢に11年をプラスして、遠くを見るような話になってしまうけれど、逆に言えば、日本開催が現実味を帯びてきたともいえるわけだ。

パシフィックネーションズカップ(PNC)は、最終戦でオーストラリアAとの激闘を制したNZマオリが優勝。この試合は最後まで目が離せない展開なので、まだ観戦していない方にはお薦め。最終結果は、1位NZマオリ、2位オーストラリアA、3位サモア、4位フィジー、5位日本、6位トンガとなった。


◎日本選抜対フランス大学選抜
日本選抜出場予定メンバー
7月10日、午後7時キックオフ、国立競技場

1.三上正貴、2.安江祥光、3.小野慎介、4.マイケル・リーチ、5.西直紀、6.シリベヌシ・ナウランギ、7.伊藤鐘史、8.豊田真人、9.金喆元、10.大田尾竜彦、11.徐吉嶺、12.テビタ・レポロ、13.カトニ・オツコロ、14.山田章仁、15.髙忠伸、16.田中貴士、17.新田浩一、18.長澤晃一、19.ダレン・マーフィー、20.三井大祐、21.福田哲也、22.中園真司、23.エイト・バートレイ、24.シオアペ・ホラニ
※交替/入替のプレーヤーの数は9名以内という特別規定が適用される。


|

  • このエントリーをはてなブックマークに追加


  • « 廣瀬選手と向日葵 | トップページ | 日本選抜対仏大学選抜結果 »

    「日記」カテゴリの記事




    コメント

    シドニー・モーニング・ヘラルド紙の記事が真実を伝えているとすれば、10年先の興行権取得料(250億円強。政府保証の取り付けが必須でしょう)を支払う約束をする価値がラグビーW杯にあるか、という判断=ギャンブルを迫られているわけですね、日本は。

    IRBは経済波及効果を持ち出して誘惑していますが、日本も世界もそれどころじゃないでしょう、というのが正直な感想です。
    この時代、10年先のことは誰も責任を持って保証できませんしね。

    投稿: マスター | 2008年7月10日 13:31

    平尾氏が日本サッカー協会の役員になったそうですね

    投稿: 30肩 | 2008年7月10日 12:28

    モーニング・ヘラルド紙の記事を裏読みすれば、IRBへの年貢にヤミ金上乗せ出来れば開催権が買えると言う事のように思えます
    倍払ったら文句無しでしょうが、払うだけの価値を創出出来るかが疑問
    腹芸の得意な輩は三宅坂周辺にごまんといるはずですけど

    投稿: ナベゾ | 2008年7月10日 05:44

    10日付シドニー・モーニング・ヘラルド紙に、そのIRB理事会において、2015年の開催国は1億ポンド、2019年の開催国は1億2千万ポンドをIRBに支払うことが決まった(反対はオーストラリアのみ)、この結果今後ワールドカップの開催に名乗りをあげられるのは、イングランド、フランス、それにおそらくオーストラリアと日本くらいだろう、との記事が出ています。
    200億円、250億円という金額になりますが、日本協会でも負担できるのでしょうか?政府に請求書を回すとしたら、納税者が黙っているとは思えないのですが。

    投稿: Hiro | 2008年7月10日 00:41

     何だか2015年はイングランドとウェールズ、19年の方を日本を含めたラグビー未開拓地で行う、と言う出来レースに思えてきました。
     日本協会はどうするのでしょうか?飽くまで2015年で行くのか、柔軟性を持たせるのか……。
     しかし2019年になったら、嫌ですね~。自分も他の人も10年後となると、無事でいられるのか不安です。

    投稿: rugbyhead | 2008年7月 9日 23:18

    「2015年は日本で」という流れがあった上での動きなのでしょうか、逆なのでしょうか、思惑は交錯しているのかもしれませんが、間違いのない動きを日本協会はしてほしいですね。よくよくIRB中心部の情報収集をしていただきたいものです。村上さんも日本を代表するジャーナリストとして、是非招致にお力添えをして下さいませ。

    投稿: トンガリキッズ | 2008年7月 9日 21:22

    日本選抜チームにはBKコーチが就いたらしい(日本協会HPの事前合宿リポートを読む限りでは)のですが、誰なのでしょう?
    W杯の開催実現のためには、観客動員力の大幅なアップのためにプロフェッショナルなプロモーションを企画・実行し、成果を挙げることが必須だと思います。来年9月までの間、誠実な提案をすることが大切でしょう。アジア、世界へのラグビー普及という大義名分のみにあぐらをかいてはいけません。

    投稿: マスター | 2008年7月 9日 20:14

    コメントを書く



    (ウェブ上には掲載しません)


    コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



    トラックバック

    この記事のトラックバックURL:
    http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/86642/41786274

    この記事へのトラックバック一覧です: W杯と日本選抜:

    « 廣瀬選手と向日葵 | トップページ | 日本選抜対仏大学選抜結果 »