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宝が池の結果

2日の朝は、松山空港から大阪空港(伊丹)へ。モノレール、阪急電車、京都市営地下鉄と乗り継ぎ、宝が池球技場に向かった。やっと関西大学Aリーグを観戦することができた。まずは、全勝で走る関西学院大学と立命館大学の大戦。関西学院はすでに、同大、京産大、大体大の昨季のトップ3を下しており、優勝に向けて一直線かと思われたのだが、この日は、昨季の4位・立命大が意地を見せた。

前半3分、関西学院ゴール前のスクラムからNO8佐藤が持ち出して先制トライ。関西学院もBKがボールをつなぎFB小樋山のトライで同点に追いつくも、19分、立命は敵陣22mラインのラインアウトからBKのサインプレーでトライを追加してリードする。接点で激しく前に出る立命に対し、関西学院はやや受けた形になり、次第に焦りが出てか個人で前に出る無理なプレーが多くなった。19−7で後半に入ってからは、関西学院が懸命に攻めたが、ミスが多く、後半21分に19−14と迫るも、立命SO大嶌が値千金のドロップゴールを決めて8点差とし、最後の関西学院の反撃を1トライに抑えて逃げ切った。FWで前に出て、キックで陣地をとりながらシンプルに戦った立命の勝利だった。最終スコアは、22−21。

この試合と同時刻に行われていた天理大学対大阪体育大学の試合では、天理が、55−17で大体大を下したという情報が。この時点で関西リーグは、関西学院、天理、同志社が1敗で並んだ。第2試合の同志社大学対摂南大学の試合は、立ち上がりから同志社が積極的に仕掛け、自陣深くからボールをつなぐなど、素速い攻めで4トライを畳みかけた。摂南が誇るNO8イオンギ・シオエリ、CTBトゥイネアウ・リシモリのコンビも、CTB釜池らが好タックルで食い止め、試合展開は盤石に見えた。

しかし、後半は一転して摂南ペースとなる。PKから積極的にボールを運ぶ摂南の圧力に同志社は受けにまわり、気がつけば、後半31分の摂南CTBリシモリのトライで40−31の9点差。同志社の選手たちに疲れが目立ち、摂南の攻撃に追い詰められていく。勢いとしては摂南が逆転してもおかしくなかったのだが、同志社もなんとか粘り、最後に1本トライを追加して突き放した(最終スコアは、47−31)。WTB大久保は俊足を生かして4トライ。FB宮本が難しい角度が多かったゴールを1本しか外さなかったのも大きかった。

同志社の中尾監督は厳しい表情だった。「前半、簡単に点が獲れたのに、その後のミスから崩れた。自ら接戦にしてしまったゲームです。相手が最後まであれだけ元気だったというのは、こちらのゲーム運びが甘いということでしょう」。団子状態の順位争いについては、「上位(の力)が落ちて、下位が上がった団子状態で、全体のレベルが上がっているとはいえません。上位がもっとしっかりしなければ」と自戒をこめて語っていた。

綾城ヘッドコーチは、「摂南のほうがしっかり攻めていましたね。簡単にとれたトライも、我々はその先(全国大会)を見ているわけだから、どんな相手でもとれたトライなのかを見ていかないといけない。BKラインも流れすぎていますよね」と、こちらも課題は山積という表情だった。

僕も、関西の4チームを実際に見てみて、ゲーム運びの不安定さを感じたし、関東の上位陣に比べるとブレイクダウンの激しさが足りない気がした。ここから試合を追うごとにレベルを上げていかないと、大学選手権でも関西勢は苦しい戦いになりそうだ。熾烈な順位争いの中でレベルを上げてほしいところ。2試合が終わったところで、近畿大学が京産大を1点差で下したという情報が入る。京産大、大体大は追い込まれた。

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追記◎2日の朝、松山市内のホテルから松山空港に向かう途中。全国でも珍しい路面電車の交差点に遭遇した。もちろん、線路も交差してます。

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    コメント

    関西学院ってあのアメフトで有名な学校でしたっけ?
    選手権に出てきたら関東学院とのカードもありえますね
    ややこしや〜

    投稿: ナベゾ | 2008年11月 3日 10:10

    以前、関西大学Aリーグ観戦をせっついた者です。
    御多忙の中、取材お疲れさまでした。プレーに関しては村上さん
    のおっしゃる通りだと思います。
    しかし、他にも大学ラグビーにおいて、関東との差を感じるもの
    があります。

    それはファンの目。

    関東の大学ラグビーファンはラグビーをよく観戦し、よく愛し、
    そして愛ある故に厳しい。
    チームの監督も結果が出せなければ辞任を迫られます。

    しかし、関西のファン(特に京産大・大体大のファン)は監督に
    非常に甘い。結果が出せなくても、結果責任を問わない。
    勿論、坂田先生に関しては人一倍ラグビーに情熱を注いで
    おられるのは承知しております。

    ですが、中にはただ猛練習をさせるだけで退部する選手に
    関しても去る者は追わず…。という監督もいます。
    学生は高い学費を支払って、貴重な4年間をラグビーに
    賭けているのです。その思いに応えられない監督は即刻
    辞任すべきだと思いますが、どうでしょうか?

    監督が結果責任を取るようにならない限り、そして何より
    ファンがその事を厳しく見つめる様にならなければ、関西が
    関東を凌駕する事など永遠にありえないと思います。

    投稿: ポン太 | 2008年11月 2日 22:34

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    [[attached(1,center)]] 今年は遂に、台風が一度も上陸しない年になるらしい。 本物の嵐は来なかったが、日本列島の大学ラグビーにはいくつかの嵐が襲来している様相だ。関西では関西学院が旋風を巻き起こし、関東では赤い嵐がアカクロの進撃を止めた。かつての王者、明治大学は早くもシーズンの黄昏を迎えようとしている。そして、その明治は、慶応義塾大学との伝統の定期戦。 秩父宮にも後ろ髪は引かれた。しかし、ほっておけないチームが同じ日に大事な一戦を迎える。こっちだってリーグ戦の伝..... [続きを読む]

    受信: 2008年11月 3日 08:16

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