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2008年3月16日 - 2008年3月22日

ブラウン早くも登場

東京は桜の開花宣言。僕の家の周辺も桜の綺麗な場所が多いので、これから楽しみ。昨日は、20歳以下の日本代表スコッドが発表された。薫田真広監督は、ラグビーの激しさを伝える合宿をするという。3月24日からは鹿児島で合宿。4月11日から二次合宿を東京で行い、5月下旬の世界大会に備える。IRB JUNIOR WORLD CHAMPIONSHIPは、ウエールズのスウォンジーで開催。

きょうは、スーパー14第6週の注目カード、NZのブルースと南アのストーマーズの対戦を解説した。ストーマーズの背番号22は、16日に日本選手権決勝を戦ったばかりの三洋電機ワイルドナイツSOトニー・ブラウン。もちろん、ストーマーズと契約しての出場だから今の所属はストーマーズである。いくつか怪我を抱えているので、フル出場は難しかったようだが、後半なかばに登場してきっちり仕事をしてくれた。骨惜しみせずにタックルし、ボールを奪い、アタックで動き続ける姿勢はスーパーラグビーでも変わらない。実況の矢野さんも話していたが、「ブラウンが世界と日本をつないでくれている」、そんな気がした。試験的ルールに戸惑う可愛い場面もある。ちなみに、この試合で、ブラウンのスーパーラグビー出場試合数は「92」。来季もどこかでプレーすれば、100キャップ越えだ。

放送は、3月27日(木) 22:00~J sports Plusにて。

すでに放送されたが、クルセーダーズ対ワラタスの試合では、クルセイダーズの12番で、ティム・ベイトマンが出てくる。スティーブン・ブレットの負傷によって彼に先発の座が回ってきたのだが、彼は17歳の時に19歳以下のニュージーランド代表に選出された逸材である。2005年GW、福岡のサニックス・グローバルアリーナで行われたワールドユース大会にクライストチャーチボーイズ高校のCTBとして出場し、優勝の原動力となった。そのときにインタビューしたことがあるのだが、すっかり大人びている。SOダニエル・カーターとのコンビで経験を積めば、いずれオールブラックスにも入ってくるかもしれない。カーター、ブレット、そしてベイトマン、次々にゲームコントローラーが出てくるクルセーダーズ恐るべしである。ちなみに、若い選手が多いのは、クルセイダーズだけではなく、今季のスーパー14の特徴なのだが、ブランビーズでは、18歳になったばかりのトゥームアというSOがいる。1990年生まれも、スーパーラグビーに登場する時代だ。90年代生まれのトップリーガーも、もうすぐかぁ。

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村田選手、最後のプレー?

20日は、全日中法専四大学対抗があって、全専修が全日大と対戦。今季限りで引退を表明した村田亙選手が出場した。僕はこの取材に行けなかったのだが、東芝の伊藤護選手がSOに入ってハーフ団を組んだようだ。13-12の勝利。試合終了後はこれまでの健闘をたたえる胴上げ。「もう思い残すことはありません」とコメントしたという。21日は、7人制日本代表の監督として、香港、アデレードの7人制大会出場のため香港に向かう。今後は、コーチとしての手腕に期待したい。でも、人数が足りなくなったら出ちゃうかもなぁ。

アイルランド代表のエディ・オサリバン監督が19日、辞任した。6か国対抗で4位に終わった結果を受け、「考えた末に決意した」と引責辞任を決めたという。2001年に就任し、2004年にシックスネイションズのトリプルクラウン(イングランド、スコットランド、ウエールズに勝つ)を達成し、これを含めて4年間で3度のトリプルクラウンを達成。昨年のワールドカップを前に、アイルランド協会との契約を4年延長していた。ただし、ワールドカップではプールマッチで敗退し、決勝トーナメントには進めず、今季のシックスネイションズでは、1999年以降、ワーストの4位に沈んだ。最近の各国代表監督は、長期政権が多くなったが、成績が下がればそうもいかない。厳しい世界である。

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宮本勝文監督勇退

きょうは、たくさんプレスリリースが出た。7人制日本代表は、21日、香港に向けて出発。負傷のマイケル・リーチ選手(東海大学)に代わって、シオネ・タリカビリ・バツベイ(拓殖大学、香港大会のみの参加)、伊達肇選手(福岡サニックスブルース、アデレード大会のみ参加)が加入することになった。

サントリーサンゴリアス、クボタスピアーズ、リコーブラックラムズなどから退部選手が発表になったのだが、それについては各チームのHPやトップリーグ公式HPを確認していただくとして、一番驚いたのが、三洋電機ワイルドナイツの宮本勝文監督の退任だった。チームからのリリースにはこうある。『宮本監督は、日本一になること、また、3年間で継続した強さを発揮できる常勝軍団を作り上げることを目的に、2004年度シーズン途中より、三洋電機ワイルドナイツの監督に就任しました。今回、日本選手権で優勝し目的を達成したこと、また、「今後はビジネスに復帰し、三洋電機の事業発展に貢献したい」という本人の希望もふまえ、予定通り、監督を交代することとなりました』

本人と会社側は当初より3年を目処にしていたようだが、選手には知らされていなかったらしく、日本選手権優勝の夜に初めて監督自身の口から語られたようだ。驚いて言葉の出ない選手が多かったらしい。宮本氏は現役引退後は約7年にわたって香港に赴任。営業担当として実績をあげており、監督就任のために日本に呼び戻された経緯がある。4月1日付で、三洋電機株式会社海外営業本部 グローバル営業事業部 地域営業統括部 統括部長に就任することになっており、42歳という年齢では異例の出世らしい。

後任は、今季もコーチとして宮本監督を支えた飯島均氏(43歳)が就任する。「宮本監督がラグビー界から離れることは三洋電機ワイルドナイツのみならず、日本ラグビー界にとって大きな痛手ではありますが、三洋電機のさらなる発展のためでありますので、ご理解をいただきたい。今後のチーム方針については、会社、チームスタッフ、チームリーダー、選手と話し合い、決めてまいりますが、選手個々が考え判断し、ボールを動かす宮本ラグビーを踏襲し、進化させていきたいと考えております」とコメントを発表している。飯島氏は、1996年~99年以来の監督復帰。

ここからは僕の個人的な話だが、宮本監督には取材でずいぶんお世話になった。彼とは、大学時代に戦ったこともあるし、選抜チームで一緒にプレーしたこともある。今回、僕のひとつ下だったよなぁって思って昔の写真名鑑を調べたら、3月19日が誕生日だった。きょうじゃないか。42歳になるわけやね。普段は温厚だが、選手に聞くと、ここ一番はめちゃくちゃ怖いらしい。「宮本は仕事ができる」という評判は昔からよく聞いていた。香港に勤務している時代は、名門・香港フットボールクラブでプレーし、「ビクター」の愛称で親しまれていた。帰国して監督に就任してからも、よく取材させてもらったが、クラブハウスのウエイトトレーニング場に貼ってある記録を見ていたら、宮本監督がベンチプレスで150㎏をあげていて、びっくりした記憶がある。身体能力は尋常ではない。性格は明るく、前向きだし、ビジネスでもそのバイタリティーでいい仕事をするに違いない。一段落したら、また、ラグビーに帰ってきてほしいな。とりあえず、監督業、お疲れさまでした。

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花と6ネイションズ

いま火曜日の夜である。光が綺麗だったので庭で花の写真を3点。で、きょうは花だけにしようと思ったけど、シックスネイションズの最終節についてちょっとだけ書きたい。

Jincho

日本選手権の決勝が行われた前日の土曜日夜、イタリア対スコットランドの試合をJSPORTSのスタジオで解説。この試合は、イタリアのホームゲームで地元の大声援がチームの集中力を倍増させてきたように見えた。劇的な幕切れで楽しめる試合だった。速攻で家に帰り、イングランド対アイルランドを見る。家に着いたら、すでに10-10というスコア。ここからは白熱したけど、すでに気持ちは優勝争いのウエールズ対フランス戦に飛んでいた。

Momo3

カーディフのミレニアムスタジアムは大いに盛り上がっていた。ウエールズは、見て面白い上に勝つラグビーを両立させて全勝優勝を決めた。メンバーがワールドカップの頃からそれほど変わっていないのに見違えるようなチームになっている。難しいパスが次々に通るのだ。なぜだろう。監督が替わったからだ。ガットランド監督が優秀なのは間違いないのだが、マレット監督に替わったイタリアも生き生きとしたプレーぶりが目立つ。優秀なコーチはチームを変える。ロビー・ディーンズが監督になるオーストラリア代表も楽しみだ。

Tsubaki2

ただし、ひとつ言えるのは、解説の藤島大さんも言っていたように、ウエールズは面白いラグビーをする時が強いと言うこと。つまり、ハンドリングラグビーはウエールズの伝統なのである。やはり、特徴を出せた時が強いのだ。そんなことに納得して試合を見終えたら、午前4時になっていた。たった3日前の朝のことなのに、遠い昔のように感じるなぁ。試合の見過ぎかもしれない。

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出てこいキング

月曜日、花粉症の症状が強烈だった。テレビで動物園の猿も花粉症になっていたけれど、目がかゆいよ~。

今季の国内シーズンは、三洋電機ワイルドナイツのトニー・ブラウンの活躍で、スタンドオフの存在感が強調された。海外では、フライハーフと呼ばれることのほうが多いこのポジションは、卓越した選手が出てくると「キング」と称される。試合を支配するポジションだからこその称号である。きっと、ブラウンに影響された少年が成長し、10年後、日本代表のキングになってくれると信じたい。それくらい、ブラウンの働きは印象的だった。ちなみに、NZでは、ファーストファイブエイスと言うのが一般的。

きょうは、JSPORTSのスタジオでスーパー14week5の解説をしていた。NZのブルーズ対ウエスタン・フォース戦である。ブルーズのニック・エヴァンスと、フォースのマット・ギタウのSO対決が注目を集めたが、SOの存在価値がよく分かる試合だった。ブルーズのキャプテンは、トヨタ自動車にいたトロイ・フラヴェル。いつも通りの大活躍。そして、同じくトヨタ自動車に所属していた、タマティ・ホルアが、フォースの入替選手で出てくる。こちらも活躍する。

内容は、互いに好調同士とあって、思い切りのいい攻撃が多い。アタッキングラグビーが好きな人にはお薦め。ブルーズのWTBトゥイタバキ、もの凄いです。自分で相手をかわしているような気分になる映像もある。ちょうどトゥイタバキがタッチライン際のカメラの前でステップを切ったので、トゥイタバキ目線を体感できる。

初回放送は、3月19日 (水) 23:00~J sports Plus 視聴可能の方はぜひ。  

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日本選手権決勝結果

Momo2

Jin

桃はこれから、沈丁花も咲き始めた。これから、どんどん庭の花を紹介できる。 そんな季節である。本日、国内シーズンを締めくくる日本選手権決勝戦が行われた。

快晴の秩父宮ラグビー場に、1万6117人の観衆。その中で、三洋電機ワイルドナイツが持ち味を出して戦い、マイクロソフトカップ決勝の雪辱を果たして優勝した。三洋電機は日本選手権初優勝である。全国社会人大会でも引き分け優勝はあったが、単独で頂点に立つのはこれが初めて。「宮地監督も、柴田監督もできなかったことを、選手達がやってくれました」と宮本監督も、歴代監督の名をあげつつ、感無量の面持ちだった。

試合は立ち上がりから、三洋ペースで進んだ。準決勝の翌日に、トニー・ブラウンからプレースキッカーの役目を任されたFB田邉が、まずは先制PGを決め、8分、その田邉が、ラインアウトからのラインアタックで左隅に飛び込み、難しいコンバージョンも決めて10-0とリード。以降も先手先手で攻め続けた。サントリーも何度か攻め込んだが、LOメイリング、FL佐々木の負傷欠場も響いてか、モールも押し切れず、攻めあぐんだ。

前半なかば過ぎから、サントリーもようやく流れをつかみ、FB有賀のカウンターアタックからCTBニコラスが追撃のトライ。このままサントリーペースになるかと思われたが、後半の立ち上がりに三洋の田邉がPGを決め、8分のNO8龍コリニアシのトライで27-11。三洋が精神的にも完全に優位に立った。

サントリーは、マイクロソフトカップ決勝に比べて、三洋に攻めやすいボールを渡しすぎていた。突破力ある選手が揃う三洋に攻撃機会を数多く与えてしまっては粘りきれない。試合後、サントリーの山下大悟キャプテンは、「完敗です。サントリーはまだ地力が足りません。三洋はいいチームです。僕らも彼らのおかげで成長させてもらえました」と潔かったが、「リードされたとき、もっと慎重になればよかったですね」と、三洋の持ち味が出る戦いをしてしまったことは悔やんでいた。SO菅藤も「三洋のラグビーをやらせてしまった。でも、これで来季もチャレンジできます。来季につながる試合だったと思います」と前向きだった。

試合後、たくさんの三洋電機関係者のみなさんの笑顔に出会った。1960年の創部以来、いろんな形で部に関わってきた人たちの笑顔を見て嬉しい気持ちになった。元監督の宮地克実さんの胴上げを見て感無量だったファンの方も多いのではないか。神戸製鋼V7時代、最強のライバルとして僅差勝負を繰り広げながら優勝はなし。1995年度の社会人大会決勝では、最後の最後にサントリーに引き分けに持ち込まれ、両者優勝も日本選手権には進めず。頂点を前に足踏みしていたチームがついに単独優勝を成し遂げたのである。

完璧なプレースキックとフィールディングを見せたFB田邉は僕の選ぶマン・オブ・ザ・マッチ。ピンポイントのタックルを次々決めたCTB霜村の働きも素晴らしかった。

◎日本選手権決勝結果
サントリーサンゴリアス●18-40○三洋電機ワイルドナイツ(前半11-17)

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