アラビアンガルフ戦結果
3日は花園ラグビー場にいた。アジア5か国対抗「日本代表対アラビアンガルフ代表」をJSPORTSで解説するためだ。気温は30度近く、ラグビーをするには暑すぎるくらいだった。観衆は、4,526人との発表。まずまずといったところか。
日本代表は、先週4月26日の韓国戦から、初キャップとなるPR池谷はじめ、8名の先発メンバーを入れ替え、代表経験の浅い布陣で臨んだ。アラビアンガルフのディフェンスが韓国に比べてプレッシャーが甘かったこともあるが、NO8箕内、FL菊谷らのFW陣がしっかり前に出たポイントから素速くボールを展開して、日本代表が18トライを奪う大勝だった。
韓国戦の後半失速したことで、この日は「80分間、自分たちのプレーをやり通すこと」(カーワンHC)が課題だった。「先週の試合の反省があったから、最後まで集中力が切れませんでした」とCTB大西。箕内キャプテンも、「ハンドリングエラーが少なくなっていました。フィフティフィフティ(五分五分)のパスをせず、しっかりラックを作ってくれた。一人一人が自覚を持ってやってくれました」と修正がうまくいったことを喜んでいた。
実力的に大きく差があるので手放しでは喜べないが、WTBにスペースを与えて走らせるムーブも、うまく決まっており、課題の攻撃面の改善策が見える試合運びだったとは言えるだろう。アジア5か国対抗は、6月から始まるパシフィックネーションズカップ(PNC)の選手のセレクションという意味合いも持つ。一人一人の選手が試されていわけだ。若い選手達の活躍はベテラン勢に刺激を与えただろう。アレジのプレースキックも徐々に調子をあげている。WTB吉田も責任感あるプレーをしていた。WTB小野澤の快走はスタンドを何度も沸かせた。
カーワンHCは記者会見で、「この試合の前に日本の世界ランキングが18位から16位に上がったことは嬉しく思います」と自ら話し、「きょうは、レフリーとの解釈の違いでファーストフェーズのリズムが狂うこともありましたが、概ね自分たちのプレーができたと思います。ディフェンスも良かった。北川、尾崎、池谷らが、ラックのクリーンアウトなどでよく仕事をしてくれたし、菊谷も力強いプレーを見せてくれました」と数名の名前をあげ、選手達を称えた。
日本代表は、5月10日、アウェイでカザフスタン代表、5月18日は、新潟で香港代表と戦う。ともに日本代表とは実力には開きがあり、勝利を確実につかむとともに、今春のターゲットであるPNCに向けて内容が重視される。着実にチーム力を高めていってもらいたい。
◆アジア5か国対抗結果
日本代表○114-6●アラビアンガルフ代表(前半52-6)
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