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2008年8月24日 - 2008年8月30日

シーリングオフ

日経新聞の夕刊に僕のコメントがあったというコメントをいただいたのだが、おそらく、日経新聞関西版の夕刊コラムのことだと思う。昨年のワールドカップの頃から、4週間に一度、「視点」という欄に寄稿している。今回は、29日の夕刊に、大畑大介選手の復帰のことを書いた。インターネットでも読めるみたいだ。ここだと、バックナンバーも読めるみたい。

と、書いていて、株式会社セプターのHPのコラムをしばらく更新していないことに気付いた。すみやかに書きたいと思いますcoldsweats01

ここ数日で複数のレフリーの方とお話しする機会があった。今年から、試験的実施ルールが導入されることは、かなり浸透したと思うのだが、これ以外にも、IRB(国際ラグビーボード)から、いくつかレフリングの徹底について通達が出ている。

まず「タックル」。《プレーヤーが、ボールキャリアの上、または、ボールキャリアを越えて地面に倒れることは、いわゆる「シーリングオフ」 (ボールにかぶさることにより、相手チームプレーヤーがボールにプレーすることを妨げる行為) であり、競技規則に違反するプレーである。レフリーはこの点につき、厳しく取り締まるべきである》

よく、タックルされた選手をサポートする選手が一緒に倒れて相手からボールを守ろうとする動きをみかける。密集サイドを数名で倒れるように前進するプレーもよく見かける。ああいったプレーは今季はきびしく反則をとられることになる。

次に「ラック」。《プレーヤーが、手を使ってラックからボールを動かすこと、また、ラックの中からボールを拾い上げてモールを形成するプレーは、競技規則に違反するプレーである。レフリーはこの点につき、厳しく取り締まるべきである》

ラックの最後尾の選手がラックの中にあるボールを拾い上げるのも、よく見られる行為だ。これもダメ。以上の2点が変わるだけで、密集戦はずいぶん整理されて見やすくなるはず。

そして「スクラムへのボールの投入」。《スクラムに於けるスクラムハーフからのボールの投入が、トンネルの中央へ向かって真直ぐ投げ入れられていないケースへの違反が見逃されていることが多いが、これは競技規則に違反するプレーである。レフリーはこの点につき、厳しく取り締まるべきである》

つまり、すべては、両チームが正当にボールを奪い合うためのルールの徹底。「シーリングオフ」のあたりが、一番影響あるかな。

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TL08-09カンファレンス

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29日の午後2時より、都内のホテルでトップリーグ開幕前のプレスカンファレンスが開催された。14チームの監督、キャプテンが一堂に会する盛大なもの。日本ラグビーフットボール協会の森喜朗会長の挨拶に始まり、トップリーグの概要説明、選手の声をトップリーグ運営に反映させるために新設された「キャプテン会議」の代表を務める大畑大介選手の挨拶、開幕節の対戦カードごとの監督、キャプテンによるトークなど盛りだくさんの内容だった。冒頭の写真は、トップリーグ杯を森会長に返還する清宮克幸監督(サントリーサンゴリアス)。

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こちら、勢揃いした14チームのキャプテン(欠席の場合はバイスキャプテンが代行)。僕は、このあと対戦カードごとのトークの進行役の準備のため、いいタイミングで撮れず。選手のみなさん失礼しました。概要説明では、今季は毎試合マン・オブ・ザ・マッチの表彰をすること、プレーオフでビデオレフリーを導入するなど、さまざまな発表があった。詳細は、トップリーグのオフィシャルホームページをご覧ください。

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神戸製鋼コベルコスティーラーズの大畑大介選手は、「開幕戦、出ます」と力強い。関西のラグビーファンのみなさんは、9月6日、ぜひ長居スタジアムへ(対NECグリーンロケッツ)。前髪、ちょっと切っていた。「ばっさり切るのは簡単やから、ちょっとずつ変えてます」。キャプテン会議は、14チームのキャプテンと選手代表によって構成される。年1回総会をシーズン開幕前に開催し、以降は必要に応じて会議を開催する。

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東芝ブレイブルーパスの廣瀬俊朗キャプテンは怪我が癒えたばかり。開幕節の出場が微妙だったのだが、対戦チームごとのトーク時に、瀬川監督から「廣瀬は出します」という言葉が出て、ほっと胸をなで下ろしていた。9月6日、名古屋の瑞穂でトヨタ自動車ヴェルブリッツと対戦である。

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僕は開幕節は博多のレベルファイブスタジアムで解説なので、九州のチームを中心に取材していた。コカ・コラウエストレッドスパークスの向井昭吾監督にも開幕戦情報を聞いた。少しだけ明かすと、新戦力のCTBパエア選手、注目みたいだ。向井さんが持っているボトルは2年前の120周年記念のボトル。レアものみたい。コカ・コーラは九州電力キューデンヴォルテクスと対戦。ちなみに、福岡サニックスブルースは、FLマキリ選手が絶好調だと藤井監督が言っていた。同じく博多で日本IBMビッグブルーと戦う。

先日、僕がJ:COMチャンネルでよく見ると書いた、サントリーと東芝情報満載のRUGBY KINGのみなさんも取材に来ていたのだが、このブログを見ていてくれたみたいで取材を受けた。これ、かなり嬉しかった。

というわけで、和やかだったし、過去のカンファレンスでは一番多く報道陣も集まっていた気がする。それなのに、その最中に残念なニュースが流れた。多くの関係者はカンファレンスが終わってからこの情報を聞いた。トップイーストの三菱重工相模原ダイナボアーズ所属のオーストラリア人選手に麻薬使用の疑いで逮捕状が出たという。ダイナボアーズも、トップリーグ復帰に向けて本格的に力を入れ始めたところだっただけに、関係者の心中を思うとやりきれない。日本人選手、外国人選手にかかわらず、各チームとも、選手の教育を再度徹底していかなければならない。

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イアンのこと

イアン・ウィリアムス選手についてご質問があったので、彼のことについて少し書きたい。

ウィリアムス選手と言えば、神戸製鋼7連覇の中でも、特別な輝きを放った選手だ。V3時の社会人大会決勝戦の決勝トライはあまりにも劇的で「奇跡の疾走」と言われた。彼は、1988年から1990年、オーストラリア代表で17キャップを得ている。トリッキーな動きが魅力のデヴィッド・キャンピージとは違って、抜群のランニングスピードで勝負する快足WTBだった。怪我や、オックスフォード大学への留学、日本行きなどが重なり、87年の第1回W杯と91年の第2回W杯の狭間の国際舞台で活躍したので印象が薄いのだが、 88年には、オーストラリアの年間最優秀選手にも選出され、89年にはブリティッシュ&アイリッシュライオンズと対戦、南アフリカ協会設立100周年記念の世界選抜にも選出されるなど、オーストラリア代表史上でも屈指のWTBだと思う。

日本の社会人ラグビーで世界トップレベルの凄みを披露してくれた最初の選手だろう。僕も彼が日本にいるとき、なんどもインタビューしたのだが、相手をかわすときの動きを実に簡単明瞭に説明してくれた。実際に試合でもボールをもらう前の動きで相手をかわすことが多く、勝負を決めるトライを何本も決めている。独走トライが多かったのは、長い距離を走ってもバランスを崩さないトレーニングの賜物。少し思い出すだけでたくさん書くことがあるのは、それだけ彼の印象が強かったからだ。88年当時の全盛期のウィリアムスの走りには、世界の強豪国も手を焼いていた。

◎お知らせ
神戸製鋼つながりということで、お知らせ。9月14日に、埼玉県の昌平高等学校に体育館にて、神戸製鋼コベルコスティーラーズの前監督、増保輝則氏の講演会がある。大畑大介選手もゲストで参加する予定だという。詳細はコチラ

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府中でぐんぐん

火曜日は府中にあるサントリーのグラウンドに行ってきた。前日から雨が降り続いていたし、この日の取材はどうなることかと思ったのだが、なんとか空が持ちこたえてくれた。今回は、ベースボールマガジン社から秋に出版予定の、「ぐんぐんうまくなる!ラグビー」の撮影だった。僕は編集者として携わっているのだが、清宮監督が、ラグビーを始めたばかりの中学・高校生向けに、将来上達するためにやっておくべきことを解説してくれる。

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撮影には、沢木敬介BKコーチ、髙野貴司FWコーチに、山下大悟キャプテン、小野澤宏時選手、佐々木隆道選手が協力してくれた。山下選手のサイドステップ、小野澤選手のうなぎステップなど、実際に目の前でやってもらうと、そのキレ味にしびれた。前日、小野澤ファンの知り合いに写真をブログにアップするように頼まれたので撮ろうとしたらこんな感じになった。小野澤選手、なすがままである。男前に撮れなくて失礼しました。

撮影中、新外国人選手のトマシ・ソンゲタ選手(フィジー代表)が黙々とグラウンドを走っていた。上半身の筋肉の盛り上がりがすごい。クラブハウスでは、7人制イングランド代表のウチ・オドゥーザ選手がニコニコと挨拶してくれた。トンガ代表のハレ・ティーポレ選手は、写真名鑑よろ髪が短くなっていて、上村康太選手はスキンヘッドになっていた。やはりサントリーでは、スキンヘッド増殖中である。

「ぐんぐんうまくなるシリーズ」は、ソフトボール、バスケットボール、バドミントン、硬式テニスなどもある。どれも勉強になるのだが、ラグビーは、チームプレー以前のところを集約するものになる予定。一人でできる簡単トレーニングは、ストレングス&コンディショニングコーチの新田博昭さんに講師をお願いした。腕立て伏せひとつとっても、正しい姿勢というものがあるし、工夫するといろんなことができる。僕も腕立て伏せは好きなのだが、新田さんに教えてもらった通り、夜に試してみたら腕がプルプルした。新田さん、ありがとうございました。

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開幕間近

月曜日の昼間は、 「ジャパンラグビー トップリーグ開幕プレビュー」と題し、サントリー、東芝、NECの首脳陣と、ATQコーチングディレクター薫田真広さん、 トップリーグCOO稲垣純一さんが参加してのトークイベントがあったのだが、僕はJSPORTSの収録が重なっていくことができなかった。プレスカンファレンスを楽しみにしておこう。

収録とは、28日にJsports1にて放送される、網走ラグビーフェスティバルのハイライト番組である。フェスティバルの様子だけではなく、試験的実施ルールの紹介や、網走に集っていたチームを軸に監督インタビューなど織り交ぜながら、トップリーグを占う番組になっている。ジョージ・グレーガン選手のインタビューも入っているので、トップリーグファンにはお薦めの内容。ただし、全チームはいないのでご了承を。新ルールについてのコメントがみんな似通っているのが面白い。

◎初回放送予定
8月28日 (木) 22:00~23:00 Jsports1 「2008網走ラグビーフェスティバル」

先週末のトライネイションズでは、敵地ダーバンに乗り込んだオーストラリアが、南アフリカを下した。南アフリカはホームで連敗。7月にダニーデンに乗り込んでニュージーランドに勝った時は、あれほど逞しく見えたチームが、すっかり迫力をなくしている。いくら個人技が優れていても、チームとして機能しなければ宝の持ち腐れだ。果たして残り試合でまとまれるのか。

Jsportsでは、シーズン開幕直前企画で、過去の名勝負を放送している。

トップリーグ開幕年の第1節、サントリー対神戸製鋼ーなど。以下の2試合以外にも、多くの人の記憶に残る試合がラインナップされている。

・8月26日 (火)、8:00~10:00 トップリーグ03/04 第1節  神戸製鋼 対 サントリー Jsports2
・8月26日 (火) 、26:00~28:00 01/02 清宮ワセダ元年 紙一重の惜敗 関東学院大学 対 早稲田大学 Jsports2

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ラグマガ10月号

25日は、ラグビーマガジンの発売日である。トップリーグ開幕直前とあって、表紙は前年度王者サントリーサンゴリアス山下大悟キャプテン、そして、新加入のジョージ・グレーガン選手である。偶然2人ともスキンヘッドだが、サントリーには他にも頭を丸めている選手が増えた。2人の影響かな?

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巻頭はグレーガン選手が合流したサントリーの網走合宿レポート。アキレス腱断裂の有賀選手に代わって誰がFBを務めるのか? 三洋電機ワイルドナイツは、バックスリー座談会。「毎試合1本以上のトライが目標」と、3年連続のトライ王を狙う北川智規選手。「優勝すると、キツイ練習でもこんな顔でできるんだなぁって」と三宅敬選手の実感。FB田邉淳選手は、「両サイドにまったく違ったタイプのWTBがいる、それが面白い」と語る。

神戸製鋼コベルコスティーラーズのレポートでは、怪我から復帰間近の大畑大介選手、元木由記雄選手の情報が。この他、トヨタ自動車ヴェルブリッツの正面健司選手、中村嘉樹選手のインタビューなど、トップリーグ各チームの主力選手が抱負を語っている。

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そして、なんといっても今号は、別冊付録「ジャパンラグビートップリーグ2008-2009オフィシャルファンブック」である。巻頭は、トップリーグをリードしてきたベテラン、冨岡鉄平、辻高志、大畑大介、大久保直弥という4選手の渋い座談会。みんな熱く語っている。日本代表のジョン・カーワンヘッドコーチのコメントもあり、トップリーグ観戦には欠かせない一冊。そして、お約束のあの人がきちんと期待に応えてくれている。

これを書いている最中、J:COMチャンネルをひねったら、サントリーと東芝情報満載のRUGBY KINGをやっていた。東芝の瀬川監督、廣瀬キャプテン、サントリーのグレーガン選手、山下キャプテン、小野澤選手など、細かくインタビューが。小野澤選手は「たくさん走って、たくさんトライして、ラグビーを盛り上げたい」と話していた。 僕はなぜかこの番組のヒット率が高い。何も考えずにJ:COMをつけると、9割方、RUGBY KINGである。かなり、府中の2チームには詳しくなったゾ。

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後藤翔太選手

土曜日は、神戸製鋼コベルコスティーラーズ後藤翔太選手のトークイベントに行ってきた。ラグマガ編集部の森本優子さんがパーソナリティを務める「ラグビーに乾杯!」トーク版の第4回。

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やはり選手の生の声というのは面白い。それも2時間たっぷり話が聞ける機会はそうはない。後藤選手は今年に入って12㎏増量したのだが、必死で食べながらウエイトトレーニングをした話や、なぜ増量を決意したのかなど、スクラムハーフとしてプレースタイルを変えようとしている気持ちを話していた。そして、「増量に成功した後、ハードの準備はできたのですがソフトが追いついていないことに気付いたんです。軽自動車からポルシェに乗り換えても運転する方の腕が未熟なら意味はないでしょう」などなど興味深く聞いた。

他にもたくさん面白い話があったなかで、僕が印象に残ったのは、「ラグビーに対する考え方がシンプルになったことで、逆に細かいことが言えなくなってきた。細かいことを言おうとすると、そんなことじゃないんだよなぁって思うんですよね」というところ。「ラグビーは強さなんですよ」というのは、彼がいろいろ悩んで今そこに行き着いているだけに説得力があった。強さには、いろんな意味が含まれるんだと思う。

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最後は、プレゼントコーナー。コベルコスティーラーズのジャージやTシャツ、タオルなど豪華だった。参加者全員にマスコットボールも配られていたし、トップリーグ開幕戦の招待券も。さすがに4年連続、トップリーグのベストファンサービス賞受賞の神戸製鋼コベルコスティーラーズ。ファンのみなさんを喜ばせていた。

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