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2008年9月14日 - 2008年9月20日

TL第3節土曜の結果

土曜日はJSPORTSで神戸製鋼コベルコスティーラーズ対トヨタ自動車ヴェルブリッツの解説をした。途中で雨の降りしきる悪コンディションになったのだが、その中で、神戸製鋼はチャンスでよくボールを動かした。HO松原、LO小泉、NO8伊藤のベテラン勢いもいい仕事をしていたし、トヨタのキックをキャッチしてのカウンターで着実にゲインしてトライを奪った。昨年は圧倒されたコンタクト局面でも、後藤キャプテンは、「トヨタに昨年ほどの迫力を感じなかった」というコメント。それは、トヨタの不調もあるが、神戸製鋼の各選手のトレーニングの成果だろう。

前半8分のトライは、後藤の大幅ゲインから、CTB山本がつなぎ、最後は、ラックから出てきたボールを山本がタックルをずらしながら前に出て、ゴール直前のラックから新加入のLOウォレスハリソンが持ち込んだもの。これ、いいトライだった。マンオブザマッチは、後半27分、27-7と突き放すトライをあげたCTB大石。SO菊池、山本とともに攻守によく前に出ていた。これで開幕3連勝。平尾総監督も「流れ良くなってきたね」と笑顔。

一方のトヨタは開幕3連敗である。どうしたんだろうと首をかしげたくなるほど、攻守がかみあっていない。0-13で迎えたハーフタイム。石井監督は「ミスに対してナーバスになりすぎ。ポジティブに行ってほしい」と話していたのだが、その言葉通り、少し弱気になっているようなプレーが多く、短いキックをことごとく神戸製鋼に得点に結びつけられていた。後半10分、WTB岩本が自陣のPKから思い切ってボールを持って走った強気なプレーから流れが変わってSO正面が得意のステップで追撃のトライ。残り10分になって投入されたWTBライダーの大きなステップから正面がもう1トライを追加したが、せっかくの攻撃力を勝利に結びつけることができなかった。ライダーを10分ほどしかプレーさせないというのも、もったいない気がしてならなかった。もっと強気に戦えば強いはずなのだが。

他会場の結果は以下の通り。九州電力は大健闘も、東芝が最後に突き放した。4トライも奪って、3試合連続で勝ち点「5」での勝利。横河も7点差以内の負けでボーナス点「1」をゲットした。

◎トップリーグ第3節結果(20日)
東芝ブレイブルーパス○29-15●九州電力キューデンヴォルテクス(前半10-3)
クボタスピアーズ●25-36○サントリーサンゴリアス(前半9-22)
神戸製鋼コベルコスティーラーズ○27-12●トヨタ自動車ヴェルブリッツ(前半13-0)
福岡サニックスブルース○26-19●横河武蔵野アトラスターズ(前半12-10)

◎追記
9月20日(土)、NHKのBS1にて23:10から「スポーツ大陸」で大畑大介選手の特集「有言実行のヒーロー ~ラグビー 大畑大介~」が放送されます。

放送予定:
9月20日(土) BS1 23:10~23:59
9月22日(月) BS-hi 18:00~18:49
9月27日(土) BS-hi 8:00~8:49
10月3日(金) 総合 22:00~22:49
※都合により変更の可能性あり。

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TL第3節まもなく

トップリーグ3節の先発予定メンバーが次々発表になっている。連覇を目指すサントリーサンゴリアスの佐々木隆道選手が、膝の前十字靱帯断裂で長期戦線離脱となった。山下大悟キャプテンも膝を痛めたようで、チームを引っ張っていく立場の欠場はサントリーにとって痛い。土曜日に秩父宮ラグビー場で対戦するクボタスピアーズは、開幕連勝で勢いがある。ここは、LO大久保直弥選手や、WTB小野澤宏時選手らベテラン勢で引っ張っていきたいところだ。

この試合では、小野澤が、トップリーグ通算50トライにあと「1」と迫っている。SO曽我部のロングパスでFBウチ・オドゥーザら、スピードある選手を存分に走らせたい。クボタは、スーパーキッカーのSOシェーン・ドゥラームが、この試合でも積極的にPG、DGを狙うだろう。面白い試合になりそう。そして、この日は、第1回「女性招待DAY」ということで、女性は無料になる。これは、トップリーグのラグビーパーク計画の一環で、チラシと招待券を交換するもの。ホームページからチラシをプリントして持参することが必要なので詳しくはコチラをご覧ください。

このほか、長野県の松本平での神戸製鋼コベルコスティーラーズ対トヨタ自動車ヴェルブリッツ戦も興味深い。神戸製鋼は、前節で日本IBMビッグブルーに苦しめられたが、なんとか勝利。今節はFWにHO松原、LO小泉、NO8伊藤らベテラン勢が並ぶ。いぶし銀のプレーを見せるか。連敗スタートのトヨタも前節は復調の兆しを見せている。楽しみな一戦。前節三洋電機ワイルドナイツに完敗したヤマハ発動機ジュビロは、花園ラグビー場で好調・近鉄ライナーズと対戦する。

◎トップリーグ第3節 Jsports放送予定
・9月20日 (土)
17:50~ J sports 1 神戸製鋼 対 トヨタ自動車
20:00~ J sports 1 東芝 対 九州電力
22:00~ J sports ESPN クボタ 対 サントリー
・9月21日 (日)
17:54~ J sports 2 近鉄 対 ヤマハ発動機

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因果

きょうはお休みしようかと思ったのだけど、JSPORTSで一緒に仕事しているアナウンサー谷口広明さんのブログを読んで思い出し笑いしたので書いておきたい。

先週の土曜日、谷口さんと同じ新幹線でヤマハスタジアムに行った。同じ車両だけど席は遠かった。浜松で降りるとき、声をかけて一緒に降りた。それからの谷口さんの行動がなんだかおかしかった。ずっとカバンの中を見たり、臭いをかいだりしている。「うわ~、最悪や~」。どうやら、新幹線の同じ車両に乗っていたお客さんが日本酒をこぼしたらしい。足下に置いていた谷口さんのカバンにたっぷり酒がしみこんだというわけだ。ノートや筆記用具にもしみこんだみたい。谷口さん、テンション下げ下げである。

ほんとうに気の毒な話だ。でも、2人して顔を見合わせてニヤリとしたのにはわけがある。実は、その前の週、僕が博多で白いシャツにスパゲティーの汁を飛ばして超ブルーになった時、谷口さんは腹を抱えて笑っていたのだ。因果応報。「あ~、村上さんのこと大笑いしたからや~」と谷口さんは悔いていた。というわけで、僕は心から谷口さんを気の毒に思い、日本酒をこぼした人に憤りを感じることにした。谷口さんはブログで陰謀説を唱えているが、天に誓って僕は手を下していない。

今週末は何も起きませんようにthink

追記◎この日の試合で、アキレス腱損傷で退場した大西将太郎選手だが、どうやら断裂ではなかったようだ。復帰時期などについては明らかではない。

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トライネイションズ2008終了

連休中は出張などで見ることが出来なかったトライネイションズ2008の最終戦を録画で観た。オーストラリア代表ワラビーズとNZ代表オールブラックスの優勝決定戦。開催地は、オーストラリアのブリスベン、サンコープスタジアムである。

オールブラックスは、ヘンリー監督就任後初めて3試合連続で先発メンバーに変更無し。ワラビーズは南アフリカ戦から先発数名のチェンジ。立ち上がり直後のブレイクダウン(ボール争奪局面)で、互いにタックラーがすぐに転退しないノットロールアウェイや、ラックのなかで手を使う反則を連発しつつ、激しくぶつかりあった。

ボールの保持時間はワラビーズのほうが多いのだが、オールブラックスはわずかなスキを見逃さない。7-17とリードされた後半10分も、SOカーターのパントを、ワラビーズが処理ミス、ここからボールをつないでCTBスミスが抜け出し、PRウッドコクが左隅にトライした。これで流れを引き寄せ、2トライを追加して競り勝った。それでも、前半と後半の最後にトライを奪って勝利の可能性を残すあたり、ワラビーズも地力がついている。ロビー・ディーンズが監督として本格始動してから3か月ほどだが、ボールの動かし方は早くなったし、スクラムもディフェンスも改善された。11月、香港でのブレディスローカップ、欧州遠征、楽しみである。

オールブラックスは、トライネイションズ4連覇。ヘンリー監督への批判もこれで沈静化だろうか。それにしても、この試合、ボールを動かすテンポが速い。世界最高峰の試合だといえばそれまでだが、トップリーグも参考にしていかなければいけないだろう。

それと、レフリングの徹底として通達のあった「シーリングオフ」――ブレイクダウンでボールにふたをするような動きだが、トライネイションズでは、ただ倒れているだけで笛を吹くのではなく、ボールの争奪を放棄してボールを守っている場合に厳しく、ボールの奪い合いの後に倒れている部分、またはボールの争奪に影響なく倒れてしまっている部分は流されているように見えた。ポイントは「争奪」だと思う。ただし、防御側が完全にブレイクダウンに入る気がないときに、攻撃側が勢いで倒れているのを反則にとる必要はないと思う。日本では、8月に通達があったためチーム、レフリーとも手探り状態での試合が続いているが、協会が中心になって整理していく必要がありそうだ。

ワラビーズとオールブラックスは、11月に香港で対戦するのだが、観戦ツアーも企画されているようだ。興味のある方はコチラからどうぞ。

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15日の秩父宮ラグビー場

日曜日は花園ラグビー場から京都の実家へ。15日が敬老の日ということもあってちょっと親に顔を見せて、朝にはのぞみに乗って秩父宮ラグビー場に直行した。関東大学リーグ戦1部の法政大学対大東文化大学戦を取材するためである。トップリーグを追いかけていると他のリーグをなかなか取材することができない。いい機会だった。

法政は、以前、駒井監督とお話ししたときに、かなり厳しい雰囲気で練習しているように聞いていたので、楽しみにしていたのだが、「スクラムを徹底強化してきた」という言葉通り、スクラムを押し込み、SO文字が俊敏なBKにボールを散らしたかと思えば、密集周辺に走り込むFW選手に次々にボールを配し、PR浅原、CTB宮本らがインゴールに飛び込んだ。素速いパスと、スピードをつけて走り込むきびきびした動きは、法政の伝統である。見ていて気持のいいプレーが続いた。

大東大も、ナウランギ、ラトゥイラのトンガ人留学生コンビや、SO升屋を軸に反撃した。互いにターンオーバーも多く、ボールは行ったり来たり。そのたび、両チームが素速く反応するので、見ている側としては面白い試合だった。大東大も後半は攻め込む場面も多く、一時は、10-19まで迫った。しかし、関戸キャプテンが「セットプレーの安定がなく、特にスクラムは有利なボールが出ませんでした」と語った通り、スクラムの劣勢に終始苦しめられていた。

法政の駒井監督は、「昨年は初戦で敗退し、きょうは私自身も力が入っていました。3年前の大学選手権で京産大にスクラムで押し負けてから、徹底的に練習してきました。昨季はシーズン中も欠かさず、時間をかけて組んできました」と、FW選手達の練習の積み重ねを強調した。「うちはBKのポテンシャルは高かった。しかし、セットを強くしないと、宝の持ち腐れですからね。選手には納得してもらいました」。

すでに白星スタートを切っている東海大、関東学大の上位陣に、法政大の滑り出しも上々で、関東大学リーグ戦の優勝争いは予断を許さない。

◎試合結果
法政大学○33-10●大東文化大学

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TL第2節日曜の結果

日曜日は、花園ラグビー場に行ってきた。トップリーグ第2節の近鉄ライナーズ対コカ・コーラウエストレッドスパークス戦を観るためである。僕は、JSPORTSの解説がなかったのだが、どうもこの試合が気になった。

Hanazono200809

観衆は6,067人。近鉄サポーターでかなり埋まっていた。試合は、予想通りの接戦になった。前半は、コカ・コーラがSO淵上のキックを軸に常に敵陣で試合を進め、前半6分、近鉄SH金のキックをチャージしたLO川下がそのボールを拾ってインゴールに持ち込みトライ。その後も、コカ・コーラが地域的に押し込んで時間は経過した。ただ、「攻め込んだときにクイックラックが出ずに、点が取れなかった」と向井監督が語ったように、1トライしか奪えなかったことが後に響く。

後半は、近鉄がSO重光のロングキックなどで敵陣に入り、10分、コカ・コーラボールのスクラムにプレッシャーをかけて、ターンオーバー。流れは一気に変わり、近鉄は、イエロメ、マイレーの両CTBを軸に怒濤の攻撃を見せ、WTB四宮が11-7とする逆転トライ。重光が難しい角度のゴールも決めて13-7とリードする。その直後、コカ・コーラも、キックオフからボールを大きく展開し、最後は、WTBステイプルトンが、自ら防御背後にショートパント、このボールをキャッチしてそのまま再逆転に結びつくトライをあげた。14-13の1点差で迎えた後半30分、近鉄の猛攻にブレイクダウンでの反則が多くなったコカ・コーラは、運悪くスクラムの要であるPR西浦がプロフェッショナルファウルでシンビン(10分間の一時退場)に。このチャンスに、近鉄はゴール前のスクラムを得て、左ショートサイドでサインプレー。最後は、WTB四宮が左コーナーぎりぎりに飛び込んで18-14と逆転。そのまま逃げ切った。

マンオブザマッチは決定力を見せた四宮洋平。そういえば、後半20分過ぎに、侍バツベイが途中出場すると、観客席は大いに沸いた。ボールを持ったときも歓声は一段と高くなった。南アフリカ代表のビーストみたい。彼がボールを持ったときの声の出し方を作れば、さらに人気出そうだ。近鉄は、ホームでの初戦を見事に飾っただけではなく、トップリーグ残留に向けて大きな一歩を踏み出した。近鉄が快進撃を続ければ、大阪のラグビーファンが花園に帰ってくる気がする。

試合後の勝利者インタビューでは、ピーター・スローンヘッドコーチが、「勝ったことは嬉しいが、パフォーマンスには満足していない。ラインアウトでもノットストレートが4度あった。こんなことでは、このレベルで今後勝つことは出来ない」と厳しい表情だった。志も高いようだ。

コカ・コーラは、FWの突破役であるオーモンドが、2週間の出場停止になったことで、BKに外国人選手を分厚く起用したのだが、FWで前に出られる選手を欠いたことが、前半のチャンスでトライを獲りきれなかった要因のような気がする。山口キャプテンは、「スクラムでプレッシャーを受けてしまったのも敗因」と肩を落としていたが、向井監督とともに次節以降の巻き返しを誓っていた。

他会場の結果では、昨年リーグ3位のトヨタ自動車ヴェルブリッツが、クボタスピアーズに敗れ、開幕2連敗。取材していた関係者に聞いたところでは、クボタのSOドゥラームは、60メートル級のPGを2本決めたらしい。クボタは次節、サントリーサンゴリアスと対戦。敗れたトヨタ自動車は、神戸製鋼コベルコスティーラーズと対戦する。

◎トップリーグ第2節結果(14日)
サントリーサンゴリアス○65-26●九州電力キューデンヴォルテクス(前半30-0)
近鉄ライナーズ○18-14●コカ・コーラウエストレッドスパークス(前半0-7)
クボタスピアーズ○20-17●トヨタ自動車ヴェルブリッツ(前半12-6)
福岡サニックスブルース●25-63○東芝ブレイブルーパス(前半6-39)

※コメントでご指摘の通り、シンビンを不運、と書いたのは適切ではありませんでした。当初の日記から削除しました。

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