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2008年11月23日 - 2008年11月29日

TL7節土曜の結果

 土曜日はコカ・コーラウエスト広島スタジアムにいた。朝、羽田から飛行機で広島空港へ。広島に来たのは何年ぶりだろう。広島駅までリムジンバス。45分かかる。そして、JSPORTSのスタッフのみなさんと車でスタジアムへ。この前の日記で紹介した「ラグビー坊やTシャツ、ブラックボディ」が販売されていた。けっこう売れていた。サントリーの選手も買ってたな。

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 大体大時代の後輩、福富くん(マツダ)に会う。続いて、大体大の先輩・安達さんに会って、少し立ち話。広島では中学生にラグビーを教えているみたい。同じく、先輩・梅本さんが監督を務める尾道高校のラグビー部も全員で観戦にやてきていた。すでに全国大会出場を決めている。大学同期の長男が挨拶してくれた。尾道高校のフッカー長崎くんだ。「また花園で会おうね」。めちゃくちゃ知り合い多いやんか、広島。

 試合前に雨が降り始めた。放送席はメインスタンドの上段にあり、風が冷たくて声も震えるほどだったが、後半は太陽が顔を出し、風も弱まった。

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 試合は、前半、強い風上に立ったコカ・コーラウエストレッドスパークスが、キックを使って敵陣で戦うことに成功する。しかし、チャンスでミスを犯し、ラインオフサイドなどの反則からサントリーサンゴリアスにボールを渡してしまう。我慢のディフェンスが続いていたサントリーは、前半34分、SO曽我部の防御背後へのショートパントに、CTBニコラスが走り込んでキャッチしてトライ。7−3と逆転に成功する。

 後半は、ブレイクダウンを修正したサントリーにリズムが出始め、この日、フランカーで出場したハビリ、NO8ソンゲタ、WTB小野澤らが着実にゲインラインを突破して波に乗った。後半13分には、SH田原から成田、SO曽我部から菅藤とHB団をチェンジしてさらにスピードアップ。スクラムも終始コントロールするサントリーの快勝だった。

 マンオブザマッチは、PR尾崎章。サントリーの先発フロントローは、尾崎、山岡、池谷の3人だったが、途中でHO青木、PR畠山が投入され、それぞれが活躍。唯一フル出場の尾崎が獲得した形だが、きょうのスクラムの安定感なら当然の受賞だろう。後半投入された、成田と菅藤も素晴らしい活躍だった。特に成田は、NO8の位置に入ってのサイドアタックや、WTB北條のトライを引き出した絶妙のパスなど、スピード満点のプレーを存分に披露していた。

「あれだけスクラムが安定していると、自陣に攻め込まれても安心して見ていられますね。前半は我慢する時間帯が長かったのですが、ハーフタイムでうまく変わることができた。そういう意味で収穫の多い試合」と清宮克幸監督も満足げ。山下大悟キャプテンも、「11月にやったことが少しは出せました。みんなのゲーム理解度が高まり、これからどんどん付け足していける感触を得た試合です」と、昨年惜敗したチームを破って大きな手応えをつかんだようだった。

 コカ・コーラの向井監督は「思った以上にスクラムが安定しなかった」と無念の表情。ゲームキャプテンの三根も「チャンスのセットプレーが乱れてリズムがつかめず、自分たちのミスで相手にペースを握られてしまいました」と語り、再三のオフサイドの反則については、「さし込まれていたので」と、接点で相手に前に出られてしまって立ち位置がオフサイドになったことを振り返っていた。

 別会場の結果では横河がようやく初白星。東芝はヤマハ発動機を破ったが、今季初めてボーナス点無しの勝利。明日の結果次第で順位は大きく動きそうだ。

◎トップリーグ第7節結果(29日分)
ヤマハ発動機ジュビロ●16−25○東芝ブレイブルーパス(前半6-19)
横河武蔵野アトラスターズ○29−26●日本IBMビッグブルー(前半19-7)
コカ・コーラウエストレッドスパークス●10−39○サントリーサンゴリアス(前半3-7)

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トップリーグ後半戦開幕

いよいよトップリーグの後半戦が始まる。7節の土曜日のメンバーがすでに発表になっている。まず注目は、11月29日(土)、ヤマハスタジアムでのヤマハ発動機ジュビロ対東芝ブレイブルーパスである。

ヤマハはアキレス腱を痛めている大西将太郎に加えて、大田尾竜彦も膝を痛め、ゲームメイカー2人が欠場する。しかし、マレ・サウをSOに日本代表で活躍したFB松下馨をCTBに上げ、WTBに冨岡耕児と並ぶと戦力ダウンは感じない。これも日本代表効果なのかもしれない。出場停止明けのFB五郎丸歩も加わって楽しみなラインが形成されている。東芝は、WTBクリスチャン・ロアマヌが怪我から復帰。BKはさらに決定力を増した。白熱した試合になりそう。

広島で開催されるコカ・コーラウエストレッドスパークス対サントリーサンゴリアス戦も興味深い。昨年は23-22でコカ・コーラウエストが勝利したが、今季はどうか? 昨季はサントリーがこの試合だけ、「ペプシ」のロゴ入りのジャージをまとったのだが、今年は普通でいくようだ。コカ・コーラウエストは、開幕戦で足首を負傷した桑水流裕策が復帰。こちらも楽しみ。サントリーは、HO青木佑輔、PR畠山健介の日本代表組を控えに置くが、フロントローの層は厚い。スクラム対決も面白そうだ。以上の2試合はJSPORTSで放送される。

30日に岐阜の長良川球技場で行われるトヨタ自動車ヴェルブリッツ対NECグリーンロケッツも熱い試合になりそうだし、2日、秩父宮ラグビー場での横河武蔵野アトラスターズ対日本IBMビッグブルーも、残留争いでは重要な一戦。30日、長崎での福岡サニックスブルース対近鉄ライナーズ、九州電力キューデンヴォルテクス対神戸製鋼コベルコスティーラーズの2試合も勝敗の行方の分からない好ゲームが期待できる。

そして、気になるのがクボタスピアーズ対三洋電機ワイルドナイツ戦だ。三洋電機は大黒柱のトニー・ブラウンが膵臓の手術を受けた。経過は良好ながらまだ復帰に見込みが立たない。その間は、日本代表の入江順和らが穴を埋めることになりそうだが、この窮地をどう切り抜けるか。クボタも地力はある。見に行きたいけど、体が足りません。

◎JSPORTS、週末の放送予定

11月29日 (土)
12:50~J sports 1
ヤマハ発動機ジュビロ 対 東芝ブレイブルーパス
13:50~ J sports ESPN
コカ・コーラウエストレッドスパークス 対 サントリーサンゴリアス

11月30日 (日)
13:50~J sports 1
東海大学 対 関東学院大学
12:20~J sports Plus
関西学院大学 対 天理大学

◎お知らせ
以前、この日記で取り上げたこともある「ラグビー坊やTシャツ」のブラックボディが売り出されることに。コカ・コーラウエストレッドスパークス対サントリーサンゴリアスの試合がコカ・コーラウエスト広島スタジアムにて開催されることにちなんでの登場です。この商品は試合当日会場でも販売されます。
J SPORTS online shopでは1月4日まで予約を受付中。申し込みの方は、以下の写真をクリックしてください。詳細画面が出てきます。


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山中選手&お知らせ

26日の水曜日は、早稲田大学の上井草グラウンドに行ってきた。先日、同ラグビー部の90周年パーティーに出席したとき、記念事業の一環として、来年3月にクラブハウスが完成することが発表されたのだが、合宿所とグラウンドの間で基礎工事が行われていた。今回の取材は、SO山中亮平選手へのインタビューだった。これは、12月17日発売のラグビーマガジン別冊「大学選手権展望号」に掲載予定のもの。

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大学選手権への意気込み、今季の戦いぶりについて訊いた。SOは、「キング」と称されるポジションだ。ゲームメイカーであるSOの出来次第で勝敗は変わる。山中選手もそれは十分に認識しており、敗れた帝京大戦のことは大いに反省し、「次はまったく違うゲームを作りたい」と話していた。1年生の時もインタビューしたが、やはり語る言葉が多くなった気がする。経験を積むということはそういうことなんだろうなぁ。カメラマンにいろんなポーズを要求され、かなり照れていた。迫力ある表情が誌面に登場するはずである。


◎お知らせ1
今週末からトップリーグが再開されることもあって、いろんなプレスリリースも流れ始めた。クボタスピアーズは、12月21日(日)にフクダ電子アリーナで開催される第10節の対東芝ブレイブルーパス戦(午後1時キックオフ)の一般席観戦チケットを、千葉県在住(もしくは通学している)小中高校生を対象にプレゼントするという。
試合当日に会場入り口のクボタスピアーズブースにて、『千葉チケットプレゼントの件』と担当者に伝えればいいようだ。千葉県の小学生、中学生、高校生のみなさん、12月21日はフクダ電子アリーナへ。JR京葉線、外房線、内房線「蘇我」駅より、徒歩8分。

◎お知らせ2
大混戦の関西大学Aリーグだが、11月30日の花園ラグビー場では、関西学院大対天理大、大阪体育大対立命館大が行われる。関西学院大は勝てば優勝。負けると順位争いはまたまたこんがらがる。この最終節を関西ラグビー協会も応援したいということで、「応援メッセージ」企画が行われる。普段、試合会場で配布されている当日メンバー表へ皆さんからの応援メッセージを記載しようというもの。関西協会HPで募集中である。プレゼント企画もある。詳しくは関西協会HPにて。

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あびこ&ラグマガ

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火曜日はNECグリーンロケッツの取材で我孫子まで行ってきた。NECグラウンドの空は青く澄み渡っていた。

話を訊いたのは、グレン・マーシュ選手と、今季のルーキーFL宮本誉久選手。テーマは「伝えたいこと」。NECスポーツのファンクラブ会報誌「ロケッツマガジン」の取材である。36歳のマーシュ選手から、23歳の宮本選手へさまざまなアドバイスが送られた。

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「練習でも常に100%を出し切るマーシュ選手を見て、あの凄いプレーの理由が分かりました」と宮本選手。マーシュ選手は、「あもん(宮本選手のニックネーム)は、僕と似たタイプ。ポテンシャルも高いし、志も高い。素晴らしい選手になると思う」と語り、長く続けるのは、長期的な目標と短期的な目標をしっかり立てて毎日努力していくことが大事だと話していた。

マーシュ選手に、好きな選手について訊いたのが、伝説的選手では、オールブラックスの英雄シェルフォードだと教えてくれた。「でも、僕はレベルには関係なく、いつでも100%の力を出す選手が好きなんだ」と言っていた。僕もそう思うなぁ。

25日はラグビーマガジンの発売日。2009年1月号ということになる。当然、日本代表特集で、スクラム最前列で見事に大役を果たした畠山選手らが取り上げられている。大混戦の関西学院大学ラグビー部のルポもあり。大友信彦さんの記録ナビでは、ロングPG記録が紹介されている。面白い。

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巻末のカラーページには、「ラグビーは人生の学校」と題して、短期来日していたジョナ・ロムー、エディ・ジョーンズ両氏を迎えて、サントリーのグラウンドでジョージ・グレーガン選手、清宮克幸監督との座談会が行われている。たとえばロムー氏がこんなことを言っている。「かつてはNZにも罰走のような練習がありました。何十回もグラウンドを往復させられる。タイムを切らなければさらに増える。もう足も動かない。頭は下がる。でも、両脇を見ると仲間も同じように走っている。こいつらが一緒なら乗り切れると思える。窮地に立たされれば人間の本当の姿も分かります」。熱い話が満載だ。

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トークライブ15箕内選手

Talk15

24日の夜は、三鷹・文鳥舎でのトークライブだった。ゲストは箕内拓郎選手(NECグリーンロケッツ)。2003年、2007年ワールドカップで日本代表キャプテンを務めた名選手である。いろんな場所でインタビューを受けているので、内面の部分をたくさん聞ければいいなと思っていたのだが、それより、彼の残してきた足跡があまりにも凄いので、そのことを訊いているだけで時が過ぎていった。

1998年、関東学院大学が初の学生日本一になった時のキャプテンであり、卒業と同時にオックスフォード大学へ留学。勉強漬けの日々を送りつつ、ケンブリッジ大学との定期戦であるバーシティマッチに出場し、ブルーの称号を得る。「ブルーを得てから街でも声をかけられるようになり、大学の友人に、卒業するよりブルーを獲る方が難しいんだぞ、と言われました」。その後、NECでの活躍は周知の通り。

2002年には日本代表に選出されると同時にキャプテンに指名されている。「日本代表のことすら何も知らないのに、向井監督に『キャプテンやってくれ』と言われたんです。ちょっと待ってください、何も知らないので、と、とりあえず2週間時間をもらいました」。引き受けてからの活躍ぶりは書くまでもないかもしれない。2006年には、南アフリカ代表と対戦する世界選抜にも選出されている。

ジャージの交換はしました? いえ、世界選抜のジャージのほうがかっこいいので。

というわけだが、箕内選手は、実は南アのラグビーが好きらしい。ガツガツ相手とぶつかり合うプレーが好きなのだそうだ。ガツガツぶつかっていると「生きる喜び」を感じるとか。

今回のアメリカ戦には、ふくらはぎの怪我で出場できなかったが、日本の2連勝について、「日本ラグビーの地力が上がったと思います」とトップリーグ効果を強調していた。もちろん、まだまだ日本代表への想いは強く、再度チャレンジするとのこと。今回メンバーから外れた某ベテラン選手からは、「選ばれてやる」と決意のメールが来たらしい。代表のポジション争いも過酷になっているし、それはファンにとっても楽しみなことと言えるだろう。

箕内選手からのプレゼントは、なんと2007年日本代表選手全員のサインが入ったジャージ。それに、NECグリーンロケッツの選手のサイン入りジャージである。これには、参加者のみなさんも大喜びだった。お客さんからも質問を受け付けたのだが、それを進行しながら「記者会見みたい」と思った。箕内選手は、本当に精神状態の安定している選手だと再確認した。どんな質問にも慌てず騒がず、言葉を選びながらゆっくりと答えてくれる。さすがに世界と渡り合ったキャプテンだと感心しきりだった。

次回のトークライブは1月下旬の予定です。決まり次第、このブログで告知させていただきます。

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関西大学A、23日の結果

23日は京都の宝が池球技場にいた。京都駅は紅葉のシーズンだからか人であふれかえっていた。京都駅から地下鉄に乗ったのだが、一台はやり過ごすしかなかった。連休中の京都、恐るべしである。

大混戦の関西大学Aリーグ、第1試合は立命館大対京都産業大の対決。前半3分、立命はゴール前のスクラムを押し込み、FL浅野が先制トライ。京産のゴール前での粘りの無さが気になったのだが、すぐにFWのサイドアタックを連続してトライを返した。優勝の可能性を残す立命は、19分、CTB島が個人技で抜け出して約40mを走りきって12-5とする。しかし、動きはどこか重い。後半は、京産がSO西村のキックを軸に陣地を進め、圧倒的な攻勢に出て、立命は防戦一歩。26分、京産はWTB森田が右コーナーぎりぎりにトライし、難しい角度からFB岩田がコンバージョンキックを決め、22-17として競り勝った。これで立命は3勝3敗となり、優勝戦線からは脱落。京産は、2勝4敗として、選手権出場に望みをつないだ。

第2試合は、同志社大対大阪体育大戦。ここまでの戦いぶりからは同志社優位は動かないところ。その通り、前半6分、大体大SHのキックをチャージしてチャンスをつかみ、WTB大久保が先制トライ。11分、26分とCTB野上が連続トライし21-0と大きくリード。大体大も、モールを押し込んでFL板垣がトライを返したが、スクラムでは同志社が優位に立ち、後半も同志社がスコアを重ねるのではないかと思われる展開だった。

ところが、後半、流れは一変する。1分、マイボールのキックオフを確保した大体大は、大きくボールを展開し最後は好サポートの板垣がトライして10-21とすると、SO米田が連続PGで16-21に迫る。スクラムも互角以上の大体大が盛り返し、後半はほとんどの時間、同志社陣内での攻防が続いた。そして29分、交替出場のSH久高の素速いパスさばきでテンポを上げた大体大は、SO米田のキックパスを受けたFL川口のトライで同点とすると、難しい角度のコンバージョンキックを米田が決めて23-21と逆転。残り10分は死闘となった。

同志社は敵陣に入ると、粘り強くボールを動かし、37分、CTB釜池からのパスを受けたFB宮本がトライし、26-23に。以降は、大体大の懸命の攻撃を食い止め、辛くも逃げ切った。「練習でやっていることが、なかなか試合に出てこないですね」と、同志社の中尾監督は渋い表情。綾城ヘッドコーチも、「状況判断がなく、ゲームの流れのままにプレーしてしまう。決めているプレーはあっても、相手が少なければ行ってやろうという空気がない。これは指導者の責任でしょう」と首をひねっていた。

この2試合の結果、関西大学Aリーグは、関西学院大が5勝1敗で首位に立ち、4勝2敗の同志社大、天理大がこれを追い、3勝3敗の立命大が続く。そして、京都産業大、大阪体育大、近畿大、摂南大が2勝4敗と勝敗数で並んでいる。11月30日の関西学院大対天理大が優勝を決める大一番となる。

宝が池の大接戦の最中、秩父宮ラグビー場の途中経過も入っていた。ハーフタイムで、1点差で慶應がリードしていることがアナウンスされると、観客席がどよめいていた。

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