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2008年11月30日 - 2008年12月6日

関西大学A、TL8節結果

Takaragaike1

日曜日は京都の宝が池球技場だった。関西大学Aリーグの最終戦、同志社大学と京都産業大学の試合をJSPORTSで解説するためだ。前日は、ABCラジオのムキムキ!ノーサイド劇場に出演し、トップリーグから高校ラグビーまでいろいろ話をさせてもらった。

Taqkaragaike2

宝が池は寒かった。放送席が外だったこともあるのだけど、久しぶりに京都の底冷えを経験。放送席からは、右大文字がよく見えた。

すでに2位が確定している同大と、勝てば5位で大学選手権出場の可能性を残し、負ければ入替戦にまわる京産大。モチベーションには大きく差があり、京産大が健闘すると予想されていたのだが、キックオフ直後から同大の積極的な攻撃が目立ち、次々にトライを重ねる展開となった。試合前、同大の中尾監督が「選手権に向けて、きょうは自陣からでも積極的にボールを動かしたい」と話していたのだが、2位が確定していることでかえって肩の力が抜けたのか、FB宮本、CTB釜池ら中心選手がミスなくボールを動かしたほか、LO村上が優れたランニングスキルで3トライ、WTB大久保が抜群の加速力で4トライ、1年生WTB正海も果敢なカウンターアタックでチャンスを作り、最後は4人、5人とディフェンスを置き去りにしてのトライとキーマンが大活躍。PR菅原、1年生CTB西田らの動きも光っていた。最終スコアは、71-5。

「しっくりこないゲームが多かったのですが、きょうは非常に良かった。しつこいディフェンスも連続してできていた」と中尾監督。綾城ヘッドコーチも「やっとですわ」と、波に乗った攻撃に手応えをつかんでいた。FWがやや小型なのが選手権に不安を抱かせる関西勢だが、波に乗ったときの同大の攻撃力はどのチームにも脅威となるだろう。

一方、接点の攻防で劣勢になり、FL橋本の1トライのみで敗れた京産大の大西監督は「同志社の良さを引き出したような試合でしたね。関西ラグビーのためにはいいかもしれないけど、うちにとっては最悪です」と無念の表情。これで、入替戦が決まり、相手はBリーグ1位の龍谷大学ということになった。龍大の記虎監督と大西監督は、啓光学園、天理大で先輩後輩の関係(大西さんが上)。お互いちょっとやりにくいかもしれない。

この試合の前に、ジュニアリーグの決勝戦も行われたのだが、大接戦の末、天理大学が22-21で同志社大を下している。来年以降の関西リーグの大混戦を予感させるような内容だった。

トップリーグの結果は以下の通り。

◎トップリーグ8節結果(6日分)
トヨタ自動車ヴェルブリッツ○16-8●ヤマハ発動機ジュビロ(前半6-3)
東芝ブレイブルーパス○64-0●横河武蔵野アトラスターズ(前半31-0)
近鉄ライナーズ●18-24○NECグリーンロケッツ(前半8-10)

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2人のロコツイ

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木曜日は仕事の打ち合わせで原宿駅周辺をうろうろしていた。ふと木々を見上げると銀杏と紅葉がいい感じに並んでいた。鮮やかな銀杏も。

Omote1

ワールドカップセブンズ2009 ドバイ大会の7人制日本代表スコッドが発表になっている。メンバー表を眺めて、日本にも俊足でバランスのとれた選手が増えたと実感する。

◎7人制日本代表スコッド
岩本健一朗、桑水流裕策、マイケル・リーチ、徐吉嶺、松下馨、山口哲生、築城昌拓、鈴木貴士、成田秀悦、山本秀文、レプハ・ラトゥイラ、カトニ・オツコロ、横山伸一、長野直樹、ピエイ・マフィレオ

トップリーグは、今週末、第8節をむかえる。土曜日の3試合の先発予定メンバーが発表になった。瑞穂ラグビー場で行われるトヨタ自動車ヴェルブリッツ対ヤマハ発動機ジュビロは今節屈指の好カード。シーズン当初FBだったヤマハの松下は、大西将太郎などの負傷でCTBに上がり、この試合ではSOを務める。もっとも大学時代はSOだし、ヤマハにもSOとしての能力を期待されて入ったというから、元に戻った感じなのかも。

それにしてもトヨタのBKを見ると、10位がウソのようだ。麻田、正面、水野、難波、赤沼、レアウェレ、遠藤。トヨタは前節でNECと接戦を繰り広げている。徐々に調子が出てきているように見える。さて、この試合はどうか。

東芝ブレイブルーパスと横河武蔵野アトラスターズは、前節初白星をあげた横河がどこまで食らいつけるか。LOコリン・ユークス(カナダ)、ヨン・クォンヌ(韓国)、FLラディケ・サモ(オーストラリア)、NO8テビタ・フィフィタ(トンガ)の各国代表を揃えたFWが東芝の強力FWとどう戦うのか興味深い。

花園で対戦する近鉄ライナーズとNECグリーンロケッツも面白い試合になりそう。近鉄のSH金は、U19韓国代表の経歴を持つ。NECのSH安は韓国代表。SH対決は闘志あふれる攻防になりそうだ。FW戦も凄まじい闘いになりそうなのだが、個人的に気になったのが、近鉄のLOルア・ロコツイと、NECのリザーブでCTBのシュウペリ・ロコツイのことだ。トップリーグの写真名鑑をしばらく眺めてみたのだが、似ている気がしてきた。兄弟か? NECのスタッフの方に聞いてみた。どうやら、遠い親戚ということのようだ。再び写真を眺める。たしかに、遠い親戚という感じに似ているではないか。

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合同東西対抗戦など

ここ数日は、編集者としての仕事に忙殺されているのだが、合間を縫って録画していた東海大対関東学大戦、ヤマハ発動機ジュビロ対東芝ブレイブルーパス戦を観た。東海大はバランスがいい。FLマイケル・リーチはどんどん成長している。ニュージーランドやオーストラリア、イングランドなど海外のトップ国で、20歳前後に急成長を遂げる選手を過去何度か観てきたのだが、日本にいてもリーチは伸びている。彼の潜在能力の高さだけが要因ではないはず。関東学院大は、選手個々の接点の強さは相変わらず。選手権では組合せ次第で、どうなるか分からない。

東芝は、何度もヤマハ発動機が持ち込んだボールをターンオーバー。ブレイクダウンの強さを見せつけていた。終盤の上位対決に向けて着々とチーム力を上げているように見える。一方、ヤマハ発動機も負傷者が多い中で健闘している。マレ・サウのSO、松下馨のCTBも悪くない。大田尾、大西のゲームメイカーが負傷から戻ってきたらどういうメンバー編成にするのか興味深い。

書くのが遅くなってしまったが、U18合同チーム東西対抗戦開催の記者会見が行われた。来年、1月7日の花園ラグビー場で、全国高校大会決勝戦前に「第1回U18合同チーム東西対抗戦」として行われる発表である。7月に長野県の菅平高原で開催された「第4回全国高校合同チーム大会」で活躍した東西各25人を選んで、花園でプレーする機会を与えるもの。単独ではチームが作れないけれど、ラグビーに熱い気持ちで取り組んでいる高校生達に夢を与えるものだ。僕も生で見させてもらえるかな。

お知らせ1◎12月8日の月曜日、大学選手権の組合せ公開抽選会が、東京・丸の内オアゾ1階 (東京駅 丸の内北口地下通路より直結、17時30分~18時30分)で開催されます。 出場14チームの主将と、関東第5代表、関西第5代表の2チームは12月14日に決定するため、代替として代表者が抽選に参加。それぞれのキャプテンのコメントなどもあり。僕も進行役の一人として参加します。一般公開ですので、お時間のある方はぜひどうぞ。

お知らせ2◎JSPORTSでは、12月7日 (日)の早稲田大学対明治大学を生中継するのですが(13:50 ~ Jsports1)、ゲストに、明治大学の名キャプテン、現在、横河武蔵野アトラスターズのディレクターを務める吉田義人さんが登場します。早明戦が隆盛を極めた時代のキャプテンが何を語るのか。お楽しみに。

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W杯組み分け

ノーサイドに関して書いた日記にたくさんのコメントありがとうございました。日本からノーサイド精神を発信するって素敵なことだと思います。大切にしていきたい言葉です。

さて、2011年ワールドカップの組み分けが発表になった。楽しみなカードがたくさんあって、プールマッチから地元ニュージーランドとフランスが対戦するなど、興味深い組合せが多い。

プールA:ニュージーランド、フランス、トンガ、アメリカ1位、アジア1位
プールB:アルゼンチン、イングランド、スコットランド、欧州1位、最終プレーオフ勝者
プールC:オーストラリア、アイルランド、イタリア、欧州2位、アメリカ2位
プールD:南アフリカ、ウエールズ、フィジー、オセアニア1位、アフリカ1位

日本は、ニュージーランド、フランスと同組という非常に厳しいプールに入ったことになる。12月1日に行われた組み分け抽選会は、事前ルールで世界ランキングによって順位付けがなされていた。ただし、出場が決まっているのは前大会プールマッチ3位までの計12チームなので、これを4チームずつ、バンド1(1位~4位)、バンド2(5位~8位)、バンド3(9位~12位)に分け、それぞれのバンドが抽選によって4つのプールに振り分けられた。すでに出場権を得ているトンガは世界ランキングは13位だが、バンド3(3番手グループ)に入り、オセアニア予選に回るサモアは12位だがバンド4(4番手グループ)に入った。残る8チームは、予選が行われる地域として振り分けられている。

◎お詫び
この日記で、当初は、バンド分けについて、世界ランキング16位の日本がいるアジアが5番手扱いで、17位のルーマニアがおそらく出てくる欧州2が、4番手扱いなのは納得できない。日本協会はIRBに抗議すべきと書きました。再度調べてみたところ、実際にはこのバンド4、5の振り分けは、日本が18位の時に行われていました。加えて、バンド4、5については過去のW杯の戦績によっています。バンド3までの12チームが世界ランキングによって振り分けられ、それ以外の国はランキングとは関係ないというのはおかしいという気持ちは今もありますが、今回の書き方は間違っていました。その部分は削除させていただき、ここにお詫び申し上げます。ご迷惑をかけたみなさん、コメントをくださったみなさん、大変申し訳ありませんでした。

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ノーサイド

先日、コメントでノーサイドについてのご質問があった。現在、発売されているラグビーマガジンのなかで、ジョナ・ロムー氏、エディ・ジョーンズ氏、サントリーサンゴリアスのジョージ・グレーガン選手、清宮克幸監督が座談会をしている。その中で、清宮監督以外が、日本でよく言われる「ノーサイド精神」について知らなかった件で、日本でしか使わない言葉なのか? というご質問である。

僕がラグビーマガジンの編集長をしていた頃、この言葉について「ラグビーフットボール大事典」という欄で紹介したことがあるのだが、イングランドのパブリックスクールでの生活を描いた「トム・ブラウンの学校生活」の訳で、「ノーサイド」=「勝負なし」、「試合終わり」と訳された例が書かれている。試合の終わりを意味するノーサイドという言葉は、確かに使われている時代があった。ラグビー博士の小林深緑郎さんは、1970年代のイギリスの新聞記事で「ノーサイド」の記述を憶えているという。ただし、今はほとんど使われていない。試合終了は「フルタイム」が一般的である。

ノーサイドという言葉を日本では拡大解釈したということなのだが、試合が終わったあとに両者が交歓する文化は世界のラグビー共通のものだ。僕はこの精神を守ってきた日本ラグビーの先人達には敬意を表する。今となっては、世界に向けて日本がこの言葉を積極的に発信してもいいのではないかとさえ思うほどだ。ただし、海外のラグビー関係者に、「僕はノーサイドの精神が大好きです」と言っても通じないので、ご注意を。

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東西の大学、TL7節結果

30日の日曜日は、近鉄花園ラグビー場にいた。年末の高校大会に向けて芝生が整備されているので、まるで絨毯のよう。関西大学Aリーグの大一番、関西学院大学対天理大学の試合をJSPORTSで解説したのだが、試合前の練習から関西学大の凄まじい気迫が印象的だった。

天理大は膝を痛めていた1年生SO立川理道が復帰。展開勝負に賭けたが、試合は終始関西学大ペース。スクラムで押し込み、ロングキックで陣地をとり、SO渕本を軸にボールを右に左に大きく動かして俊足WTB長野を走らせる。前半31分、FL西川が抜け出し、HO緑川、長野とつながったトライは見事だった。そして、牟田監督も勝因にあげていた「個々のタックル」も素晴らしかった。CTB室屋キャプテンを筆頭に、よく前に出て天理に得点を許さなかったのは今季の充実の証だろう。最終スコアは、39-0 。天理もピンチをよく防いでいたのだが、ハンドリングエラーが多くチャンスを作り出せなかった。

「一年間、つらい練習をやってくれて結果をだせて嬉しく思っています。個々のタックルが素晴らしかったし、相手ボールのスクラムも何本かとれた。練習の成果が出ました」(牟田監督)。「ほんまにいいチームなんで、勝てて最高」。室屋キャプテンの言葉も弾んでいた。関西学大は関西大学Aリーグ発足以来、初優勝ということになった。

第2試合は、立命館大学対大阪体育大学の一戦。この試合も白熱した。負ければ大学選手権の出場の道が絶たれる大体大が懸命にボールをつなげば、他チームの結果次第では選手権に出られないばかりか、入替戦の可能性すら残す立命大も粘る。12-6の立命大リードを迎えた18分には、大体大がBKのサインプレーからCTB大森がインゴール左中間にトライ。12-11とする。しかし、このコンバージョンキックが決まらず、1点差の立命大リードで、残り20数分の死闘となった。多くの時間は大体大が攻めていたが決定力不足。ボールを持って前進する個々の能力はやや立命大が勝っており、ターンオーバーからの一気の切り返しなどで逃げ切った。立命大の吉田監督は「今季はこんな試合ばっかりです」と胃をおさえつつ、安堵の表情を浮かべていた。

別会場で行われた試合では、摂南大学が近畿大学を下し3勝目。この結果、現時点で2勝のチームが3つとなり、大体大の6位以下が決定。12月6日に行われる同志社大対京都産業大戦で、京産大が勝てば、大体大と近大が入替戦、京産大が敗れれば、近大と京産大が入替戦に回ることになった。

関東大学リーグ戦1部では、東海大学が、31-12で関東学院大学を下している。東海大学は2年連続の優勝となった。試合後、東海大OBの友人から喜びのメールが着た。おめでとう。

花園で試合を見ながら、トップリーグの結果も気になっていたのだが、サニックスに近鉄が1点差で勝ったり、九州電力が前半、神戸製鋼をリードするなど熱い試合が多かった。以下の結果により、7節を終えて1位と2位が入れ替わった。

1位三洋電機、2位東芝、3位神戸製鋼、4位サントリー、5位NEC、6位近鉄、7位ヤマハ発動機、8位福岡サニックス、9位クボタ、10位トヨタ自動車、11位コカ・コーラウエスト、12位横河、13位日本IBM、14位九州電力

◎トップリーグ第7節結果(30日分)
福岡サニックスブルース●21-22○近鉄ライナーズ(前半10-6)
九州電力キューデンヴォルテクス●22-36○神戸製鋼コベルコスティーラーズ(前半22-15)
トヨタ自動車ヴェルブリッツ●18-22○NECグリーンロケッツ(前半18-6)
クボタスピアーズ●0-46○三洋電機ワイルドナイツ(前半0-29)

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