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2008年12月14日 - 2008年12月20日

大学1回戦の結果

土曜日は熊谷ラグビー場にいた。早朝にNHKのラジオに出演し、そのまま湘南新宿ラインで熊谷に向かった。めちゃくちゃよく眠れました。10時半くらいに熊谷に到着したのだが、すでに駅では熊谷ラグビー場に行こうとする人を数多く見かけた。

第1試合は、法政のロングパスを駆使したワイドなアタックが連続して、開始10分ほどで法政が3トライを畳みかけ、立命館を圧倒した。SH日和佐の素速いパスさばきと、SO文字のスペースに放つパスは見事だった。しかし、立命館もFWの力強い縦突破を軸にディフェンスを崩し、後半34分にCTB島がトライを返す。このあとは拮抗した展開。後半なかばに、再び法政が攻撃のテンポアップを図ってスコアは動いたが、果敢に攻め合う好ゲームだった。

第2試合の早稲田対関東学院は、予想通り、キックオフ直後から激しいコンタクトプレーが相次いだ。ただし、この日はすべての局面で早稲田が強さを発揮。FB田邉は、先制のPGを決めたほか、8-0とスコアがなかなか動かなかった前半40分、判断のいいドロップゴールを決めて11-0とリードを広げ、後半24分にも、WTB中濱が抜け出したところに、爆発的なスピードで走り込んでトライ。なんと、トライ、ゴール、PG、DGと、ラグビーの得点方法をすべて成し遂げるフルハウスの16得点。大活躍だったが、この勝利を支えたのは、なんといってもタックル。CTB長尾、FL中村、HO有田、豊田キャプテンらが次々に相手を仰向けにしていった。

「負ければ終わり。崖っぷちでジャンプしようと言っていた。重みのあるゲームです」と、中竹監督は会心の笑顔。連覇に向けて大きな壁を乗り越え、声も弾んでいた。

敗れた関東学院の桜井監督は、「いろんな状況があるなかで、(対外試合解禁の)夏合宿で最初に早稲田と戦い、最後も早稲田とできた。悔いは残るが、選手をほめてあげたい。最後のトライが、来年のスタートになります」と語った。

もっと僅差になると思われたが、やはり関東学院はチーム作りの後れが出ていたような気がする。土佐キャプテンは、完敗を認め、自分たちなりに精一杯戦ったこと評価しつつ、「実際にラグビーができた時間が短かった」とポツリともらした。ただ、昨秋の不祥事から、みんなに愛されるチームを目指して頑張ってきて、「もし、きょうの試合を見て心を動かされた人がいたとしたら、愛されるチームになれたのかもしれません」とも語った。僕は、土佐の鬼気迫る突進には心動かされた。いいものを見せてもらった気がする。

この試合の速報レポート、来週発売のナンバーに寄稿しました。

その他の会場の結果は以下の通り。

◎第45回全国大学選手権1回戦結果
日本大学 0-59 東海大学(0-28)
帝京大学 23-17 慶應義塾大学(7-3)
摂南大学 47-24 天理大学(19-17)
福岡大学 3-31 筑波大学(3-12)
法政大学 51-17 立命館大学(27-10)
関東学院大学 5-21 早稲田大学(0-11)
同志社大学 31-8 流通経済大学(0-3)
日本体育大学 17-45 関西学院大学(7-19)

◎トップリーグ第10節結果(20日)
ヤマハ発動機 46-10 日本IBMビッグブルー(前半20-10)
近鉄ライナーズ 7-20 トヨタ自動車ヴェルブリッツ(前半7-10)

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決戦前日&お知らせ2つ

Kamariya1

すでに戦いは始まっていた。土曜日の午後、関東学大の釜利谷グラウンドを訪ねた。先発メンバーによる、調整練習は午後1時15分に始まり、約1時間ほど行われた。最後にはジャージー授与式でそれぞれの選手が思いを語った。

Kamariya2

「勝つという強い気持ちを持って、仲間のために戦おう」。桜井監督の言葉にうなずく選手達。1回戦の相手が早稲田と決まってから、チームは急速に集中力を増したそうだ。土佐キャプテンは、今の心境を問われ、「力を出し切るだけ」と静かに語った。午後3時、関東学大のメンバーを乗せたバスが熊谷に向かった。神聖な空気が、そこにあった。熊谷での戦い、いったい何が起きるのか。

21日のトップリーグは、首位を走る三洋電機ワイルドナイツが神戸製鋼コベルコスティーラーズとホームズスタジアム神戸で対戦。神戸製鋼は前節、東芝ブレイブルーパスを下して調子が上がっている。面白い試合になりそう。秩父宮ラグビー場でのサントリーサンゴリアス対NECグリーンロケッツ戦もトップ4争いの重要な試合になる。NECは、好調のFLサウカワ、NO8箕内に、前節は欠場したCTBロビンスが復帰。サントリーにチャレンジする。

この週末から息つく間もなく重要な試合が続く。多くのチームがシーズン最後の試合を迎えていく。最後に勝ち残るのはどこなのか。


◎トークイベントのお知らせ
1月開催予定のトークイベントが2つあります。愛好日記のトークライブの16回目も決まったので、よろしくお願いします。申込日開始日が指定されているので、ご注意下さい。

◆「岩渕健輔トークイベント」
今年は応援団長もやってくる!?

年に一度の恒例となった「岩渕健輔トークイベント」。大学選手権決勝戦の夜に、岩渕氏に加えてラグビージャーナリスト小林深緑郎、村上晃一を加えて、ラグビー界の「今」を語ります。そして今回は自他ともに認める「ラグビーマニア」セコムラガッツの山賀敦之選手も応援にやってくる予定。食事、ワンドリンクに、笑いも加えたトークライブへ、ぜひどうぞ。

出席者:岩渕健輔、小林深緑郎、村上晃一
司会:田村一博
日時:2008年1月10日(土)、18:30~20:30
場所:芝パークホテル「フィフティーン」
会費:5,000円(*当日、受付でお支払いください)
募集人数:50名(*定員となり次第締め切りとさせていただきます)
★ベースボール・マガジン社のHPから簡単にお申し込みができます。
http://www.sportsclick.jp/rugby/
右側のメニューの「関連イベント」より、
「岩渕健輔トークイベント」申し込み をクリック。「参加申込フォーム」へ。
★または、以下の必須事項を明記の上、FAXかE-mailにてお申し込みください。
【必須事項】①氏名、②住所、③年齢、④電話番号、⑤E-mailアドレスまたはFAX番号
FAXにて 03-3238-1094 ラグビーマガジン編集部
E-mailにて rugby@bbm-japan.co.jp
*いずれも件名に「岩渕健輔トークイベント」と明記ください。
*申し込み完了の方にはメールを返信させていただきます。
★ご予約開始は12月25日(木)より。締め切りは2008年1月5日(月)です。


◆「愛好日記トークライブ・第16弾」
ゲスト:高崎利明(京都市立伏見工業高等学校ラグビー部監督)

僕がホストを務める「ラグビー愛好日記トークライブ」の16回目の詳細が決まりました。ゲストは、昨年の全国高校大会準優勝チームであり、過去4度の日本一に加え、名選手を多数輩出している高校ラグビー界の名門・伏見工業高校ラグビー部監督の高崎利明さんです。ご自身が初優勝時のメンバー。監督として母校に戻り、総監督の山口良治さんとともに強豪チームを作り上げてきました。日々、懸命に子供達と向き合う高崎さんに、高校ラグビーのこと、教育現場のこと、さまざま伺いたいと思います。席に限りがありますので定員になり次第締切りとなります。

日時:2008年1月24日(土) 
17:00開演(16:30開場)~19:00 
場所:『文鳥舎』三鷹市下連雀3-32-3 グリーンパルコB1
Tel:0422-79-3777  Fax:0422-79-3777
bunchou@parkcity.ne.jp
http://www12.plala.or.jp/bunchousha/
入場料:2,000円 定員約50名
懇親会:3,000円 定員約30名(終演後、1時間半程度立食パーティー)
★ご予約開始は、12月27日(土)午後3時より、メール、FAX、電話で。HPで座席の確認ができます。

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大学1回戦メンバー

木曜日は上井草の早大グラウンドに行って、中竹監督に話を聞いてきた。もちろん、20日の関東学院大戦にむけてのこと。「関東学院はこれまでにないまとまりがあるはずです」、「熊谷で、関東学院が相手となれば思うようには戦えないでしょう」。激しい試合になることは当然だのだが、加えて熊谷は強風が吹く可能性が高い。どちらが風上の利を活かすことができるのかも勝敗を左右しそうだ。取材内容は、JSPORTSでの解説時に話そうと思う。そうとうの危機感を持っていることは確かだった。

すでに1回戦の各チームの予定メンバーが発表されている。慶大はCTB増田が復帰してきた。関東学大は、安藤、草下の両FL。早大は、FB田邉、WTB早田が先発である。1回戦は実力拮抗の試合ばかり。どれも好ゲームになりそうだ。

ここからはお知らせ。JSPORTSの2回戦の放送のことだが、28日は高校大会の2回戦を放送するため、大学選手権はスカパーのチャンネルでの放送となる。僕は瑞穂の試合の解説予定。チャンネルは以下の通り。

(スカパー!)
■大学選手権2回戦【秩父宮会場】
12月28日(日) 11:50-16:00/200ch(プロモch.)

■大学選手権2回戦【名古屋瑞穂会場】
12月28日(日) 11:50-16:00/182ch

(e2)
■ラグビー大学選手権2回戦【秩父宮会場】
12月28日(日) 11:50-16:00/100ch(プロモch.)

■ラグビー大学選手権2回戦【名古屋瑞穂会場】
12月28日(日) 11:50-16:00/802ch

※両チャンネルとも、ノースクランブルで放送のため、スカパー!を見られる環境があれば、JSPORTSに未加入でも視聴可能とのこと。

◎追記
上記の試合は、Jsports1でも当日録画放送されます。
12月28日 (日) 16:00 - 18:00 2回戦 (秩父宮)
12月28日 (日) 18:00 - 20:00 2回戦 (秩父宮)
12月28日 (日) 20:00 - 22:00 2回戦 (瑞穂)
12月28日 (日) 25:30 - 27:30 2回戦 (瑞穂)



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嵐の前の

年内に片付けるべき仕事がひとつひとつ終わって、気持ちに少しゆとりができている。20日から始まる怒濤の試合ラッシュを前に、ちょっと一息だ。僕は20日はJSPORTSの解説で熊谷に行くことになっている。27日からは高校大会のために基本的に花園での解説。大学選手権の日に動くことになりそう。

週末の試合会場でのイベント情報がいくつか届いている。 21日(日)、トップイーストのリコーブラックラムズ対セコムラガッツ戦(12:00キックオフ)、トップリーグのサントリーサンゴリアス対NECグリーンロケッツ戦(14:00キックオフ)の行われる秩父宮ラグビー場では、「クリスマスカップル招待DAY」と題し、ラグビー好きの夫婦やカップルをトップリーグに招待する。詳細は、トップリーグの公式ホームページにて。当日はチームのマスコットといっしょに記念撮影ができる「2008クリスマス記念 マスコット記念撮影!」や、「チームマスコット特製ケーキ」のプレゼントなど、クリスマス限定特別イベントが開催されるようだ。

21日、福岡レベルファイブスタジアムでは、福岡サニックスブルース対九州電力キューデンヴォルテクス戦がある。ここでは、ブルースの来場者サービスで、ブルーのものを持参、あるいは着用したファンの方々から抽選で、10名にセプター特製ラグビーカレンダーボールが贈られる。このボール、見てみたいなぁ。

トップリーグ情報では、クボタスピアーズの2009年度新入部員内定のお知らせが。東海大学のPR端本太郎(177㎝、112㎏、2004、05年U19日本代表)、筑波大学のLO今野達朗(190㎝、97㎏)という両選手が内定。山神監督は、「スピアーズを長年支えてくれた選手の引退から、必要と考えるポジションの選手が補強できました。トップリーグで鍛えられることで、まだまだ成長する人材であり、日本を代表する選手になるように育成していきたいと考えております」とコメントしている。

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大学選手権展望号

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ただいまラグマガ編集部におじゃま中。今月発売の本誌トップリーグ時評の記者座談会に出席した後、ちょっと調べたいことがあって編集部に。17日発売「大学ラグビー CLIMAX'08~'09」の本を見せてもらうことができた。大学選手権を楽しむための情報満載なのだが、なかでも僕のイチ押しは、このページ。「セコムラガッツの山賀敦之、大学ラグビー応援団長に就任」である。山賀視点の大学ラグビー情報は泣けて笑えるエピソード満載である。さて、この時期のラグマガ編集部は、別冊、2月号本誌、付録の高校ガイドなど作るものがいっぱいあって、すごく忙しい。僕も校正を手伝わされそうだ。このあたりで失礼するとしよう。

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◎お知らせ1
DVD「大学ラグビー激闘史 1982年度~1986年度」が、JSPORTSのオンラインショップで現在、予約受付中です。NHKアーカイブスに保管されている大学ラグビー中継の映像から、年度別に再編集したもので、同志社大の3連覇(平尾誠二大活躍)や、タイガー軍団慶応大悲願の優勝などの時期です。選手のインタビューなども入っています。僕はちょうど86年度まで大学でプレーしていたので、個人的に懐かしい映像が満載です。12月26日発売です。下の写真をクリックすると詳細画面に行けます。


◎お知らせ2

12月20日の早朝、NHKラジオ第一放送の「ラジオあさいちばん」に出演します。出るのは、午前7:31~39に設定されている「週末スポーツ情報・後半」のコーナー。大学選手権のことお話しする予定です。

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TL9節結果と大学のこと

日曜日は秩父宮ラグビー場にいた。スタンド観戦にはめちゃくちゃ寒い日だった。日本IBMのブースで同じ大学出身でもある文原くん(元日本代表PR)に会った。僕があまりに寒そうにしていたからか、スタッフの方がネックウォーマーをさしだしてくださった。試合場で販売中です!宣伝しておきますね。ありがとうございました。

僕はJsportsで第1試合のクボタスピアーズ対日本IBMビッグブルーの試合を解説した。両者ともに、キックで陣地をとりつつディフェンスで我慢する展開が終始続いた。クボタのセットプレーの安定と、SOドゥラームの戦力的キックの正確性が勝利をたぐりよせた気がする。スコアは、14-10。「我慢比べだと思っていましたが、規律を保てたことが一番です」と、クボタの佐野ヘッドコーチは、ほっと一安心という感じだった。

第2試合は近鉄ライナーズがサントリーサンゴリアスに渾身のチャンレンジ。前半を6-6の同点で折り返したが、後半の序盤にSH成田、SO曽我部を投入して試合のペースをあげたサントリーが、トライをたたみかけた。「近鉄の強さは予想通り。試合の中でペースを意図的に切り替えられるようになってきましたね」。サントリーの清宮監督も手ごたえをつかむ勝利だったようだ。近鉄は、後半8分にWTB角濱が、危険な行為でレッドカードを受け、残り時間を14人で戦うことになったのが痛かったが、それよりも、ノットロールアウェイの反則を繰り返すなど、自ら流れを悪くしてしまっているようでもあった。

試合後、2位の東芝ブレイブルーパスが神戸製鋼コベルコスティーラーズに敗れた情報が入った。今季初黒星であり、全勝は三洋電機だけになった。他会場の結果は以下の通り。

◎トップリーグ第9節結果(14日)
日本IBMビッグブルー●10-14○クボタスピアーズ(前半3-6)
サントリーサンゴリアス○34-20●近鉄ライナーズ(前半6-6)
九州電力キューデンヴォルテクス●27-31○NECグリーンロケッツ(前半24-19)
東芝ブレイブルーパス●16-42○神戸製鋼コベルコスティーラーズ(前半11-16)
コカ・コーラウエストレッドスパークス●3-41○ヤマハ発動機(前半3-17)
トヨタ自動車ヴェルブリッツ○49-18●福岡サニックスブルース(前半20-13)

Talk

土曜の夜は、大学選手権の恒例プレイベント、「大学選手権トークバトル」に参加した。写真は、左から、早大・中竹監督、東海大・木村監督、帝京大・岩出監督、慶大・林監督。トークを終えた控室にて。「お手柔らかにお願いします」と、林監督が岩出監督とがっちり握手をかわしていたほか、それぞれ健闘を誓い合っていた。1回戦で直接対決するチームもあって、トークでの負傷者情報などは控えめ。木村監督が、早大と関東学大が当たったときは正直嬉しかったことを告白したり、岩出監督が、「対抗戦の初優勝で喜べたのは2日だけでした」と慶大との1回戦で笑いをとったり、和やかなトークだった。 中竹監督は、「明治に負けて気を引き締めなければいけないところを、1回戦で関東学大というのは、いい組み合わせ。チャレンジしたい」と強豪対決を歓迎していた。

14日の大学選手権代表決定戦では、北大を破った筑波大と、中京大を破った摂南大が選手権出場を決めた。1回戦で、筑波大は福岡大と、摂南大は天理大と対戦する。

各リーグの入替戦では、ほぼ上部リーグの大学が勝っているが、13日の関西の入替戦で、大産大が近大を破ってAリーグ昇格を決めた。また、Aリーグ残留を決めた京産大の大西健監督が辞意を表明している。30年以上にわたって同大学を率いてきた名将の辞任はさびしい。2008年というのは、記憶にとどめるべき年なのかもしれない。

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