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2008年2月10日 - 2008年2月16日

スクラムはやっぱり重要

土曜日の昼間は、スーパー14の開幕節、ブルーズ対チーフスの試合をテレビ観戦。ブルーズのキャプテンは、元トヨタ自動車のLOトロイ・フラヴェル、抜群の運動量で、新しいルールの下で、走り回る。この試合は雨の開幕戦(クルセイダーズ対ブランビーズ)と違って、グラウンドコンディションがいいので、よりよくボールが動いた。

ブルーズが、SOナゼワを軸に、5m下がったスクラムのオフサイドラインを上手く利用して攻めていた。スクラムから素速くボールを出すと、思い切って前に出てくるBKラインと内側から押し上げてくるFWの選手との間に少しギャップができる。ここは、このルールの下では面白いポイントになる。

なお、いまスーパー14で採用されているルールは試験的なものなので、このまま正式なルールとして採用されるかどうかは分からない。しかし、世界の強豪国の地域リーグなどで新しいルールの試験的運用は進んでおり、来年には、いまスーパー14で採用されていることに近い、あるいはもっと大幅な改正が行われそう。

過去の例では、日本は改正が正式に行われてから国内で採用する場合がほとんどで、いつも後手を踏んできた。今回は日本でも試験的に採用してみるべきだという気がする。特に日本代表選手が多く所属するトップリーグは、次のシーズンからでも採用して準備をしていいのではないか。

オフサイドと危険な行為以外、これまでペナルティキックだった反則がフリーキックになることについては、スーパー14を見る限り、とどんどん速攻を食らって窮地に追い込まれるし、ノット10mを繰り返せばシンビンになるし、反則が増える要因にはなりそうにない。試験的ルールのもとではラインアウトが減ることになるが、スクラムの重要性は上がる。フリーキックからスクラムが選択できることで、敵陣22mに入ったところでは、現行ルールのようにPKからタッチに蹴ってラインアウトではなく、FKからスクラムを選択することが多くなるからだ。
今後、このルールがどう落ち着いていくのか、よ~く見ていこうと思う。


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スーパー14開幕

スーパー14とは、NZ5、南アフリカ5、オーストラリア4のスーパークラブ14によって繰り広げられる選手権。1996年から始まって以来、世界のプロフェッショナルラグビーを引っ張る存在である。スーパークラブと表現されるのは、既存のクラブではなく、地域協会を軸にしたプロクラブを編成するからだ。

2008年のスーパー14が、本日(15日)開幕した。録画で見るファンのみなさんも多いと思うので、シックスネイションズ同様、この日記ではできるだけ結果には触れないでおきます。さて、その開幕戦はクルセイダーズとブランビーズの対戦。クライストチャーチのジェイドスタジアムは、今季からスポンサーが変わって、AMIスタジアムになった。雨の降りしきる試合ながら試験的ルールの影響でボールの動きがなかなか止まらなかった。

スクラムのオフサイドラインが5m下げられたことによる影響は、この試合に関してはあまり感じなかった。むしろ、22mラインの後方にパスなどでボールを戻して蹴るダイレクトのタッチキックが禁じられたことで、タッチに出さないプレーが増え、これが運動量アップの要因になっていた。そして、オフサイドと危険なプレー以外の反則がフリーキック(FK)になったことで、フリーキックからの速攻が増大。なんらかの事情で速攻できなかった時やゴール前ではスクラムを選択していた。なるほど。

後半は雨が強くなったのだが、コンディションが良ければ、もっとボールが動いただろうなぁ。各チーム、試験的ルールの中でどんなプレーをするのか、試合を追うごとに面白みも増しそうだ。

さて、マイクロソフトカップ準決勝のメンバーが発表になっている。僕は花園の試合担当なのだが、サントリーサンゴリアスは、LOメイリング、FB有賀など負傷者が復帰。CTBライアン・ニコラスも先発だ。トヨタ自動車ヴェルブリッツは、SO正面健司が復帰。アウトサイドCTBに岩本を、WTBに遠藤という強烈なTBラインを敷いてきた。迫力ある攻防になりそう。待ち遠しい。

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お薦めマッチ_0214

国内ラグビーはいよいよクライマックスだが、世界はこれから夏にかけて次々に面白い試合がある。15日の金曜日は、2008年のスーパー14が開幕する。

開幕カードは、NZのクルセイダーズと、オーストラリアのブランビーズの対戦。クルセイダーズは、スーパー14後にオーストラリア代表監督として動き出すロビー・ディーンズ監督が最後の指揮をとる。15日は、キャプテンのFLリッチー・マコウ、SOダニエル・カーター、FBレオン・マクドナルドらのビッグネームに、ブルースから移籍のLOアリ・ウィリアムスも出てくる。クリス・ジャックが海外移籍したと思ったら、アリ・ウィリアムスだから、ほとんど戦力ダウンは無しである。

ブランビーズは、グレーガン、ラーカムのHB団が抜けたが、期待の大型SHジョッシュ・ホームズ、SOには、スーパー14デビューとなるクリスチャン・リアリーファノが出てくる。7人制オーストラリア代表選手だが、さてどんなプレーを見せてくれるか。キャプテンは、オープンサイドFLジョージ・スミス。弟のタイロンもリザーブ入りだ。

最大の注目点は試験的ルールの採用である。詳しくはJSPORTSで解説しながら話していきたいのだけど、気になるのはスクラムのオフサイドラインが今より5m下げられること。そして、これまでペナルティキック(PK)になっていた、ノットロールアウェイ、ノットリリースザボール、オーバーザトップなどがフリーキック(FK)になること。つまり、PKからタッチを蹴って再度ラインアウト、という攻め方ができにくくなる。タックル後、すぐにオフサイドラインが発生するのも、攻めるスペースを大きくするだろう。これらは試験的なものなので日本ですぐに採用されるものではないが、今後の改正を見据えて準備は怠らない方がいいだろう。とにかく、運動量アップは間違いないので選手のフィットネスもさらに高いものが求められるはずだ。楽しみ。

2008 スーパー14 開幕戦
2月15日 (金) 15:25~ J sports 1 ※生中継
クルセイダーズ対ブランビーズ
※その他の試合など、詳しくはJSPORTSのHPをご覧ください。

◎愛好的観劇日記【二人の約束】観ました。渋谷PARCO劇場にて。作・演出=福島三郎、出演=中井貴一、段田安則、りょう。30年前に交わした約束をめぐって中年男2人と幼馴染みの女が巻き起こす笑いと涙の物語。というわけで実は先週観たのだが、作者の狙い通り、僕は笑って泣いた。僕の好きな人ばかり出ていたから見たい芝居だった。中井、段田コンビは安心して見ていられる。それに面白い。子供の頃の約束をずっと忘れない人って、きっと実在すると思うけど、いいな。

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榎本淳平に会う

13日の午前中、リコーブラックラムズに来季より加入するスティーブン・ラーカム選手の記者会見があった。会見に出たラグマガの田村編集長によると、4月に家族で来日し、3年契約とのこと。3シーズンに渡ってラーカムが日本でプレーすることになった。

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僕は朝からラグマガの仕事で、太田の三洋電機ワイルドナイツのグラウンドに行っていた。今年に入って4度目の太田である。広報担当の坂元さんが言っていたが、勝ち続けるうち、どんどん取材が増えているらしい。きょうは、2月28日発売号(マイクロソフトカップ結果を入れるため、通常より3日遅れ)に掲載される榎本淳平キャプテンのインタビューだった。撮影は写真の通り、寒風吹きすさぶ中で行われた。こんな感じで撮っているものが、どんな写真になるか、お楽しみに。

Jp2

こちら、前にも紹介したことのある榎本キャプテンお気に入りのヘッドキャップをして。IRBマークがないので試合では使えないが、練習では使用しているらしい。これで、あのハードタックルを磨いているわけだ。「三洋って、ポロっと負けますから」と何度も言っていたが、そう言いつつ、ぜんぜん負けない。「三洋が1位で行くなんて、誰も予想していなかったでしょう?」。そう言って笑っていたが、インタビューで語られた真摯な言葉から安定したチーム力が垣間見られた。

Jp3

取材後、選手達が食べている昼食をごちそうになった。もう若くないので、お腹いっぱいっす。ちなみに広報の坂元さんは、同志社大学でプレーしたSOだ。V3初年度のレギュラーだった。めちゃくちゃ思い切って前にでるディフェンスをよく覚えている。ありがとうございました。

本日のニュースリリースでは、3月2日から行われる三地域対抗試合を「ATQチャレンジシリーズ」と位置付け、将来の日本代表へ繋がる「ATQスコッド」のセレクションの一環を兼ねることが発表された。この大会で顕著なパフォーマンスをした選手はスコッドに選出され、次年度以降の強化対象選手として同スコッド合宿、試合等へ参加することになる。各地域のメンバー選考方法については、各地域協会のセレクション担当とATQスタッフにて行われる。

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MS杯記者会見

12日は、午後5時からトップリーグのプレーオフトーナメント「マイクロソフトカップ」開催の記者会見が行われた。稲垣純一COOから、大会方式の説明があり、同点の場合、以下の順序で勝者を決定することが確認された。①トライ数の多いチーム、②トライ後のゴールの多いチーム、③前後半10分ハーフの延長戦、④抽選(準決勝のみ)。決勝戦で延長戦の末同点の場合は両者優勝。

Mscc

その後、各監督が決意を述べた。まずは秩父宮ラグビー場(17日、午後2時キックオフ)で戦う2チームから。
全勝で13節を終えた三洋電機ワイルドナイツの宮本勝文監督=「昨年、ここにいなかったチームは私だけ。リーグ戦は1位通過でしたが、チーム一同、東芝に簡単に勝てるとは思っていません。王者・東芝に挑戦する気持ちです」

対する東芝ブレイブルーパスはリーグ4位での準決勝進出。瀬川智広監督=「連覇を目標に臨んだシーズンでしたが、不本意にも4位、王者というのは昨年の話です。いまの三洋は日本で一番強いチーム。この試合で終わってもいいというくらいの気持ちで力を出し切りたいです」

続いて花園ラグビー場(17日、午後2時キックオフ)で戦う2チーム。
2位のサントリーサンゴリアス清宮克幸監督=「13節で意地の張り合いになった熱い試合をした同士。いま感じるのは、昨年よりも面白くなるということです。まずは初戦を突破して、昨年(日本選手権)の借りを返したいと思います。熱い試合になるでしょう」

対するトヨタ自動車ヴェルブリッツ石井龍司監督=「この場に立てることを素直に嬉しく思います。シーズン前半で3敗を喫したときには、マイクロソフトカップに出場できるとは思っていませんでした。選手の努力のおかげです。サントリーとやれることを喜びに感じて、トヨタらしいしっかりとした戦いをしたいと思います」

その後、報道陣の質疑応答の中で、清宮監督が同じ相手と2週続けて戦うことについて、「スタッフの力も試される試合だと思っています」と述べると、石井監督が「スタッフは負けているので、うちは選手で勝ちたいと思います」と返したのは、ふるったコメントだった。

午後7時からは 4監督による「ぴあトークバトルスポーツ快楽主義2008 Vol.61~どうなる!?トップリーグプレーオフ マイクロソフトカップ~」が行われ、200名を超えるお客さんで開場は満席となった。僕は進行役をしたのだが、最初に会場のみなさんが応援しているチームに拍手をしてもらったところ、4チームともに同じくらいの大きさの拍手が起きた。やや上位チームが多かったくらいかな。この様子は、15日(金)午後10時から、JSPORTS ESPNで初回放送される。

ここでは、準決勝のメンバーについて互いに腹を探るシーンも。各監督ともメンバーのヒントをくれたのだが、「怪我人といえる選手はほとんどいません」(石井監督)というのは、ほとんどメンバーを言っているような感じもあり、実直な石井監督はかなり好感度アップかも。清宮監督はいつも通りの軽快なトークだったが、瀬川監督も自虐ネタを披露しつつ会場を和やかな雰囲気にし、宮本監督はゆったり構えてトークのまとめ役になっていた。

僕の方はというと、こういうトークの司会ではいつものことなのだが、聞きたいことの半分も聞けずに反省しきりである。きのうの日記に「応援に来てください!」と書いたのだけど、顔見知りのファンのみなさんの顔もしっかり見えて心強かった。ありがとうございました。挨拶できなかったみなさん、すみません。

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お知らせが3つ。

日曜日の夜、シックスネイションズのイタリア対イングランド戦を観た。イタリアの地力アップは確かなのだけど、イングランドSOウィルキンソンがさすがのプレーを見せる。SHとSO、HB団のパスの大切さを痛感する試合だった。

トップリーグのニュースでは、トヨタ自動車ヴェルブリッツが来季の入社内定者を発表。長尾純一(PR、178㎝、103㎏、名城大)、上野隆太(HO、174㎝、100㎏、明大)、和田耕二(SH、173㎝、76㎏、法大)に加え、2005年のNZ代表FLアンガス・マクドナルド(194㎝、112㎏、27歳)、現在の7人制NZ代表スティーブン・イェーツ(CTB、188㎝、100㎏、24歳)が加入する。マクドナルドは、スーパー14では、ブルーズで33試合に出場。LOもできる大型で動ける選手だ。

さて、いくつかお知らせを。マイクロソフトカップ出場4監督によるトークバトルが、「ぴあトークバトルスポーツ快楽主義2008 Vol.61~どうなる!?トップリーグプレーオフ マイクロソフトカップ~」と題して、2月12日(火)、午後7時より(開場は6時30分)より、青山ベルコモンズ9F 「クレイドルホール」(東京メトロ銀座線「外苑前」駅下車徒歩3分)にて行われます。当日券、あります。4監督からどんな話が飛び出すか? 僕が司会します。迫力ある監督のみなさんに負けないよう、応援に来てください!

続いて、マイクロソフトカップでの「親子キッズシート」のお知らせ。秩父宮ラグビー場、花園ラグビー場ともに行われます。お申し込みは、コチラ。対戦カードのところをクリックすると、エントリーフォームがあります。これまで、1000人を超える親子がキッズシートで観戦しています。「我が子にラグビーを見せたい!」というお父さんに嬉しい企画ですね。この機会にグラウンドの間近で親子揃って応援してみませんか?

もう一つ、お知らせです。JSPORTSの解説陣の一人でもあるスポーツライター藤島大さんの「楕円球トークライヴ Vol.4」~知と熱Ⅱ 展開、接近、連続~の開催が、以下の通り決定しました。勉強になりますよ。

日時:2008年3月15日(土)
午後5時キックオフ(午後4時半開場)
場所:文鳥舎(JR三鷹駅南口より徒歩5分)
参加費:2500円(定員50名・要予約)
懇親会:3000円(定員30名・要予約)
予約受付:2月13日(水)午後3時~
ご予約は文鳥舎 電話&FAX 0422-79-3777
Eメール  bunchou@parkcity.ne.jp
詳細はHPhttp://www12.plala.or.jp/bunchousha/

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TLチャレンジ10日の結果

土曜の深夜はシックスネイションズの解説だった。僕はウエールズとスコットランドの担当だったのだが、ウエールズのWTBシェーン・ウィリアムスが素晴らしい個人技を見せる。必見です。

日曜日、秩父宮ラグビー場のピッチには雪が残っていた。その中でトップリーグ入替戦、そして日本選手権への出場権をかけての2試合が行われた。

第1試合のセコムラガッツ対ワールドファイティングブルは、8割方、攻め続けるセコムが地域的にも優位に試合を進めたが、決め手がなく、トライがとれず終い、数少ないチャンスをものにしたワールドがSOウェブのトライ、PGで競り勝った。これでワールドは、日本IBMとの入替戦に進む。

第2試合は、すでにトップリーグへの自動昇格が決まっている近鉄ライナーズ対横河電機が対戦。近鉄がよくボールをつなぎ、LOトンプソンの攻守にわたる活躍、WTB田中の2トライなどで勝利。横河電機は後半追い上げたが、前半の失点が響いた。

近鉄は1975年以来、33年ぶりの日本選手権出場(1回戦で慶大と対戦)。中谷監督も「いまの選手がほとんど生まれていない頃ですよ」と苦笑い。その時は社会人王者と大学王者の一騎打ちの時代で、早大を破り、日本一に輝いている。

◎トップチャレンジシリーズ結果
ワールドファイティングブル○10-3●セコムラガッツ(前半7-3)
近鉄ライナーズ○23-12●横河電機(前半15-0)

トップリーグ2007-2008入替戦
3月9日(日) 13:00キックオフ
■秩父宮ラグビー場
日本IBMビッグブルー(TL11位) 対 ワールドファイティングブル(トップチャレンジシリーズ2=1位)
■レベルファイブスタジアム(博多の森球技場)
福岡サニックスブルース(TL12位) 対マツダ(トップチャレンジシリーズ1=3位)

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