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JWC初日結果

U20世界ラグビー選手権開幕である。雨の降りしきる秩父宮ラグビー場に9,120人。会場に足を運んだみなさんに感謝したくなる数字だ。もちろん、大学のラグビー部員が全員で見に来たりしていたのだが、そういう選手たちにとっても刺激になる試合だった気がする。

午後5時からの第1試合は、下馬評通り実力が拮抗し、スコットランド、サモアともに最後まで譲らなかった。14-14で迎えたラストプレーでのサモアの決勝ドロップゴール。スタンドが大いに沸いた。同時刻、瑞穂で行われていたアルゼンチン対アイルランドの試合も大接戦。大差になった試合もあったが、面白い大会になることを予感させる初日だった。

さて、U20日本代表はU20イングランド代表に43-0の完敗を喫した。巨漢揃いのイングランドに何度も低いタックルを見舞い、観戦者を熱くする戦いを続けていただけに、トライを取られるときのあっさりとした抜かれ方、相手にボールを与えてしまうイージーミスともに残念だった。試合後、薫田監督はこう語った。

「非常に残念。防げた失点が多かったし、トライがとれるチャンスもあった。ただし、選手たちは持てる力を出していたし、(精神的に)切れずに何かをしようとし続けてくれた。2勝という目標に向かって、スタッフ、選手一丸となって戦いたい」

有田、山下はイングランドの選手に囲まれながらもよく前に出たし、ハベア、交代出場の南橋らのピンポイントの激しいタックルも観客を沸かせた。いいところはいっぱいだったが、その頑張りをスコアにつなげることはできなかった。後半に投入されたSH滑川が懸命にテンポアップを図り、日本ペースになった時間帯もあったが、肝腎なセットプレーや地域獲得のキックなどでミスが出た。序盤にBKのリーダーである井口が負傷退場したのは痛かった。あれで攻守のバランスが少し狂った。

ただし、秩父宮ラグビー場での2試合を見た限り、プールBではイングランドの実力が抜けているように見える。サモアとスコットランド相手には日本にも勝機があるはずだ。イングランドに対して日本のプレーが通じた部分も多く、選手はある程度手応えをつかめただろう。また、厳しいプレッシャーの中でしか分からない各選手の能力も明らかになったはず。2試合目以降に期待したい。

◎U20世界ラグビー選手権結果(6月5日)
<予選プール第1戦 試合結果>
【愛知】
アルゼンチン代表 9-16 アイルランド代表(前半6-7)
ニュージーランド代表 75-0 ウルグアイ代表(前半36-0)
【東京】
サモア代表 17-14 スコットランド代表(前半7-6)
イングランド代表 43-0 日本代表(前半24-0)
【大阪】
フランス代表 43-13 イタリア代表(前半12-3)
フィジー代表 10-36 南アフリカ代表(前半10-14)
【佐賀】
オーストラリア代表 86-0 カナダ代表(前半31-0)
トンガ代表 5-51 ウェールズ代表(前半0-23)

※6日は、各チームが開催地周辺のラグビースクールや学校で普及活動を行う。JWCは、ラグビー振興を主としたレガシープログラムが参加チームに義務付けられている。

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    コメント

    5日(金)、秩父宮で観戦しました。しかし、そこで残念な光景を見ました。それは芝の上ではなく、観客席でのことです。
    私は、メインの屋根の下、プレス席付近に座っていました。通常のプレス席では足りないのか、一般の席も3列ほどが使われていました。しかし、そこを使う記者の方はほとんどおらず、空席が目立っていました。
    その日は雨のため、入場する観客の方は、みんなその空席めざして階段を上ってきます。しかし、「記者席」の張り紙を見て、落胆してほかのスペースへ移動していきました。
    第2試合の前半が終わったところで、一般客の方と、プレス席に座っていた関係者の方で言い争いになることもありました。何か改善されるのかと思っていましたが、結局スタジアム警備の方がはりつくだけでした。
    記者の方が使用するのですから、観戦環境としてはかなり良い席です。そこがほとんど使われなかったのは非常に残念です。
    第2試合の前半が終わった時点で新たにやってくる記者の方などいるはずもありません。一般客のために振り分けるくらいの柔軟な対応があってもよかったのではないかと思います。
    試合内容以上に後味の悪い気持ちでした。

    投稿: やましょう | 2009年6月 7日 11:50

    ニュージーでは、六日にJWC東京の二試合が、スカイラグビーチャンネルで放映されました。日本は、あの雨の中で良く頑張ったと思います。
    次のサモア、スコットランド戦に期待が持たれる戦いぶりでした。欲を言えば、プレーにもう少し余裕があればとと思いますが、相手が英国、しかも初戦では仕方なかったでしょう。

    投稿: 猪又 寿 | 2009年6月 7日 04:55

    この後の4試合。負傷者が増えないことを祈ります。
    井口選手の怪我の具合、回復して戦線復帰できるのかどうか気になるところ。

    投稿: マスター | 2009年6月 6日 12:42

    5時に着いたら、屋根下は高齢ファン、仕事さぼりマン、若者らですでにfull
    試合は完敗。デフェンスはよくやってたけど、あの辺まではやるだろうと織り込み済み。対してアタックは、まったくトライとれる感じなし。
    バックスの再三のキックミスはいただけないng FWが特に頑張っていただけに…
    火曜日は、好天の元、気持も入れなおして好ゲームを願う。25から30点が勝敗の分かれ目か。
    がんばれ薫田JAPANpunch

    投稿: エリス少年 | 2009年6月 6日 11:37

    サモアvs.スコットランドは、タイムアップのホーンが鳴った後に、サモアのDGが決まり、スコットランド選手が次の瞬間グラウンドにへたり込み、勝者と敗者を分けましたが、しばらくしたらスコットランド選手が先に花道を作りました。
    普通、逆ですもんね。スコットランド選手の“威厳ある敗者たれ”を見たようでした。
    本物のラグビー文化を、感じられる大会でもありますね。是非、スタジアムへ、good

    投稿: KimuSige | 2009年6月 6日 11:20

    いろいろ、言いたいことはあるけど…低くつきささるタックルが優勝候補の国にも通用していたのは、見ていて感じました!
そして僕らの胸を熱くさせてくれましたあのタックルはフル代表も是非見習って欲しい!
タックルは最後は気持ちで倒しきるものだとおもいます!

低く、早く、突き刺さるタックルは、日本の世界に誇れる武器です!

厳しいようですが善戦で終わらないよう残りの2試合、結果を残してください!

そして、僕たちラグビーファンも命がけで戦っている彼らを全力で応援しましょう!

薫田ジャパンに未来の日本ラグビーを託します!

    投稿: ナガサキング | 2009年6月 6日 08:35

    ワールドカップもこのぐらい観に行きやすい盛り上がり様でいいんだけどなあ

    投稿: ナベゾ | 2009年6月 6日 07:56

    ヤングJAPAN残念な試合でしたね。

    雨天で強いプレッシャーの中での試合だったから仕方がないのかもしれませんが、やはりイージーミスが多かった。このミスがなければもっと接戦でいい試合になったと思います。

    収穫ももちろんあったから次のサモア戦に大いに期待したいと思います。

    昨日は秩父宮にいけませんでしたが、サモア戦は秩父宮に行き、勝つヤングJAPANを目の前で見ます。
    期待していますヤングJAPAN

    投稿: 単身赴任パパ | 2009年6月 6日 06:03

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    » JWC 第1回戦 プールB観てきたよ。 [ココロミ]
    久しぶりの秩父宮でしたが、やはり生観戦は、いいですね~。この大会の為に手入れをされた芝生が、緑の絨毯のようにとても美しかったです。 第一試合のスコットランド対サモア戦の前半途中から観戦。この時点では、まだスタンドにはお客さんはまばら。それでも屋根つきの席はかなり埋まっていて、伊藤忠側のゴールポスト裏に2つ席を確保。これまた、久しぶりにアイルランドのイベントで知り合ったMさんと一緒に観戦でした。 ↓ サモアが1トライ1ゴールでリード。   ↓ 雨の中の戦い。 ... [続きを読む]

    受信: 2009年6月 7日 17:37

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