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2008年12月28日 - 2009年1月3日

高校トップ4決まる

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3日は近鉄花園ラグビー場で全国高校大会準々決勝4試合が行われた。好カードが揃ったこともあってバックスタンドも大勢の観客で埋まった。

第1試合では、Aシードの常翔啓光学園が、サイズの大きな大分舞鶴の圧力を巧みなボール回しでかわし、WTB山下の3トライなどで、34-19と快勝した。「前半トライがとれて、後半受けてしまった」と常翔啓光学園のPR上野キャプテン。しかし、空いたスペースを感じて全員が素速くポジショニングする攻めは見事だった。

第2試合では、國學院久我山が前年王者の東福岡にブレイクダウン(ボール争奪戦)で激しく対抗。スクラムでも圧力をかけ、ターンオーバーを連発して前半を8-3とリードした。しかし、後半は風上にたった東福岡が陣地をしっかり進め、ブレイクダウンでは前半とは逆に、ボールをしっかり乗り越えていくラックでボールを確保し、途中からCTBに入った布巻(先発SO)が3人、4人とタックルをかわしてトライをあげ、17-8と突き放した。「ブレイクダウンのところで、後半本気になりましたね。危機感を持ってまとまることができました」(谷崎監督)

第3試合は、佐賀工業と京都成章の戦い。大きな選手が揃う佐賀工業のFWに対して、京都成章が低いタックルで粘りのディフェンスを続けた。「大きな相手に低く踏み込んだタックルをしようと話していた。選手がよく頑張ってくれた」と京都成章の湯浅監督。最後は、佐賀工業も意地の1トライを返したが、8-7とわずかに及ばなかった。京都成章は初のベスト4進出。

第4試合は、御所工業・実業がSO吉井を軸にテンポ良くボールを動かした。流経大柏もゴール前に迫るとFWで執拗に前に出てPR榎、NO8山﨑がトライを返したが、終盤は突き放された。最終スコアは、40-17。御所工業・実業も初のトップ4。

試合終了後、抽選会が行われ、以下の通り準決勝の組み合わせが決まった。

◎準決勝・1月5日
常翔啓光学園 対 東福岡
京都成章 対 御所工業・実業

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大学準決勝結果

2日は、国立競技場にいた。1日の高校大会3回戦を終えて東京に戻り、2日にまた京都の実家に戻って3日の高校大会準々決勝に行くのは、ここ11年間の恒例である。きょうの国立競技場は暖かかったなぁ。JSPORTSのスタッフの調べでは17度、湿度30%だった。

大学選手権準決勝の第1試合は、早大対東海大の対戦。僅差勝負になると思ったのだが、結果的には、36−12で早大の快勝だった。スクラム、ラインアウト、ブレイクダウンで優位に立ち、前に出るディフェンスでプレッシャーをかけ続けた勝利だった。有田隆平のタックル、突進、凄かったなぁ。個人的にはフランカーで、ジョージ・スミスみたいになってほしいと思う選手だ。NO8豊田キャプテンも非凡なスキルを何度も見せていた。東海大は、ゲームプランに疑問が残った。早大の前に出てくるディフェンスにちょうど合うアタックをしてしまった気がする。僕は試合後の記者会見に行けなかったのっだが、木村監督は「すべての面で完敗でした」とコメントしたようだ。でも初のトップ4という歴史はつくった。来季、さらに強いチームになって国立に戻ってくることを期待したい。

第2試合は、帝京大対法大。こちらも好ゲームが期待されたが、セットプレーで優位に立った帝京大が接点を制圧して、36−10で完勝した。法大の有田キャプテンは、「悔しいの一言」と語り、「FW戦で勝負してくるのは分かっていたのに、圧力をかけられた。スクラムも分かっていたのにヒットで食い込まれた」と、想定していたところで劣勢になったのが無念そうだった。一方、帝京大の岩出監督は、「新しいトンネルをまた一つ抜け出せた。我々の強みであるFW、ディフェンスを出すことができた。決勝戦では、対抗戦以上のゲームをできるよう、チャレンジしたい」とコメントした。

また、選手のコンディションが非常にいいことを報道陣に質問され、「よく食べ、よく眠ること」と岩出監督は笑いをとったのだが、井本バイスキャプテンも「よく食べ、よく休むことで、コンディションを考えてきました」と怪我人がほとんどいない状況を説明した。決勝戦に向けたコメントを求められた岩出監督はこう言った。「相手の準備と、我々の準備、どちらが上を行くのか、楽しみです」

◆トークイベントのお知らせです。
以下の岩渕選手イベント、締め切り間近です。
帝京大OBの山賀選手が何を語るのか。
楽しいトークになりそうですよ。

「岩渕健輔トークイベント」
今年は応援団長もやってくる!?

年に一度の恒例となった「岩渕健輔トークイベント」。大学選手権決勝戦の夜に、岩渕氏に加えてラグビージャーナリスト小林深緑郎、村上晃一を加えて、ラグビー界の「今」を語ります。そして今回は自他ともに認める「ラグビーマニア」セコムラガッツの山賀敦之選手も応援にやってくる予定。食事、ワンドリンクに、笑いも加えたトークライブへ、ぜひどうぞ。

出席者:岩渕健輔、小林深緑郎、村上晃一
司会:田村一博
日時:2008年1月10日(土)、18:30~20:30
場所:芝パークホテル「フィフティーン」
会費:5,000円(*当日、受付でお支払いください)
募集人数:50名(*定員となり次第締め切りとさせていただきます)
★ベースボール・マガジン社のHPから簡単にお申し込みができます。
http://www.sportsclick.jp/rugby/
右側のメニューの「関連イベント」より、
「岩渕健輔トークイベント」申し込み をクリック。「参加申込フォーム」へ。
★または、以下の必須事項を明記の上、FAXかE-mailにてお申し込みください。
【必須事項】①氏名、②住所、③年齢、④電話番号、⑤E-mailアドレスまたはFAX番号
FAXにて 03-3238-1094 ラグビーマガジン編集部
E-mailにて rugby@bbm-japan.co.jp
*いずれも件名に「岩渕健輔トークイベント」と明記ください。
*申し込み完了の方にはメールを返信させていただきます。
★ご予約締め切りは2008年1月5日(月)です。

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高校トップ8決まる

元日の3回戦は、熱戦の連続。東京高校はAシードの常翔啓光学園に対して前に出るタックルの連続で試合終了間際はまで3−0とリードする大健闘。最後は常翔啓光が自陣からしつこくつないで逆転したが、スクラム、ラインアウトでも圧力をかける見事な戦いだった。東京高校はよく鍛え上げられたいいチームだと思った。

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僕はこの試合を啓光OBの佐々木隆道選手(サントリーサンゴリアス)と解説したのだが、解説時は冷静に話していたものの、ハーフタイムや試合後はOBの表情で、それは面白かった。佐々木選手は、このあと、トップリーグのPRブースでの握手会に臨んだ。終わってJSPORTSの控え室にやってきたときに教えてくれたのだが、どうやら放送中に携帯電話に清宮監督から「がんばれ〜」と激励メッセージが入っていたようだ。ほのぼのエピソードである。

これ以外の試合では、茗溪学園が終了間際までリードしながら佐賀工業に同点トライを奪われ、抽選の末、佐賀工業が準々決勝に進出することに。昨年に続いて同じチームと引き分け、抽選で姿を消すとはなんという巡り合わせだろうか。

きょうは午後からときおり小雨がぱらつき、第4試合の時は、みぞれが降った。ということで、3日の組み合わせ抽選会は、第1グラウンドのスコアボード下の屋根のある場所で行われた。抽選の結果は以下の通り。東福岡と久我山のスケールの大きなチーム同士の対決など、興味深い組み合わせになった。

◎準々決勝組み合わせ
大分舞鶴 対 常翔啓光学園 10:30キックオフ
東福岡 対 國學院久我山 11:50
京都成章 対 佐賀工業 13:10
流経大柏 対 御所工業・実業 14:30

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ラグビー普及促進酒場

2008年最後のブログ更新だ。今年、お世話になったみなさん、ありがとうございました。31日は、実家でゆっくりしている。30日、高校大会2回戦を見た後は、毎年恒例になっている大学ラグビー部の同期会に参加した。3学年下の後輩達も合流し、昔話に花を咲かせた。当時の試合のビデオを上映しながらの突っ込み合いは面白かったが、自分のプレーがあまりに下手で驚いた。坂田監督、よお使ってくれたなぁ。

いま、いろんなチームでラグビーのコーチしていたり、ラグビースクールの指導員をしている仲間もいる。なんだか頼もしい。この日、同期会を開催したのは、大阪の北浜(京阪・地下鉄堺筋線北浜駅)近くにある「ラグビー部マーラー」というラグビー普及促進酒場。部長の南野さんは昼間の仕事を持ちながら、「大阪ラグビーネットワーク」というNPO法人の理事長でもあり、この居酒屋の売り上げも、ラグビー普及にあてられている。子供達のラグビー大会を開催したり熱心に活動されている。2008年には林敏之さんとともに、第1回ヒーロースカップも開催。その様子はラグビーマガジンにも取り上げられた。

南野さんは中京大のラグビー部だった。いまはすっかりプロップ体型だが、たぶん俊敏な元フランカー。僕が4年生のとき、大学選手権の関西第三代表決定戦(当時は選手権出場枠は8。関西からは上位3チームが出場)で対戦したことがある。そんな話もありで、大いに盛り上がった。「ラグビーに恩返ししたい」と、南野さんは何度も言っていた。ラグビー好きのみなさん、一度ぜひマーラーへ。めちゃくちゃ安いうえ、ラグビー普及に貢献できます。

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さて、1月1日は、高校大会の3回戦が行われる。試合後は抽選会で、準々決勝の組み合わせも決まる。どれも見逃せない好ゲームになるはずだ。

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花園30日

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30日、花園ラグビー場はきょうも快晴である。シード校が登場しての2回戦は、チーム関係者が一番たくさん集まる日なので、人が多い。3つのグラウンドを移動する通路は大混雑だった。

試合のほうは、朝一番の第3グラウンドでBシードの東海大仰星を京都成章が破る波乱のスタート。僕は同時刻に西陵が関西を大差で下した試合を解説していたので、見ることができなかったのだが、大阪のラグビー関係者は「自滅」、「攻め方が間違ってた」などと話していた。でも、京都成章も京都予選で伏見工業を倒しており、流れ次第では分からない実力差ではあった。

もう一つBシードが敗れたのが仙台育英。最後に追い上げたが秋田中央が粘りきった。いい試合だった。このほか大差もあったが、1回戦を突破した実力派チームがシード校に渾身のチャレンジをみせ、國學院栃木もしつこいディフェンスで大型FWの青森北を追い詰めた。最終スコアは、6-8で青森北の勝利。こちら、仙台育英対秋田中央の試合前。第1グラウンドの光の中に出ていくところ。ラグビーの中で好きな光景の一つだ。

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優勝候補のAシード、御所工業・実業、常翔啓光学園、國學院久我山は順当に勝ち進んだが、久我山は深谷の頑張りに苦しんでの3回戦進出である。Bシードの東福岡は連覇を十分に狙える実力を見せつけた。佐賀工業、尾道も仕上がりが良さそう。1月1日は、僅差勝負が続出しそうだ。

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第1グラウンドのメイン入口を左に曲がると、いろんな展示物があるのだが、これはトップリーグのPRブース。1月1日は、サントリーサンゴリアスの佐々木隆道選手がやってくる予定だ。JSPORTSの控え室には解説陣が次々にやってくる。林敏之さん、宮本勝文さん、今泉清さん、薫田真広さん、砂村光信さん、などなど。みなさん、母校に厳しいのも面白い。「反則が多すぎるって話しておきました」と今泉さん。宮本さんの場合は、「うちなんか、出てへんもんなぁ」と残念そう。

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有田四兄弟

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28日の大学選手権2回戦の試合後、有田四兄弟の取材をする機会に恵まれた。写真右から、二男・啓介さん(トヨタ自動車ヴェルブリッツCTB)、長男・隆紀さん、四男・隆平さん(早大2年・HO)、三男・将太さん(法大4年・FL)。これは、2月1日から配布される予定のフリーペーパー「ラグビーファンマガジン」のラグビーファミリーの肖像の取材である。なぜこの並びで、このポーズなのかは、ファンマガジンをお楽しみに。

この日は、将太さんがキャプテンを務める法政、隆平さんがHOで出場する早稲田が同時に瑞穂ラグビー場に登場。お兄さんとお母さんが応援に訪れ、トヨタ自動車所属の啓介さんもトヨタの練習後に合流したというわけ。早大と法大は、1回戦も熊谷ラグビー場だったし、準決勝でも国立競技場で同じ。兄弟が違うチームで大学選手権に出場し、3試合連続同じグラウンドというのは過去にないケースだと思う。もし決勝戦で対戦すれば4試合連続。でも、啓子さんは、兄弟が戦うのは嫌らしい。それはそうだろうなぁ。

インタビューは、様子を見守っていた啓子さんも参加しての爆笑の連続。全員が東福岡高校だったのだが、本格的にはラグビーを続けなかった隆紀さんが腕っ節は一番強いというから、この兄弟のナチュラルな強さが頷ける。実際、腕相撲をやってもらったのだが、その様子も紙面に。兄弟の中では一番口下手だった将大さんが、法政のキャプテンになってしっかり話すようになったのは、家族の間では驚きのニュースみたいだった。

将大さんは、コカ・コーラウエストレッドスパークス入りする予定なので、啓介さんとのトップリーグでの対決もいずれ実現するだろう。この兄弟のストーリーは、まだまだ続いていく。お母さん、育てるのは大変だったと思うけど、四兄弟を見つめる視線は幸せそうだった。頼もしいよね。

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大学2回戦結果

28日は瑞穂ラグビー場にいた。JSPORTSの仕事だったのだが、解説席がメインスタンドの一番上で風の通り道になっており、後頭部が強風を受けて凍りそうだった。でも、試合は熱かった。まずは、第1試合で筑波大が早稲田大に渾身のチャレンジ。風上の筑波がハイパントを軸に攻め、WTB入江がこぼれ球を拾ってトライするなど早稲田を苦しめた。

13-21の早稲田リードで迎えた後半1分、筑波がトライチャンスをつかんだときのプロフェッショナルファウルで、早稲田FB田邊がシンビン(10分間の一時退場)になった。この時間帯に筑波がトライをとれていれば試合は拮抗したはずだが、逆に早稲田は筑波のミスをついて自陣からボールをつなぎ、PR瀧澤がトライ。後半10分からの5連続トライで突き放した。早稲田としては、前に出るディフェンスがいまひとつだったのが気になるところかもしれないが、関東学院戦を乗り越えたあとで、難しい試合だったかもしれない。

第2試合の法政大対関西学大は、関西学院がスクラムで互角に戦い、NO8大滝のサイドアタックでできたラックから素速いボール出しで攻め、CTB高橋の内側に走り込んだWTB片岡が抜け出し、先制のトライ。前半は7-10と食い下がった。しかし、後半は、法政のスピードに翻弄されるシーンが続いた。「もう少しやれると思っていたんですけどね」と関西学院の牟田監督。ブレイクダウンでもある程度戦えると臨んだようだが、何度かターンオーバーされてチャンスを潰したのが残念そうだった。でも、関西学院は試合を重ねるごとに強くなった。来季以降も大いに期待できるチームだと思う。

法政の各選手のキビキビした動きはいつ見ても気持ちがいい。SO文字のパスで次々にチャンスが生まれたが、その供給元のSH日和佐は難しいボールを見事にさばいていて感心した。FWの選手が遅れていても、いいボールを出してくる。僕の選ぶ本日のマンオブザマッチである。FB城戸も良かったけれど、肘を痛めてしまった。1月2日に間に合うかどうか。他にも怪我を抱えている選手が多く、駒井監督は報道陣に囲まれ、「これだけ怪我人が多いとは…」と苦笑い。「関西学院のディフェンスが前に出てくるのは分かっていた。そこにまともに当たれば相手の勢いが出る。うまくずらすことができました」と話していた。

解説中だったけど、場内放送で秩父宮ラグビー場の結果が聞けた。スコアは以下の通り。これで、1月2日の準決勝は、早稲田大対東海大、帝京大対法政大というカードになった。

◎第45回全国大学選手権結果(12月28日)
同志社大学●31-78○東海大学(13-21)
帝京大学○55-7●摂南大学(29-7)
筑波大学●25-59○早稲田大学(13-21)
法政大学○44-12●関西学院大学(10-7)

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