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2009年4月19日 - 2009年4月25日

日本対カザフスタン結果

全国的に雨となった土曜日、東大阪市の近鉄花園ラグビー場で日本代表対カザフスタン代表戦が行われた。試合前にいったんあがった雨は、キックオフ直前にまた降りはじめた。

日本代表SOウェブのキックオフで試合は始まった。風上にたった日本は、ラックを連取してボールを展開するも、予想通り、カザフスタンは激しい出足で日本のボール出しを乱しにかかる。日本がようやく先制したのは、前半9分だった。ゴール前7m右スミのスクラムから左オープンに展開し、ウェブが防御ラインに接近したところに、CTB今村が走り込み、ショートパスを受けて中央トライ。ゴールも決まって7−0とする。

続く13分、左中間ゴール前のスクラムから、右に展開しFL菊谷が中央トライ。ゴールも決まって14−0。16分、キックオフをウェブがキックで切り返す。これにトンプソン、吉田大樹でプレッシャーをかけて敵陣に入り、矢富、FL菊谷の突破でチャンスを広げ、最後は、ウェブが自ら蹴り上げたパントキックをインゴールで押さえてトライ。この後も、日本のキックオフのリターンはほぼまっすぐ蹴り上げるノータッチキックで、これを横に広がったラインでのチェイスで奪い返してはチャンスを作った。

スクラムは日本が優位も、ラインアウトはマイボールでミスがあり、いまひとつ波に乗りきれない前半だったが、33分、BKのムーブにFWがからんで前進し、クイックラックから、矢富が素速くさばいて、最後はFB五郎丸が右中間に飛び込んだ。テンポの素速い、質の高いトライだった。このあたりからリズムが良くなり、37分にも、ウェブが右隅トライ。難しい角度からウェブがゴールを決めて35−3。前半終了間際には、五郎丸がもう一つトライを追加して、40−3で前半を終えた。

後半は、開始早々にCTBロビンスが左タッチライン際を快走してトライ。流れはこのまま一方的になるかと思われたが、4分、スクラムで反則をとられ、相手FKからの展開でカザフスタンのCTBアブドラザコフにあっさり防御を破られトライを奪われる。ミスタックルが連続する気の抜けたような獲られ方だった。これでスコアは、47−10となったが、その後も、日本が攻めてカザフスタンが粘る展開が続いた。

14分、矢富がラックサイドを抜け出してトライ。ここで、日本は、FLオライリーに代えてリーチ、ロビンスに代えてタラントを。18分には、SH矢富に代えて田中、PR山下に代えて仲村を出場させた。20分、カザフスタンLOザンセイトフがオフサイドの繰り返しでシンビン。その1分後、田中の好判断からのパスを受けたトンプソンがトライを追加し、61−10。29分にも、田中のパスを受けたリーチがトライし、反撃を何度も試みていたカザフスタンにダメを押した(68−10)。ここで日本は、HO青木に代えて金井、ウェブに代えて大田尾を投入。BKでボールを動かしてタラントが突破、今村が抜けだし、計11トライ目で、73−10。その後、タラント、吉田がトライを追加し、最終スコアは、87−10だった。

個々の力ずくの突破というより、パスでずらしてスペースを作って抜け出すことが多く、この点は評価できるところ。後半投入された田中のスムーズでリズムのいいパスさばきも目を引いた。このあたりは、突破力が持ち味の矢富とそれぞれの特徴を出した感じだった。
ミスは多かったのだが、ジョン・カーワンヘッドコーチは、「スタートの試合としてはハッピー。新しいシステムにチャレンジするなかで、細かいことは気にするなとは言っていたが、次の試合ではミスを減らしたい」と話していた。

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ラグビーマガジン6月号

土曜日は、東大阪市の近鉄花園ラグビー場で、日本代表対カザフスタン代表戦が行われる(午後3時キックオフ)。キャプテンの菊谷は怪我の回復が間に合ったようだ。タウファ統悦は、ホームグラウンドでの代表デビューとなる。

日本代表のメンバーは以下の通り。1平島久照、2 青木佑輔、3山下裕史、4北川俊澄、5ルーク・トンプソン、6フィリップ・オライリー、7菊谷崇、8タウファ統悦、9矢富勇毅、10ショーン・ウェブ、11小野澤宏時、12今村雄太、13ブライス・ロビンス、14吉田大樹、15五郎丸歩/16金井健雄、17仲村慎祐、18マイケル・リーチ、19大野均、20田中史朗、21大田尾竜彦、22ジャック・タラント

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25日はラグビーマガジン6月号と、ラグビークリニック初夏号の発売日。クリニックの特集は、「ディフェンス」。僕は東芝ブレイブルーパスの仙波選手と、三洋電機ワイルドナイツの入江選手にインタビューしたが、それぞれのチームの特徴が表れていて面白いと思う。

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ラグマガのほうは、引退選手、新天地での抱負を語る選手など春ならではの内容だ。東芝ブレイブルーパスの渡邉泰憲選手のインタビュー、その内容がすごくかっこいい。満身創痍で戦ったシーズン終盤の覚悟の決め方、その言葉に胸を打たれる。「申し訳ないけど、オレ全部出しきっちまったよ」。そう言えるまで頑張れるってなんだか羨ましい。

NECグリーンロケッツの現役を引退し、早稲田大学のコーチになる辻高志選手もいいこと話している。「僕は夢を叶えるためにラグビーをやった」、「僕の中の出し切るとは、練習で出し切ること」、「僕はアクセルしか踏めない」。全身全霊で戦った辻選手だから言える言葉の数々。ぜひ、全文お読み下さい。

ほかにも、多くの選手の気持ちの入った言葉が並んでいる。

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大泉町にて

23日の木曜日は、三洋電機ワイルドナイツの日本一連覇感謝の会に参加してきた。今回は、地元、大泉町の商工会のみなさん、ワイルドナイツ応援団、東毛ワイルドナイツのラグビースクールの子供達やお母さん方といった、ワイルドナイツの地元の方々を招いての感謝の会ということで、群馬県邑楽郡大泉町にある会社の施設で開催された。

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僕は三洋電機に大学の先輩・後輩が多いこともあって、司会進行を務めることに。かなり緊張したけれど、温かい雰囲気に助けられて楽しく進行することができた。写真は大泉太鼓の演舞。トップリーグで個人表彰をされた選手達の紹介も行われ、僕がインタビュアーになったのだが、北川智規選手のときに、「サスケ!」と会場から声がかかって、「ラグビー界の代表としてファーストステージで終わって、すみません!」とテレビ番組での謝罪で会場が沸く場面も。

飯島均監督は、地元のみなさんに新シーズンへの決意表明。「実は昨年はもっと楽に勝てると思っていました。でも実際には怪我人が多くて苦しい戦いでした。また厳しいシーズンになると思いますが、常々選手には結果は準備で決まると話しています。この4、5月で勝負は決まる。昨年の一歩上を行くチームを目指します」と力強く語った。

ワイルドナイツ応援団のエールに続いては、榎本淳平キャプテンが感謝の言葉を述べ、その感謝状が、サポーターを代表して、東毛ワイルドナイツラグビースクールの大谷キャプテンに手渡された。そういえば、このラグビースクールには、FB田辺淳選手の息子さん(ジャック君)もいて、田辺選手に紹介してもらった。「似てないでしょ?」。実はその顔が田中史朗選手に似ていることから、田中選手の愛称が「ジャック」になったのだが、「いやいや、似てますよ」。間違いない。ということで、シーズン振り返りVTRもあり、選手達の奥さんや子供達もたくさん参加する地元への感謝の会は、あっというまに終演となった。

この会を仕切っていた、大学の先輩の盛田さん。リハーサル時の軽いダンスのキレは相変わらずで、それが妙に嬉しかった。

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ライオンズ・メンバー

21日、ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズのメンバーが発表になった。このチームは、アイルランド、イングランド、ウエールズ、スコットランドの4協会の代表チームで、アイルランド共和国が含まれているため、全英代表とは言わない。このところは4年に一度編成され、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカに遠征している。今回は、1997年以来12年ぶりの南アフリカ遠征で、5月30日から7月4日まで、3テストマッチを含む全10試合の遠征だ。

ヘッドコーチは、元スコットランド代表選手、監督のイアン・マギーカン。ライオンズを率いるのは4度目となる名将である。

発表された37名のスコッドは、シックスネイションズを制したアイルランドから14名、ウエールズから13名、イングランド8名、そしてスコットランドは2名のみ。キャプテンは、ハイネケンカップで準決勝に進出しているマンスターのキャプテンを務めるアイルランド代表LOポール・オコンネル。先頭で体を張ってライオンズをリードする。一方、イングランドのキャプテンLOボースウィック、ウエールズのキャプテンFLライアン・ジョーンズは選ばれなかった。

FB=Lee Byrne (Wales)、Rob Kearney (Ireland)
WTB=Shane Williams (Wales)、Leigh Halfpenny (Wales)、Ugo Monye (England)、Luke Fitzgerald (Ireland)、Tommy Bowe (Ireland)
CTB=Tom Shanklin (Wales)、Jamie Roberts (Wales)、Brian O'Driscoll (Ireland)、Keith Earls (Ireland)、Riki Flutey (England)
SO=Ronan O'Gara (Ireland)、Stephen Jones (Wales)
SH=Mike Phillips (Wales)、Harry Ellis (England)、Tomas O'Leary (Ireland)

PR=Gethin Jenkins (Wales)、Adam Jones (Wales)、Andrew Sheridan (England)、Phil Vickery (England)、Euan Murray (Scotland)
HO=Jerry Flannery (Ireland)、Lee Mears (England)、Matthew Rees (Wales)
LO=Paul O'Connell, capt (Ireland)、Alun Wyn Jones (Wales)、Donncha O'Callaghan (Ireland)、Nathan Hines (Scotland)、Simon Shaw (England)
FL/NO8=David Wallace (Ireland)、Stephen Ferris (Ireland)、Alan Quinlan (Ireland)、Joe Worsley (England)、Martyn Williams (Wales)、Jamie Heaslip (Ireland)、Andy Powell (Wales)

小さな勇者シェーン・ウイリアムズ、アイルランドのルーク・フィッツジェラルドなど、個人的に楽しみな選手も入った。この6月は、JWC(U20世界ラグビー選手権)、日本代表が参加するパシフィックネーションズカップもある。いい試合がたくさん見られそうで、胸躍る気分だ。

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U20第3次強化合宿へ

火曜日は、日本ラグビー協会のジャパンクラブでU20世界ラグビー選手権(JWC)のメディア説明会および懇親会が開催された。これ、各地で開催されている。

きょうは、現在U20スコットランド代表のチームマネージャーを務めるジョン・ジェフリーさんも参加するとあって行きたかったのだが、ラグビー関係で別件があってどうしても行けず。元スコットランド代表FLで「ホワイト・シャーク」の異名をとったジェフリーさん、ちょっと話を聞きたかったけど、また来るからよしとしよう。

ジェフリーといえば、1991年のワールドカップが印象深い。準決勝のイングランドとの死闘は現場で見た村上的にはあの大会でもっともインパクトある試合だった。コールダー、ソール、ヘイスティングスなど、なつかしい。

さて、U20日本代表は、4月25日から東京で第三次強化合宿に入る。参加するのは、FW16名、BK15名の計31名。早大のHO有田隆平、FL/NO8山下昂大、帝京大のSH滑川剛人、CTB南橋直哉らが名を連ねる。薫田監督のこと、これからさらに厳しいトレーニングを課すことになると思うが、日本ラグビーの未来を担うメンバーとして成長してほしいものだ。

チームの情報では、三菱重工相模原ダイナボアーズから、2009年度新加入選手(追加)のお知らせがあった。即戦力の選手が揃っている。

PR小松学(元セコム)、LO須藤孔心(元ワールド)、LO/FLデイビッド・ミロ(立正大学)、FL/NO8堀越健介(元セコム)、SOイシュマ・エル・ドリー (元スーパー14ストーマーズ)、CTB/FBヘナリ・ベラタウ(元スーパー14レッズ、オーストラリア7人制代表)

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村田監督大学院へ

NZの友人から、こんなメールと写真が。友人の散歩コースみたい。
「日焼けのほうはどんなあんばいですか? NZは日本の7倍の紫外線でーす。2011年は9~10月といえども春の陽射し。どーか気をつけてくださいね!」

Nzbeach

話は変わって、月曜日のサンケイスポーツに、「7人制の村田監督、筑波大大学院に入学」のタイトルが。7人制日本代表の村田亙監督が、同大大学院人間総合科学研究科修士課程での受講を開始したという記事だ。

実は、先日JSPORTSの解説で一緒になったときに、この件について少し話した。すでに41歳の村田さんだが、「将来のために勉強するには今しかないので」と言っていて、静岡県の磐田市から大学院の授業のある日は単身東京で寝泊まりする。村田さんは、ヤマハ発動機スポーツ振興財団の仕事もしているので、その業務をこなし、7人制日本代表の強化も進めながら、さらに夜間に勉強することになるという。「娘も4人いますから」と話していたが、修士課程を終えれば、将来、大学の教員になる選択肢もできる。家族を守るために、いま頑張っておこうという考えは堅実だ。

この日記でも三洋電機の3選手が体育の教員免許を取得するために大学に通うことを紹介したが、同じく三洋電機の川俣直樹選手が保育士の資格取得のため専門学校に通っているという。みんな現役引退後、自らの夢をかなえるために学んでいるわけだ。もちろん、各チームの理解があってできるのだが、トップリーガーを目指す選手でラグビーを主業務とする契約、いわゆるプロ希望者は少なくない。トップリーグが組織として、そうした選手のセカンドキャリアを考えていくことが求められているということなのだろう。

◎お知らせ
さて、先日お知らせした博多でのトークライブですが、まだ少し席に余裕があるようです。ラグマガのホームページから申し込めますので、熱いラグビー談義にどうぞご参加ください。詳細は以下の通りです。

「九州トップ3監督、未来を語る」
ゴールデンウィーク恒例となったサニックスワールドユース大会真っ最中の4月30日、トップリーグの中に確たる地位を築き、知恵と工夫で毎シーズン、ファンを驚かせる九州三強の監督が集結。来季への意気込み、九州ラグビー活性化への想いを語ります。僕が進行役を務め、ゲストは三監督に加えてラグビー博士の小林深緑郎さん。そして、九州出身のラグマガ田村編集長。このメンバーで濃い~ラグビー談義を繰り広げます。終演後は、場所を移して懇親会も予定。席に限りがありますので、ご予約をお願いします。ラグビーマガジンのHPにて。http://www.sportsclick.jp/p/seminar/ 参加申し込みフォームに必要事項を記入してください。定員になり次第締め切りとなります。

◎トークライブ
日 時 4月30日 18:30~20:30(開場18:00)
場 所 IPホテル福岡 会議室
  福岡市博多区中洲5丁目2番18号 
参加費 2,000円
定 員 50名
ホスト 村上晃一 
ゲスト 向井昭吾 コカ・コーラウエストレッドスパークス
    藤井雄一郎 福岡サニックスブルース
    郷田 正 九州電力キューデンヴォルテクス
    小林深緑郎 ラグビージャーナリスト
    田村一博 ラグビーマガジン編集長

◎懇親会
日 時 4月30日 ライブ終了後
場 所 中州ダイニング(福岡市博多区中洲)
参加費 4,000円
定 員 30名

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大阪トークイベントお知らせ

お知らせした以下のトークライブですが、定員いっぱいになりましたので受付終了しました。お断りすることになってしまったみなさん、申し訳ありません。

meme(ミーム) 5周年スペシャルトークライブ
日時:2009年5月15日(金) 
午後8時〜(開場午後7時) 
募集人数:24人 (先着順。定員になり次第締め切り)
参加費:2000円(当日受付にて支払い)
ホスト:村上晃一 
ゲスト:神戸製鋼コベルコスティーラーズ
後藤翔太選手、菊池和気選手

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混戦スーパー14

先日の日本代表合宿取材ですっかり日焼けしてしまった。GWもワールドユースで外での取材が多いから、紫外線対策しなければ。

金曜日は、JSPORTSでスーパー14の解説をして、土曜日はちょっとパソコンを使えない環境になり、そのまま日記の更新が遅くなってしまった。今年は、つまらないという声が多かったスーパー14だが、ここにきて俄然面白くなってきた。第10節を終了して、1位~10位までの勝ち点が9点差にひしめく大混戦だ。

あと4節を残してどのチームにも準決勝進出枠のトップ4に入る可能性があるから、選手の気迫がしさまじい。気持ちが先走ってレッドカードを受けたハイランダーズのカウワンみたいな例もあったけど、すでにJSPORTSで放送された、ブルーズ対ハイランダーズ、ブランビーズ対ブルズも面白いし、これから放送される2試合もオススメの試合だ。ここからは、視聴可能の人はぜひ。

4月22日(水)22:00 J sports Plus
ハリケーンズ vs. ストーマーズ
4月23日(木)25:00 J sports Plus
シャークス vs. クルセイダーズ

ハイネケンカップ(欧州クラブ王者決定戦)も準々決勝を終え、次は準決勝。アイルランド同士の戦いとなるマンスター対レンスターは、会場のクロークパークに8万人以上を集めて行われそう。

5月3日 (日) 15:00~17:00 J sports Plus
マンスター vs. レンスター
5月4日 (月) 22:00~24:00 J sports Plus
カーディフ・ブルーズ vs. レスター・タイガーズ

追記◎コメントで質問いただいていますが、4月25日の日本代表戦の放送はJSPORTSではありません。また、関西ラグビーまつりも、日本代表戦が花園で2試合行われることもあり、出場チームとの日程調整が難しく、今年はないようです。

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