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2009年6月21日 - 2009年6月27日

トンガ戦結果と府中ダービー

日本時間の土曜日朝、日本代表がトンガ代表と対戦した。立ち上がりは、ピンチの連続だったが、これをしのいで盛り返し、その後は交互にチャンスが生まれる展開になる。トンガは、キャプテンのFLニリ・ラトゥがあらゆる局面にからんでチームを引っ張った。日本も菊谷キャプテンが負けずに活躍し、何度も大幅ゲインしてチャンスを作った。

18分に先制トライを奪われたが、その直後にCTBニコラスのPGで3−7とすると、ニコラスのグラバーキック(地面を転がるキック)に合わせたWTB小野澤がゴールラインに迫り、タックルされたがCTB今村が好サポートで相手選手を排除、FBウェブがインゴールに飛び込んだ。これで逆転に成功すると、一進一退の攻防が続いたが、結局、最後まで逆転されることなく逃げ切ることができた。

後半はトンガ代表が懸命にボールをつないだこともあって多くの日本サポーターが肝を冷やしただろう。終了間際にトライを奪われ、最後のコンバージョンキックが入れば同点という辛勝だった。

SH田中はよく前に出てプレッシャーをかけたし、CTB今村の胸を打つ連続タックル、途中出場LO大野のしぶといタックルもピンチを防いで勝利に貢献した。FL豊田は流れを変えるインターセプトで勘の良さを披露し、PR畠山もフィールドプレーでセンスをあるところを見せたが、やはりLOトンプソン、CTBニコラス、FBウェブに大きな負担がかかっていることは確か。他の選手ももっともっと仕事量を多くしたい。

■ジョン・カーワンヘッドコーチ
「トンガはタフなチームだったが、前半いくつかのトライチャンスをものにすることが出来なかったのは残念だった。選手たちは、激しいディフェンスで良く戦ってくれた。厳しい環境とタフな相手、そして僅差のゲームで勝てたことは選手たちにとって良い経験になるし、我々、日本代表チームにとっては大きな財産となるだろう」

■菊谷崇キャプテン
「結果がすべて。やっと勝利を手にすることが出来ました。勝ったことを素直に喜びたいと思います。残りはフィジー戦一試合。昨年の勝ち星を上回って日本に帰りたいと思います」

最終戦の相手は地元フィジー。世界ランキング9位の強豪へのチャレンジである。

◎日本代表対トンガ代表結果
日本代表○21−19●トンガ代表(前半15-7)

JSPORTSでの解説終了後、その足で府中に向かった。東芝ブレイブルーパスとサントリーサンゴリアスの練習試合を取材するためだ。グラウンドに入ってすぐに、元日本代表SOの松尾勝博さんと出会い、一緒に観戦した。松尾さんとは関西大学Aリーグ時代に対戦したし、西軍でともにプレーしたこともある。最近は高体連ラグビー専門部のコーチングアドバイザーを務めているみたいだ。試合を縦方向から見ながら、なぜ今のは抜けたのか、抜けなかったのかと話しているのはとても楽しかった。

両チームとも日本代表組が抜けているし、東芝の冨岡、ベイツ、ヒルら主力が休んでいたこともあって、互いに若い選手が多い編成だった。試合結果は、33−31でサントリーが勝利したが、互いの激しいブレイクダウン(ボール争奪局面)や力強い突進などが随所にあり見応えがあった。サントリーは、NO8ソンゲタが破壊力抜群の突破を見せたほか、FL竹本が粘り腰のランニングでタックルをかわしながらトライを奪うなど好プレーを連発。CTBに入った有賀も、「身体が小さい分運動量で勝負しないといけないと思っています」と動き回っていた。

東芝のほうは、NO8石澤が力強い突破を繰り返し、新加入のCTBニール・ブリューも安定感のあるプレーぶり。韓国代表の蔡宰榮(チェ・ジェヨン)も、途中出場でパワフルなランニングを披露し、コミュニケーションの問題が徐々に解決されれば活躍しそうな予感を漂わせていた。

2点差の勝利にもサントリーサンゴリアス清宮克幸監督は、「東芝とはプレシーズンマッチでもう一回やりますからね」と、ベストメンバーが揃う8月の試合を見据えて、きょうの結果はあまり気にしていない様子だった。実際、まだ攻守に細かな指導はしておらず、戦略的なことはこれから。それでも、「マイボールのブレイクダウンでは、いい支配ができました。そこは良かったところかな」と淡々と語っていた。

追記◎きょうは「ブログ読んでます」とよく声をかけられる日だった。好カードにラグビーファンのみなさんがたくさん集まったからだと思うのだが、声をかけられるのは嬉しいもの。みなさん、ありがとうございました。これからもラグビーを応援してくださいね。またラグビー現場で会いましょう。

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トンガ戦日本代表メンバー

パシフィックネーションズカップ(PNC)に参戦中の日本代表は、日本時間の27日朝、トンガ代表と戦う。先発メンバーにはジュニア・オールブラックス(JAB)戦に途中出場して、相手SHのパスをインターセプトするなど、度胸のいいプレーを見せたFL豊田将万、同じく持ち前のスピードでチームを活気づけたCTB今村雄太が先発する。LOルーク・トンプソン、WTB小野澤宏時、FBショーン・ウェブも怪我から復調し、3年連続のトンガ戦勝利を目指す。

◎トンガ代表戦日本代表出場予定メンバー

1平島久照、2青木佑輔、3畠山健介、4ルーク・トンプソン、5北川俊澄、6豊田将万、7タウファ統悦、8菊谷崇、9田中史朗、10ジェームス・アレジ、11小野澤宏時、12ライアン・ニコラス、13今村雄太、14ジャック・タラント、15ショーン・ウェブ/16金井健雄、17山下裕史、18大野均、19中山義孝、20吉田朋生、21大田尾竜彦、22平浩二

土曜日は、他にも楽しみなテストマッチがある。フランス代表はオーストラリア代表ワラビーズと対戦。フランスの絶好調WTBエマンスは必見だ。ワラビーズも、SOギタウ、FLスミス、CTBモートロックらビッグネームがずらり。凄い試合になりそうな気がする。

ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズは、南アフリカ代表スプリングボクスとのテストマッチ第2戦を迎える。南アは、ふくらはぎの怪我が癒えたFLスカルク・バーガーが復帰する。

第1テストは、南アが26-21と勝利。南アが後半メンバーを次々に入れ替えたこともあってライオンズが追い上げたが、スクラムで南アが圧倒するなど、実力差はみてとれた。ライオンズはそのメンバーから5名を入れ替え、必勝態勢。WTBにはアイルランドの新鋭ルーク・フィッツジェラルドが入る。セットプレーの安定が勝利の鍵か。

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正面、伊藤、神戸へ

その動向が注目されていた正面健司選手(トヨタ自動車ベルブリッツを退団)、伊藤鐘史選手(リコーブラックラムズを退団)の行く先が発表になった。2人とも神戸製鋼コベルコスティーラーズだった。伊藤選手は兵庫工業高校から京都産業大学だし、正面選手は東海大仰星高校から同志社大学だから、ともに地元を新天地に選んだわけだ。注目選手の移籍で、コベルコスティーラーズはさらに人気を高めそう。しかし、移籍規定の問題で公式戦出場は2010年度シーズンになる見込み。

伊藤選手のコメント
「ラグビーを始めた地元神戸で、伝統あるチームの一員になれることを嬉しく思います。パンチの効いたタックルでチームの勝利に尽力します」

正面選手のコメント
「コベルコスティーラーズの一員になれることを誇りに思います。自分の力を存分に発揮してチームの勝利に貢献できるよう全力で頑張ります」

サントリーサンゴリアスも、新たな外国人選手の加入を発表した。2003年~2005年7人制南アフリカ代表のウェイン・ファンニエルデン(LO/FL、197㎝、110㎏、30歳)。JSPORTSでは、ファンヒールデンと呼んでいた。スーパー14ではチーフスに所属。7人制代表にもなれる走力と大型のサイズである。サンゴリアスのFWにとって大きな戦力アップが期待される。

リコーブラックラムズからは、リコーラグビーフェスティバルのお知らせが。

・日時
2007年6月27日(土)
9:00~14:15
・場所
リコー総合グラウンド (世田谷区宇奈根1-5-1)
・対象
近隣のラグビー5スクール(世田谷ラグビースクール、田園ラグビースクール、多摩ラグビースクール、麻生ラグビースクール、グリーンラグビースクール)

◎愛好的読書日記【匠道(しょうどう)イチローのグラブ、松井のバッドを作る職人たち】(松瀬学著 講談社刊)を読んだ。職人の世界は好きだから、一気に読んだ。メジャーリーグの松井秀喜選手のバットを作るため、カナダの山に入り、いい木を探す職人の言葉に感動する。木の姿を見て伐採を決め、切り株に耳をあて、匂いをかぐ。木を見ればその木の生きてきた過程を読むこともできる。そうやってバットを削っていく。丁寧な仕事、伝統の継承。職人の心意気。気持ちのいい本だった。

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ラグマガ8月号

JWCが終わってちょっと気が抜けたようになっている。暑いこともあるかなぁ。さあ、気合い入れ直そう。日本代表、海外のテストマッチ、国内オープン戦と、試合は次々に行われていくのだから。

トップリーグの話題では、東芝ブレイブルーパスが新加入選手を発表した。

マーティン・パーキンス(LO/FL、195㎝、109㎏、24歳、2009年クインズランドA代表)
ニール・ブリュー(CTB、182㎝、94㎏、30歳、2006年NZマオリ代表)
蔡宰榮(チェ・ジェヨン、WTB、183㎝、85㎏、25歳、2009年韓国代表)
エストラ大輔(PR、188㎝、113㎏、22歳、2004年度U19アメリカ代表)

ニール・ブリューといえば、2006年までスーパー14のハイランダーズの万能BKとして活躍していた選手だ。その後、イングランドのブルストルでプレーしていた。スピードとパワーを兼ね備えた選手だ。日本にフィットしそうだなぁ。

Cover

25日はラグビーマガジン8月号発売日。付録は慶大ラグビー部協力による「わかりやすいラグビー2009」。タッチラインを選手がまたいでボールをキャッチしたとき、22mラインにどっちがボールを入れたか、などなど細かいところもよく分かる。転がってきたボールをタッチラインをまたいでキャッチした場合はどうなると思いますか? 答えは付録に。

Furoku

本誌のほうは、U20世界ラグビー選手権特集(JWC)。決勝戦レポートがぎりぎり締め切りに間に合っている。フランスチームの代表で来日していたフィリップ・セラ氏のインタビューも面白い。子供達をどう育てるか、ヒントがある。ちなみに、僕は2007年W杯のとき、パリに店舗があるセラのブランド「111」のセーターを買ってきた。いまもお気に入りである。日本協会のハイパフォーマンス・マネージャーに就任した岩渕健輔さん、そして神戸製鋼コベルコスティーラーズを引退し、家業を継ぐために出版社に務める野澤武史さんのインタビューも興味深い。怪我と戦いながらのラグビー人生を素直に語っている。

U20アイルランドの団長には、アイルランド協会のアカデミー・システムについて聞いている。13歳~14歳でセレクターが選手をピックアップし、18歳くらいから本格的に強化を始める。エリート選手に経験を積ませることを繰り返す。そうして10年後(今年)、フル代表がシックスネイションズで全勝優勝を達成したわけだ。いいシステムを作って結果が出るまでに10年だ。強化は一足飛びにはいかない。2019年にワールドカップが日本に来たとして、今からしっかり強化すれば、日本代表はめちゃくちゃく強くなっているということだ。さあ、いますぐ始めよう。

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日本対ジュニアAB戦結果

火曜日、僕の家の周辺は気温29度で夏みたいだった。日本時間で正午過ぎからの日本代表対ジュニア・オールブラックス戦を見る。フィジーも暑そうだったなぁ。

前半はどうなることかと思ったが、最終的には2年前の対戦時とほぼ同じ52失点(2007年は51-3)。3トライを奪ったのは収穫だが、前半の失点は自分達が攻撃するボールをミスして攻め込まれたもの。ジュニアのディフェンスは激しく前に出てきただけに、後ろでミスが起こると一気に持っていかれる。ジュニアFLヴィトのスピードは爆発的だった。

日本は、後半に反撃し、NO8菊谷がモールからトライを奪うと、WTBタラント、CTB平がBKのスピーディーな攻撃からインゴールに飛びこんだ。SOアレジのタイミングをずらしたパスに走り込んだ平のトライは見事だった。途中出場のWTB今村雄太は思いきったプレーをしていたし、FL豊田も相手SHのパスを判断良くインターセプトするなど、センスあるプレーを見せていた。全般に、ジュニア相手にもラックを連取して攻め込むシーンがある一方で、タックルミスが多く、防げるはずの失点も多かった。ジュニアの個人技が卓越していることも一因だが、それを止められるようにならないと世界は遠い。

日本の第三戦は、27日、相手はトンガ代表である。この対戦は日本が2年連続で勝っている。

◎ジョン・カーワンヘッドコーチ
「前半と後半で2つのチームを見ているようだった。前半は、自分たちのミスから相手に得点を与え自滅。メンタルの部分の弱さも出てしまった。しかし、後半の結果は自信を持っていい。選手たちもどんな相手であろうと日本の目指すラグビーを実践すれば通用することが分かったと思う」

◎菊谷崇キャプテン
「前半自分たちのミスから崩れて受けに回ってしまった。パスミスからのインターセプトなど、簡単にトライを与えてしまってチーム全体のテンションが下がってしまった。ハーフタイムで気持ちを切り替えて臨んだ後半は、自分たちのペースで試合を進めることが出来た。受けに回るのではなく、キックオフから積極的に仕掛けていきたい。トンガ戦は結果。どんな形でもいいので結果を出したい。グラウンドに立つ15人だけではなく、チーム全員で戦う」

◎2009 IRBパシフィック・ネーションズカップ
日本代表●21対52○ジュニア・オールブラックス(前半0-40)

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JWC総括会見

月曜日、U20世界ラグビー選手権(JWC)の総括会見が行われた。IRBトーナメント・ディレクターであるフィリップ・ボーダリアス氏は、日本での開催を成功だったとし、次のようにコメント。「当初、日本協会にお願いしたことを、はるかに超えた大会になりました。参加全チームからの反応も良く、IRBの年齢別の大会で過去最高の大会だったという声があります。スタッフもほんとうによく働いてくれて、私が経験した中で最も気持ちのいい大会でした」

ただし、ワールドカップ招致とこの大会の成功は別に考えるべきだとし、「この大会の成功で日本が有利になれば、他の国でも同様の大会を開かなければならなくなります」と説明した。ただ、IRBから日本の運営能力が高く評価されたことは事実で、この点が好材料なのは間違いないところ。

中里裕一トーナメントマネージャーは次のように語った。「観客動員がターゲットとした8万人を大きく上回ったこと(103,012人)は大きな喜びですが、それよりも、ラグビーファンやラグビーをこれまで知らなかった人も含め、国際大会の雰囲気を体感してほしいという想いがあり、たくさんの人に体感していただいたことを喜んでいます。また、レガシープログラムも、すべてのチームが参加することができ、各地でラグビースクール、小学校を20校以上回ることができました。これも大きな実績です」

今回は、収益より普及面を優先し、チケット価格を抑え、実際にラグビーをプレーしている選手、チーム関係者、レガシープログラムで訪れた小学校などに招待券を配布、各国大使館や観光局にも観戦を呼びかけたことが功を奏した。ただし、IRBから開催の指名を受けてから準備期間が1年しかなく、試合グラウンドの確保、ホテルの手配や練習グラウンドの手配ほか、チームサービスを充実させるさせるには、1年という期間は短かったようで、今後、ワールドカップ招致が実現したときに課題となる材料も多かったようだ。

そして、フィリップ・ボーダリアス氏から、「悲しいお知らせ」として、「NZ代表として今大会で活躍したザック・ギルフォード選手のお父さんが観戦に訪れていたのですが、表彰式時に心臓発作を起こし、病院に運ばれましたが亡くなりました。ギルフォード選手、家族は大変悲しんでいますし、チームメイトも辛い時間を過ごしています。IRBを代表してお悔やみを申し上げ、IRBとしてできるかぎりのことをしたいと思っています」という話があった。同席していた真下昇・日本協会副会長・専務理事。中里トーナメントマネージャーからも弔意が表された。

僕も昨日のJSPORTSの放送時に倒れられたことを知り、心配していたのだが、亡くなられたことにショックを受けた。ギルフォード選手の心情は察するに余りある。ご冥福をお祈りしたい。そして、ザック・ギルフォード選手の今後のさらなる活躍を祈るばかりだ。

日本代表は明日、フィジー・ラウトカのチャーチルパークで、ジュニア・オールブラックスと戦う。先発予定メンバーは以下の通り。LOトンプソン、SOウェブ、WTB小野澤らは怪我があるようだ。JSPORTSでは、お昼の12:00より、Jsports1でこの試合を生中継する予定。

●日本代表出場予定メンバー
1平島久照、2青木佑輔、3畠山健介、4大野均、5北川俊澄、6マイケル・リーチ、7タウファ統悦、8菊谷崇、9吉田朋生、10ジェームス・アレジ、11冨岡耕児、12ライアン・ニコラス、13平浩二、14ジャック・タラント、15五郎丸歩/16金井健雄、17山下裕史、18北川勇次、19豊田将万、20矢富勇毅、21大田尾竜彦、22今村雄太

ジョン・カーワン日本代表ヘッドコーチのコメント
「けが人が多いというのが気になる点だが、逆に言うと、チャンスを与えられた選手たちもいると言うこと。多くの問題をポジティブにとらえ、ゲームを楽しみ、ベストパフォーマンスを見せてもらいたい。サモア戦で学んだ大きな収穫の一つは、"チャンスは必ず訪れる。その数少ないチャンスを必ずものにしなければならない"ということ。ジュニア・オールブラックスは素晴らしいチームだが、そのチームに挑めることを幸せに思い、80分間集中して日本の素晴らしいラグビーで対抗したい」

◎追記
コメントで、試合終了のことは日本では「ノーサイド」というのに対し、海外ではなんと言うのか?というご質問ありました。単純に「フルタイム」と言います。ただ、日本が大切にしてきたノーサイドという言葉と精神は、日本にやってくる海外のラグビー関係者から再評価されており、もしかすると世界でも使うようになるかもしれないですね。

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JWC最終結果

日曜日の秩父宮ラグビー場は、雨の中、最終的には11,244人の観客が詰めかけた。他会場と合計すると、今大会の観客動員は10万人を超えた(2試合目だけの合計)。秩父宮ラグビー場の第1試合では、接戦の予想に反して南アフリカがオーストラリアを圧倒した。オーストラリアは負傷者も多く、疲れていた印象だが、南アはSOリオネール・クロニエのインターセプトからのトライが2本と効率よく得点していった。

Jwcf3

そして決勝戦は、前年王者ニュージーランド(NZ)と準優勝イングランドの対決。大型FWを擁してフィジカル面では優位が予想されたイングランドだが、これをベイビーブラックスのスピードが翻弄した。前半10分、イングランドSHヤングスが右コーナーに飛び込んだとき、NZのFBロビンソンがタックルしながらボールを奪い取るトライセービングタックルで防いだのは圧巻だった。そして14分、そのロビンソンが、CTBトゥリービーのパスから左隅に飛び込む。NZは、SOクルーデンが巧みにゲームをコントロールし、スタンレー、トゥリービーの両CTBでチャンスメイク。WTBギルフォードも俊足を生かしてトライを奪うなど、次々に防御を崩して攻め続けた。

Jwcf1

イングランドは、スクラム、モールでは優位に立ったが、その他のコンタクトエリアではNZも存分に力を発揮し、イングランドの大型選手を何度も押し返した。写真は、トロフィーを受けるアラン・クルーデン主将。2009年のジュニアプレーヤーオブザイヤーも受賞した。「大きなイングランド相手にFWが頑張ってくれたおかげで、自分自身は楽にプレーできた。いい展開ができたことを嬉しく思います」。昨年見つかった癌を克服しての栄誉に感慨深げだった。

イングランドのキャラム・クラーク主将は、「NZのほうが強かったということでしょう。我々もタイトなプレーは強かったし、それで穴を空けようとしたのですが、NZのほうが集散が良かった」と完敗を認めていた。

他会場の結果は以下の通り。日本はウルグアイに快勝して、15位となった。
「内容はどうあれ、最後を勝利で締めくくることができてよかったです。15位、16位決定戦にもかかわらず、会場に応援に来てくれた多くのファンに感謝しています」(有田隆平主将)

■最終順位決定戦結果
●15-16位決定戦 
瑞穂公園ラグビー場
ウルグアイ代表 17-54 日本代表(前半0-40)
●13-14位決定戦
瑞穂公園ラグビー場
カナダ代表 22-32 イタリア代表(前半17-22)
●11-12位決定戦
近鉄花園ラグビー場
アルゼンチン代表 27-10 フィジー代表(前半13-7)
●9-10位決定戦 
近鉄花園ラグビー場
トンガ代表 25-28 スコットランド代表(前半13-17)
●7-8位決定戦 
福岡・レベルファイブスタジアム
アイルランド代表 3-9 サモア代表(前半3-6)
●5-6位決定戦
福岡・レベルファイブスタジアム
ウェールズ代表 13-68 フランス代表(前半6-33)
●3-4位決定戦 
秩父宮ラグビー場
南アフリカ代表 32-5 オーストラリア代表(前半18-5)
●決勝戦(1-2位決定戦) 
秩父宮ラグビー場
ニュージーランド代表 44-28 イングランド代表(前半25-14)

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JWCに行こう最終回

日曜日の朝、東京はあいにくの雨である。きょうはU20世界ラグビー選手権(JWC)の最終日。秩父宮ラグビー場では1~4位決定戦が。優勝はニュージーランドかイングランドか。日本は瑞穂ラグビー場でウルグアイとの対戦。最後はビシッと勝利で決めてほしい。福岡のレベルファイブスタジアムの5~8位決定戦も面白そう。アイルランド対サモア、ウエールズ対フランス。花園では、アルゼンチン対フィジー、トンガ対スコットランド、それぞれの特徴あるプレーを楽しめるはず。現在、総観客数は8万人を超えている。こうなったら、10万人行っときましょう。ぜひスタジアムへ。秩父宮ラグビー場では、試合後、表彰式とU20年間最優秀選手の発表もある。

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