« 2009年7月12日 - 2009年7月18日 | トップページ | 2009年7月26日 - 2009年8月1日 »

2009年7月19日 - 2009年7月25日

ホンダ木村キャプテン

金曜日はトップリーグに昇格したホンダヒートの木村允彦選手と話をすることができた。愛知県の千種高校から帝京大、そしてホンダ入りして4年目、今季よりキャプテンを務める。高校時代は、1年生の時にチームが花園に出場したのだが、自ら出場することはできなかったとか。OBの舘ひろしさんが、花園に観戦にやってきて話題になった大会だ。

Kimura

大学時代は、帝京の俊足WTBとして活躍した。その頃戦った選手達がトップリーグで活躍する姿を見て、「自分は出遅れた」と感じていたようだが、ようやく同じ舞台で戦うことができるわけだ。「残留を目標にしたら残れないと思うので、さらに上を目指したい」と話していた。ホンダが勝ち星を伸ばせば、リーグはより盛り上がる。期待しよう。木村キャプテンは、男前でした。


話は変わって、サントリーカップ第6回全国小学生タグラグビー選手権大会が今年も開催されることになった。サントリーホールディングス株式会社の特別協賛により、9月から予選大会がスタートし、全国各地の戦いを勝ち抜いたチームが、来年の2月27日(土)、28日(日)、秩父宮ラグビー場で行われる決勝大会に進むことになる。

「タグラグビー」は、昨年、文部科学省から発表された新しい学習指導要領解説書に掲載され、ますます注目度を高めている。昨年の第5回大会は、987チーム(のべ9,761人)の小学生が全国各地の予選大会に参加した。楕円球に触れる子供が増えることは嬉しい限り。

| | コメント (2) | トラックバック (1)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

府中にて

木曜日は、午後からずっと府中にいた。まずは、東芝ブレイブルーパスの廣瀬俊朗選手にインタビュー。ちょっと気が早いけど、シーズン開幕への意気込みを訊いた。夕方は、移動してサントリーサンゴリアスの青木佑輔選手にインタビュー。ともに、ラグビー協会のメンバーズクラブ会報誌に掲載されるものだ。

キャプテンになって3年目の廣瀬選手は落ち着いた雰囲気が漂っていた。リーダーとしてチームをどう導くかが次第に分かってきたこともあるのだろう。「少し余裕をもってチームを見られるようになった」と話していた。昨シーズン最後に起きた事件で、普通ではない状況に追い込まれながらチームが結束したことで、彼の中で何かが変わったようだ。

Hirose1

Hirose2

プレースタイルについては、「シンプルに一人一人が勝負するのが東芝のラグビー」と、原則はこれまでと何も変わらない。現在はシーズンに向けて身体をぶつけ合う練習を繰り返しているところで、8月の練習試合でチームを仕上げる。下の写真は、「I LOVE BLAVELUPUS」とデザインされたTシャツ。東芝の選手会の提案で、東芝ビジネスライフサービスが製作。トップリーグの東芝戦会場のブレイブルーパスのテントで発売される。一枚1,200円。安いっ! 廣瀬選手が持っているのはバックプリント、フロント部分は、その下の写真参照。それにしても、廣瀬キャプテンは、めちゃくちゃ好青年であった。

Pitchs

夕方、サントリーのグラウンドに移動。河川敷にできた人工芝グラウンドでの練習を初めて見た。その後、クラブハウスで青木選手に話を訊く。今年から、ラグビーを主業務とする契約になり、日大の文理学部に通って保健体育の教員免許取得を目指している。将来は、指導者になりたいそうだ。

日本代表のパシフィック・ネーションズカップ(PNC)の最中に痛めた首の怪我で別メニューの調整が続くが、「来週くらいには練習に復帰したいです。でも、サントリーのHOは層が厚いので試合に出られるかどうかは分かりません」と謙虚に話していた。ちなみに、青木選手はいま日本代表18キャップなのっだが、PNCのフィジー戦でのトライが、代表初だったようで、めちゃくちゃ嬉しかったとのこと。実家で犬を飼っているのだけど、それはお母さんにクリスマスプレゼントとして贈ったものだったり、お姉さんの子供用の服とかおもちゃを見るのが楽しみだったりと、純粋な話が多くて心が洗われた。サントリーのフラバン茶を持って、会心の笑顔。

Aoki1

東芝とサントリーと8月下旬にプレシーズンマッチを行う。開幕戦に向けての最終調整具合がよく分かる試合になるだろう。

話は変わって、7月27~30日に長野県菅平高原にて「KOBELCO CUP 2009 第5回全国高等学校合同チームラグビーフットボール大会」が行われるのだが、これに先だって25日~27日まで、同会場で「U17/9ブロック代表合同合宿」が実施される。

本合宿は、ATQ(Advance to the Quarterfinal)プロジェクトの一環とし、日本ラグビーの強化を目的とした一貫指導を行い、①5、10年後の日本ラグビーの中核を担う選手の育成、②コーチの育成、を主な目的とし、全国9ブロックの選手、コーチが参加。「選手の育成」に関しては、このエージグレードで必要なフィットネス(具体的な数値目標)の認識、高校日本代表→U20日本代表→日本代表(シニア)へと続く上で最も必要とされるコアスキルの習得が目的。また、「コーチの育成」に関しては、日本ラグビースタイルについての共通認識を持ち、それを具現化する為に必要なコアスキルの習得、フィットネスレベルを獲得する具体的な練習方法や、コーチングスタイルを確立することを目的として実施される。参加するのは、全国9ブロック代表選手198名、ブロックコーチ27名。

| | コメント (3)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

清宮監督トークライブ

水曜日の夜は、サントリーサンゴリアスの清宮克幸監督とのトークライブだった。文鳥舎スポーツラウンジ「ラグビー愛好日記トークライブ in 新宿」と題して、僕はホスト役になって進行した。お客さんは、約150名。

Kiyomiya1

今シーズンのサントリーが掲げる「ナチュラルラグビー」をメインテーマに、約2時間、実際にはちょっと超えてのトークライブになった。

ナチュラル・ラグビーとは何ですか?

「チームフィロソフィーです。『サンゴリアスのチームフィロソフィーは何?』と訊かれた時に、これまでは一言でまとめられるものがなかった。たとえば、東芝なら『スタンディング・ラグビー』があるでしょう? それがなかったんです」

ALIVEとは、違うのですか?

「ALIVEはチームスローガンであり、プライドです。この3年、監督をしてきて、自然にその場その場で最善の選択を続けていくことが、自分たちが一番やりたいラグビーなのではないかと思ったんです。それがナチュラル・ラグビー。一人一人がALIVEすることにもつながる。サインプレー? 今年はあまりやりません」

というようなやりとりをしつつ、ナチュラル・ラグビーについて聞き、そこから話は今季のサントリーの戦力のことや日本代表のこと、ワールドカップにおよんだ。有賀選手のCTB起用について聞くと、「短い距離を動くスピードが素晴らしいので、CTBをやらせてみたかったんですよ」、小野澤選手の怪我は?「彼は普通の選手に比較すると半分くらいの時間で怪我が治る。いい筋肉を持っているんでしょうね。もう、ぴんぴんしてますよ」、「ソンゲタはフィットネス頑張っちゃって、キレキレです」などなど、サントリーファンの人にはいい情報も多かったように思った。

今年のサンゴリアスは、「フィットネス、ディフェンス、ブレイクダウンにもさらに力を入れていく」とのこと。そして、型にはまらない魅力的なラグビーを目指すわけだ。「ここだけの話」がものすごく多くて書けないことが多いのだが、それは来場してくださったお客さんへの清宮監督のサービス精神だったのだと思う。ホスト役の僕としてもありがたいことだった。それにしても、今後の日本ラグビーについての話は熱かったなぁ。

実は僕が想定していたのとはまったく違う答えもあって進行がすごく難しかったのだが、想定通りに事が運べば、「ナチュラル」ではない。その場その場でベストの選択をした選手に対して、次の選手がベストの選択をする。何が起こるかは分からない。終わってからライブを振り返って、きょうの清宮監督こそが「ナチュラル・ラグビー」を実践していたわけかと、一人納得した。

早稲田大学のコーチ時代から、コーチングの手法がどんどん変化してきていることもよく分かった。このあたりの内容は、10月下旬に刊行予定の「ラグビー愛好日記3 トークライブ集」に収録予定。お楽しみに。

Kiyomiya2

追記◎というわけで、トークライブ集の第3弾の出版が決まりました。いつもは5月~6月に出版しているのですが、今年は秋になります。三鷹・文鳥舎でのライブは一区切りつけましたので、ライブ集も完結編になります。番外編の特別ゲストとして、清宮監督のトークライブを収録することになりそうです。発売日など確定次第、お知らせしたいと思います。

| | コメント (5) | トラックバック (1)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

雨の京都へ

ニュージーランドから帰国し、成田に到着して携帯の留守電を確認したら、複数のメッセージが入っていた。僕をジャーナリズムの世界に導いてくださった恩人が亡くなったという知らせだった。21日の早朝、葬儀に参列するため京都に向かった。

この先生に出会わなければ、今の僕はなかった。おそらく、京都で教員をしているか、京都か大阪の企業に入ってラグビーを続けていただろう。したがって、東京に出てきて以降の多くの出会いもなかったし、この日記を書くこともなかった。先生がご自身の人生を振り返って執筆された本を読み返しながら、人との縁を思った。

遺言により親族だけの密葬ということで生真面目だった先生らしい静かな旅立ちだった。感謝の言葉を捧げてお見送りした。降りしきる雨がいっそう強くなった気がした。先生のご恩を忘れず、これからの仕事に取り組んでいこうと想いを新たにした。

帰り道、気になっていた友人に電話してみた。元神戸製鋼の綾城高志くんである。高校、大学と対戦相手ではあったが、気が合ってずっと交流が続いている。昨シーズンは同志社大学のヘッドコーチを務めていたが、この春から新しい人生を模索していた。彼が選んだ仕事は学習塾だった。個別指導で実績があり、全国各地で開校している「学習塾・ペガサス」である。

綾城くんは、京都駅近くの九条教室を塾長として開校した。「この歳で新しいことを始めるのだから、何かミッションがないといけないと思っていた。教育はやりたかったこともでもあったから」。なんと開校はきのうだった。パソコンにプログラミングされた問題を解きながら学力を向上させ、それを講師が一人一人の自主性を伸ばすべくサポートするシステム。実際に見せてもらったのだが、パソコンに向かうだけでなく、それをノートに写すこともするし、個々の能力に応じた学習が可能でなかなか興味深いものだった。家が近いお子さんじゃないと通うのは難しいと思うが、ご興味のある方は、一度以下のホームページをのぞいてみてください。

http://www.pegasus-fc.com/
九条教室 電話075-200-2424(問い合わせ受付時間 10:00~19:00)

| | コメント (3) | トラックバック (0)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ワイヘキ島

無事東京に戻りました! 成田空港には夕方に着いたのだが、思ったほど暑くなくて助かった。さて、今回のブレディースローカップ第一戦(NZ代表オールブラックス対オーストラリア代表ワラビーズ)は、オールブラックスが先勝したわけだが、実力差は紙一重。ワラビーズの巻き返しに期待しよう。

このままオールブラックスが連勝では、第4戦の東京が盛り上がらなくなってしまう。もちろん、2011年ワールドカップの優勝候補国にとって、今年は若手を思いきって出場させるなどいろいろ試せる年でもあるから、観戦者としては、結果と同時にどんな手順を踏んで強化するのかを楽しむ年でもある。次はどんな試合になるか。

土曜日の試合翌日、オールブラックスは、なんと朝4時半の飛行機で南アフリカに旅立った。たぶん、ほとんど眠っていないはず。ハードな日程である。

Auck1

観戦ツアーのみなさんは日曜日がフリーだったので、それぞれ観光を楽しまれたようだ。僕ら実況解説陣、スタッフは、いつもお世話になっているニュージーランド観光局の方に案内していただき、ワイヘキ島に行ってきた。オークランドからフェリーで35分ほど。甲板に出て遠ざかっていくスカイタワーを撮影する。すごく気持ちいい時間だった。

Waiheke1

ワイヘキは身近に行けるリゾート地として人気が高いようで、僕もNZ在住の複数の知人に勧められた。ぶどう畑に囲まれたワイナリーに立ち寄り、ランチ。かわいい建物を見て、「ここで結婚式したい」と思う恋人同士も多いだろう。僕はラムを食べたのだけど、美味でありました。

Waiheke2

そして、ご覧の絶景である。オークランドにいると、羊を見ることはほとんどないんだけど、ここにはいた。馬も。乗馬なども楽しめるみたい。ニュージーランドといえば、白ワインのほうが美味しいイメージがあるけど、この島は上質の赤ワインの産地としても有名だ。たくさんのワイナリーがあって、安価でテイスティングが楽しめる。ゆっくり時間がある人は一泊すれば、夜の絶景を楽しめるようだ。観光局のステファニーさん、田口さん、ありがとうございました。

ニュージーランドは、10回以上来ているけど、いつもラグビーざんまいで観光はめったに行かない。オークランドの友人は、「一度で良いから、夏に来てくださいよ~」と強調する。いつか夏に行って、大自然を満喫してみたいな。最後に、ワイヘキ島での虹をご紹介して、ニュージーランド日記、終了。

Waiheke3


| | コメント (4) | トラックバック (1)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ブレディスロー満喫

Edenp1

18日の午後、トライネーションズ観戦ツアーのみなさんと一緒にイーデンパークに入った。最初の写真は北スタンド。ただいまイーデンパークは、2011年ワールドカップに向けて南スタンドを改修中。いまは32000人のキャパしかない。ここはクリケットとの共用なので、ピッチと客席が遠いのだが、工事中とあって南スタンドの前に仮設スタンドが作られていて、実況ブースはその上に乗せられていた。おかげでタッチラインと非常に近い位置で試合を観ることができた。ただし、仮設スタンドはお客さんが動くたびに大きく揺れて、深緑郎さんも「船酔いしそう」というほど不安定。怖かった~。

Edenp2

Edenp3

Eden6

試合前に、JSPORTSワイドという番組に生中継で出演したのだが、三洋電機ワイルドナイツの榎本淳平選手が他3人の選手と現地で短期の研修中で観戦に訪れており、一緒にピッチに降りた。オールブラックスの練習にも参加し、LOブラッド・ソーンの筋肉の大きさに驚いたそうだ。「僕ら、キカイダー先輩、と呼んでます」。

Edenp4

試合のほうは、放送を見た方も多いと思うが、危機感を持ったオールブラックスが怪我から復帰したリッチー・マコウのトライと、激しく前に出るディフェンスでワラビーズに競り勝った。6月のテストマッチでは、ソーンら一部の選手が目立ったのだが、この日は、HOホア、FLマコウ、NO8ソーイアロ、WTBシヴィバトゥら復帰組に引っ張られるように全選手がアグレッシブに戦った。ヘンリー監督も「これまでさび付いていた選手が、どんどん良くなってきた」と笑顔を見せた。ブレイクダウンでワラビーズに優っていたのは一番の勝因かもしれない。

ワラビーズは徹底的にキック戦法できたオールブラックスに対して、蹴り返す時のミスが多く、陣地をとれないままディフェンス時間が長くなった。スクラムで再三反則をとられたのも痛かったし、最後のチャンスでフリーキックから速攻したパールーのタップキックが不完全という判定で相手ボールスクラムになってしまうという焦りも。バーンズの先制トライのほか、前半はあと2つトライチャンスがあったのだが、反則、ミスで獲りきれなかった。

Horan

実は、試合前、元ワラビーズのティム・ホラン氏に会った。以前、来日したときに何度も会ったことがあったのでいろいろ話したのだが、「どっちが勝つと思う?」と聞いたら、「ワラビーズにも勝つチャンスがある。僕は1点差でワラビーズが勝つような気がしている」と言っていた。そして、終盤、22-16からワラビーズがトライ、ゴールをあげれば1点差で勝つ展開になったときは、言うとおりになるのか?と、ちょっと興奮した。結局はトライを取りきれずに終わったが、名選手の読みというのはけっこう的確なので面白い。6月のテストマッチシリーズで好調だったワラビーズ側から見ても、イーデンパークで勝つのは難しいということでもある。1986年以来、この場所で勝てないのだから。

試合後、満足げなツアー参加者のみなさんの笑顔が嬉しかった。試合前のラウンジでのひとときも凄く楽しいようで、僕ら実況解説陣は行けないのだが、飲み放題のディナーに、元オールブラックスが席に来てくれたり、試合が始まると元オールブラックスで日本代表でもあったグレアム・バショップさんの解説付きで観戦。試合後はホテルに帰ってくるオールブラックスを拍手で出迎えと、NZラグビーの楽しさを満喫されたようだ。みなさん、お疲れさまでした。

19日は、時間があったのでワイナリーに足を運んだのだが、それはまた帰国して書くことにしたい。

| | コメント (5) | トラックバック (0)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

« 2009年7月12日 - 2009年7月18日 | トップページ | 2009年7月26日 - 2009年8月1日 »