« 2009年7月26日 - 2009年8月1日 | トップページ | 2009年8月9日 - 2009年8月15日 »

2009年8月2日 - 2009年8月8日

網走フェスティバル

8日は網走ラグビーフェスティバルが開催された。まずは朝10時から、トップリーグが昨シーズンから取り組む「Try for Greenプロジェクト」の記念植樹が行われた。このプロジェクトは一つトライするたびにチームとラグビー協会が1000円ずつ寄付していくもの。多くのチームが夏合宿で汗を流す網走スポーツトレーニングフィールドの中に、種々15本の木が植えられ、その中の1本である桜の周辺で式典は行われた。15本でその1本が桜というのは気が利いている。

Abashiri6

写真は、網走の大場市長、トップリーグの稲垣COO、そして選手代表として参加した、3年連続最多トライゲッターの北川智規選手。地元ラグビースクールの子供たちの前で、「たくさん寄付できるようにいっぱいトライするから、応援してください」と笑顔で呼びかけた。

背後にいるのは、網走のリトルタックルズ、美幌ラグビー少年団、北見のスピリッツオブオホーツクの各ラグビースクールに、網走小ラグビークラブ、網走ORFC(大人のクラブチーム)の選手たち。大場市長は、「網走にいると温暖化の影響を感じます。流氷の接岸は一番多いころに比べて40%減少しています。網走市も温暖化対策に真剣に取り組んでおり、その森づくりの資金提供はありがたいことです」と感謝していた。来年以降は、網走湖の大曲湖畔園地に「トップリーグの森」を作る予定だという。

午後は、メインのグラウンドで東芝ブレイブルーパス対神戸製鋼コベルコスティーラーズ、三洋電機ワイルドナイツ対クボタスピアーズ、そして2試合目と少し時間をずらして、隣のグラウンドでコカ・コーラウエストレッドスパークス対リコーブラックラムズ戦が行われた。ギャラリーは、約600人。僕はメインスタンドで、日本協会の審判委員会の岩下さん、畠本さんとルール解説の場内アナウンスを担当したので、隣のグラウンドの試合をほとんど見られなかったのだが、メイングラウンドでの試合は、練習試合ということもあって互いに攻め合う好ゲームだった。

東芝と神戸製鋼は、接点の激しいぶつかり合いで迫力ある試合になったが、東芝が新加入のCTBニール・ブリューの再三の突破などでディフェンスを崩し、63-12と大勝した。局面を切り取れば神戸製鋼のいいプレーもたくさんあったし、ディフェンスも粘り強かったのだが、タックルを巧みにずらして前進するブリューの上手さは何度も客席を沸かせていた。

Abashiri7

三洋電機とクボタは、前半20分までにクボタが3連続トライという予想外の展開。SOブラウンがラフプレーで早々にシンビンになったあと、受けに回ったところは大いに反省すべき点で、霜村キャプテンも「慢心があった。特にバックスがぬるいディフェンスをしてしまいました」と悔やんだ。三洋電機は後半はBKをほぼ全員入れ替えるなどしたので、実力差は今ひとつ分からないのだが、クボタの出来は素晴らしく、最終スコアも42-21とクボタの快勝だった。新加入のNO8ブロードハースト、FL今野達朗の運動量、スピードは光っていた。ともにシーズンも活躍しそうだ。

三洋電機はこれで夏合宿を終了。春にかなり走り込んだので、網走ではチームプレーに特化したようだが、最後に精神面の課題が見つかったのはシーズン開幕に向けて良かったのかもしれない。

この2試合後に、各チームから提供のあったオリジナルグッズのプレゼント、ジャンケン大会。地元の高校達が集い、大いに盛り上がった。このラグビーフェスティバルも定着してきたし、トップリーグの寄付で植林が行われるなど、網走とラグビーの関係はますます密接になっている。この日の記念植樹には、ラグビーマガジンで募集した「シーズンステイ」といって、2か月間(7月1日~8月末)、網走に暮らして観光やラグビー観戦を楽しむ企画に参加した方もいらっしゃっていた。ご夫婦で参加されているようだが、僕も時間があったらぜひ暮らしてみたい気がする。いい企画だと思った。

取材終了後、能取岬まで車を飛ばした。以前、行ったときオホーツク海に沈む夕日があまりに綺麗だったので、行っておきたかった。途中でキツネに出会いつつ、岬に到着すると、濃霧で真っ白。しかし、次第に霧が晴れ始めて、こんな幻想的な写真が撮れた。網走のお薦めスポットである。

Abashiri9


| | コメント (2)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

7日の網走

Abashiri

僕が来てからの網走は暑い。5日までは寒かったようだ。網走湖へ注ぐ日差しも強かった。今年も、網走スポーツトレーニングフィールドの芝生は素晴らしい。

Abashiri3

午後、サントリーサンゴリアス対ヤマハ発動機ジュビロを試合を見た。サントリーはこれが合宿最後の試合、ヤマハはこれから始まる、というコンディションの違いはあったが、サントリーが、前半と後半でほぼ丸ごとメンバーを入れ替えながら38-12で勝った。SHグレーガンの仕上がりは上々で、SOピシとの先発HB団も機能し、キックで陣地をとり、判断よくボールを展開してと攻撃の軸になった。

Abashiri4

BKにグレーガン、ピシ、ニコラスという3人の外国人選手を並べる編成をテストしているようだが、日本人のFWでも十分に戦えることを証明していたともいえる。佐々木キャプテンもモールサイドをついてトライを奪うなどチームを引っ張り、畠山は左プロップにチャレンジしてよく働いていた。清宮監督も笑顔で「モール以外では攻められなかったしね」と、まずまずの仕上がりに満足そうだった。

ヤマハのほうは、BKでなかなか展開できずに苦しんだが、モールから2トライをあげた。軸になったLOダンカン、FLソーンは凄まじいパワーを何度も披露したが、山村キャプテンが膝を痛めて退場したこともあって、スクラムではプレッシャーを受けてターンオーバーを許していた。しかし、合宿はまだ始まったばかり。シーズンに向けてここから課題を修正していけば、十分にトップリーグを戦える戦力なのは間違いない。

試合後、シューラー監督にインタビューしたが、「モールはルールが変わることもあって課題でした。そこは良かったところです」と、相変わらず上手な日本語で話してくれた。

こちらは、午前中に取材した東芝ブレイブルーパスのオト選手。声をかけてくれて少し話した。明日の神戸製鋼線にはインサイドCTBで出場予定。ブログ用に撮影してもいいですか?

Abashiri5

「日焼けで大変ですよ~」(byオト)

| | コメント (1)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

石塚武生さん逝去

6日午後、網走にて悲しい知らせを聞いた。元日本代表の名フランカーであり、早稲田大学、リコーなどで活躍、タックルマンの異名をとった石塚武生さん(常総学院高校ラグビー部監督)が亡くなったという。にわかには信じられなかった。僕が聞いた情報では、前日まで夏合宿で元気に高校生を指導していたという。6日朝、タグラグビーの普及活動の約束の時間に現れない石塚さんを心配して関係者が部屋を見に行ったところ亡くなっていたらしい。このあたりは伝聞なので、詳細は後に明らかになると思う。

石塚さんは約束の時間は絶対に守る人だった。僕は石塚さんの著書「炎のタックルマン」を編集させていただいた。そのときも、約束の場所にはいつも1時間くらいまえから石塚さんの姿があった。出版記念のサイン会の時には、親族が経営されているパン屋さんから、パンを持ってきてくれてお客さんに配ってくれた。僕の個人的な思い出だが、高校1年生のとき、日本代表戦のボール拾いをして、一緒に写真を撮ってもらったことがある。1975年黄金時代のウエールズが来日した際、当時の世界屈指のウイング、JJウィリアムスをタックルで倒したシーンは伝説となっている。思い出は尽きない。

ラグビー協会の職員をした時期もあり、タグラグビーの全国普及に尽力されていた。常にトレーニングを欠かさず、いつでも試合に出られそうな身体をしていた。僕の知っている石塚さんは、どんなときも笑顔でエネルギーに満ちあふれていた。だから今も信じられない。信じたくもない。でも、どうやら事実のようだ。本人もびっくりしているのではないか。網走でも、向井さんや、清宮さんが「信じられない」と話していた。死因などは現在のところ明らかではない。享年57。

※その後、死因は突然死症候群との発表があった。

ご冥福をお祈りしたい。

| | コメント (7) | トラックバック (1)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

網走より

網走です。女満別空港に降り立つ前の機内アナウンスでは気温18度だったけど、スポーツトレーニングフィールドに来てみると、暑い。

Abashiri1

到着したのは11時くらいで、ほとんどのチームが練習を終えて帰っていくところだった。コカ・コーラウエストレッドスパークスの西浦選手、三洋電機ワイルドナイツの榎本選手などが通り過ぎていく。神戸製鋼が比較的長く練習していたので見学。

Abashiri2

元木選手と少し言葉をかわしていたら、目の前に正面選手が。「ブログ読んでますよ~」とのことだったので、登場してもらうことにした。移籍規定の問題で今年は公式戦に出場できないが、「でも右足の怪我もあるので、今年はしっかり身体を作り直します。前向きに行きますよ」と明るかった。

グラウンドには、7人制日本代表監督の村田亙さんも来ていて、正面選手も声をかけられたようで、「7人制代表に選ばれたら、頑張ります」とも話していた。これはまだ分からないけれど、秋に7人制代表でのプレー、あればいいなぁ。

正午の気温は26度。暑い。ということで、網走第一報でした。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

緩い日記

きょうは緩い日記です。ここ3日、完全に家にこもりきりでパソコンに向かっている。汗だくです。久しぶりにはまってしまった感じ。と、クライアントのみなさんにアピールしてみたり。パソコンの熱さがちょっと心配になるくらいだ。

本日朝のサンケイスポーツを見ると、網走でサントリーサンゴリアスに三洋電機ワイルドナイツが逆転勝ち(26-17)とある。三洋では、怪我で昨シーズンを棒に振ったFB田邉淳が安定したプレーを見せたようだ。メンバー表を見ると、両チームとも注目選手が出ている。三洋は、CTBに新外国人選手のスニーが出ているし、サントリーは、SHグレーガン、SOピシのHB団。まだこの時期は各チーム調整途上なので、結果で判断はできないが、見たいなぁ。

美幌では、神戸製鋼コベルコスティーラーズがNECグリーンロケッツに勝利。コカ・コーラウエストレッドスパークスは、40分3セットの変則試合ながら東芝ブレイブルーパスに勝っている。ショーン・ウェブはFBで出場したみたい。

さあ、僕もそろそろ仕事に一区切りつけて荷物をまとめよう。山積みの仕事から逃亡だ。週末は、網走ラグビーフェスティバルである。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ブロウの映画

 現在公開中の映画『君はノーサイドの笛を聞いたか』についてのコメントをいただいた。このドキュメンタリー映画は、70年前、オーストラリア代表ワラビーズで活躍した日系人W.P.J.イデ(愛称・ブロウ)の人生をたどっている。

 1939年、ブロウはイギリス遠征のチームに選ばれたが、第二次世界大戦が勃発し、1940年、ブロウは陸軍に志願。その後、シンガポールで日本軍の捕虜となり、タイ-ビルマ間を結ぶ「泰緬鉄道」建設の強制労働に従事した。1944年、ブロウたち捕虜は輸送船「楽洋丸」に乗せられ日本へ向かうが、フィリピン沖でアメリカの魚雷攻撃を受け海に放り出された。誰もが我先に救命ボートに乗り込もうとする中で、ブロウは救命ボートに乗るのを仲間に譲って死んだと言われる。公式ホームページには以下のようにある。

「誰よりも平和を願い、もう一度、愛する恋人に会いたがったブロウ、過酷な強制労働を生き抜いたブロウはなぜ死を選んだのだろうか? 2つの祖国の狭間で何を思って生きたのか。残された恋人、両親、ラグビー仲間たちは、ブロウをどう思っていたのだろうか? この作品は、時代に翻弄された日系オーストラリア人・ブロウを訪ねる中から、戦争、平和、家族、ラグビー、日本とアジア・オーストラリアの関係、そして、ブロウ自身の生き様を伝え愛と平和をテーマに描きます」

上映情報は、こちらのホームページをご覧ください。

 毎日新聞の山梨版に「逆風の中で:社会人スポーツの模索」という記事が掲載されていたという情報をいただいた。クリーニング設備の製造などを行う東京洗染機械製作所(東洗、本社・東京都)の山梨工場(山梨市)の社員を軸にしたクラブチーム「クリーンファイターズ」の選手たちの奮闘が描かれていた。

 記事は、工場前を流れる重川を清掃する選手達の姿から始まっている。東洗は1993年に「地域密着型の企業に」と峡東地域で盛んなラグビー部を創設した。部員不足解消のため、02年にクラブ化。しかし、東洗はクラブ化後も遠征費やユニホーム、ボール代など年間500万円の経費のほとんどを負担する。地元中学生対象のラグビー教室なども開き、坂本主将は「会社の宣伝になるのでラグビー、奉仕活動の両方ともしっかりやりたい」。また、日川高校、日体大OBの日原達仁監督は「ラグビーで培ったチームワークは仕事にプラスになる」と話している。

 現在、チームは関東社会人1部に所属。目標は今後3~5年で1ランク上のトップイーストに昇格することだ。日原監督は「さらに上を目指すには、今まで以上に資金が必要」と複数スポンサーの支援を望んでいるという。今後はこうしたクラブチームも増えてくるのかもしれない。ちなみに、この日原さんは、日川高校の卒業生ながら、東芝で活躍した日原大介選手と血縁関係はないそうだ。

 いろんな形でラグビーに携わり、支える人たちがいる。背筋が伸びる。

 きょうは、トップリーグ開幕前のプレスカンファレンスの案内が届いた。あっというまにシーズン開幕だ。NECグリーンロケッツからは、「あびこラグビーフェスタ2009開催」のお知らせが。8月8日、17:30~19:00(雨天中止)。詳細は、グリーンロケッツのホームページをご覧ください。

| | コメント (7)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

気になるヨコハマ

文末で土曜日のトライネーションズの内容に触れます。まだ録画を観ていない人はご注意を。

2009年も8月に入った。時の流れは年をとるとともに加速するという。みなさんにとってもこれからの10年は、これまでの10年より早いということ。いろんな意見があるのは承知ですが、ワールドカップを成功させるための10年を過ごせばいいのだと、僕は今、めちゃくちゃポジティブです。心配するのは当然です。だからこそ頑張ることができるわけですからね。ともに楽しい10年を過ごしましょう。それぞれの目標を持った多くの人が、大会が終わったときに「やれるだけのことはやった」と達成感を得られる時間を共有しましょう。

日本協会からのプレスリリースでは、来春に予定している高校日本代表のフランス遠征に向けた第1次セレクション合宿(本日8月1日より菅平高原にて実施)の参加メンバーが発表された。ワールドカップの日本開催が決まったことで、高校生世代が今後注目を集めることになる。ここから数名は、来年のU20日本代表にも入ってくるだろう。

土曜日は、大学の関東在住者の同窓会だった。懐かしい話で大いに盛り上がった。今年来られなかったみなさん、来年はよろしく。帰り道、山手線に乗ったら、車内の広告に「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」の歌詞が。前日も、「ヨコハマ・チーク」の歌詞を見た。ヨコハマ・チークといえば、マッチの曲の中でも僕が一番好きなやつだ。「お薦めマッチ」を書かなきゃと思ったのだが、他にも最近ヨコハマの文字をよく目にする。今年は、横浜開港150周年なんやね。

土曜の深夜は、トライネーションズ第3戦、南アフリカ代表スプリングボクス対ニュージーランド(NZ)代表オールブラックス戦だった。前週も南アが快勝したが、今回のNZのミスの多さは目を覆いたくなった。南アの個々の強さはトライネーションズでも頭一つ抜けている。NZは文字通りの、力負け、という感じ。ラインアウト、スクラムで圧力を受けては反則を繰り返す。ボールを動かせば持ち前のスピードでチャンスが生まれるのだが、リスクの高すぎる攻撃もあって、ああしなければ活路が開けないとしたら、オールブラックスにとっては苦しい戦いが続く。ダン・カーターが復帰したからといって劇的に変化があるとは思えない状況になっている。

| | コメント (8) | トラックバック (1)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

« 2009年7月26日 - 2009年8月1日 | トップページ | 2009年8月9日 - 2009年8月15日 »