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2009年8月16日 - 2009年8月22日

東芝対サントリー

金曜の夜は、東芝の府中グラウンドで、トップリーグのプレシーズンマッチ「東芝ブレイブルーパス対サントリーサンゴリアス」戦を見てきた。試合前は、府中の市長が挨拶したり、ミス府中が両監督に花束を贈呈するなど、公式戦なみのセレモニー。

Fuchu

春の対戦では、サントリーが33−31で勝ったが、そのときは両チームとも若手主体だった。このプレシーズンマッチでは両チームとも現状のベストメンバーで戦うため、今季の戦力が分かる試合として注目が集まっていた。

先発15人のメンバーは以下の通り。練習試合なので、リザーブメンバーは変則的。

東芝=1久保、2猪口、3櫻井、4望月、5大野、6ベイツ、7中居、8石澤、9吉田朋生、10吉田大樹、11仙波、12オト、13ブリュー、14廣瀬、15立川/16湯原、17大室、17笠井、18雨宮、19宮下、19豊田、20藤井淳、20藤井亮太、21冨岡、22藤谷

サントリー=1畠山、2山岡、3長谷川、4篠塚、5眞壁、6佐々木、7元、8竹本、9グレーガン、10ピシ、11小野澤、12ニコラス、13平、14長友、15有賀/16青木、17林、18田原、19高谷、20ソンゲタ、21田中、22野村、23北條、24宮本

東芝は残念ながらヒルが怪我で大事をとって欠場。ブリューも開始1分で負傷退場したため、今季の目玉である、ベイツ、ヒル、ブリューの強力外国人トリオがベイツ一枚になってしまった。サントリーもこの日は、今季の特徴であるグレーガン、ピシ、ニコラスというBKを外国人選手で揃えるスタイルをとったので、その丁々発止の戦いも見たかったところ。しかし、東芝SO吉田大樹の落ち着いたプレーもあって、試合は拮抗した。

立ち上がりからブレイクダウン(ボール争奪局面)で激しい攻防が続く。先制したのはサントリーだった。開始1分、しつこいボールつなぎから、グレーガンのトライで先制。10分にはニコラスがPGを決め、8-0とする。東芝もオトのビッグタックルや、交代出場のCTB冨岡の突破などでチャンスを作り、ドライビングモールでトライして応戦。しかし、サントリーは、前半終了間際、FB有賀のキレのあるライン参加で15−7と突き放した。結局、最後までこの8点差がものをいった。

後半の立ち上がりは東芝が高い集中力でボールをつなぎ、オトがインゴールに飛び込む。「一人一人が一歩でも前に出てつなぎのが東芝のスタイル」(冨岡)を象徴するトライだった。しかし、決め手を欠く東芝はチャンスでとりきれず、最後は、サントリーが小野澤のカウンターアタックからの独走などで、29−21で逃げ切った。

「きょうは、基本プレーを見たかった。走れているか、ブレイクダウンに入っているか、そのあたりが整備されていないと勝てない。いいプレーがたくさんできた。ブレイクダウンではずっと激しくできたし、ディフェンスも破綻しなかった。ただ、ヒルがいないから、(本当の)東芝ではないですけどね」。サントリーの清宮監督は現時点では十分な手応えをつかんだようだ。モールで押し込まれたことについても、「ディフェンスを整備すれば止まります」と気にしていない様子だった。

東芝の廣瀬キャプテンはやや厳しい表情。「全般的に先手をとれなかったですね。消化不良です。ヒル、ブリューを中心にゲームを組み立ててきたので、迷いがありました。でも、大樹のパフォーマンスは良かった。十分ですよ」

両チームとも完調とは言えないが、課題は開幕戦までにある程度修正できるものだろう。小野澤、冨岡ら、両チームのベテランが元気がいいのも見ていて頼もしかった。トップリーグ開幕まで、あと13日である。

追記◎金曜日、年末年始の各全国大会の日程が明らかになった。高校大会は例年通り、12月27日開始、1月7日決勝。大学選手権は、12月20日開幕し、1月10日が決勝。日本選手権は、2月7日に1回戦が行われ、決勝戦は2月28日となる。

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TL開幕まであと15日

7人制ラグビー日本代表の村田亙監督が、8月22日、23日(日)に開催される東京オリンピック・パラリンピック招致活動の「2016年の選手村に泊まろう!」という企画に参加するようだ。東京オリンピック・パラリンピック招致委員会ホームページから申し込んだ8カ国20組の参加者とともに、2016年オリンピックの候補競技となった7人制ラグビーの村田監督も家族で参加することになった。バーベキューやカヌー教室など楽しい企画みたい。取材も多いようだし、7人制ラグビーをどんどんアピールしてもらいたい。

9月4日開幕のトップリーグの話題では、九州地区と東海地区でもメディア向けの概要説明会開催の案内があった。

九州では、九州電力キューデンヴォルテクスの郷田正監督、中村嘉宏主将、コカ・コーラウエストレッドスパークスの向井昭吾監督、三根秀敏主将、福岡サニックスブルースの藤井雄一郎監督、菅藤友主将が参加。東海地区では、トヨタ自動車ヴェルブリッツの石井龍司監督、麻田一平主将、ホンダヒートのジョン・シェラットヘッドコーチ、木村允彦主将、ヤマハ発動機ジュビロのケビン・シューラー監督、山村亮主将が参加して、抱負などを語る予定。

こうして書いてみて、改めて各監督、主将を確認。郷田新監督は、早稲田大学の現役時代から見ていて、ほんとにさわやか青年だったので、その彼が監督になるというのは不思議な感じ。そう考えると、向井さんや、シューラーさんが現役時代から取材しているわけで、長いことやってるなぁと実感。シューラー監督はめちゃくちゃ日本語が上手いので、ヤマハの試合後、テレビでインタビューなどあった時はご注目を。

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お答えします15

7人制ラグビーがオリンピックの競技に採用されることが濃厚になったことで、イングランド、ウエールズ、スコットランド、アイルランドはどうなるのか? というコメントを頂いていました。すでにコメントで答えてくださった方がいるので、改めて説明することもないのですが、簡単に書いておきますね。

オリンピックの出場条件には、「各国または各地域のオリンピック委員会が認定する各種目協会は1つ」というのがあります。イギリスのオリンピック委員会は、British Olympic Associationで、イングランド、ウエールズ、スコットランド、北アイルランドがまとまっています。ということで、イギリスとしては、全英代表を編成するか、一番強いチームが出場する、という2つの選択肢になるでしょう。現時点で明らかではありませんが、今の実力でいけば、イングランドが単独で出てもメダルを狙えると思います。難しいのはアイルランド代表で、ラグビーの場合は、北アイルランドとアイルランド共和国の選手がいますから、ここをどうするかという問題は出てくるでしょうね。

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お知らせ3つ

きょうはお知らせ。まずは、8月22日から「ブレディスローカップ 東京 2009」の入場券の第一次販売がローソンチケットにて開始される。ワールドカップの日本開催、7人制ラグビーの五輪採用濃厚という追い風を受けて、この試合も注目度が高くなっているようだが、どこまでチケットの売り上げが伸びるか注目である。

トップリーグの開幕まで、あと3週間を切っている。トップリーグの各チームはそれぞれさまざまな企画でラグビー普及にあたっているのだが、福岡サニックスブルースが、チームの公式サイトで、15周年キャンペーン「ブルース検定」を実施している。ブルース検定に答えてもらい、全問正解者の中から抽選で1名様に「ニュージーランド往復航空券」をプレゼントする企画。ブルースフリークのみならず、ラグビーファンのみなさん、チャレンジしてみては?

NECグリーンロケッツの浅野良太選手が、『浅野良太Special Seats2009』と題し、2009年度に開催されるNECの公式戦に毎試合1組2名様を無料招待することになった。座席は、選手席付近(SS指定・S指定・中央席に相当)する嬉しい企画だ。浅野選手と言えば、ニュージーランド州代表選手権出場に向けてチャレンジ中。10月に同選手権終了後は帰国してトップリーグに出場することになっている。今回の企画について、浅野選手はこう語っている。

「自分は小学1年生からラグビーを始め24年が経ちます。小学生時代にラグビー場に行き憧れの選手からもらったサインや、菅平高原で合宿をしていた日本代表選手と交流したことは今でも貴重な思い出です。
 また、最近では選手の立場として日本代表・トップリーガーとして多くの方々に応援していただき、また多くの温かい言葉を頂き励まされてきました。
 そして今、自分に出来ることは何か。それは、子供達に夢を与えてあげること、そして多くの人達にラグビーの素晴らしさを『生』で観戦して実感してもらうことです。
 ラグビー経験者、観戦に来た事がある方は勿論のこと、ラグビーを観た事のない方やお友達にラグビーを知ってもらいたい方、またラグビーを全く知らない方まで老若男女問わずどなたでも応募できますので、この機会にグラウンドでの観戦はいかがですか?」

詳細は、浅野選手のブログにて。

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菅平チャリティコンサート2

15日夜、ヒーローズ・チャリティコンサート第2部は、スペシャルゲスト山口良治さんを迎え、僕と林敏之さんとのトークライブで幕を開けた。山口先生がいらっしゃるということもあって、伏見工業の教え子である三洋電機の三宅敬選手、田中史朗選手、それに同じく京都出身の北川智規選手もやってきた。京都のラグビースクール、アウル洛南ジュニアの指導員のみなさんなど、客席も豪華メンバーだった。

実はこの夜のトークライブには、石塚武生さんが来ることになっていた。林さんが依頼の電話をすると、「いいよ、行くよ」と快諾してくれたそうだ。急逝されたので、まずは黙祷してトークライブをスタートさせた。

Hero4

林さんが高校日本代表に選出されたとき、山口先生がコーチだったのだが、林さんはそのとき初めて試合前に泣きながらグラウンドに飛び出した。山口さんがみんなの手をつながせ、「みんな待ってるぞ。お前らが勝ったという報せを。お父さん、お母さん、学校の先生も、学校の人も、みんな待ってるんだぞ」と話しかける。そんな言葉に気持ちが昂ぶった。そして、試合では林さんが好タックルを連発。初戦に勝利した。のちに「壊し屋」と異名をとって世界の舞台で活躍する原点である。

林さんが神戸製鋼に入社して間もない頃、山口先生が神戸製鋼のラグビー部員に話したことがある。「林だって痛いんやで。林がいくらタックルにいっても、みんなしらーっとしているじゃないか。いいプレーヤーを揃えたって、そんな感性微弱な集団では勝てないよ」。仲間の痛みをわからないチームは強くなれない。怖さを克服するところにラグビーの教育的価値がある。大人が子供に夢を語ってやってほしい。様々なエピソードを交えながら、お二人が熱く語り、客席は完全に惹きつけられていた。涙を流している人もいた。僕もラグビースクール時代、学年担当が山口先生で、その教えが今も僕のラグビーの原点になっている話をさせてもらった。とてもいい時間だった。

その後は、昼と同じくフォークライブ。きたかたよしろうさんが、ちゃんちゃこ時代の曲を歌い、その後は林敏之率いるヒーローズ・バンドの演奏。昼の反省で曲順を組み替え、ビールの酔いも手伝って大いに盛り上がった。飲食無料のイベントとあって、たくさんの募金が集まった。ありがとうございました。

16日朝、残ったスタッフで、朝早くから店を開けている、レストランむくで朝食をともにし、解散。最後は大阪ラグビーネットワークの南野さんがトイレを詰まらせるオチもついた。もちろん、例のパコパコする道具で開通させて、宿をあとに。

すごく楽しいイベントだった。大阪からボランティアで駆けつけて会場の設営から運営まで働き続けたスタッフのみなさんには頭が下がる。ボランティアスタッフの中に明治OBの出向井さんがいて、お話しできたのも嬉しかった。出向井さんは大坂工大高のOBだが、彼と当時の荒川監督のエピソードが英字新聞に掲載されたことがある。僕の高校時代のラグビー部顧問は英語の先生で、「俺はラグビーは教えられないから、受験勉強を手伝うよ」と、その記事を渡され訳したことがある。懐かしい思い出だ。

解散後、早稲田大学の取材に行った。そのレポートは25日発売のラグビーマガジンに掲載される。

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