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2009年8月30日 - 2009年9月5日

TL開幕節5日の結果

土曜日は長居第2陸上競技場で、神戸製鋼コベルコスティーラーズ対サントリーサンゴリアス戦をJSPORTSで解説した。会場は、7,964人の観衆で埋め尽くされた。

期待に応えて両チームが気迫ある攻防を繰り広げる。先制したのは、サントリーだった。前半20分、ゴール前のラインアウトからのモールで、FL元がトライ。しかし、神戸製鋼も、SO森田のキックパスをタッチライン際で待っていた長身のウォレスハリソンがキャッチし、そのボールをつないでNO8谷口が反撃のトライをあげる。

34分には、サントリー陣深く入ったスクラムからSH苑田がショートサイドを駆け抜けて右コーナーぎりぎりに手を伸ばして逆転。37分、今度はサントリーがSHグレーガンの横に走り込んだFL佐々木が飛び込んで再逆転とスコアは二転三転した。

風上に立っていたサントリーが、前半を17-12と5点しかリードできなかったのは、勝敗を分ける大きなポイントだった。後半のキックオフでは、神戸製鋼のキャッチミスからサントリーがボールをつないで最後は小野澤がスピード満点のスワーブで左隅にトライし、22-12まで点差を広げたが、以降は、風上に立った神戸製鋼がSO森田のロングキックで陣地を稼ぎ、サントリーをほとんどの時間自陣に釘付けにした。

最後は自陣で反則を繰り返すサントリーに対し、神戸製鋼がSO森田の3連続PGで同点に追いついた。最後は、試合終了を告げるブザーが鳴っている中での反則だった。

「初戦はぜひ勝ちたかったが、内容からして、よく引き分けたといえるかもしれない。森田はここ1、2年成長しているし、彼なりによくやっていたと思います」と神戸製鋼の平尾総監督。大畑キャプテンは、「自分たちがどれだけやれるかという試合だった。正直勝ちたかったけど、収穫の多い開幕戦だったと思います。僕は体力ギリギリでした。もっと攻撃に絡みたかった」と、自身のパフォーマンスにはやや不満げだった。

サントリーの清宮監督は、「お互いに持ち味を出せなかったゲーム。不完全燃焼ですが、現状のお互いの力がそのまま出た結果だったかもしれません」と、サバサバした表情。佐々木キャプテンは、「後半、うまくゲームが運べなかった。攻め込んだときに、もっとボールをキープして攻めたかった。いい判断ができなかったのは、僕の責任です。でも、試合内容は悪くないし、ポジティブです。次もいい内容の試合がしたい」と前を向いていた。

サントリー優位と言われていた試合だが、神戸製鋼のディフェンスでの頑張りは見事だった。セットプレーも安定し、ブレイクダウンではややサントリーに押し込まれたが、崩されるほどではなく、昨季からの成長を証明していた。

この日は、他会場も接戦続き。結果は以下の通り。

◎トップリーグ第1節結果(5日)
神戸製鋼△24-24△サントリー(前半12-17)
リコー○23-15●ホンダ(前半3-3)
コカ・コーラウエスト○19-12●近鉄(前半3-6)
トヨタ自動車△18-18△ヤマハ発動機(前半9-9)
NEC●11-29○クボタ(前半8-10)
サニックス○25-15●九州電力(前半14-8)

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TL開幕戦の結果

9月4日、午後7時30分、トップリーグ2009-2010が幕を開けた。観客は、12,796人。途中から雨が降ったが、客席はグラウンド上で繰り広げられる熱い戦いに釘付けだった。

立ち上がりは、三洋電機がSOブラウンの長短織り交ぜたキックで防御を崩し、WTB北川のインゴールへのパントを、三宅がおさえて先制。昨年一年間を負傷で棒に振ったFB田邉が復活を祝うPGを2本決めて13-0とリードする。しかし、前半の終盤からは東芝がペースを握り、三洋SH田中がシンビンになった時間帯に、キックパスからWTB仙波がトライ、終了間際にはSH吉田の突破でチャンスを作り、最後は、WTB廣瀬が昨季のプレーオフを思い出させる快走で左隅に飛び込み、15-13と逆転した。

後半は、「膠着状態だったのでインパクトプレーヤーを入れた」(三洋・飯島監督)と、三洋が積極的に選手を入替え、期待に応えたWTB吉田がCTB霜村のキックを追いかけてインゴールに押さえ逆転、田邉のPGで突き放した。霜村キャプテンは、「代わって入った選手に、テンポアップしよう、プレッシャーをかけ続けようと言った。シオネ、堀江、スニー、川口、みんなよく前に出てくれた。吉田さんは、やっぱりやってくれましたね」と意図通りの選手の動きを称えた。防御で粘り、ターンオーバーからスピードランナーを走らせる、実に三洋らしい勝利だった。

東芝は素晴らしいつなぎを見せた一方で、攻め込んでのミスが多発した。「後先考えずに勝ちに行ったが、三洋のうまいゲーム運びに負けた」と東芝・瀬川監督。廣瀬キャプテンも「東芝が勝ちを逃した試合だった」と悔やんだが、昨季の不祥事からチームを立て直し、今季、気持ちよく戦えたことを素直に喜んだ。「純粋にラグビーできたことが嬉しいです。楽しみました。これも三洋のおかげだし、ありがとう、と伝えました」

マン・オブ・ザ・マッチは、トニー・ブラウン。

三洋が勝ち点「4」をゲット。東芝も最後に1PG入れて、7点差以内の負けにあたえられるボーナス点「1」を獲得。これは、最後の順位争い効いてくるかもしれない。

◎トップリーグ開幕戦結果
三洋電機ワイルドナイツ○24-18●東芝ブレイブルーパス(前半13-15)

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金曜日の午前中は、早稲田大学ラグビー部の上井草グラウンドで取材だった。写真左から、山岸副将、早田主将、田邊副将の3人、っていうか、右端、顔見えませんがな。

3人の今の早稲田の仕上がり具合を訊いた。印象通り、強気な田邊選手に、大人しめの早田選手、そして明るい山岸選手という感じだった。面白い写真が撮れたので、乞うご期待。9月25日発売のラグビーマガジンに紹介されます。

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TL開幕間近

待ちに待ったトップリーグの開幕である。すでに各試合のメンバーがオフィシャルサイトで発表になっている。東芝のSOヒル、怪我が心配されたのだが間に合ったようだ。三洋電機のSOブラウンとの対決は楽しみ。この時期はまだ汗でボールが滑りやすい。昨年の開幕戦はそれもあってミスが多発したのだが、さて、どうなるか。

僕は5日は長居へ行く。サントリーはシーズン前、清宮監督がほのめかしていた通り、SHグレーガン、SOピシ、CTBニコラスを先発させ、FWは日本人選手で固めてきた。新人のLO眞壁の力強いプレーに注目したい。神戸製鋼は、WTBに新加入の巨漢BKアンダーソン、FBには元南ア代表デルポートを起用し、FWのLOにウォレスハリソンを入れてきた。大畑大介も先発である。菊地と今村の早大出身CTBコンビ、どう機能するか。両チームの今季を占う一戦。面白くなりそうだ。

この他、各試合のメンバーを眺めてのつぶやき。「トヨタ、アイイがSOで先発か。和田がWTBに入ってる、ダブルハーフか」、「ホンダのフェアバンクスとトゥプアイレイの両CTBは強烈だぁ。佐藤剛、久しぶりに姿が見られるなぁ」、「コカ・コーラ、ウェブはFBで先発。淵上がSOね。おっ、豊田もFLで出てきた」、「近鉄、大西将太郎SOやん。トンプソン、ロコツイの両LO、これ迫力ありまっせ」などなど。

JSPORTSは、開幕節の全試合を放送する。でも、行ける人は現場に行きましょうね!

放送予定は以下の通り。それぞれリピート放送もあり。

◎トップリーグ第1節
◇9月4日(金)
19:15~ J sports Plus 三洋電機 対 東芝
◇9月5日(土)
17:50~ J sports 2 神戸製鋼 対 サントリー
21:00~ J sports Plus トヨタ自動車 対 ヤマハ発動機
21:00~ J sports 1 リコー 対 ホンダ
23:00~ J sports 1 NEC 対 クボタ
◇9月6日(日)
19:00~ J sports 1 コカ・コーラウエスト 対 近鉄
21:00~ J sports 1 福岡サニックス 対 九州電力

追記◎トップリーグの各試合会場では、全14チームのジャージをかたどったストラップ「FOR ALL チームジャージ型ストラップ」が配布される。好きなチームの「FOR ALLチームジャージ型ストラップ」をゲットしよう!

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TL開幕まであと2日

明後日、トップリーグ開幕である。コメントで、フロントローのリザーブについてのご質問があった。要するに、1、2、3番の専門職を必ず一人ずつリザーブに入れる特別ルールで、これは各協会に適用は委ねられるもの。訓練されたフロントローを十分に準備することで安全性の確保もできるのだが、なんのためにこのルールが作られたかといえば、フロントローの専門職がいなくなったときは、押し合いをしない「ノンコンテストスクラム」になることを悪用する行為防止のため。つまり、不正によってスクラムの弱いチームが有利にならないようにというわけだ。

もちろん、このルールでは、リザーブが8人になり、ノンコンテストスクラムの原因となったチームは、14人でプレーする条件も適用できる。フランスリーグではすでに導入され、ノンコンテストスクラムが激減したという。イングランドのプレミアシップも導入するようだ。IRBが通達を出したのが、7月下旬だったこともあって、日本のトップリーグでは適用されない。

リザーブの背番号が23番までになると、サポーターナンバーも変えなきゃいけないんだなぁなんて、のんきなことを考えたりもする。

そういえば、イングランドのハリクインズが、4月に行われたハイネケンカップの準々決勝で、偽装出血で、いったん退場したキッカーを再び入れて逆転を狙った事件があった。そして、7月20日、当事者の選手に一年間の出場停止処分が、その後、監督のディーン・リチャーズは3年間の資停止処分に。フィジオも処分されている。

激しいプレーだからこそ、フェアに戦わなくてはならないラグビーで、まったく悲しい事件だ。これから始まる国内シーズンでは、フェアな戦いが行われるとを信じたい。

昨日のプレスリリースで、今年度の全国大学選手権の組合せ抽選方式についての発表があった。昨年から始まった抽選方式は継続。その中身が少し変更になる。今季でいえば、学生王者のいる関東大学対抗Aの1、2位、関東大学リーグ戦1部の1位、関西大学Aリーグの1位が、A、Bブロックの両端のいずれかに入る。この第1グループと、各リーグ2位が当たらないよう抽選が行われる。詳細は、日本協会のホームページにて。

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TL開幕まであと3日

いつのまにか9月だ。トップリーグの開幕まで、あと3日である。大学ラグビーも、関東大学対抗戦Aが9月12日の日体大対明大戦、関東大学リーグ戦1部は、9月13日の関東学院大対中大、日大対流通経済大でスタートする。九州学生部は9月19日から、関西大学Aは、9月27日からだ。ラグビー的には、少しでも気温が下がってくれることを願いたい。

さて、今朝のサンケイスポーツに、9月4日の開幕戦の三洋電機の予想スタメンが掲載されていた。HO山本、NO8龍コリニアシ、SH田中、SOブラウン、FB田辺が入って縦の軸は完璧。東芝も含めて両チームのメンバーが正式発表となるのは48時間前。2日の夜になるわけだ。注目。

開幕節の話題では、瑞穂ラグビー場で行われる東海ダービー「トヨタ自動車ヴェルブリッツ対ヤマハ発動機ジュビロ」(9月5日、18時キックオフ)のイベントのお知らせ。キックオフ前、16時10分からは、「レジェンドトークイベント」と題して、会場外正面玄関前にてステージイベントを開催。スペシャルゲストとして、両チームのOBであり、共に桜のジャージを着て戦った高橋一彰さん、村田亙さんを招いてのトークショーが行われる。トークイベントの最後にはチームグッズが当るクイズコーナーもあるようだ。JSPORTSでおなじみ、名古屋出身の矢野武さんがMCを務めます。

高橋さんといえば、僕が大体大の4年生のときの1年生。元気? あの肩幅と胸板は健在だろうか。軽快なトーク、よろしく!

また、試合前には前座として、小学生対決「豊田ラグビースクール対ヤマハ発動機ラグビースクール」、続いて「トヨタOB対ヤマハOB」による15分1本勝負も行われる。

ヴェルブリッツOBチームは、山崎弘樹さんがキャプテンを務める。「ヤマハさんは同じ東海地区で関西リーグ時代から馴染みもあるチーム。ヴェルブリッツOB一同とても楽しみにしています。個人的には大学時代の先輩、堀川さん(元ヤマハ監督)が出場されるとのことで、敬意を表しつつ、いいプレーをお見せしたいと思います。皆フィットネスがない分、テクニックとハートで勝負していきたいと思いますので、少し早めに会場入りして是非とも温かい激励をどうぞよろしくお願いします」

豊田ラグビースクールは、かつて大東大、トヨタ自動車で活躍したロペティ・オトさんがコーチ。「素晴らしい機会ですので試合をするからにはもちろん勝つもりで挑みます。ヴェルブリッツの前座試合ということでヤル気を引き出せるプレーと感動できるパーフォーマンスをしたいと思います。スクールには双子の兄弟が2組おりますので、双子パワーとオトジュニアの走りににもご注目下さい。チーム一丸となり 楽しく元気よく頑張りますので応援よろしくお願いします」

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未来のトップリーガーへ

日本代表のジョン・カーワンヘッドコーチがまだNECの選手だった頃、日本でラグビーを普及するための一番の方法は? と尋ねたことがある。「僕だったら、日本中の公園にラグビーボールを転がしておきますよ」と話していた。実際にはボールが使えない公園が多いわけだけど、子供達に楕円球を触ってもらうのは、普及の一番の近道だ。

ただし、ラグビーボールは安いものではないので、チームによってはボールが足りなかったり、古くなって丸くなってしまったものをずっと使っていたり。僕の高校時代もそうだった。ほとんどサッカーボールのようになったのを使っていたなぁ。最近は、丸くなるというより、あの表面のプツプツがすり減ってしまうのかな。

ジャパンラグビートップリーグが、2009-2010シーズンの公式試合で使用したボールを日本協会登録の高校生以下のチームに進呈する、「未来のトップリーガーへ」プログラムが実施されることになった。トップリーグは、毎試合ごとに新しい試合球を使用している。これらを「未来のトップリーガー」の練習球として進呈することで、ラグビーの普及・育成に貢献し、試合使用球を有効活用する狙い。大会ボールサプライヤーの、スズキスポーツの協力の下、実施される。

トップリーグのオフィシャルサイトにて募集。募集チーム数は、20チーム(多数の場合は抽選)。1チームあたり5球(合計100球)。発送は、トップリーグの全日程終了後となる。僕が高校生なら、トップリーグのボールを使うだけで上手くなった気分になるだろうなぁ、たぶん。そして、トップリーグから日本代表、ワールドカップ出場を多くの選手達に目指してもらいたい。

以前、ラグビーの普及活動の取材をしているとき、元木由記雄選手が子供達に「みんなも、ジャパンになれるよ」と声をかけていた。もちろん、誰もがなれるものではないのだが、誰にでも可能性があることも確か。実際、日本代表になった選手の多くが、「なれると思っていなかったけど、あきらめずに頑張って良かった」と話してくれる。そう、あきらめてはいけないのだ。きょうの練習から、頑張ろう!

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浅野選手途中出場

土曜日、渋谷で銀座線に乗ろうと思って駅の通路からふと交差点を見ると、帝京大学の巨大な看板が。ラグビー部勢揃いで、これはかなりのインパクト。他のJRの駅でも見かけたことがあるのだが、これは渋谷のスクランブル交差点。目立ちます。

Shubuya

ニュージーランドの州代表選手権のカウンティーズ・マヌカウ代表のスコッドに選出されて奮闘中だった浅野良太選手(NECグリーンロケッツ)が、途中交代ながら出場を果たした。相手は、ワイカト代表。オールブラックスのSHレナード、SOドナルドらを擁する強力メンバー。試合は8対30(前半8対13)で、カウンティーズ・マヌカウが敗れている。浅野選手は後半20分からの出場だった。まだまだ試合はある。さらなる健闘を祈ろう!

土曜日は、トライネーションズ第6戦、オーストラリア代表ワラビーズ対南アフリカ代表スプリングボクスの試合が行われた。西オーストラリアのパースで、ワラビーズが全勝のスプリングボクスを迎え撃ったのだが、今のスプリングボクスは手がつけられない強さがある。ワラビーズも対策をたて、ボールをキープしてよく攻めるのだが、なかなかスプリングボクスのディフェンスが崩れず、ちょっとしたスキを見せると簡単にトライを奪われてしまう。個々の能力の差を感じてしまう内容だった。でも、ワラビーズがスプリングボクス攻略のヒントは見せてくれるし、いいトライもする。怪我人続出のなかで、苦しい戦いが続くが、来週も同じカードがある。さらにいい内容に期待。

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