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2009年2月8日 - 2009年2月14日

スーパー14開幕&入替戦結果

土曜日は、JSPORTSのスタジオで、スーパー14のクルセイダーズ対チーフス戦を解説した。今季のスーパー14は、海外へ流出した選手が多く、新しいヒーローの誕生が期待されている。録画で観る方もいると思うので、結果は控えたいが、クルセイダーズで、21歳のSOコリン・スレイドが出てくる。ダニエル・カーターがフランスへ行ったあと、誰がSOに入るか注目されていたのだが、膝などの怪我で昨季あまりプレーできなかったスティーブン・ブレットは控えにまわり、スレイドが出てきたのだが、ブレットとの実力差は一試合では判断できず。それより、CTBのティム・ベイトマンが伸びているのに驚かされた。開幕戦のウエスタン・フォース対ブルーズの試合より、きょうの試合のほうがテンポがあって面白かったかな。

この週末は、シックスネイションズもある。本日深夜、優勝候補のウエールズとイングランドの対戦は注目である。とはいえ、深夜だから、僕は録画で観ることになるかな。日曜日は日本選手権2回戦の2試合がある。第1試合は、NECグリーンロケッツ対リコーブラックラムズ。NECのFW第三列は、ラトゥ、マーシュ、箕内という強力な3人。リコーはキャプテンのFL伊藤、NO8フェレラが負傷欠場の上、エモシ・カウヘンガも怪我で苦しい布陣だが、キャプテン代行の滝澤は、今季の練習に手応えを感じているようで、闘志を燃やしていた。ラーカムはリザーブスタートとなる。

早稲田はサントリーにチャレンジ。公式戦で両チームが対戦するのは初めて。中竹監督は、「理屈を超えたディフェンスをしたい」と話していたが、早稲田のOBも多いサントリーにどこまで食らいつけるか。セットプレーで健闘できれば面白い試合になるかもしれない。

東芝が不在という残念な事態。しかし、東芝の廣瀬キャプテンが何度も「ラグビーを愛する人たちを裏切ってしまい申し訳ないです」と頭を下げているとおり、彼らも、日本選手権で素晴らしい試合が繰り広げられることを望んでいるはず。そして、残された5チームの選手達も、いい試合をして多くのラグビーファンを楽しませたいと思っているだろう。きっと熱いプレーをしてくれると思う。

追記◎ロアマヌ選手のことでいくつかご質問ありましたが、今回のドーピング検査は国際的なものなので、3か月の出場停止も国際的なものになります。しかし、それが明ければ彼は日本以外の国ではプレー可能です。また、日本協会の処分も無期限出場停止ではありますが、日本でのプレーを希望すれば、将来的に資格が回復される可能性はあります。東芝では彼はプロ選手としてやっていたので、退部はそのまま退社になるでしょう。トンガに戻って、もう一度ラグビー選手として再スタートすることになりそうです。

◎ トップリーグ2008-2009入替戦結果
九州電力キューデンヴォルテクス○31-10●マツダブルーズーマーズ(前半5-0)
福岡サニックスブルース○38-22●豊田自動織機(前半28-17)

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東芝、日本選手権辞退

東芝の日本選手権辞退が、現実のものとなった。ドーピング検査で大麻陽性反応を示していたクリスチャン・ロアマヌ選手は、再検査結果も陽性となり、日本ドーピング防止規律パネルからドーピング防止規則違反として3カ月の資格停止処分、日本ラグビーフットボール協会から無期限資格停止処分となった。東芝ラグビー部は協会から厳重注意処分を受け、再発防止策の提出を通達されている。これらを受けて、東芝は日本選手権の辞退を表明した。ロアマヌ選手は退部する。東芝は今後、本社人事グループに全社スポーツを管理する部門を新たに設置し、企業スポーツ全般の運営・教育指導に関する管理体制を強化していく対応策などを決めた。

東芝辞退により、2月22日に予定されていた秩父宮ラグビー場の日本選手権準決勝は中止となり、サントリーサンゴリアス対早稲田大学の勝者が決勝に進出することになった。同日開催予定の「サントリーカップ 第5回全国小学生タグラグビー選手権大会」は、予定通り開催される。

なお、ドーピング違反により、ロアマヌ選手のトップリーグ第12節におけるトライ記録が失効されたため、トップリーグ最多トライ数が、「12」となり、三洋電機の北川智規選手と同数になるため、最多トライゲッター賞は両者が受賞することになった。

日本のラグビー界は、1986年からドーピング検査を実施してきた。トップリーグでも、毎節数試合はドーピング検査があるし、ワールドカップに行けば抜き打ちの検査もある。風邪薬やぜんそく薬などの誤った摂取以外に、禁止薬物が出たことはない。各選手は風邪をひいてもトレーナーに渡された薬しか飲まないなど、細心の注意を払っているし、各チームも、日本代表でもドーピングに対する教育は行っている。だからこそ、今回の件は残念でならない。本人は摂取を否定しているし、過去にもドーピング検査を受けていることもあって常習とは考えにくいが、無自覚な行動の代償はあまりに大きい。

この問題は、企業ラグビーの中で、契約社員という形でありながらラグビーを主業務とする実質的プロ選手が含まれていることの管理の難しさを浮き彫りにしている。職場を持つ社員選手に比べて、プロ選手は自由時間が多い。意識の高い選手はなんらかの資格取得をするなど有効に時間を使っているのだが、そうできない選手もいる。ここが管理者側の責任の問われるところだろう。

かつての東芝のマコーミック選手や、三洋電機のラトゥー選手など、取材に行くと職場から作業着や制服でやってきた外国人選手達が懐かしい。企業スポーツは、ただチームを強化するだけでなく、社会の規範を学び、子供達から尊敬される大人を作っていく場であってほしいと思う。

追記◎コメントでもいただきましたが、スーパー14が本日、2月13日より開幕します。第1節の放送予定は以下の通りです。
2月13日(金)19:40  J sports 1
ウエスタン・フォース vs. ブルーズ
2月14日(土)13:25  J sports Plus
クルセイダーズ vs. チーフス
2月14日(土)15:30  J sports Plus
ハリケーンズ vs. ワラタス
2月18日(水)23:00  J sports Plus
ストーマーズ vs. シャークス

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三洋トリオ

12日の朝は日の出前に起床し、電車に揺られて太田へ。強風で電車が徐行し、車内アナウンスで何度もお詫びが。でも2分しか遅れなかった。これくらいOKなのになぁ。

向かったのは、もちろん三洋電機ワイルドナイツのグラウンド。今月25日発売「ラグビークリニック」の特集・ブレイクダウン(ボール争奪局面)の取材だった。現代ラグビーの勝敗を分けると言われる「ブレイクダウン」だが、三洋電機はあまりこだわる感じがしない。そのあたりの考え方など聞いた。

Img_2887

インタビューに応じてくれたのは、副将の三宅敬選手とFL若松大志選手。実演は、写真の3人。左から若松選手、水間良武選手、三宅選手。風、強かった〜。チームは、MS杯の決勝戦後、3日間は休みだったそうだが、三宅選手はまだ悔しそうだった。彼に言わせれば、それは自分たちの強いところを崩されたから。つまりは完敗だったからだ。それはともかく、小さい身体で確実にボールをキープし、しっかり味方に出すノウハウを教えてくれた。分かりやすいので、多くの選手に参考にしてほしいと思う。

先日、伏見工業高校ラグビー部の高崎監督に話を聞いたとき、三宅選手の高校時代について尋ねると、「トップリーグでやるような選手になるとは思えなかった」とのこと。関東学院を志望したときに、とめたほどだったという。「僕への反骨心もあるのかな」と今の活躍に目を細めていた。当人の努力のたまものなのだが、僕は、常に安定した攻守をみせる三宅選手のプレーは素晴らしいと思っている。MS杯決勝戦でもし三洋が勝っていたら、MVPだったかも。ワイルドナイツの次の試合は、22日。相手はNECグリーンロケッツとリコーブラックラムズの勝者だ。悔しさをバネにどんなプレーを見せてくれるのか楽しみ。

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アンガス・ビデオ・お知らせ2つ

NTTドコモ関西のヘッドコーチに、元日本代表キャプテンのアンドリュー・マコーミックさんが就任。トップリーグ昇格に向けて意気込みを語った。現役引退後は、NZでツアー会社を経営するなどしていたが、同時にコカ・コーラウエストレッドスパークスのスポットコーチや、アドバイザーを務めていた。トップウエストを面白くして、レベルアップの軸になってくれればと思う。アンガス、もう42歳になったんだなぁ。

各チームはすでに来季に向けての準備に入っており、これから新体制や選手の移籍などが次々に発表される。厳しい経済状況のなか何が起きても不思議はない。今後の各チームの動向に注目したい。と書いた数時間後、追記しなければいけない出来事が。追記=トップイーストのセコムラガッツから強化中止の発表があった。HPに書かれている文章によれば、創部の趣旨は「人材の育成」を主眼に「仕事とラグビーの両立」だったが、世界的なプロスポーツ化の流れで、「仕事とラグビーの両立」が難しくなり、「創部当時の趣旨とは大きくかけ離れてきている状況をふまえて強化中止が決定いたしました」とのこと。今後は社員選手の自主的なチーム運営となる。セコムの選手は多くが社員だが、スタッフなどは短期契約のはずで、彼らの今後が気になるところ。

記者仲間の美土路さんから、「旧聞かもしれないけど、これ見た?」とメールが来た。IRB(国際ラグビーボード)の五輪復帰キャンペーンビデオのことを教えてくれたのだ。僕はまだ見ていなかった。大西将太郎選手のカナダ戦の同点ゴールも入っている。世界の名選手がラグビーの魅力を語っていて、いい感じです。その中に出てくる「リスペクト」、「フェアプレー」という言葉、大事にしたい。
http://www.irb.com/rugbyandtheolympics/index.html

◎村上の極私的伝言板
きのう告知した大阪のイベント、あっという間に満席になりました。ありがとうございました。こちらは、ラグビーのことではないので恐縮ですが、4月4日、僕の中学、高校時代の友人のライブがあります。僕がいつもトークライブをしている三鷹・文鳥舎にて、【リクオ SOULFUL STAGE】と題し、「ローリング・ピアノマン」の愛称を持つリクオが弾き語りワンマンライブやります。ソロアーティストとしても忌野清志郎や山崎まさよし等、多くの有名アーティストとのジョイントで知られるリクオ。04年からは、世界で一番やんちゃなピアノマン集団CRAZY FINGERSの一員としても活躍。年間100本を超えるライブで鍛えられたライブパフォーマンスは必見です。心癒されたい方、ピアノ好きな方、リクオファンの方、みなさんぜひどうぞ。僕は当日、裏方で働きます。もちろん、歌いません。予約受付中です!

【リクオ SOULFUL STAGE】
日時:2009年4月4日(土)
開演:午後5時(開場:午後4時半)
場所=『文鳥舎』三鷹市下連雀3-32-3 グリーンパルコB1
Tel:0422-79-3777  Fax:0422-79-3777
出演:リクオ
チケット料金:3,000円(ワンドリンク)
懇親会:3,000円(ライブ終了後、立食パーティー)
リクオオフィシャルサイト:http://www.rikuo.net/

予約ご希望の方は、文鳥舎宛てメール、FAXにて。
日時、イベントタイトル、郵便番号、住所・氏名、電話番号もれなくお知らせください。
3営業日ほど(休業日は除く)で折り返しご連絡します。
bunchou@parkcity.ne.jp
Fax:0422-79-3777

◎続いて、もう一つお知らせ
僕が隔月で開催してきた文鳥舎での「愛好日記トークライブ」が最終回を迎えます。今後も、さまざまな場所でトークライブは続けるつもりですが、三鷹でのライブには一区切りつけます。最後のゲストは、三度目の登場となるラグビー博士・小林深緑郎さん。海外ラグビーに対する幅広く奥深い知識で知られる深緑郎さんですが、人物像は謎だらけ。その秘密に迫ります。もちろん、世界のラグビーに関する最新情報も満載。後半は深緑郎さんにラグビーを愛する理由を告白してもらいます。席に限りがありますので定員になり次第締切りとなります。

【博士の秘密】
ゲスト=小林深緑郎(ラグビージャーナリスト)
日時=3月19日(木)
午後7時開演(6時半開場)~9時 
http://www12.plala.or.jp/bunchousha/
◆入場料 2,000円 定員約50名
◆懇親会 3,000円 定員約30名(終演後、1時間半程度立食パーティー)
ご予約開始は、3月2日(月)、午後3時より、メール、FAX、電話で。HPで座席の確認ができます。

『文鳥舎』
Tel:0422-79-3777  Fax:0422-79-3777
bunchou@parkcity.ne.jp

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TL表彰式

月曜日は、都内のホテルでトップリーグ2008-2009年間表彰式が行われた。順位によるチーム表彰(プレーオフ参加チーム)、得点王、最多トライゲッターなどは既報の通り。優勝した東芝ブレイブルーパスの廣瀬キャプテンは、度重なる不祥事を詫びたあと、「試合後、スタンドに挨拶に行ったら三洋のファンのみなさんに、頑張れ、と言ってもらいました。ラグビーというスポーツは素晴らしい。こんなスポーツに携われて幸せだと思いました。(中略)精進して、ここに帰ってきたいです」とコメントした。

きょう発表された各賞は以下の通り。リーグMVPには、得点王、ベストキッカー、ベスト15と個人賞四冠となったデイビット・ヒル選手(東芝ブレイブルーパス)が輝いた。歴代最多となる226得点をあげ、攻守に身体を張ってチームを優勝に導いたのだから当然の受賞だろう。チーム力が拮抗していれば、スタンドオフが勝負を決めるのがラグビーだと思う。だからこそスタンドオフは、しばしば「キング」と称される。ヒルはキングに相応しい活躍だった。

また、新人賞には、交代出場の試合もあったが、13節全試合に出場したサントリーサンゴリアスの畠山健介が選出された。こちらは、ベスト15とのダブル受賞である。「今年は17番の時も多かったので、来季は、全試合で3番で先発できるように頑張りたい」とさらなる精進を誓っていた。ベストフィフティーンは、神戸製鋼のPR平島選手ら初受賞が7名というフレッシュな顔ぶれ。なお、東芝のロアマヌ選手らイエローカード累積3枚で出場停止など、処分を受けた選手は対象外になっている。

■フェアプレーチーム賞
三洋電機ワイルドナイツ(2年ぶり3回目)
■ベストファンサービス賞
神戸製鋼コベルコスティーラーズ(5年連続5回目)
■功労賞
近鉄ライナーズ(初受賞)

【個人表彰】
■トップリーグ リーグ戦MVP
デイビッド・ヒル(東芝) 初受賞
■新人賞
畠山健介(サントリー)
■ベストホイッスル
相田真治

2009best15

【ベスト15】
PR1平島久照(神戸製鋼)初受賞/HO青木佑輔(サントリー)2年ぶり2回目/PR3畠山健介(サントリー)初受賞/LO大野均(東芝)3年連続4回目/LOダニエル・ヒーナン(三洋電機)初受賞/FLスティーブン・ベイツ(東芝)初受賞/FLルーベン・ソーン(ヤマハ発動機)初受賞/No.8ホラニ・龍コリニアシ(三洋電機)2年連続2回目/SH田中史朗(三洋電機)2年連続2回目/SOデイビッド・ヒル(東芝)初受賞/WTB北川智規(三洋電機)3年連続3回目/WTB小野澤宏時(サントリー)4年連続5回目/CTBライアン・ニコラス(サントリー)2年ぶり2回目/CTB霜村誠一(三洋電機)2年連続2回目/FB吉田大樹(東芝)初受賞

また、表彰式では、 トップリーグの社会貢献活動のひとつで、森林保全活動による環境問題への取り組みとして展開しているFOR ALL「TRY for GREEN」プロジェクトの寄付金125万円を北海道網走市の森林保全活動へ寄付する発表があった。網走市の大場脩市長は、「トップリーグの汗の結晶は、広葉樹を植林し、トップリーグの森として育てていきたいと思います」と謝意を述べた。

◎ラグビー愛好日記トークライブWEST開催
僕の大阪のラグビー仲間がこんな企画をたててくれました。愛好日記トークライブの関西版です。というわけで、ゲストもコテコテ。近鉄ライナーズの金喆元選手に赤井大介選手、これに加えてレフリーの原田隆司さんが来てくれます。場所は、以前このブログでも紹介したことのあるラグビー普及促進酒場「ラグビー部マーラー」。

日時=2009年2月22日(日) 
開場=17:30 
開演=18:00~19:30
(終了後はアフターマッチファンクション、自費で飲食です)
会場=ラグビー普及促進酒場 マーラー

※大変申し訳ありません。本イベントは、ご予約で満席になりました。

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MS杯決勝結果

土曜日の夜、JSPORTSでシックスネイションズの開幕戦を観た。深夜の2試合目は眠くなってしまい、録画にして日曜日の朝観た。アイルランド対フランス、面白いです。その後、秩父宮ラグビー場へ行くため、自宅の最寄り駅に向かったら、花粉症の症状が。今年も来ました。

今年度のトップリーグ王者を決めるMS杯決勝戦。試合前には、各地域から推薦された世田谷区ラグビースクール、尼崎ラグビースクール、長崎ラグビースクールが参加してのミニラグビー交流大会が行われ、終了後は優秀賞の表彰や、駐日南アフリカ大使からスプリングボクスのキャップなど記念品を受けるなど、羨ましくなるようなシーンが続いた。

この日の観客数は、17,082人。JSPORTSの放送席はメインスタンドの上段にあるのだが、そこから見て、バックスタンドはほぼ満員だった。試合前、東芝の冨岡鉄平選手と偶然言葉をかわす機会があったのだが、「いろいろすみません。ご迷惑かけて。でも、きょうはいい試合できると思います」と言っていた。一時はラグビーができるような精神状態ではなかったようだが、廣瀬キャプテンがみんなの気持ちを切り替えさせ、「力を出し切る」ことに集中したという。その言葉通り、東芝の集中力は凄まじかった。

廣瀬キャプテンは、試合前に三洋の首脳陣に挨拶に行ったようだが、「気にするな。お互い、いいラグビーをしよう」と言われたらしく、感謝の思いも込めての激しいプレー、そしてミスの少ないプレーだった。しかし、三洋もよく対応し、特に前半は時間の経つのを忘れる息つく間もない攻防が続いた。前半36分のWTB廣瀬キャプテンが右隅に飛び込んだトライは意図通りの展開で、このトライが大きく物を言った。

後半は風上に立った三洋電機だが、怪我あがりのSOブラウン、FB田井中がフィットネスが万全でないこともあって交代し、キックでのゲームメイクがうまくできなかった。終盤は東芝がひたすらボールをキープして最後まで攻め続け、三洋のミスを突いて廣瀬がトライを追加して勝利した。

「非常に残念。東芝のブレイクダウンの圧力に要所要所でやられました」と三洋の飯島監督。東芝の和田監督代行は、会見でも今回の不祥事を詫びた上で、「選手がやらなければいけないことを、やりきってくれた」と選手を称えた。マッチレポートを次号のラグマガに書くので、細かいことはそこで書きたい。

いい試合だった。激しい攻防の中で、腹部を打って咳き込んでいた東芝SH藤井選手のお腹を伸ばしてあげていた三洋PR相馬選手。三洋のSH田中選手が倒れた時には、それを気遣う東芝の選手もいた。とてもいいシーンだった。いい試合をして勝ちたいと願えば、相手にも怪我してほしくないと思う。そうであってほしい。そういう意味でもいい試合だった。

MVPは、廣瀬俊朗、納得の大活躍だった。ちなみに、この試合は、NZでも放送される。ラグビー王国の人たちも楽しめる試合だった気がする。

◎トップリーグ2008-2009プレーオフトーナメント
マイクロソフトカップ決勝結果
東芝ブレイブルーパス○17-6●三洋電機ワイルドナイツ(前半12-6)

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