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ワイルドカード・ファイナル&ケフ引退

23日は秩父宮ラグビー場にいた。きょうは解説がないので、バックスタンドの暖かいところでゆったりと見ていた。ハーフタイムで映画「インビクタス」の予告編が流れてまた感動した。

日本選手権の出場権を争うワイルドカードトーナメント・ファイナルは、第1試合から白熱した。まずは、クボタスピアーズとNECグリーンロケッツががっぷり四つの激闘を繰り広げる。前半は、NECのSO松尾とクボタSOドゥラームの緊迫感あるキックの応酬。そしてターンオーバー合戦。NECが先制トライを奪うも、クボタがドゥラームのPG、終了間際のCTBオツコロのトライで8-5と逆転に成功した。

後半開始早々、NECがラトゥのトライで、12-8と逆転。クボタもドゥラームの2PGで再び14-12とするなど、互角のシーソーゲームに。22分、ブロードハーストのトライでクボタが21-12として優位に立ったのだが、NECも29分、窪田が自ら蹴りこんだボールをインゴールで押さえて19-21に迫る。そして、40分、クボタボールのスクラムでNECがプッシュすると、クボタが痛恨のコラプシングの反則。約40mのPGを松尾が決めてノーサイドとなった。松尾は直前にPGを外しており、ほっとしたのか思わずしゃがみ込んだ。最終スコアは、22-21。実力差のほとんどないチーム同士の死闘だったが、NECの勢いがやや勝った。「最後まで諦めずに戦った。その一言です」(NEC岡村要ヘッドコーチ)

Kefu

「勝ちきれなかったのは私の甘さ」とクボタの山神監督。「今季は何かをつかみかけていただけに、ここで終わるのは残念です」と無念をにじませた。また、記者会見では6年間、クボタでプレーしたトウタイ・ケフ選手の引退も報告された。元オーストラリア代表で60キャップの名選手の現役引退である。ケフは荻原キャプテンの隣で、涙を流してチームへの感謝の言葉を述べた。「きょうの結果は大変残念です。6年間クボタに所属し、年々チームは良くなっていきました。悔いがあるとすれば、トップ4になれなかったことです。それ以外は、いい時間を過ごせました」。報道陣から引退の理由を問われると、「ハードなゲームをすると、身体を戻すのに3日間くらい要するようになりました。チョット、オジサンネ」と説明した。今後はオーストラリアに帰り、一年間休養しつつ、じっくり今後を考えるとのこと。「必ずラグビーには携わります」と話していた。

記者会見の途中で第2試合を見に出てくると、すでに神戸製鋼コベルコスティーラーズが2トライ奪っていた。そして、CTB今村のインターセプトからの独走などで、あれよあれよという間に、26-0となる。コカ・コーラウエストレッドスパークスは、リーグ戦で70-10で神戸製鋼に負けている。このまま大敗するのかと思ったが、CTB福田、FLタキタキがトライを返し、14-26に迫る。しかし、神戸製鋼もラインアウトからのモールでトライを奪い、33-14として前半が終了。

後半はコカ・コーラが攻めに攻めた。神戸製鋼は防戦一方。その中で、コカ・コーラのチャンスの芽を摘んだLO林のジャッカルの連続は光っていた。21分、PGチャンスも狙わずひたすら攻めたコカ・コーラが交代出場の川下のトライで21-33、30分には、FLオーモンドのトライで28-33と迫ったが、最後は神戸製鋼がモールで前進し、FLブラッキーがトライして突き放した。最終スコアは、40-28。

敗れたコカ・コーラの向井監督は「前半の失点が痛かった。ただ、後半敵陣にいつづけてトライがとれたのは成果。トライをとることにこだわったシーズンだった」と話した。勝った神戸製鋼の平尾GM兼総監督は「ゲームのテンポは上がってきた。この流れは大事にしたい」と語り日本選手権を見据えた。ゲームキャプテンを務めた松原選手は「前半はコカ・コーラのミスで得点できたが、それを選手がはき違えた。プラスアルファで何かできれば違った結果になったはず」と課題を口にしていた。

◎ワイルドカード・ファイナル結果
NEC ○22-21●クボタ(前半8-5)
神戸製鋼○40-28●コカ・コーラウエスト(前半33-14)
※この結果、NECと神戸製鋼が日本選手権の出場権を獲得

◎トップチャレンジシリーズ結果
TC2=NTTドコモ○137-0●中国電力(前半59-0)
TC1=豊田自動織機○55-0●マツダ(前半17-0)

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    コメント

    折角の白熱したゲームもJスポーツがやってくれないのが非常に残念でした。

    投稿: タマモクロス | 2010年1月24日 00:55

    最後のPG時にはソーモンドパークににも似た静寂につつまれた秩父宮。上空のヘリの音しか聞こえてきません。
    そして入った瞬間の大歓声!

    この緩急がラグビー独特のマナー文化ですね。

    最近は南半球のラグビーが多く日本に入ってくるので危惧していたけど、たしかに日本にも伝統あるラグビー文化は残ってました♪

    投稿: タロ | 2010年1月23日 22:39

    第一試合は、最後のPKで劇的勝利。ニリの勝利の瞬間が印象的。トウタイ引退ですか。最初で最後に生のトウタイのプレーを見れて良かった。NECはヤコの復帰に期待したい

    投稿: ピアノマン | 2010年1月23日 20:31

    2試合とも好ゲームでした。松尾選手の涙には思わず見ている側にも感激が伝わりました。クボタもいいチームでした。
    コーラの前半の前半での26失点は、神戸に対しては重すぎました。後半の後半、神戸は下げられた時のデフェンスはほとんど戻っていませんでした。上位4チームとの実力差は歴然としていますね。

    投稿: エリス少年 | 2010年1月23日 18:39

    力が拮抗してて予想以上におもしろい試合でしたね。
    今日はありがとうございました〜☆また声かけますね!!

    投稿: ホソダ☆ハナエ | 2010年1月23日 18:01

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