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PNCフィジー戦結果

12日(土)、フィジーのチャーチルパークにて、パシフィック・ネーションズカップ(PNC)第1戦フィジー代表対日本代表が行われた。JSPORTSで、日本A代表の薫田真広監督と解説をした。試合前は勝ってくれると思って笑顔で話していたのだが、終わったときは実況の矢野さんとともに、やや沈んだ表情になった。フィジーは世界ランキング10位の強豪とはいえ、きょうのメンバーは、初キャップ選手も含む若手中心。フランス、NZ、オーストラリアなど海外のクラブで活躍する選手は多くても、ビッグネームはいなかった。世界ランニング13位からの上昇を狙うには、これ以上ないチャンスだったのだが。

試合前の国歌斉唱。フィジー代表選手は涙を流している選手が多く、立ち上がりから激しいコンタクトプレーで日本に襲いかかった。強い日射しに、暑さによる大量の汗、ミスをまったくなくすことは難しいのだが、それでもチャンスでのミスは、即ピンチに直結した。前半こそ、0-3と拮抗したが、後半はスクラムでも劣勢になり、攻め込んでのミスが続発。モールから菊谷が1トライを返したものの、後半35分には、防御背後に大きくキックされ、スピードで競り負けて8-22と突き放された。ウェブのキックの調子がいつも通りなら、2本のPGは決まっていたはず。キックでの地域獲得も、ゲームマネージメントも上手くいかなかった。

解説の薫田さんが試合途中で「もっとオフサイドラインを作ったほうがいいのでは」と話していた。無理なパスでミスするのではなく、ラックを作り、フィジーの防御をオフサイドの位置に追い込みながらテンポ良くボールを動かした方がいいという意味だった。しつこくボールをつなぐ我慢強さには欠けたかもしれない。ボールを保持して攻めきれず、決定力あるフィジーに一気にもっていかれるのは、いつもの負けパターンだった。分かっていることをされて負けたのだから、選手たちは本当に悔しいだろう。世界一の低いプレー、ラック連取での素速い連続攻撃、次のサモア戦では日本代表らしさを取り戻してもらいたい。

◆試合結果
フィジー代表○22-8●日本代表(前半3-0)

■ジョン・カーワンヘッドコーチ
「選手が最後まで諦めず戦ったことは良かったが、良いアタックをしてもゴールライン前でミスをしてしまうなどの個々のミスが大変多かった。結果的にこのようなミスの連続が致命的となり、フィジーのチャンスを生んでしまったことが、この点差の大きな理由です。また、スクラムでは、疲れてきた時に集中力をなくし、安定感がなくなってしまいました。終始、ミスにより、継続的な攻撃ができず、日本はリズムにのることが出来ませんでした。明日からは、(次戦の)サモア戦に向け、切り替えて、修正し、ハードな練習をしていくことに変わりはありません。ミスをなくすことができれば、ランキング上位の相手にも競って、勝利できるチームになることは十分可能です」

■菊谷崇キャプテン                    
「フィジーの激しいプレッシャーを受けてしまい、スクラムが安定せず、バックスへ良いボールを出すことができませんでした。また、自分たちのミスからターンオーバーされ、点を獲られることが多く、トライを獲れる場面でもミスにより、獲りきれなかったのが、一番の反省点です。前半は、0対3で折り返し、自分たちのラグビーをすることができ、ラインブレイクできたことは自信に繋がりました。また、後半に小野澤選手が入ってきたことにより、バックスの選手たちがリラックスし、固かった部分が少し修正されました。明日からは、サモア戦に向け、ミスをなくし、自分たちのラグビーを80分間継続できるように、コーチ陣とも話し合い、修正し、試合に臨みたいと思います」

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    コメント

    最近日本代表の試合を見てもワクワクしなくなった。同じ負けるにしても全員日本人プレーヤーのほうが、まだ納得できる。

    投稿: 北さん | 2010年6月14日 12:39

    厳しいですね。でも1試合1試合かけがえのない貴重な試合です。アレジを呼び戻すくらいなら、山中などの日本人選手に経験してほしいです。日本代表を名乗る以上、ラグビー関係以外の国民に認めてもらわねばならないと思うんです。国際ルールプラス日本のルールで資格を決定してほしい。勝っても負けてもうれしさ悔しさが減じます。その先にあるのは無関心です。ラグビー知らない人とテレビを見ながら説明するのが苦しいです。確かに日本以外の国での代表は諦めたという決断は認めますし、個人を嫌いでもなんでもありませんが、せめて国内在住くらいの条件は必要でしょう。おおらかだったアマチュア時代とは逆に、国代表資格がかえって事務的なことになってきているように感じます。

    投稿: smowman | 2010年6月13日 22:59

    ラグビーまでサッカー代表のように弱い相手にしか勝てないと思うと、残念です。残りの二戦は頑張ってほしい。

    投稿: タマモクロス | 2010年6月13日 11:09

    まだまだ道険しですね。フィジー相手にスクラムで押されてはツラい。畠山選手はケガだったんでしょうか?

    あと、細かい話ですが、前半最初のプレー、菊谷選手がクイックスローインで松下選手がタッチを切ったプレー、ダイレクトタッチじゃないんでしょうか?
    フィジーの選手が蹴ったボールが出た地点は、22mラインの前。菊谷選手がスローインした地点は確かに22mラインより後ろだったんですが…。

    投稿: らぐじ~ | 2010年6月12日 22:30

    今日はラグビー初観戦の人とずっと応援しました。初観戦の人からも体幹の強さの差を感じたと言う感想でした。ビッククラブのブレーヤー抜きでしたが、平均的な選手とでも体幹の差がある中ではなかなか勝てないなと感じたくなくても感じてしまい、W杯本番のトンガも心配になりました。

    投稿: 山田 | 2010年6月12日 20:54

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    » ラグビー日本代表!PNC初戦敗退・難問山積!! [IXY-nob]
    12日フィジーで行われた今年のパシフィックネーションズカップの第一戦。 日本(国際ランク13位)は格上(10位)のフィジーと対戦し、前半こそ0-3と接戦を演じたものの、後半3トライを奪われ、最終スコア8-22と大敗を喫してしまいました。確かに前半の点差こそ3点ではありましたが、内容は点差以上にジャパンのミスが多く、「ノッて」行けない展開でした。 案の定、後半に入るとセットプレーでも圧力をかけられ、ゴール前のモールからワントライは返したものの、「勝てそう」感の全くないままノーサイドを迎えました。確かに... [続きを読む]

    受信: 2010年6月14日 20:57

    » PNC 日本代表対フィジー戦 結果 [ココロミ]
    きょうは蒸し暑いです。この湿度なんとかなりませんかね・・・。愚痴ってもなんともならんわな。先週のパシフィック・ネイションズカップ(PNC)の日本代表対フィジー代表戦は、放送を見る前にJRFUからの速報が届き、「あ~あ~、負けちゃったかぁ」と少々落胆。フィジーは予想以上にプレッシャーが強かったです。スクラムも押されてしまっては、日本としては厳しいです。ボールがすべって両チームともにノックオンのミス多し。まあ、日本代表としては助けられた感もありますが、ハンドリングはしっかりしていただきたいです。基本のキ... [続きを読む]

    受信: 2010年6月19日 14:09

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