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四つ葉とサモア戦結果

土曜日、何気なくタクシーを拾った。おおっ、四つ葉のクローバー号ではないか!

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ヤサカタクシーの1400台の中にたった4台だけ含まれる幸運のタクシー。しかも夜は1台しか走っていない。それは日本ラグビーにいいニュースが舞い込む予兆だった。日本時間6月20日、サモアのアピアパークで行われた対サモア代表戦で、日本代表が31-23で勝利した。実にサモアに勝ったのは11年ぶりである。

先週のフィジー戦では、立ち上がりから無駄なキックとハンドリングエラーが多く、スクラム、ラインアウトも不安定だった。しかし、この日は川俣、堀江、畠山のFW第一列でスクラムが安定。FW周辺をしつこく縦について小さなゲインを重ね、機を見てワイドに展開と、メリハリのついた攻撃でサモアにプレッシャーをかけ続けた。

前半22分には、ゴール前のラインアウトからモールで押し込み、右オープンに展開してSOアレジが防御背後へキック、CTBニコラスがこれを拾ってトライ。10-6と逆転すると、27分には自陣のスクラムから右に展開、SH田中、WTB遠藤の大幅ゲインから今度は左オープン。HO堀江が起点になったラックからさらに左へ展開し、最後はニコラスが相手3人を引きつけてWTB小野澤にパス。小野澤は、そのまま走りきってゴール左隅に飛び込んだ。安定したスクラム、ラックからの素速いボール出し、日本代表が目指すスタイルでの加点でチームは勢いに乗った。

前半、25-6とリードした日本代表は、アレジのPGで3点を加えると、後半16分から川俣のシンビン(ボールを受けようとする相手選手への故意の妨害行為)で14人となった時間帯を耐え、残り20分にLOトンプソン、SH吉田、FBウェブ、FLバツベイ、WTB金澤らを次々に投入してサモアの猛反撃をしのいだ。80分に決まったアレジのドロップゴールで、31-16と15点差にしたのは非常に大きかった。そのあとのキックオフのキャッチミスで8点差に迫られたのだから。ホームのサモアにも意地がある。ギリギリの勝利だった。

シンビンでFWが7人になったスクラム時、統悦に代わって平島が投入され、このスクラムをしのいだのは勝利を語る上では大きかった。素速いボール出しの日本スタイルを築く上で、その起点となるスクラムの安定は絶対に必要な条件だし、防御の点でも押し負ければ相手の思い通に攻められてしまう。日本には強いスクラムを組めるフロントローがたくさんいる。ここは今後も大切に考えてもらいたい。

■ジョン・カーワンヘッドコーチ
「サモアのコンタクトが強かったが、最初の20分で日本が速いゲームプレーをすることができました。選手たちは勇気を持って戦ってくれました。特に最後の6分間のみんなのディフェンスは凄かったです。ディフェンスもしっかりでき、そして、今まで練習や試合で培ってきた、『ジャパンスタイル』ができていました。一つ上にレベルアップしたと思います。日本は、3年掛けて自信をつけてきました。彼らを誇りに思います。きょうはリラックスして、次戦に臨みたいと思います」

■菊谷崇キャプテン
「前半10分間、ボールキープでき、日本のペースで試合を展開できました。FWがセットをキープできたし、BKもボールマネージメントがよくできていたと思います。ペナルティで得点を獲られてしまいましたが、ラインをゲインされても、よくディフェンスし、持ちこたえることができたと思います。サモアに勝利でき、今まで応援頂いている日本のファンの皆さんに、ようやく良い報告ができ、嬉しいです。日本のファンの皆さん、選手の家族、そして、チームをサポートしてくれているスタッフに感謝したいです」

次のトンガ代表戦は日本時間の27日朝に行われる。

愛好的美食日記◎土曜日、京都在住の元日本代表PR中村直人さんと食事した。ひたすらラグビー談義ののち、日本ラグビーの発展を願って乾杯! この後、四つ葉のクローバータクシーに乗ることになるとは…。日本代表史上屈指のスクラム職人が四つ葉のクローバータクシーに乗ったのだ。日本代表のスクラムが上向きになるわけであるhappy01

Oosako

お店は、地下鉄松ヶ崎駅近く(宝ヶ池のラグビー場も近い)、工芸繊維大学前の「ほく泉 大さこ」(TEL075-703-0035 京都市左京区松ヶ崎正田町16-3)。こちら、京都出身ながら愛媛の新田高校、東洋大学ラグビー部でプレーしたご兄弟とご両親が経営されているお店だ。美味しい刺身に天ぷら、寿司、茶碗蒸し、そしてラグビー談義、堪能しました。
営業時間=11:30~14:00、17:00~21:30、日曜営業、定休日=水曜・第3火曜

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    コメント

    対サモア戦スカチャンで観戦。小野沢のトライ、ニコラスの2つのトライどれも日本スタイルのトライのとりかた。ラック連取から素早い球出し、展開、ニコラスが敵2・3人を引き付けるだけひきつけてウィングにパスまたはアレジが敵デフェンスを引き付けて裏にショートキック、ニコラスが押さえた。ずっと昔からジャパンのゲームを観てるから言えるんだけどどこかで観た記憶があるトライだった。この日はFW(特にFL)陣がよく前にでてラックを連取、気持ちの良いアタック、そしてトライに結びついた。トンガ戦も勝利を期待しています。

    投稿: 二保 | 2010年6月25日 10:58

    W杯2勝に向けて、平時?のトンガ・カナダ・アメリカ代表に連勝して、第一関門突破。更に、サモア代表に勝って第二関門通過。次は、フィジーとイタリアがターゲットになりますね。

    投稿: 坂石町分 | 2010年6月22日 18:00

    やっと出た、ドロップゴール!膠着した状況の中、判断良くベストタイミングで決めましたね。ワールドカップ本番でも、ジャパンに欠かせない一手ではないでしょうか。楽しみになってきました!

    投稿: こばちゃんさん | 2010年6月21日 13:50

    本大会はタイムキーパー制を採用していないのだろうか?フィジー戦の時も最後のワンプレイがあるのか、ないのか中途半端なまま数分経過していた。昨日もアレジのドロップゴールの時にすでに40分過ぎていた。もっともこれはランニングタイムとのことであるが。それならそれで、サッカーの試合のようにロスタイム(目安)何分と表示するくらいのことは最低限必要である。日本選手は明らかにもう終わりだろというプレイぶりだった。あれでドロップゴールがなければ逆転トライをとられた可能性十分、ひどく後味の悪い思いをするところだった。

    投稿: にし | 2010年6月21日 13:46

    サモアの密集サイドの1,2チャネルあたりの縦攻撃は止めやすかった。もうちょっと外に振られてつながれると厳しかったかもしれない。
    今日はFWが良く球を出しBKがそれに応えてよくゲインした。勝つときはこんな感じでリズムよく戦えるんでしょう。次のトンガ戦は、勝って当たり前だね、と言われるくらいの完勝を期待する。
     一日前のサッカーのWR日本対オランダ戦を見た。どう贔屓目に見てもサッカーがラグビーをしのぐ競技としての魅力は見つからなかった。

    投稿: エリス少年 | 2010年6月20日 23:51

    内容外れのことですが、ホノルルのビデオ店にインビクタスのビデオがありました。もうすぐ、日本でも発売されると思います。2ヶ月前に、シドニーへ行った際、道路脇の広場で子供たちがラグビーの練習をしているのを見て不思議に思いましたが、
    ここもイギリスの仕組みと同じと思えば当然なのかとも思いました。日本もその一員かと。フランスだけは例外かと?外国ラグビーに少しは関心もてたようです。

    投稿: Y | 2010年6月20日 23:35

    JAPAN勝利おめでとう。
    敵地での勝利、価値ある勝利ですね。

    後半はハラハラドキドキでしたが、勝ったことを素直に喜びたいです。

    次のトンガ戦にも勝利して春のいい形で終わってほしい。

    そして、帰国後どこかでファンに向けた報告会が開催察る事を希望します。

    投稿: 元 単身赴任パパ | 2010年6月20日 22:09

    サモア戦、Jスポで観戦しながら熱くなりました!60分過ぎ、流れがサモアに行きかけた時間帯、自陣での7人でのスクラムをしのいだのが勝負の分かれ目でしたね。敵地でのサモア相手の8点差勝利は大きい。サッカーに負けず、ラグビーももっともっと盛り上げていきましょう!!

    投稿: sella | 2010年6月20日 19:12

    サモア戦の勝利良かったです。
    サッカーが予想外の活躍でまた注目され始めましたから、ラグビーも負けじと頑張って欲しいです。

    投稿: タマモクロス | 2010年6月20日 18:27

    アジア対抗戦からフィジー戦の期間、期待が大きかっただけにしょんぼりと…愛猫に「だめだ…今年は全敗も覚悟しないとなんないかも…なんで…こんな…」などとぐちをこぼしてはため息の日々でした。
    ホントによかった!勝ってよかった!今日負けてたら嫉妬のあまり特番まで組んでもらえるサッカーが嫌いになるところでした(;^_^A

    投稿: 桜乱 | 2010年6月20日 16:29

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    » ラグビー日本代表・PNCサモア戦快勝!自信を深めていい内容!! [IXY-nob]
    昨日、ラグビー・パシフィックネーションズカップ(フィジー、サモア、トンガ、日本の総当り戦)の第二戦があり、日本は31-23で快勝しました。 この試合では特に前半から激しいディフェンスで相手のミスを誘い、地域を獲得するキックで敵陣へ攻め込み、PGで先制。 やや膠着した時間帯もあったものの、絶妙のグラバーキックから初トライを生むとそのまま勢いをつけて、2トライを追加し前半を25-6で折り返しました。 後半開始時にほぼ3トライ差(19点)というのは一般的な試合ではセーフティーリードといえるのでしょうが、「... [続きを読む]

    受信: 2010年6月21日 20:55

    » ラグビーも代表の試合です [ラグビー仲間! by 『仙台ラグビースクール』]
    もうすぐサッカー日本代表が試合ですね。 予選リーグを突破できるかどうかの重要な試合。 そして ラグビー日本代表 も現在パシフィックネーションズカップ(PNC)で、テストマッチ(一般に国の代表同士の対戦のこと)を行っています。 初戦のフィジーに負けたときは、 「ラグビー代表が強くなっているはずだ・・」 という思いをなんだか粉々に砕かれた気分。。。 でも、次戦のサモア戦は見事勝利しました!! 内容については、J sportsで解説をされている村上晃一さんが、自身のブログ... [続きを読む]

    受信: 2010年6月24日 23:34

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