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大学選手権1回戦&TL第11節日曜の結果

19日は大学選手権が開幕。僕は東大阪市の花園ラグビー場にいた。全国大会の開幕戦というのは独特の緊張感がある。全8試合の結果は文末の通り。2回戦の組み合わせも決まった。

花園の第1試合は、関東大学対抗戦A2位の慶應義塾大学を、関西大学Aリーグ3位の近畿大学が迎え撃つ形で行われた。東大阪市に大学がある近畿大学は、2000人の大応援団で選手達をサポートした。慶大は、SOに今季初先発の高島大地を起用。和田選手が軽く首を痛めていたためだが、竹本キャプテンによれば、「大地のラグビーセンスは折り紙付き」とのこと。その言葉通り、先制トライは、高島がディフェンスラインの裏に出て素速いロングパスをWTB児玉に送ったもの。以降もリアクションよく前に出てくる近大の攻撃を受けながら、竹本、増田の両CTBを軸にラインブレイクし、前半を終えて26-0とリードした。

後半に入ると近大が反撃を開始。ターンオーバーからボールをつないで、再三、慶大陣深く攻め込んだ。応援団も大いに盛り上がったのだが、こぼれ球などへの働きかけの早い慶大が近大の攻撃を寸断し、近大名物「畳みかけ」を許さなかった。最終的には、43-7で慶大の快勝。近大のディフェンスが悪くなかっただけに、慶大の冷静なボール運びが光っていた。

第2試合は、関西1位の天理大学が登場。関東大学リーグ戦1部5位の大東文化大学と戦った。天理やや有利だろうとは思っていたが、最終的にここまでの差になるとは予想できなかった。まずは前半2分、左右に大きくボールを動かしながら、最後は、SO立川理道のパスを受けたCTBトニシオ・バイフがトライ。7分には、WTB塚本が右コーナーぎりぎりまで走り込み、そこでできたラックからNO8山路がトライ。いずれも、タックルで倒された選手への2番手、3番手の寄りの早さが光った。

このあとは、天理の攻撃が何をやっても上手くいく。17分には、CTBハベアのキックチャージから、ハベアが足にひっかけ、それを立川理道が、右コーナーへ、サッカーのパスのようにインサイドキックで転がすと、これをWTB川上が低い姿勢で拾い上げてトライ。難しいコンバージョンを立川が決めて、この時点で35-0と突き放してしまった。以降も天理の勢いは止まらず、101-0という大勝となった。パワーではなく、ラックへの集散の速さなどプレーの質の部分で圧勝したことに価値はあるだろう。

「いい流れで攻められたが、修正すべき点は多い」と小松監督。攻めながらのミスや、ディフェンスの乱れは気になったようだが、「ラインアウトに関してはプレッシャーをかけていたし、スクラムもしっかり組めていた」と手応えをつかんでいた。2回戦で東海大へのチャレンジとなるが、関西1位の責任を果たし、「あとは東海大にどれだけやれるか楽しみです」と25日を見据えていた。

■大学選手権1回戦結果
京都産業大学●14-83○東海大学(前半7-45)
早稲田大学○94-7●大阪体育大学(前半38-7)
慶應義塾大学○43-7●近畿大学(前半26-0)
天理大学○101-0●大東文化大学(前半45-0)
帝京大学○39-13●関東学院大学(前半39-8)
筑波大学●27-33○流通経済大学(前半22-7)
明治大学○68-5●中央大学(前半28-5)
福岡大学●12-43○関西学院大学(前半7-12)

■大学選手権2回戦組み合わせ
12月26日
東海大学 対 天理大学(瑞穂 12:00)
早稲田大学 対 関西学院大学(瑞穂 14:00)
明治大学 対 流通経済大学(秩父宮 12:00)
慶應義塾大学 対 帝京大学(秩父宮 14:00)

◆トップリーグ第11節結果
NTTコミュニケーションズシャイニングアークス●19-29○リコーブラックラムズ(前半9-10)
神戸製鋼コベルコスティーラーズ●24-35○三洋電機ワイルドナイツ(前半9-14)
福岡サニックスブルース●26-66○サントリーサンゴリアス(前半14-42)

この結果、プレーオフ進出の4チームが確定した。あとはその組み合わせを決める順位争いに興味は移る。

三洋電機ワイルドナイツ(4年連続4回目の出場)
東芝ブレイブルーパス(5年連続5回目の出場)
サントリーサンゴリアス(5年連続5回目の出場)
トヨタ自動車ヴェルブリッツ(2年連続4回目の出場)


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    コメント

    いつも楽しく拝見させて頂いております。
    私も花園ラグビー場で2試合観戦しました。近畿大学が試合内容では慶応大学に善戦した良い試合だけに大東文化大学の101点差負けは残念です。
    しかしもっと残念だった、いや腹立たしかったのは大東文化大の部員と思われる(ブレザーを着ていたので)人たちの選手を茶化す様な(真剣勝負の場で、応援とはとても思えない、しかも一般の観戦者には迷惑な)声でした。自分のチームが100点差つけられているというのに笑い顔。おまけに退場者まで出してて・・・。
    彼らは何を感じ、考え、この試合を見ていたのでしょうか?
    かつて真剣にラグビーに取り組んだ者にとってはとても信じられない光景でした。
    1チームとして成り立っていない大東文化大学が低迷している理由が分かった気がします。
    結果以上に残念な試合でした。

    投稿: TONキチ | 2010年12月20日 23:14

    日曜日に熊谷ラグビー場に行きました。 筑波と流経は面白かったです。最後のワンプレーの攻防は痺れました。

    投稿: 天山 | 2010年12月20日 22:29

    いつもJーSPORTSでの解説を楽しく聞いてます。関西のラグビーファン(千葉在住、30代)です。
    天理の予想外の快勝は、僕だけでなく多くの関西のラグビーファンを大いに勇気づけました。次への期待が膨らみます。東海は甘くはないでしょうが、見せ場を一つでも多く作って欲しいもの。
    一方で、同志社の凋落ぶりは目に余ります。早稲田のように学校の意地を捨てて強化に取り組むか、慶応のように、頭と魂をフルに使ったラグビーをするか、流行りの外人を取り入れるか、まずは道筋を示して欲しいもの。個人的には、ひたすらスカウトに力を入れて欲しいです。紺グレには強力FWが似合います。

    投稿: 同志社ファン | 2010年12月20日 16:24

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    連日のラグビー記事で恐縮ですが、実際に連日「花園詣で」でしたので、そのままレポートいたします。日曜日の花園ラグビー場は前日吹いていた北風もすっかり止んで、快晴無風の小春日和(季語としては少しずれているかも?)。 ピッチの芝も青々と輝いて、大学選手権に関東の大学を迎えるに絶好の条件が整いました。第一試合は慶応対近畿大。今年の慶応は対抗戦の2位とはいうものの、同率の1敗なので実質「同点優勝」チーム。とても格下の近畿大の歯が立つ相手ではなさそうでした。 ところが、前半こそ慶應らしいスピードある攻撃が見られ... [続きを読む]

    受信: 2010年12月22日 21:05

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