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2010年1月3日 - 2010年1月9日

TL最終節結果&試写会案内

9日は博多でJSPORTSの解説だった。朝5時台に起床して羽田空港へ。僕が経験した中では一番混んでいる羽田だった気がする。博多行きの飛行機は40分出発が遅れた。博多到着後、実況の矢野武さんや、ラグマガの田村編集長らと合流してレベルファイブスタジムに向かった。

この日は、コカ・コーラウエストレッドスパークス対ホンダヒート、九州電力キューデンヴォルテクス対クボタスピアーズの2試合が行われた。ホンダと九州電力はすでに下部リーグへの自動降格が決まっているが、ホンダは夜行バスで鈴鹿からやってきてくれて応援団がいたし、九電は黒星が続いても応援し続けてくれたサポーターがいる。最終節に今季の集大成を披露しようとモチベーションは高かった。一方、コカ・コーラとクボタは、日本選手権出場枠を争うワイルドカードトーナメントを優位に戦うための順位争いがあった。

第1試合は、ホンダがCTBトゥプアイレイ、ポンギを軸にのびのびとした動きでコカ・コーラを攻め立てた。コカ・コーラもSO福田らの活躍で応戦するが、後半9分の時点でホンダが40-17とリード。勝敗は決したかに思われた。しかし、後半なかばからはホンダの足が止まり始め、徐々にコカ・コーラペースに。36分、PR平原のトライでついに逆転。最終的には43-40でコカ・コーラが競り勝った。

第2試合は、6位争いの中では、勝点、得失点差から見て比較的優位な位置にいるクボタが、HO荻原、NO8ケフ、CTBオツコロらが防御を破り、着々と加点。九電もFL進藤、FB吉田らがトライを返したが及ばなかった。

試合後、バックスタンドの応援団に挨拶する九電の中村キャプテンの言葉に胸を打たれた。拡声器を使い、涙をこらえて声を張り上げる。聞き取れた範囲では次のような内容だった。
「大きなご声援をいただいたのに、13試合に負けてしまい…、不甲斐ないです。すみません! しかし、たくさんの声援をいただいけたことを幸せに感じております。一年で必ず帰ってきたいと思います!」。サポーターのみなさんにも涙があり、選手と抱き合うシーンもあった。降格は残念だが、これでサポーターのみなさんと選手の結束がさらに強まることもあるだろう。ホンダもそうだが、早い時期での再昇格を期待したい。

Woman

きょうは試合の合間に福岡レディースの中学生の7人制試合が行われた。トップリーガーを見慣れた目にはほんとうに可愛らしく見えるけど、この中から2016年、2020年のオリンピック代表選手が出るかもしれない。楽しみにしてます!

他会場の結果は以下の通り。サントリーと三洋電機は引き分けた。録画を見てからコメントしたいと思う。帰りの福岡空港で博多の知人と軽く新年会。イカの刺身や、あぶり鯖寿司、芋焼酎などに舌鼓を打った。満足っす。さあ、明日は大学選手権決勝である。

◎トップリーグ最終節結果
NEC○29-17●ヤマハ発動機(前半19-0)
サントリー△16-16△三洋電機(前半6-13)
トヨタ自動車○52-0●リコー(前半28-0)
近鉄●17-44○福岡サニックス(前半3-15)
コカ・コーラウエスト○43-40●ホンダ(前半17-33)
九州電力●24-40○クボタ(前半17-21)
神戸製鋼●33-52○東芝(前半7-31)

この結果、近鉄ライナーズとリコーブラックラムズが入替戦となり、プレーオフの組み合わせ、ワイルドカードの組み合わせは以下のように決まった。

◇プレーオフセミファイナル 1月24日
三洋電機 対 トヨタ自動車(花園)
サントリー 対 東芝(秩父宮)

◇ワイルドカードトーナメント
【セミファイナル】
1月16日(土)花園 
12:00コカ・コーラウエスト 対 ヤマハ発動機ジュビロ=1
14:00福岡サニックス 対 NEC=2
【ファイナル】
1月23日(土)秩父宮
12:00
クボタ 対 2の勝者
14:00
神戸製鋼 対 1の勝者

◎9日(土)、ホームズスタジアム神戸にて行わた「第40回全国高等専門学校大会決勝」の結果は以下の通り。
奈良工業高専○8-5●神戸市立工業高専(前半8-0)
※奈良工業高専初優勝

◆ラグビーマガジン特別試写会のご案内
ラグビー・シーン満載の「インビクタス/負けざる者たち」の特別試写会に、読者の方々をご招待します。希望される方は、ハガキに試写を希望される場所と、①住所、②氏名、③年齢、④電話番号、⑤職業(または学校・学年)、⑥所属チーム(学校名)、⑦応援しているチーム、選手の名前を記入の上、〒101-8381 (株)ベースボール・マガジン社 ラグビーマガジン編集部「インビクタス試写会」係までご応募ください。また、インターネットでの応募も受け付けます。ラグマガ『投票募集/Let's vote! 読者アンケート』に投票する形式でご応募を。

■インターネットでの応募は下記より。《「こんな企画やって」「○○○を取り上げて」など具体的なご希望・要望があればご記入ください》という欄に、「試写会希望」と書き入れてください。
https://www.bbm-data.com/sportsclick/rugby/letsvote/
※インターネットでの応募の際に不都合が生じていたようです。接続していただいた方々、申し訳ありませんでした。「エラーが出て申し込みできなかった…」という声も届いたので、1月9日(土)としていた締め切りを連休明けの1月12日(火)に延期しますので、再度応募していただければ幸いです(ハガキで応募の方も1月12日消印まで有効とします)。
※当選の発表は、招待状の発送をもってかえさせていただきます。

◆東京、大阪は試写後、ゲストを招きトークショーも開催!
◎東京/80組160名様をご招待
1月26日(火)
18:00開場/18:30開映
場所:スペースFS汐留
※東京都港区東新橋1-1-16 汐留FSビル3F
ゲスト=梶原宏之(1995年W杯日本代表)
司会=村上晃一

◎大阪/50組100名様をご招待
1月27日(水)
18:10開場/18:30開映
場所:梅田ブルク7
※大阪府大阪市北区梅田1-12-6 E-MA(イーマ)ビル7F
ゲスト=元木由記雄(神戸製鋼/1995年W杯日本代表)
司会=村上晃一

◎福岡/15組30名様をご招待
1月21日(木)
18:00開場/18:30開映
場所:都久志会館
※福岡市中央区天神4-8-10

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連休前に

高校大会の決勝が終わったところで東京に戻り、8日の午前中は帝京大学のグラウンドに行ってきた。新宿から京王線で聖蹟桜ヶ丘へ。報道陣が多いのは、9日がトップリーグ最終節で、10日の決勝前取材が難しいからのようだ。東海大は午後に練習が行われたのだが、僕は時間の都合で行けなかった。

Teikyo

帝京大のタックルダミー。この低さが、あの堅実なディフェンスを作っているのかな。低さを意識してのタックル。練習もディフェンスが中心だった。東海大も力負けはしないだろう。今回の決勝戦は、ヘビー級の壮絶な戦いになりそうで、観る側としては、ほんとうに楽しみだ。

「東海大は、しっかり時間をかけて積み上げ努力してきたチーム。我々も数年間にわたって我慢強く積み上げてきたものを出したい。ラグビー界の発展につながるような、いいゲームがしたいです」と岩出監督。大学(日体大)の後輩でもある木村監督率いる東海大との戦いを楽しみにしていた。

さて、その前に9日、トップリーグ最終節がある。すでに、プレーオフ進出枠の上位4チームは、三洋電機、サントリー、東芝、トヨタ自動車、自動降格2チームはホンダ、九州電力に決まった。残るは日本選手権進出枠の10位以内争いだ。11位、12位は入替戦である。12節終了時点で、10位の近鉄(勝点23)、11位NEC(20)、12位リコー(19)が10位を争う。

近鉄が勝てば10位確定。敗れた場合は、NEC、リコーの結果次第。5位〜10位は、日本選手権出場2枠(トップ4は自動的に出場)を巡ってのワイルドカードトーナメントに進出する。その順位争いを勝ち点計算しながら見るのも楽しいかもしれない。

1月7日(木)に兵庫県・神戸ユニバー記念陸上競技場にて行われた「第40回全国高等専門学校大会準決勝」の結果は以下の通り。決勝戦は、9日、11:00、ホームズスタジアム神戸でトップリーグに先立って行われる。

函館工業高専●19−29○神戸工業高専(前半12−14)
奈良工業高専○8−5●仙台高専(前半3−0)

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高校大会決勝結果

全国高校大会は、7日、近鉄花園ラグビー場で決勝戦が行われ、東福岡が桐蔭学園を破って2年ぶり2度目の優勝を飾った。立ち上がりは、桐蔭学園のコンタクトプレーの強さが、東福岡の前に出る圧力を押しとどめ、拮抗した展開になったが、次第に東福岡のブレイクダウンでの強さが優り、桐蔭が自由にボールを動かせなくなっていった。

前半15分、桐蔭WTB竹中のランニングでチャンスを作ったあとの連続攻撃で、SO小倉のスピードある平行パスからWTB金子が左隅に飛び込んだトライは見事。しかし、東福岡SO加藤が、「桐蔭の内側のディフェンスが弱いと思っていたので、そこを崩そうとした」という言葉通り、加藤が内、外にパスを投げ分け、次第に点差を広げた。東福岡は、ボールを乗り越えるラックを連続し、後半途中からは自在にボールを動かした。その流れるようなサポートプレーは、1987年ワールドカップ優勝のオールブラックスのようだった。優勝候補筆頭の評価通りの力を存分に発揮した春冬連覇だった。

「両チームいいゲームしてくれました。高校生にしてはレベルが高いですよね。みんな楽しんでプレーしてくれたと思います。凄いチームが出来て良かったな、楽しんだか?と聞いてやりたい」と谷崎監督は喜びを語った。

前半27分、力強いトライを決めた垣永キャプテンは、「ものすごくスピードのある選手もいないし、一発でトライをとれるような強い選手もいない。みんなが地味な仕事をし、チームプレーに徹してくれたからこそ、日本一になれたと思います」と話し、2年生のCTB布巻選手は「最多得点(大会の総得点は過去最高だった)より、失点が少なかったのが嬉しいです。3-0で勝つゲームを常に目指していますので」と、地に足ついた言葉を口にしていた。布巻選手は「来年の連覇」について質問され、「連覇というより、ひとつひとつ目標をクリアして、違うチームになりたい」と、また違った強いチームになりたいと来季を見据えた。

健闘した桐蔭学園の藤原監督は、「ゲームの入りはいい攻めが出来ました。ああいう形で先に先にしかけられれば良かったのですが、もうひとつ、ボールが動かなかったですね」と振り返ったが、選手達の成長には目を細めていた。濱田キャプテンは笑顔で報道陣に応じた。「今の持てる力は全部出したと思います。負けても勝っても笑って終わろうと言っていたのに、僕はいろいろ思い出してしまって泣いてしまいました。でも、みんな笑っていましたね。試合の終盤は、時間を見ながら、あと○分しかないぞ、もっと楽しんでラグビーやろうって、ずっと言っていました。後輩達が優勝してくれることを期待しています」

◎決勝戦結果
東福岡○31-5●桐蔭学園(前半17-5)

この試合に先立って、U18合同チームの東西対抗が行われたのだが、これも高いレベルのスキルが随所に出て、いい試合になった。最終スコアは、36-7で西軍が勝利。大学でプレーする選手も多く、それも楽しみである。

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決勝前日の神戸

6日は、神戸製鋼コベルコスティーラーズの灘浜グラウンドにいた。全国高校大会決勝戦に進出した両チームの練習がここで、時間をずらして行われたのだ。グラウンドに到着して最初に神戸製鋼の苑田右二選手に会った。この日は、決勝戦前に行われる第2回U18合同チーム東西対抗の練習もあったのだが、神戸製鋼の選手達が指導にあたっているのだ。「いい選手いますよ〜」と話していたので、こちらもお楽しみに。

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午前10時からは東福岡の練習。ご覧のようにテレビカメラも含め、多数の報道陣が詰めかけていた。「決勝を戦うというイメージではなく、桐蔭と試合するという感じです。持ち味をどちらが先に出すかでしょうね」と谷崎監督。選手達がリラックスできるように努める監督らしいコメントだった。垣永キャプテンは、「一戦でも多くこのチームでプレーしたいと思ってやってきました。トライされなければ負けることはありません。ディフェンスは意識したい。東福岡らしい激しいラグビーをしたいです」と話していた。

東福岡には将来楽しみな選手が多いのだが、その一人である1年生FB藤田選手のお父さんに会った。息子さんは今も身長が伸び続けているとのこと。入学時は179くらいだったのが、今は183ある。もっともっと伸びそうだ。お母さんがバスケットボールをしていて身長が高いらしい。手足も長く、本当に将来楽しみな選手だと思う。

午後1時からは、桐蔭学園の練習。東福岡もそうだったが、リラックスした雰囲気だった。藤原監督も「谷崎さんに50点以上は取らないでくださいって、お願いしたんですよ」と報道陣を笑わせていた。もちろん、本音ではない。「シンプルなことを正確にやることが大事。正攻法でいきますよ」と、小細工はせず、伸び盛りの選手達の能力を存分にぶつけて真っ向勝負を挑む覚悟のようだった。

グラウンドには、神戸製鋼の後藤翔太選手や、近鉄の四宮洋平選手など、桐蔭学園OBが多数詰めかけていた。このあたりの結束もとても強い気がした。

決勝戦は午後2時キックオフ。高校ラグビー史上最強では?ともささやかれる東福岡に、桐蔭学園がどう挑むのか。好ゲームが期待できる。

名古屋で行われている地区対抗大学大会の結果は以下の通り。

◎第60回全国地区対抗大学大会決勝結果
新潟大●19−28○愛知学院大(前半5−0)

愛知学院大学、8年ぶり2回目の優勝。

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裏花園結果とお知らせ

高校大会が終わって、京都の実家に帰ってテレビをつけたら、二葉百合子さんが歌っていた。もう80歳近いのに素晴らしい声。両親とテレビ見ながら、なんか元気をもらったなぁ。

さて、福岡県宗像市で開催されていたサニックス2010ワールドラグビーユース大会予選会、通称「裏花園」は5日、最終順位決定戦が行われ、決勝戦で京都の伏見工業が19-5で常翔啓光学園を破り、優勝。ゴールデンウィークの本大会出場権を獲得した。3位決定戦は、慶應義塾が筑紫を15-10で破っている。5位は大阪桐蔭、6位は関西学院だった。その他の結果は、公式ホームページをご覧下さい。

神戸で開催されている高専大会は、5日、2回戦は行われ以下のチームが勝ち進んだ。

奈良工業高専○57-5●弓削商船高専
仙台高専・名取○31-14●宇部工業高専
函館工業高専○10-7●岐阜工業高専
神戸市立工業高専△17-17△鶴岡工業高専(抽選で神戸が準決勝へ)
※準決勝は1月7日

◎お知らせ1
J SPORTS&ムービープラス 合同企画
ラグビー日本代表HC ジョン・カーワン監督が登場
「インビクタス/負けざる者たち」特別試写会&トークイベントご招待

【インビクタス/負けざる者たち】はクリント・イーストウッド監督の最新作で、1995年に開催されたラグビーワールドカップ南アフリカ大会を題材に、南アフリカのネルソン・マンデラ大統領と、白人の同国代表キャプテン(フランソワ・ピナール)が国と、国民のこころを“ひとつ”にするためにワールドカップ制覇へ向け奮闘する姿を描いたヒューマンドラマで、アカデミー賞候補との呼び声の高い作品です。上映の前には、ラグビー日本代表ヘッドコーチのジョン・カーワンと、ラグビー実況でお馴染み矢野武氏とのトークショーを開催!

日時:2010年1月29日(金)17:45開場/18:15開演
会場:ヤクルトホール
(東京都港区東新橋1-1-19 ヤクルト本社ビル)
招待者数:150組300名様
応募締切:2010年1月12日(火)

試写会に参加したい方は、J SPORTSオフィシャルサイト(http://www.jsports.co.jp/tv/rugby/rugby_present_movie.html)からお申込み下さい。

◎お知らせ2
トップリーグの優勝争い、プレーオフトーナメントに先駆け、例年通り、トップ4監督のトークバトルが行われます。昨年に引き続いて僕が進行します。昨年は飯島監督が平尾監督へのライバル心剥き出しで爆笑の連続でしたが、今年はどうなるか。ご期待ください。

トークバトル スポーツ快楽主義2010 Vol.71
「どうなる!? トップリーグプレーオフトーナメント」

日時:1月12日(火)
開演:19:00 / 開場:18:30
会場:青山ベルコモンズ クレイドルホール(東京都港区)
問い合わせ先:電子チケットぴあ:0570-02-9111
出演:三洋電機・飯島均監督/サントリー・清宮克幸監督/東芝・瀬川智広監督/トヨタ自動車・石井龍司監督。進行・村上晃一
チケットの購入はコチラより

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花園準決勝結果

東大阪市の花園ラグビー場で開催中の全国高校大会は、5日、準決勝2試合が行われ、東福岡(福岡)と桐蔭学園(神奈川)というAシードが勝ち上がった。

東福岡と京都成章の第1試合は、立ち上がり、京都成章がショートパスを駆使した練り上げた攻撃でゴールラインに迫ったが、トライ直前にタックラーのコースを妨害するオブストラクションの反則。このピンチをしのいだ東福岡は、WTB川原田のPGで先制すると、永尾のトライで10-0とリードし、以降は、持ち前の攻撃力を爆発させた。ボール争奪局面では、無理に手を出さずにボールを乗り越えるラックでターンオーバー、CTB布巻、FB藤田らが次々にボールをつないだ。

最終的には、準決勝史上最多得点となる67-12と大勝だった。「最初の10分は成章のほうが思い切ってプレーしていた。成章の選手達にありがとう、と言いたい。お互いに力を出し合ったゲームだったのではないでしょうか」と東福岡の谷崎監督。敗れた京都成章の湯浅キャプテンは、「あきらめないディフェスは最後までできたと思います」と語った。ノーシードから、シード校を次々倒しての準決勝進出。その原動力となったディフェンス、狙いどころを絞った攻撃は見事だった。

第2試合は、桐蔭がPGで先制したが、大阪朝鮮がトライして逆転。スタンドを大いに盛り上げた。しかし、桐蔭の的確な判断、堅実なディフェンスなどで次第に流れは東のAシードに。桐蔭はWTB松島らが大阪朝鮮のディフェンスを乱し、サイズは小さいながら一対一の当たりでも一歩も引かず、前半で18-7とリードを広げた。

地元の声援を背に、大阪朝鮮も後半は何度も攻撃チャンスを得てボールをつないだが、ミスなどでつなぎきれず、桐蔭の手堅い組織ディフェスを崩すことができなかった。最後は途中出場の桐蔭の羽柴がトライをあげ、33-7で快勝した。

桐蔭の藤原監督は、「選手達がよく頑張ってくれました。ディフェンスはしぶとくやってくれました」と話し、濱田キャプテンは決勝戦に向けて、「全力を出し、最後まで粘る試合をしたい」と抱負を語った。

今大会、試合後のコメントの素晴らしさで評判の大阪朝鮮のFL呉泰誠(オ・テソン)キャプテンは、報道陣の質問に淀みなく答えた。「ベスト16の壁を、史上最弱と言われた我々の代が乗り越えたことを痛快に思います。しかし、この歴史はまた来年塗り替えてくれるだろうと信じています。3年間、しんどかったです。たった18年間しか生きていませんが、自分のすべてをぶつけた3年間でした。ノーサイドの瞬間は、笛が鳴っても絶対に崩れず、胸を張って、朝高らしく、立って、笑って、グラウンドを後にしようと思っていました。花園は最高です」。さまざまな質問に答えたのをまとめたのだが、メモをとっていて感心させられた。桐蔭学園についても、「前半は相手に走り負けました。気持ちのぶつかり合いでは負けていなかったと思いますが、ゲーム理解度は相手が高かった。差はありました。完敗です」と称えていた。

◎準決勝結果
東福岡○67-12●京都成章(前半36-5)
大阪朝鮮●7-33○桐蔭学園(前半7-18)

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ユース予選会ほか

4日、恒例の初詣。京都の北野天満宮に行ったら、ある大学のラグビー部員に声をかけられた。さすがにラグビーどころ京都である。次は4回生とのこと。活躍期待します。しかし、油断大敵というか、寝グセの頭で、ちと恥ずかしかった。

大阪の花園ラグビー場で行われている全国高校大会は、明日(1月5日)が準決勝だが、「裏花園」と呼ばれる、サニックス2010ワールドラグビーユース大会予選会は、5日の13:00から決勝戦が行われる(福岡県宗像市グローバルアリーナ)。

決勝戦は、大阪の常翔啓光学園と京都の伏見工業ということになった。常翔啓光学園は準決勝で筑紫と12−12の同点。トライ数、ゴール数が同じ場合は、「ファーストトライ」という大会規定により、決勝戦に進出した。伏見工業は、準決勝で慶應義塾を24−7で下している。慶應と筑紫の3位決定戦は、5日12:00から(※試合は20分ハーフで行われ、決勝戦のみ25分ハーフ)。花園の全国大会と同じく、大阪、京都、福岡、神奈川がベスト4、しかもみな全国大会予選決勝で敗れたチームだ。さて優勝は?

ちなみに、この予選会は大会参加の全チームが同じ試合数を戦い、すべての順位を決定するので5日も全チームが最終順位決定戦に臨む。5位決定戦は、大阪桐蔭対関西学院、7位決定戦は春日丘対修猷館。他の結果、試合会場などは、公式ホームページをご覧下さい。

他にも開催されている全国大会の記録を以下にご紹介しておきたい。名古屋の地区対抗大学大会は、6日が決勝戦。神戸の高専大会は、5日に2回戦、7日に準決勝、そして、9日の決勝戦は、ホームズスタジアム神戸でトップリーグの前座として行われる。

◎第60回全国地区対抗大学大会準決勝結果
(名古屋市瑞穂公園ラグビー場)
北海道大学 10−47 新潟大学
愛知学院大学 47−17 東京都市大学

※2日に行われた1回戦の結果
神戸大学 5−48 北海道大学
西南学院大学 0−72 新潟大学
愛知学院大学 80−19 仙台大学
広島大学 19−40 東京都市大学

◎第40回全国高等専門学校大会1回戦結果
(兵庫県・神戸ユニバー記念陸上競技場)
久留米工業高専 17−20 宇部工業高専
弓削商船高専 20−7 東京都立産業技術高専・品川
佐世保工業高専 10−22 函館工業高専
鶴岡工業高専 15−10 富山高専・射水

※極私的伝言板
母校・大阪体育大学ラグビー部が昨年作ったマフラー。販売しているようなので、OBの皆さん他、欲しい人がいたら直接、僕か監督さんなどに連絡してください。なかなか可愛いっす。

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花園準々決勝結果

1月3日、東大阪市の花園ラグビー場では全国高校大会準々決勝が開催された。第1試合は朝10:30のキックオフにもかからわらず、早くから大観衆がスタンドを埋めていた。

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第1試合では、地元の大阪朝鮮が流経大柏と対戦。ともに準々決勝の大舞台で緊張感があったのか、前半は動きが固かった。柏は陣地を稼ぐキックが余り伸びなかったのが痛かった。大阪朝鮮は後半持ち前の強く低いタックルで柏の反撃をしのぎ、12-5で逃げ切った。初のベスト4を決めた大阪朝鮮だが、呉英吉(お・よんぎる)監督の表情は厳しかった。「おごりがあったのかもしれない。試合前ふわっとした雰囲気があった。前半は地に足がついていなかった。しかし、キャプテンがよく立て直してくれた。後半はよく走り、よくタックルした。子供達の成長を感じる。どこまで成長するか楽しみです」

第2試合は、優勝候補筆頭の東福岡に東海大仰星が渾身のチャレンジ。前半なかばまでは東福岡がWTB川原田のトライなどで13-0とリードするが、前半終了間際から仰星がボールをよくつなぎ、後半も攻め続けた。しかし、東福岡のディフェンスはなかなか崩れない。しっかしラインで守るときと、一気にターンオーバーを狙うときに見極めの良さはオールブラックスなど海外のトップチームのようだ。それでも、前半22分、仰星がスクラムからの移動攻撃でトライを獲り、7-13と迫ったのは見事だった。直後に簡単にトライで突き放す東福岡の強さも圧巻。最後には自陣からFB藤田の快走、そしてPR垣永のトライ。見応えのある試合だった。

第3試合は、東のAシード、桐蔭学園がWTB竹中の突進を起点に2トライを奪ってリードすれば、常翔学園がワンチャンスをものにしてトライを返す拮抗した展開。後半に入っても、常翔はボールを持った選手が思いきって仕掛けて攻めたが、桐蔭のしつこいタックルが次々に常翔に襲いかかってトライを許さなかった。13分、桐蔭はモールを押し込み、少し離れたところにWTB竹中が走り込み、4人のタックルを外してインゴール右中間に抑え込んだ。「うちが1試合分少なかった。それだけの差ですよ」と藤原監督は謙遜したが、ボールへの働きかけの素速さは上回っていた。「ちびっこ軍団ですから、全国の小さなチームに夢を与えられるように頑張ります」と準決勝を見据えていた。

第4試合は、交流の深いチーム同士の戦いとなった。昨年の準決勝のカードでもあり、これまでの公式戦ではすべて御所実業が勝利していたのだが、きょうの京都成章の出来は素晴らしかった。「負傷者が出たのでシンプルに前にでることにした」(湯浅監督)という通り、短いパスで一人一人が前進、局地戦のサポートを分厚くしてボールをキープ。ディフェンスでは、全員が運動量豊富に走り回り、最後までその動きは衰えなかった。御所実業からは公式戦初勝利。2年連続の準決勝進出となった。その組織だった動きの素速さに感心させられた。

試合後、準決勝の抽選会が行われ、以下の通りの組み合わせとなった。

◎準々決勝結果(1月3日)
流経大柏●5対12○大阪朝鮮
東海大仰星●7対23○東福岡
常翔学園●10対31○桐蔭学園
御所実業●5対17○京都成章

◎準決勝組み合わせ
東福岡 対 京都成章
大阪朝鮮 対 桐蔭学園

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