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2010年3月14日 - 2010年3月20日

ラグビー若手強化

金曜日はスーパー14の解説でJSPORTSのスタジオへ。ブランビーズ、ミス多し。どうした? そんなわけで、僕は行けなかったのだが、「日本代表強化育成に関する記者会見」にて、日本A代表監督・薫田真広氏、日本協会コーチングディレクター・中竹竜二氏、U20日本代表ヘッドコーチ・元木由記雄氏の就任が発表された。

5月下旬、A代表はヨーロッパ遠征、U20は、ロシアでのU20世界大会「ジュニアワールドトロフィー」が控えている。元木ヘッドコーチについては、昨年のU20世界ラグビー選手権でもコーチを務めており、この世代のチーム作りは経験済みだが、本当はもう少しベテラン監督の下で経験を積みたかったところだろう。元木ヘッドコーチもコメントしているとおり、各カテゴリーの指導者との連携、協力が大切になる。

日本では強豪の社会人、大学チームの指導者はそれぞれの社員であったり、大学教員、職員である場合がほとんどで、代表チームのコーチ選びは常に難航してきた。このあたり、指導者育成を担うコーチングディレクターの中竹氏にかかる期待は大きい。

日本代表事業部の太田GMは、「今後、日本人のコーチ育成に注力し、コーチングプログラムやカリキュラム、トレーニング方法などを構築してもらいます。また、U20代表以下レベルの統括を行なってもらい、若手育成強化を図っていきます」とコメント。中竹氏は次のように抱負を述べている。

「コーチングディレクターとは、ラグビー強豪国では既に採用されています。具体的に は、一貫性を持った指導のもと、コーチを発掘、育成し、評価していきます。特に人材を育成することと、チームの指針、戦略スタイルを優秀なコーチたちと考え、議論していく場を作っていきたいと思っています。個人的には、早稲田で4年間監督を務めましたが、日本中に優れたコーチがたくさんいる中で議論や熟議を交わす機会がありませんでした。こういった経験を踏まえ、交流する場を設け、優秀なコーチを育成していきたいと思っています。また、U20以下レベルの強化を統括していきます。世界で戦える日本人コーチを作るのではなく、世界一の日本人コーチを100人作るぐらいの気持ちで臨みます」

ハイパフォーマンスマネージャー岩渕健輔氏、コーチンディレクター中竹竜二氏、2019年、日本開催のワールドカップに向けて少しずつではあるが、軸が整い始めている。未来のラグビーのため、関係者の力を結集してほしいと、心から願う。

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日本代表31名

HSBCアジア五カ国対抗2010に出場する日本代表メンバーが発表になった。当初30名の予定だったが、31名になっている。現在、負傷している選手などは入っていない。SH和田耕二がスコッド外から追加になっている。これはアジア五カ国対抗のメンバーで、負傷なども戻ってくるパシフィックネーションズカップでは、見直される見込み。また、合宿などに帯同する5名については、三地域対抗のプレーぶりなどから選出されるようだ。

PR1平島久照、川俣直樹、HO堀江翔太、木津武士、湯原祐希、PR3畠山健介、仲村慎祐、LO 大野均、北川俊澄、ルーク・トンプソン、眞壁伸弥、FL菊谷崇(キャプテン)、タウファ統悦、マイケル・リーチ、シオネ・バツベイ、NO8ホラニ・龍コリニアシ、豊田将万

SH吉田朋生、田中史朗、和田耕二、SOジェームス・アレジ、ショーン・ウェブ、山中亮平、WTB遠藤幸佑、長友泰憲、CTBライアン・ニコラス、平浩二、アリシ・トゥプアイレイ、金澤良、FB立川剛士、松下馨

■ジョン・カーワン ヘッドコーチ
「31名の日本代表を選出できて本当に嬉しく思います。スコッド外から7人制の和田選手を新たに加えることが出来たのは、継続したスカウティングの成果です。今回のセレクションで外れたメンバーもいますが、我々にとっては今年が新しい選手を見ることが出来る最後のチャンスです。今回の結果で外れたメンバーのW杯への道が閉ざされたわけではありませんし、今後も日本代表のスコッドであることに変わりはありません。記者会見でも話しましたが、今年の最大のターゲットは、来年のW杯の出場権を獲得すること。まずは、宮崎でしっかりとチームを作って行きたいと思います」

■菊谷崇キャプテン
「まずは日本代表に選出されたことを嬉しく思います。今年の最大の目標は、HSBCアジア五カ国対抗2010で優勝し、来年のワールドカップの出場権を得ること。それに向けて、4月の宮崎から全力で取り組んで行きます。新たなメンバーもいますが、しっかりコミュニケーションをとって、昨年以上にチームを成長させていきたいと思います」

■ 和田耕二選手 
「正直実感がありません。自分自身、昨年、7人制に関して手応えのあるシーズンでしたが、15人制で選出されるとは思ってもみませんでした。今回の選出は7人制で評価をして頂いたと思うので、これまで7人制でやってきたことが評価に繋がったことが何よりも嬉しいです。日本代表は挑戦が出来る場だと思うので、練習にしてもコミュニケーションにしても貪欲にしっかりと取り組んでいきたいです」

トップリーグでは、サントリーサンゴリアスが新スタッフ、入部内定者を発表。現在GMのエディー・ジョーンズ氏が監督を兼任することは決まっていたが、元サントリーで日本代表FLとしても活躍した大久保直弥氏がFWコーチに就任することが決まった。新しいキャプテンは、竹本隼太郎。

入部内定者は以下の通り。仲村慎佑(プロップ 190cm/125kg 日本大学)、辻本雄起(ロック 190cm/100kg 立命館大学)、西川征克(フランカー 181cm/95kg 関西学院大学)、日和佐篤(スクラムハーフ 165cm/72kg 法政大学)、宮本賢二(センター 172cm/78kg 法政大学)、大島左利(ウイング 180cm/90kg 早稲田大学)。

エディ・ジョーンズ新監督は、「清宮監督が4年間にわたって築きあげた、しっかりとして基盤を受け継ぐとともに、まずは、30年先までサンゴリアスのベースとなるようなウィニング・カルチャーを作り上げていきたいと思います」とコメント。

クボタスピアーズも2010年度体制と新加入選手(追加)、退団選手を発表した。4年間監督を務めた山神孝志氏に代わり、ヘッドコーチだった佐野順氏が新監督に就任する。また、既報のヒュー・マクメニマン(オーストラリア出身、LO.FL.NO8)、PR佐藤雄介(法政大)、小池健太(立正大PR)、伊藤有司(天理大WTB.FB)に加えて、元オーストラリアA代表のSO.FBスコット・ダルーダ(184㎝/95㎏)の入部が決まった。

フランス遠征中の高校日本代表の第1戦結果は以下の通り。

3月17日(水)15時キックオフ(日本時間:3月17日(水)23時キックオフ)。
高校日本代表●23-34○フランスU17代表セレクション(前半6-20)

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頑張れ高校ラグビーマン

4月の予定を固めはじめたのだが、日本代表の宮崎合宿(代表30名プラス若手5名の発表は18日)、埼玉・熊谷での全国高校選抜大会、福岡・宗像でのサニックスワールドラグビーユース大会など全国各地に飛び回ることになりそう。飛行機の便とかホテルとか、効率よくスケジュールを立てようと、インターネット画面と格闘中。

海外ラグビーのシックスネーションズ、スーパー14は、録画で見る方も多いのであまり触れないようにしているのだけど、先週末のスーパー14では、東芝のデヴィッド・ヒルが、ウエスタン・フォースの先発SOとして、ホロ苦デビュー。レッズのSHウィル・ゲニアとSOクエイド・クーパーのワラビーズコンビにフォースは翻弄されてしまった。

シックスネーションズでは、14日(日)のフランス対イタリア戦の観客席に高校日本代表がちらりと映った。フランスのクリエイティブな攻撃と8万人の大観衆に大いに刺激を受けただろう。こんな舞台に自分たちもいつか立つのだと目標にしてほしい。これからフランスU18代表などと対戦する。

鹿児島県ラグビー協会の広報担当の方から情報を送ってもらった。3月25日から一週間、鹿児島県高校選抜がオーストラリア・パース市に遠征する。2年前に続いて2度目。今回は選手25名スタッフ7名の計32名での遠征。監督は、薩摩中央高校の上村誠さん。選手は、大口、大島、鹿児島玉龍、鹿児島工業、鹿児島実業、甲南の各高校から選出されている。

Kagoshimahs

ラグビーの技術交流はもとより遠征を通じての人材育成・教育も大きな目標。現地では、ウエスタン・フォースのコーチからの指導、現地高校生との試合、スーパー14観戦などが計画されている。パース市と鹿児島市が姉妹都市の関係で、鹿児島市長からの親書を携えてのパース市長表敬訪問もあり。写真は13日、城山観光ホテルで開催された壮行会の模様。スポンサー企業、協会関係者、保護者など総勢約100名で盛大に行われた。

この遠征、帯同プレスもいて、賛助会や特別協賛で九電鹿児島支店が支援。鹿児島ラグビー関係者の地力を感じるものだ。充実した遠征になることを祈ります。

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桃、咲いてます。

Momo2010

庭の桃と沈丁花が咲いている。いい香りです。

Jinchou2010

14日、僕は行けなかったのだが、女子ラグビーの第1回トライアウトが東京・辰巳で行われた。経験、未経験を問わず88人が集まったという。空手のジュニア大会で世界一になった挑戦者に報道陣の関心は向けられたみたい。今後、関西、九州でもトライアウトは行われる。注目されて、オリンピック出場の原動力になるような選手が集まってくれると嬉しいなぁ。

14日の夕方は、ラグマガ次号の2009年度シーズンの「ベスト」を選ぶ企画の記者座談会があった。僕は読者のみなさんが選んだ結果とあまり違わなかったのだが、もちろん違うところも。僕のプレーヤー・オブ・ザ・イヤーは、スティーブン・ベイツ(東芝ブレイブルーパス)。その他、ベストコメントとか、最もかっこいいジャージとか、いろいろ面白い「ベスト」がある。25日の発売日をお楽しみに。

14日は、近鉄花園ラグビー場にて三地域対抗第1戦も行われ、関東代表が26-15で関西代表を下している。今回は、関西でFL中山義孝やCTB今村雄太が出場するなど、メンバーもいい。三地域対抗は日本A代表のセレクションも兼ねている。

一年でのトップリーグ復帰を目指すホンダヒートからは、新体制決定のお知らせが。監督は1997年から98年にも監督を務めた上野三四郎さんが復帰。キャプテンは、HO田中貴士、バイスキャプテンは、NO8川添学、SO小西大輔の各選手。

デフラグビーからのお知らせでは、2011年にフィジーにて開催されるパシフィックチャンピオンシップに向けて、静岡県磐田のヤマハ発動機大久保グラウンドで、5月1日・2日の2日間、強化合宿が開催されることが発表された。コーチは元フィジー代表SH、日本の7人制ラグビーを引っ張ってきたパウロ・ナワルさん(現・白鴎大学ヘッドコーチ)。
ただいま参加者集中。

デフラグビーへの参加資格、これまでは以下の通り。
①両耳平均聴力25デシベル以上 (軽度難聴レベル、片耳難聴の方もOK)
②18歳以上 (高校生は試合への参加は不可。ただし合宿への参加はOK)

パシフィック大会では、③イギリス手話ができること、という条件も加わった(ただし、合宿参加時に手話ができなくても大丈夫。遠征までに学べばOK)

詳細はコチラより。

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四日市農芸50周年

ここ数日、花粉症がつらい。土曜日は三重県の四日市農芸高校ラグビー部創部50周年式典に行ってきた。赴任して26年目になる下村大介監督の熱血指導で、地元出身、高校までラグビー経験なしの生徒達が、花園常連校になり、素晴らしい実績を積み重ねている学校だ。

僕のラグビー愛好日記トークライブ集の一冊目のゲストとしても、いったん部員ゼロになるところからの興味深い話をしてくださった。この日は東海高校新人大会も行われていて、イベントと重なってしまったのだが、現役チームは強豪・西陵と引き分け。鈴鹿スポーツガーデンでは、OBチーム「農芸オールスター」が、大体大を迎え撃って勝利し、農芸ラグビーの底力を見せつけた。

この試合は、神戸製鋼を退団するPR金武貴之の引退試合でもあった。農芸オールスターのHOは、NECグリーンロケッツのバイスキャプテン山本貴治。この二人がパワフルに何度も突進。関東学院大のSH山路健太、SO立木諒のHB団がボールをテンポ良く動かし、特に「農芸のファンタジスタ」立木のスペースを巧みにつくステップ、パスが観客を沸かせた。

関東学院のLO後藤駿弥は、僕と一緒に場内実況解説を担当した藤島大さんも絶賛の活躍。関東学院を卒業してオーストラリア留学していたFB吉田高大、早大3年のCTB坂井克行、天理大のNO8山路和希らが次々に防御を切り裂いた。大体大もSH福居武らがトライを返したが、この日は農芸の引き立て役に回った感じ。それにしても、世代の違うOBがほんの一回の練習で、素晴らしいコンビネーションを見せたのは見事。下村監督の一貫指導が生きている証だった。関西代表の試合で来られなかった今村雄太がいたら、もっと凄かったかも。

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スポーツガーデンでのアフターマッチファンクションのあとは、四日市のホテルで記念パーティーが行われた。ここでは、試合に引き続いてシンクロナイズドスイミングの元日本代表、武田美保さん(旧姓)も農芸サポーターとして参加。僕は、大体大の坂田監督、下村大介監督、藤島大さん、ラグマガ編集長の田村一博さんとのトークの進行役をした。坂田監督は京都の洛北高校出身なのだが、その時の先生に教えられたことを話したとき、下村先生が「僕が大阪の茨田高校の体育の授業でラグビーを教えてもらった吉岡先生も洛北出身で、同じことを言いました。あれは洛北高校の先生からきていたんですね」と農芸ラグビーと洛北がつながったり、興味深い話もあった。写真は、卒業する3年生以下、現役生徒の前でスピーチする下村監督。

金武選手は、まだまだ引退するには惜しいのだが、今後は指導者を目指すようだ。決意は固そうだった。試合後は下村先生から花束の贈呈があり、大きな拍手を浴び、仲間から胴上げされていた。

農芸ラグビーにどっぷり浸かった一日。楽しかった。下村先生始め、関係者の皆様、お世話になりました。そういえば、農芸高校はいま三重県内では非常に人気が高く、競争率も高くなっているようだ。女子にも人気があり、いまは全校生徒の65%が女子なのだとか。ラグビー経験者がほとんどいない上に男子生徒が少ないとなると、強化がますます大変になりそうだが、そこを強くするのが下村先生の真骨頂。熱い指導で、また花園に出てきてほしいと思う。

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