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2010年7月11日 - 2010年7月17日

16番目のプレーヤー

きのうのブログでも紹介した、JSPORTSのドキュメント番組を見た。1995年ラグビーワールドカップを軸に、南アフリカ共和国のネルソン・マンデラ大統領が成し遂げた真実を伝えている。当時の南アフリカ代表キャプテンのフランソワ・ピナール、決勝の延長戦で試合を決めるドロップゴールを成功させたジョエル・ストランスキー、PRバリー・スワルト、WTBジェームズ・スモールら元南アフリカ代表選手たちが、当時の様子を証言している。デュプレッシー元団長が、「決勝戦の延長は苦痛でした」という言葉も、選手たちが背負っていた責任を思えば当然だろう。

決勝戦が終わるまで、けっしてスプリングボクスを応援しなかったジャスティス・ベケベケの証言も生々しい。彼は、アパルトヘイトへの抗議集会の混乱のなか、子供が撃たれたことの報復で警官を殴り殺してしまった過去を持つ。その彼が決勝戦後にどんな気持ちになったのか。ドキュメントの最後は、マンデラの声が聞こえる。スポーツが持つ力を強く印象づけるこの言葉がいい。タイトルは、「THE 16TH MAN」。もちろんマンデラ大統領のことだ。英語のナレーションは、モーガン・フリーマンが務めている。映画インビクタスを観た人は、役者さんが演じていた実在の人物に出会えるので、より面白みが増すだろう。原作を読んだ人はもっと面白いかな。

JSPORTSの各チャンネルでリピート放送があるので、視聴可能の方はぜひご覧ください。

さて、土曜日はトライネーションズ第2戦。ニュージーランドの首都ウエリントンで、同国代表オールブラックスと南アフリカ代表スプリングボクスが2週連続で戦う。オールブラックスは、第1戦から先発2名の変更。怪我のWTBジョー・ロコゾコに代わってレネ・レンジャーが、SHはジミー・カウワンが控えスタートなって、ピリ・ウィップーが出場する。スプリングボクスは、出場停止のLOバッキース・ボタに代わって、ダニー・ロッソウが、PRヤニー・デュプレッシーに代わってCJ・ファンデルリンデが先発する。第1戦はオールブラックスの強さが際立ったが、同じ集中力で戦えるのかどうか。スプリングボクスは、ズタズタだったディフェンスをどう修正してくるのか。今週末のJSPORTSは、同日録画放送なので、結果を知らずに見るようにご配慮を。

◎放送予定
7月17日(土) Jsports 1
22:00~ オールブラックス対スプリングボクス

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セブンズパートナークラブほか

水曜日の京都は大雨で鴨川があふれそうで、濁流が河川敷の散歩道を飲み込んでいた。僕が見た中では有数の水量だった気がする。みなさん、くれぐれもお気を付けください。

さて、5月から募集されていた「セブンズブロックアカデミー、パートナークラブ」が決定した。日本ラグビーの国際競争力を高めるため、7人制ラグビー、女子ラグビーの強化推進および、ラグビーファミリーを増大させるための地域活性化策の推進の一貫として実施されるもの。今後はこれらのクラブが、日本協会、地域協会、都道府県協会との協力体制のもと、選手の発掘、強化拠点として活動することになるという。

<第一次「セブンズブロックアカデミー」パートナークラブ認定クラブ>
北海道ブロック:北海道バーバリアンズ
東北ブロック
岩手県:釜石シーウェイブスRFC
秋田県:秋田ノーザンブレッツラグビーフットボールクラブ
関東ブロック
茨城県:流通経済大学/ドラゴンズラグビークラブ
神奈川県:タマリバクラブ
近畿ブロック
兵庫県:SCIXラグビークラブ
兵庫県:六甲クラブ
中国ブロック
岡山県:岡山ラグビーフットボールクラブ
九州ブロック
宮崎県:川南ラグビーフットボールクラブ

なお、7月17日(土)に予定されている「SCIX KOBE ラグビーフェスティバル2010」で、SCIXラグビークラブに対する「パートナークラブ」認定プラーク授与式が実施される。認定プラーク授与式は16:35ごろを予定。

7月26日(月)~29日(木)、長野県・菅平高原にて開催される「第6回全国高等学校合同チーム大会」に今年度も選手指導として神戸製鋼コベルコスティーラーズの選手が参加する。選手名は以下の通り。選手たちはU18チームの各ブロックに担当分けされ、27日(火)の予選リーグならびに28日(水)の講習会で選手指導を行う。

■神戸製鋼コベルコスティーラーズ参加選手
北海道:森田恭平、東北:大石嶺、関東:鈴木敬弘、北信越:大橋由和、東海:高木聡、近畿:元木由記雄、中国:南條健太、四国:近藤洋至、九州:田中渓介

お知らせ1◎15日早朝、博多の祇園山笠の八番山に向井昭吾さん乗ると博多の知人が教えてくれた。スタートは4時59分。

お知らせ2◎ 本日(水)深夜25:00~26:00、J SPORTS ドキュメント ESPNフィルムとして、1995年のラグビーワールドカップ南アフリカ大会のドキュメントが放送される。映画インビクタスを見た人は、マンデラ大統領と選手の実写での交流ぶりが見られるというわけだ。リピート放送もある。詳細は、JSPORTSのホームページにて。

オマケ◎ニュージーランドツアーのお土産。チョコレートは、ツアー参加者の方がみつけてくださった。来年のワールドカップでもいいお土産になりそう。ラグビー人形はワイナリーのショップで見つけたもの。

Choco


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NZの思い出&7人制学生代表

Post

月曜日の夜、ニュージーラドから帰国した。火曜日に東京で仕事があったため、成田空港に戻り、自宅にスーツケースを宅配便で送った。これ、めちゃくちゃ楽である。今回は歯茎の問題で頬が腫れてしまい、ツアー参加者のみなさんからお薬をもらったり、消毒液をお借りしたりして、すごくお世話になった。みなさん、ありがとうございました。

冒頭の写真は、2011年ワールドカップで日本代表の第一戦(対フランス)の舞台となるノースハーバースタジアムのゴールポスト。たぶん、僕が実際に見たポストで一番高い気がする。ワールドカップまでにポスト裏の芝生席にスタンドを増やす計画みたいだ。オークランドの街中からは車で20~30分くらいのノースショアというところにある。このスタジアムができてから、周辺の人口も増えているようだ。

Brige

この写真は、オークランドのスカイタワーの最上階にある展望室から見た、オークランドのハーバーブリッジ。

Townhall

展望室には有名な建物などをピンポイントで見る筒みたいなものがあるのだが、写真で撮ると万華鏡みたいになった。これはタウンホール。

Tv

ニュージーランドに行って気持ちがいいのは、そこら中の公園にゴールポストがあることと、テレビをつけるとかなり高い確率でラグビー番組が見られること。右端に写っているのは、元オールブラックスの名LOイアン・ジョーンズ。コメンテーターとしてよくテレビに出ている。

Bob

この写真は、トライネーションズ第1戦のスカイTVの放送。ゲストコメンテーターとして、元オールブラックスSHのジャスティン・マーシャルと、元スプリングボクスのFLボビー・スキンスタッドが出演していた。スキンスタッドは、テレビのレポーターとしてオークランドのハーバーでヨットに乗ったりもしていたみたいだ。この放送ブースは、JSPORTSのブースの3つ隣にあった。ちなみに、我々の隣のブースでは、元オールブラックスの名SOグラント・フォックスが地元局の解説を務めていた。来年のワールドカップにはニュージーランドだけでなく、各国のかつての名選手が勢揃いすることになる。それも楽しみの一つだ。

「7人制ラグビー学生世界選手権」(7月21日~24日、ポルトガル)に参加する男子7人制学生日本代表メンバーが発表になっている。この大会は男子20チームが参加。日本は、プールマッチで、南アフリカ、フランス、ベルギーと同組。女子の部もあるが日本は参加していない。男子7人制学生日本代表は、7月15日~18日、神戸市にて遠征直前合宿、19日(月)に関西空港よりポルトガルへ出発する。また、7月17日には神戸製鋼灘浜グラウンドにて(17:00 キックオフ予定)、スポーツNPO法人SCIXの「SCIX KOBEラグビーフェスティバル2010」(16:30~19:05)に参加し、SCIXプレジデントセブンスチームと試合をすることになっている。

◎男子7人制学生 日本代表メンバー
山内貴之、城戸雄生(トヨタ自動車)、渡邉洸太郎(三洋電機)、坂井克行(早稲田大4年)、荒牧佑輔(関東学院大4年)、豊島翔平、鶴田諒(東海大学4年)、小澤大(流経大3年)、正海智大(同志社大3年)、高井迪郎(日体大3年)、園中良寛(筑波大2年)
※既卒者であっても、2009年以降に学生を卒業している者(28歳未満)は出場資格あり
監督:村田亙、コーチ:岩渕健輔、トレーナー:南川真一

追記◎ 元日本代表の名CTBであり、最近は、数多くのチームにアドバイスを送って成果をあげている横井章さんが、 「横井章の魅力あるラグビー」というブログを立ち上げた。ラグマガなどにも寄稿されているが、横井さんの日本ラグビーへの提言は興味深い。
http://rugbycreator.blog103.fc2.com/

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オークランド最終日

Rangi

今回のトライネーションズツアーは、過去最高の天候に恵まれた。オークランドもここ数日雨が多かったらしいから、こんなことは珍しいらしい。冒頭の写真は、ランギトト島、オークランド・ブルーズのエンブレムにもなっている有名な島。

Tasma

Tasma2

日曜日は、JSPORTSとラグマガのスタッフや、ツアー参加者数名のみなさんと、西オークランド(クメウ地区)のワイナリー巡りに行ってきた。タスマン海をのぞむ景色は雄大だった。2000キロくらい行けばオーストラリアに行き着く。このビーチは波が良く、多くのサーファーで賑わっていた。この時季に見るのは難しいというカツオ鳥も見ることができた。

Katsuo

今朝のラグビーニュースは、昨日の試合でシンビンになったバッキース・ボタが9週間の出場停止になったことを伝えていた。シンビンになったプレーではなく、試合序盤にオールブラックスのSHカウワンに頭突きをした行為についての処分だ。ゲームメイカーのSHデュプレアを欠く南アフリカにとっては、ショックな結果になった。

最高のパフォーマンスを見せたオールブラックスのグラハム・ヘンリー監督は「次の試合が重要」と気を引き締めるが、FBムリアイナやPRウッドコクらの名をあげ、「彼らの過去最高のパフォーマンスの一つ」、「ブラッド・ソーンは良いワインのよう」と賞賛していた。出場選手全員が良かったのだが、やはりFW前5人の頑張りは特筆もの。ただし、南アフリカもこのまま終わるチームではない。来週のウエリントンの内容が今から楽しみだ。

Elav

きのうの日記には紹介しなかった写真。こちら改装中のスタンドのエレベーター。放送ブースのある5階の扉をドンドン叩き、1階から警備員に迎えに来てもらうという状況。ちょと怖かった。

毎度、このツアーでは選手たちと至近距離で接する機会が多く、参加者のみなさんもサインをもらったり、一緒に写真を撮ったり、楽しい時間を過ごしているのだが、今回はポスターに、オールブラックス全員のサインをゲットした猛者も。最後にはヘンリー監督のサインもゲットした末廣兄弟。脱帽です。

Brother


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トライネーションズ開幕戦結果

Sky

土曜日のオークランドも快晴。午前中、スカイタワーに昇った。地上220mのスカイデッキに到着すると、エレベーターボーイが、「今年一番の眺めですよ」と言う。その通り素晴らしい眺めだった。ラグビーをしている公園と、ヨットハーバーの両方を撮影できる角度があった。オークランドを現す眺め。

Eden


イーデンパークはこんなふうに。メインスタンドが大きくなって透明の覆いみたいなもので囲まれているように見える。

Eden1

間近のイーデンパークは改装中のままオープンといった感じ。メインスタンドとフィールドの間もまだ未完成。スタンドも椅子も取り付けられていない場所が多かった。放送ブースに上がるエレベーターは板が剥き出し。通路も工事中。しかし、ここまで出来ていれば、来年は間に合いますな。

Ansem

夜は冷え込んだ。試合のほうは、JSPORTSでご覧になった方も多いと思うが、試合前のハカは、大一番に踊る「カパオパンゴ」。オールブラックスはその気迫のままコンタクト局面で激しく戦い、スクラム、ラインアウトでも健闘、南アのキックを切り返し、FBムリアイナのカウンターアタックから、CTBコンラッド・スミスのトライに結びつけるなど、ボールをつなぎ続けた。

Kapao

南アは、キャプテンのHOスミスが「ディシプリン(規律)に問題があり、ブレイクダウンでプレッシャーもかけられなかった」と語った通り、オールブラックスの思い通りにボールをリサイクルされ、ディフェンスも前に出られずに沈黙した。オールブラックスの戦いはほぼ完璧。タックルを巧みにすり抜け、捕まっても2人目の選手が誰であれ素速く寄ってボールを確保、南アにターンオーバーする隙を与えなかった。お見事。

最終スコアは、32-12。オールブラックスサポーターで埋まったスタンドは大興奮。選手たちの嬉しそうな表情は、危機感の現れだった。フランクス兄弟など数名の選手は長くフィールドに残ってファンにサインしていた。きょうはタイトファイブ(FW前5人)の勝利という気がする。ソーン、ドネリーの両LOはよく動いていたし、N08キアラン・リードも素晴らしかった。

終了後、観戦ツアーのみなさんとバスでホテルに帰った。試合の解説役として来てくれていたアンドリュー・マコーミックさんから、「これが世界のレベル。このチームと日本は戦わなくてはいけない」という言葉で、バスの中に大変だなぁという空気が漂った。きょうのオールブラックスは、シンプルで強くて速かった。しかし、トライネーションズはまだ始まったばかり。来週以降の南アフリカ、オーストラリアにもいいパフォーマンスを見せてもらいたい。

観戦ツアーは、日曜日の自由時間で終了。今回もたくさんのオールブラックスに出会い、このツアーのオールブラックス無敗記録もまた伸びた。なんと、このツアーでオールブラックスは無敗である。来年のワールドカップは、果たしてどうなるか? 

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