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2010年1月17日 - 2010年1月23日

ワイルドカード・ファイナル&ケフ引退

23日は秩父宮ラグビー場にいた。きょうは解説がないので、バックスタンドの暖かいところでゆったりと見ていた。ハーフタイムで映画「インビクタス」の予告編が流れてまた感動した。

日本選手権の出場権を争うワイルドカードトーナメント・ファイナルは、第1試合から白熱した。まずは、クボタスピアーズとNECグリーンロケッツががっぷり四つの激闘を繰り広げる。前半は、NECのSO松尾とクボタSOドゥラームの緊迫感あるキックの応酬。そしてターンオーバー合戦。NECが先制トライを奪うも、クボタがドゥラームのPG、終了間際のCTBオツコロのトライで8-5と逆転に成功した。

後半開始早々、NECがラトゥのトライで、12-8と逆転。クボタもドゥラームの2PGで再び14-12とするなど、互角のシーソーゲームに。22分、ブロードハーストのトライでクボタが21-12として優位に立ったのだが、NECも29分、窪田が自ら蹴りこんだボールをインゴールで押さえて19-21に迫る。そして、40分、クボタボールのスクラムでNECがプッシュすると、クボタが痛恨のコラプシングの反則。約40mのPGを松尾が決めてノーサイドとなった。松尾は直前にPGを外しており、ほっとしたのか思わずしゃがみ込んだ。最終スコアは、22-21。実力差のほとんどないチーム同士の死闘だったが、NECの勢いがやや勝った。「最後まで諦めずに戦った。その一言です」(NEC岡村要ヘッドコーチ)

Kefu

「勝ちきれなかったのは私の甘さ」とクボタの山神監督。「今季は何かをつかみかけていただけに、ここで終わるのは残念です」と無念をにじませた。また、記者会見では6年間、クボタでプレーしたトウタイ・ケフ選手の引退も報告された。元オーストラリア代表で60キャップの名選手の現役引退である。ケフは荻原キャプテンの隣で、涙を流してチームへの感謝の言葉を述べた。「きょうの結果は大変残念です。6年間クボタに所属し、年々チームは良くなっていきました。悔いがあるとすれば、トップ4になれなかったことです。それ以外は、いい時間を過ごせました」。報道陣から引退の理由を問われると、「ハードなゲームをすると、身体を戻すのに3日間くらい要するようになりました。チョット、オジサンネ」と説明した。今後はオーストラリアに帰り、一年間休養しつつ、じっくり今後を考えるとのこと。「必ずラグビーには携わります」と話していた。

記者会見の途中で第2試合を見に出てくると、すでに神戸製鋼コベルコスティーラーズが2トライ奪っていた。そして、CTB今村のインターセプトからの独走などで、あれよあれよという間に、26-0となる。コカ・コーラウエストレッドスパークスは、リーグ戦で70-10で神戸製鋼に負けている。このまま大敗するのかと思ったが、CTB福田、FLタキタキがトライを返し、14-26に迫る。しかし、神戸製鋼もラインアウトからのモールでトライを奪い、33-14として前半が終了。

後半はコカ・コーラが攻めに攻めた。神戸製鋼は防戦一方。その中で、コカ・コーラのチャンスの芽を摘んだLO林のジャッカルの連続は光っていた。21分、PGチャンスも狙わずひたすら攻めたコカ・コーラが交代出場の川下のトライで21-33、30分には、FLオーモンドのトライで28-33と迫ったが、最後は神戸製鋼がモールで前進し、FLブラッキーがトライして突き放した。最終スコアは、40-28。

敗れたコカ・コーラの向井監督は「前半の失点が痛かった。ただ、後半敵陣にいつづけてトライがとれたのは成果。トライをとることにこだわったシーズンだった」と話した。勝った神戸製鋼の平尾GM兼総監督は「ゲームのテンポは上がってきた。この流れは大事にしたい」と語り日本選手権を見据えた。ゲームキャプテンを務めた松原選手は「前半はコカ・コーラのミスで得点できたが、それを選手がはき違えた。プラスアルファで何かできれば違った結果になったはず」と課題を口にしていた。

◎ワイルドカード・ファイナル結果
NEC ○22-21●クボタ(前半8-5)
神戸製鋼○40-28●コカ・コーラウエスト(前半33-14)
※この結果、NECと神戸製鋼が日本選手権の出場権を獲得

◎トップチャレンジシリーズ結果
TC2=NTTドコモ○137-0●中国電力(前半59-0)
TC1=豊田自動織機○55-0●マツダ(前半17-0)

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インビクタスを観る

22日は、1995年南アフリカで開催されたラグビーワールドカップを軸にした映画「インビクタス」の試写会に行ってきた。僕の好きなクリント・イーストウッドの監督作品がラグビーを題材にしているなんて、ベストの組み合わせなのだが、思っていたより、ずっとずっとストレートにシンプルに実話を描いていた。そして、思っていたよりラグビーのシーンも長い。これ、ラグビーを知らない人が見たらどう思うんだろう? ちょっと心配になりながら、モーガン・フリーマン演じるネルソン・マンデラ大統領のやり遂げたことの凄さを改めて思った。来週、ラグビーマガジン主催の特別試写会後のトークイベントの進行もするので、これも楽しみになってきた。何回見ても、僕は感動するだろうなぁ。

ただいま発売中の雑誌「ナンバー」は、大学ラグビー特集号。表紙には、帝京大学の面々が。ガタイがいいと画になるね。僕は大学決勝レポートと関西の大学ラグビーのこと書いています。帝京大学始め、慶應、早稲田、明治などのルポもあり。読み応えアリ。

日曜日のトップリーグプレーオフ・セミファイナルのメンバーが発表になっている。トヨタ自動車と対戦する三洋電機は、出場停止のブラウンに代わってSOに入江、そして入江の穴を埋めるCTBに榎本が入る。トヨタ自動車CTB難波とのタックラー対決、楽しみだ。秩父宮ラグビー場のほうのサントリー対東芝も面白そう。サントリーはCTBで平に代わってルーキーの宮本が先発。東芝キャプテン廣瀬も怪我のようで、代わって2年目のWTB宇薄が先発。期せずして、同志社OBが代役に。三洋電機、サントリーが有利と言われているが、大きな実力差があるわけではない。トヨタ自動車と東芝の奮起に期待したい。

追記◎コメントで、東芝の先発メンバーが外国人4名では?というご質問ありましたが、オト・ナタニエラ選手は日本国籍を持っています。日本人としての出場です。したがって外国人枠3名は守られています。

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女子7人制セレクション

過去に何度かチェコの知人からの写真を紹介したことがある。その人が帰国したので久しぶりに会った。よく一緒に酒を酌み交わしたのはもう20年以上前なのだが、お互い、自分では年をとっていないつもりでも、やっぱり違う。知人の男前っぷりは同じだったが、髪には白いものが混じっていた。携帯の画面も読みにくいらしい。正月にも中学、高校の同期と会ったのだが、あまりにも老け過ぎた友人がいて、「おまえ、いくつになってん!」と突っ込んだほど。もちろん、「一緒やっちゅうねん」と返ってきたが。チェコの写真は当分のあいだ紹介できないなぁ。

きのうの日記でクラブ大会の決勝のことに触れた。駒場WMMは東大OBが中心となって作られたクラブだが、いまはいろんな大学の卒業生が入っている。準決勝でタマリバクラブを破った先発メンバーでいけば、慶大5名、東大2名、青学大、明治大、上智大などの出身校が並んでいる。

続いて、女子ラグビーのお知らせ。2月20日(土)、秩父宮ラグビー場にて、「U23女子7人制日本代表候補 セレクションマッチ」が開催される。日本選手権準決勝前に行われるもので、3月25、26日に香港で開催される「香港ウィメンズセブンズ(Cable & Wireless Hong Kong Women's Rugby Sevens 2010)」に参加する『U23女子7人制日本代表』の最終セレクションマッチとなる。12:45キックオフ(7分ハーフ)。こちらも、みなさんぜひご観戦ください。

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クラブ日本一決定戦のこと

今週末は、トップリーグのワイルドカードトーナメントや、プレーオフ・セミファイナルなどが行われるのだが、1月24日(日)、秩父宮ラグビー場では、サントリー対東芝戦の前に、正午から第17回全国クラブ大会決勝戦も行われる。

そのファイナリストとなった六甲ファイティングブル(兵庫)から、プレスリリースが流れてきた。相手は、タマリバを破った駒場WMM(東京)である。リリースにはこうある。

《昨年3月13日にラグビー部休部を発表した株式会社ワールド(神戸市)は、「サポーター」として六甲を支援。この大会には新たに加入した12人の元「ワールド戦士」たちが選手登録しています。突然の休部発表から307日。旧ワールド選手と従来の六甲メンバーがうまく融合し、六甲は10年ぶりの「クラブ日本一」奪還に燃えています。
 六甲クラブは昨年10月に創部40周年を迎えました。全国クラブ大会は過去、優勝3回、準優勝6回。2000年の第7回大会を最後に優勝から遠ざかり、最近7年間は準優勝4回と「シルバー・コレクター」状態でした。
 2004年から日本選手権にクラブ出場枠が認められ、全国クラブ大会の優勝チームが大学チャンピオンと対戦しています。昨年まで5年連続日本選手権出場の常勝タマリバクラブ(神奈川)が全国クラブ大会準決勝(今年1月10日)で、まさかの敗退。2月7日開幕の日本選手権に初めてタマリバ以外のクラブチームが出場します。
 六甲は今季から、ワールドラグビー部の愛称だった「ファイティングブル」をチーム名に受け継ぎました。ワールドラグビー部最後の部長兼GM、現在は特定非営利活動法人「六甲クラブ」副理事長でヘッドコーチの東田哲也(元日本代表WTB、キャップ1)も、ベンチで決勝戦に臨みます。
 対戦相手は、創部わずか7季目で初優勝を目指す駒場WMM(2年連続決勝進出。昨年はタマリバに敗れ、準優勝)。六甲のWTB内山将文選手(33歳、日向高-中央大-ワールド)と、駒場のCTB内山浩文選手(29歳、日向高-中央大-NTTコミュニケーションズ)の兄弟対決も見どころです》

ちなみに、駒場WMMは、東大ラグビー部OBが主体となって発足した。WMMは、ウォーターメロンマンの略。東大のジャージの色からきているようだ。日本のクラブチームのあり方はさまざま。子供からお年寄りまでみんなが集えるクラブになっていくのが理想で、そういうあり方を模索しているクラブも増えてきた。これからの日本ラグビーの中でますます重要な存在になっていくと思う。24日、秩父宮ラグビー場に行くみなさんは、ぜひ正午から行ってクラブの決勝をご覧ください。

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王国でもTL三昧

ニュージーランドの友人からこんなメールが届いた。ラグビー専門チャンネルの話である。

「今月はキウイにとってもラグビーがぐぐーっと無くなる月というのもあってか、30日はなんと朝から晩までジャパントップリーグです。ずーっとずーっとです。皇子山とか小瀬、味の素、月寒とかユニバー…もうめちゃくちゃローカルな名前がローマ字で印字されてて読むのがややこしいけど嬉しかった!」

ラグビー王国でトップリーグ三昧かぁ。

コメントでトップリーグ・プレーオフ、日本選手権のルールについてご質問ありましので、お答えします。

プレーオフでは、タイムキーパー制、TMO(テレビマッチオフィシャル=ビデオレフリー)ともに採用されます。また、同点の場合、勝者の決定方法は次の順番になります。1=トライ数の多いチーム、2=トライ後のゴール数の多いチーム、3=10分ハーフの延長戦、4=延長戦でも勝敗がつかない場合は、リーグ戦順位の上位チームを勝者とする。

日本選手権については、決勝戦についてはタイムキーパー制、TMOを採用する予定のようです。

追記◎プレーオフのルールについて、上記に書いたのはセミファイナルで、ファイナルについては、延長戦を行うところまでは同じですが、延長戦終了後、同点の場合はトライ数、ゴール数は関係なく両者優勝となります。

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幸運のラグビー人形

以前、福岡市にある「フランス菓子16区」で、毎年のラッキーを占う当たり付きケーキが、今年はラグビー人形で売り出されると、この日記で触れた。中から出てきた人形の一つを博多の知人に送ってもらった。ラッキーのお裾分けである。単4電池と比べても、こんなに小さいけど、よくできている。ちなみに、早々に完売したのだとか。ラグビー人気、侮れず。

Lapasse

先日、コメントで、「日本選手権はトップリーグと違って外国人選手は2人までですよね?でもワイルドカードトーナメントは3人までなんですか? あと、リリースレターが出なくて今季トップリーグに出場できなかった選手は日本選手権には出られるのですか?」という質問がありました。ワイルドカードが始まってしまった今、遅すぎますがお答えします。すでに始まったワイルドカードは外国人選手が3名出ています。

外国人選手の出場枠「3名」はトップリーグ独自のルールです。ワイルドカードはトップリーグに含まれます。日本選手権は学生、クラブなども出ますので、日本協会の規定により、外国人選手は2人まで。ただし、トップリーグ同士の試合になれば3名でいいのでは?という意見もあり、上位陣対決では変更があるかもしれません。また、移籍規定も日本協会の規定なので、日本選手権には移籍一年目の選手は出場できません。

外国人選手の出場人数を整理すると、ワイルドカードトーナメントは外国人選手は3名までOK。日本選手権、トップチャレンジシリーズ、トップリーグ入替戦は、トップリーグ外のチームが加わるので外国人選手は原則2名になります(日本選手権は上位対決のときに例外の可能性もあり)。

トップリーグ入替戦の試合会場、日程は以下の通り。チケットは1月23日より発売。

【試合日程/会場】
2月13日(土)
秩父宮ラグビー場  
14:00 リコーブラックラムズ(トップリーグ12位)
対「トップチャレンジシリーズ1の3位チーム」

近鉄花園ラグビー場 
13:00 近鉄ライナーズ(トップリーグ11位)
対「トップチャレンジシリーズ2の1位チーム」

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