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2010年8月29日 - 2010年9月4日

TL開幕節2日目結果

土曜日は長居スタジアムにいた。第1試合前のピッチレベルが32度。でもこのスタジアムは、芝生がメインスタンドの屋根で夕方日陰になるので、いくぶんマシだったかもしれない。それでも選手の汗は昨日同様だった。

第1試合の近鉄ライナーズ対リコーブラックラムズは、前半10分にリコーがSO河野のPGで先制したものの、次第に近鉄のアタックの圧力が上回りはじめ、20分にHO吉田がトライ。後半もCTBイエロメ、LOトンプソン、SO重光らが次々にトライを重ねた。両者ともやや雑なプレーという印象だが、元オールブラックスのリコ・ギアも何度かスピードある走りを見せたし、リコーに加入したFL金の強烈なタックルもあり、局面局面ではたくさん見どころがあった。

第2試合の神戸製鋼コベルコスティーラーズ対クボタスピアーズは、「クボタはシェーン・ドゥラームのキックでエリアをとってくるプランだと思ったので、軽くいなしながら、アタックゾーンに入ったら攻撃を仕掛けようとした」という苑田ヘッドコーチの言葉通り、FB正面がキックを蹴り返したかと思えば、果敢にカウンターアタックを仕掛けるなど、多彩な切り返しでチャンスを作った。正面とWTB小笠原のコンビネーションも良かったし、スクラム、ラインアウトは安定。NO8マパカイトロもスクラムからの単独アタックでトライをあげ、相手を仰向けにするタックルを見せるなど、神戸製鋼の良さが目立つ内容だった。

伊藤剛臣は、後半5分にトライをあげ、39歳4カ月というトップリーグ最年長トライ記録を更新した。ただし、不当なプレーでシンビンとなり、試合後は苑田ヘッドコーチに「申し訳ない」と平謝りだったとか。マンオブザマッチは、相手キックをチャージしてトライするなど、献身的に動き回っていたCTB大橋が受賞した。

苑田ヘッドコーチは次のようにコメント。「3月15日からスタートして、新しい神戸製鋼のラグビーをファンのみなさんに見せたかった。思った以上にボールが滑り、ボールが動かせなかったが、14人のときも慌てずにプレーできたし、ディフェンスでも、ミスジャッジが少なくなっている」。シチュエーションによって3つ使い分けているというディフェンスは高く評価していた。

敗れたクボタの佐野監督は、「神戸製鋼FWの圧力と、エリアマネージメントに流れを作られてしまった。もっとフィジカルにタフにやっていかなければ」と次戦を見据えていた。他会場も含めて結果は以下の通り。明日、じっくり録画を見よう。

◎トップリーグ開幕節2日目結果
近鉄ライナーズ○30−14●リコーブラックラムズ
神戸製鋼コベルコスティーラーズ○34−3●クボタスピアーズ
ヤマハ発動機ジュビロ○29−14●NECグリーンロケッツ
コカ・コーラウエストレッドスパークス●17−22○福岡サニックスブルース
豊田自動織機シャトルズ○17−16●NTTコミュニケーションズシャイニングアークス
トヨタ自動車ヴェルブリッツ○18−10●サントリーサンゴリアス

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TL開幕戦結果

Opmatch

金曜日は、もちろん秩父宮ラグビー場にいた。トップリーグ開幕戦に集った観客は去年より1,000人以上多い13,840人。19:30のキックオフ直前のグラウンド上は、気温30.1度、湿度63%(JSPORTS調べ)。このコンディションの中で両チームともによく動いた。

前半は三洋電機ワイルドナイツが、SOトニー・ブラウンのキックを軸に陣地を稼ぎ、ボールをつないで攻めようとする東芝の攻撃を止めては、PGを決めて9-0とリード。後半は、東芝ブレイブルーパスが「攻めていない。もっと攻めよう」という瀬川監督の指示通り、前半以上にアグレッシブにボールをつないで、何度も防御を崩しかけたが、ようやくトライを奪ったのは、0-12とリードを許した試合終了間際。自陣からつなぎ続けてSOデイビッド・ヒルがインゴール中央に回り込むまで待たなければならなかった。

最終スコアは、12-7。東芝に何度も防御ラインを破られながら、他の選手が慌てずにカバーし、無駄な動きをせずに判断良くボールに絡むなど、ブレイクダウン(ボール争奪局面)での的確な仕事ぶりが際立つ三洋の勝利だった。

東芝の廣瀬キャプテンは、「キャプテンとしてもう少し前に出られればと、反省しています。ただ、東芝にとっては、今後につながるいい試合だったと思います。得るものも大きかった。スタンディングラグビーの高みを目指します」と前向きに語った。瀬川監督も「思い描いたものと実際のゲームでは違う。三洋の圧力が前半少し固いゲームにしてしまった要因でしょう。ただ、ラインの裏に出てボールをつなぐコンセプトは通用していましたし、あと少しサポートが分厚ければトライもとれるところがあった。そのあたりを今後修正していきたいと思います」と表情は暗くなかった。

三洋の霜村キャプテンは「きょうは疲れました。東芝のプレッシャーが激しく、身体も痛いです。FWがよく頑張ってくれました。東芝相手に固いゲームになるのはある程度仕方がない。まだ始まったばかりなので、今後ステップアップしていきます」と疲労困憊の表情。飯島監督は、「最後は、昔、神戸製鋼に逆転負けしたシーンがよぎりました」と報道陣を笑わせ、「天候も内容もアツイ試合でした。一歩でも前へ出る気持ちがあったからこそ、東芝を止めることができたのでしょう」と満足そうに語った。マンオブザマッチは、4PGを決めたFB田邉淳。

敗れた東芝だが、その攻撃的姿勢は観客席を熱くした。対する三洋もブラウンの瞬時のターンオーバーやヒーナンのビッグヒットなど、いいものをたくさん見せてくれた。個人的な興奮度は、観戦歴のなかでも指折りだった。明日からも好ゲームがたくさん見られることを期待して、スタジアムに足を運ぼうと思う。

追記◎松田努選手(東芝ブレイブルーパス)が後半29分に出場し、トップリーグ最年長出場記録を更新した。帰り道にご家族といるところに偶然出会ったのだが、家族の誇りだろうなぁ。「次は記録更新とともに勝ちたいです」と話していた。

◎トップリーグ開幕戦結果
三洋電機ワイルドナイツ○12-7●東芝ブレイブルーパス(前半9-0)

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もうすぐ開幕

いよいよトップリーグ開幕である。すでに、金曜、土曜の全出場メンバーが発表されている。引退を表明した大畑大介選手が神戸製鋼コベルコスティーラーズの先発14番だったり、三洋電機ワイルドナイツの山田章仁選手が控えメンバーに入っていたり、注目の選手達が開幕節で見られそうで、各会場、大いに賑わってほしいと思う。

今季加入した世界的にもトップクラスの選手も続々登場する。神戸製鋼のSOピーター・グラント、近鉄ライナーズのCTBリコ・ギア、NECグリーンロケッツのCTBアンソニー・トゥイタヴァキ、サントリーサンゴリアスのリザーブに入っているSO/FBピーター・ヒューワット、コカ・コーラウエストレッドスパークスのCTBティム・ベイトマン、リコーブラックラムズのCTBタマティ・エリソンなど。

Seven

木曜日の夜は、ケーブルテレビのジェイコムの「つながるセブン」に出演した。これは全国のジェイコムで見られる番組。メインパーソナリティの小倉淳さんは元日本テレビのアナウンサーで、今は江戸川大学の准教授でもある。若い頃よく拝見していたので嬉しかった。

時間が予定より短くなってあまり話せなかったのだが、僕のイチ押し選手として、三洋電機のダニエル・ヒーナンを挙げた。ほかにも数名挙げる予定だったのだけど、あとは大畑大介の名前しか挙げる時間がなかった。絶好調ヒーナンの激しいタックルは、開幕戦でも炸裂するはず。東芝相手にどんなプレーをするのか、楽しみにしている。今回はあまり話せなかったけど、また出演の機会がありそうなので、ラグビーの面白さ、伝えられれば。それにしても、アシスタントの真知りささんは美しかった。顔、小さかったなぁ。

さて、これからいくつか打ち合わせをこなし、秩父宮ラグビー場に向かおう。

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メルボルン・レベルズ来日

観測をはじめて一番暑い夏かぁ。京都の猛暑もいっこうにおさまらず。3日の夜、東京の気温は下がってくれるのか。ちょっと心配。さて、先日発売になった「日本ラグビー激闘史」、書店で見つからないという方の声があるのだが、どうやら、スポーツコーナーにはない場合が多く、分冊コーナーにある書店がほとんどらしい。スポーツコーナーになくても、お店の人に声をかけてみてください。

さて、本日(水曜日)のプレスリリースでは、日本A代表の11月の試合予定が発表に。来年のスーパーラグビーに参加する(スーパー14がスーパー15になる)、新チーム、メルボルン・レベルズが来日し、11月20日(当初、6日と記載していました。失礼しました)、東海大対法政大が予定されていた秩父宮ラグビー場で日本A代表と強化試合を行う。キックオフは12時で、東海大対法政大は、予定通り行われる。

薫田真広監督率いる日本A代表は、6月のスコットランド・スペイン遠征で、スコットランド代表のセレクションを兼ねた「スコットランドXV」と対戦して健闘。薫田監督は、強化の継続を求めて声をあげていた。「2011年、2015年を見据えた継続的強化は必要です。現在の日本代表選手以外でチャンスのある選手を、このトップリーグの4、5節くらいまで、しっかりセレクションしたいと思っています」(薫田監督)

ただし、この時期は、7人制代表がアジア競技会に参加することもあって、春の日本A代表とは少しメンバーが変わる可能性がある。それだけに、多くの選手にチャンスがあるとも言えるわけだが。メルボルン・レベルズは、オーストラリアのメルボルンが本拠地。ヘッドコーチは1999年ワールドカップで、オーストラリア代表を監督として優勝に導いたロッド・マックイーンが務める。所属選手には、オーストラリア代表のキャプテンも務めたスターリング・モートロックはじめ、SHサム・コーディングリー、PRロドニー・ブレイクの同国代表経験者に、元イングランド代表のSOダニー・シプリアーニも加入。どんなラグビーを見せてくれるのか楽しみなチームだ。

さて、9月3日のトップリーグ開幕戦の予定メンバーが発表になっている。両チーム、現在のベストメンバーだ。三洋の山田章仁選手、リザーブに入ってます。

東芝ブレイブルーパス=1久保知大、2湯原祐希、3櫻井寿貴、4大野均、5ウォーレン・スミス、6スティーブン・ベイツ、7中居智昭、8望月雄太、9三井大祐、10デイビッド・ヒル、11宇薄岳央、12オト・ナタニエラ、13仙波智裕、14廣瀬俊朗、15立川剛士/16猪口拓、17笠井建志、18松田圭祐、19豊田真人、20藤井淳、21ニール・ブリュー、22松田努
三洋電機ワイルドナイツ=1木川隼吾、2堀江翔太、3川俣直樹、4ジャスティン・アイブス、5ダニエル・ヒーナン、6劉永男、7若松大志、8ホラニ龍コリニアシ、9田中史朗、10トニー・ブラウン、11三宅敬、12入江順和、13霜村誠一、14北川智規、15田邉淳/16山本貢、17相馬朋和、18飯島陽一、19キーラン・ブラック、20高安厚史、21野口裕也、22山田章仁

追記◎トップリーグの告知プロモーションとして、「都営地下鉄大江戸線」の1車両(8両編成)に広告を一面に展開する「メディアライナー」が現在運行中。9月3日(金)まで。

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大畑大介、今季限り

大畑大介、今季限りでの引退表明。僕は火曜日は東京で仕事があって取材に行くことができなかった。いつか来るとは思っていたが、夏の網走で往年の爆発的加速でのトライを見ただけに、残念ではある。そのとき、場内実況をしていて、「日本ラグビーの宝物を見せてもらいましたね」と話したのだが、その宝物を今季は開幕戦から一つ一つ目に焼き付けていきたいと思う。「心と体のバランスを考えると今シーズンがぎりぎりのライン。残ってる余力をすべて出し尽くしたい」(デイリースポーツより)。

大畑選手について、たくさん書きたいことはあるけれど、それはシーズン後、完全に現役を引退してからにしたい。いよいよ9月3日に8年目のトップリーグが開幕する。出場予定メンバーは、キックオフの48時間前に発表されるので、トップリーグのオフィシャルホームページなど、ご注目を。

9月26日(日)、京都の宝が池球技場にて京都府ラグビー協会主催「KYOTO GIRL'S RUGBY CLINIC」が開催される。広報資料によれば、「全世代の女性を対象にラグビーをプレーする環境を提供することを通じて、京都府における女子ラグビーのさらなる活性化を図り、女子ラグビープレーヤーや広くラグビー界全体を支援していただけるラグビーファミリーの拡大を目指します」とある。女性なら誰でもご参加できるようだ。内容は、ラグビー体験と女子ラグビー交流試合観戦。詳しくは、コチラをどうぞ。

僕は、9月2日、ケーブルテレビのジェイコム「つながるセブン」(月~金、午後7時から7時55分、生放送)に出演予定。約10分ほど、トップリーグについて話すことになっている。ホームページで質問、メッセージなど受け付けているようなので、よろしくお願いします。つながるセブンHP。また、9月4日、朝7時半からNHKラジオでも、シーズン開幕について話す予定です。

追記◎JSPORTSのディレクターで約3年間ともに仕事してきた山下雅人君が、出向元の会社に戻ることになって、ラグビーの実況解説陣、スタッフが集っての送別会があった。深緑郎さんのイラストを中央に出演者一同で惜別のサイン。山下君、お疲れさまでした。

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TLプレスカンファレンス

月曜日は、午後2時から都内でジャパンラグビートップリーグ2010-2011のプレスカンファレンスが行われた。主催者側挨拶に続いて、Jリーグのチェアマンに就任した大東和美さんが来賓代表として挨拶。「代表チームは、サッカーならJリーグ、ラグビーならトップリーグが活性化しないと強くならない。来年はワールドカップ(ラグビー)が行われるということで、私も今年のトップリーグには注目しています」などと語った。

Chair

Captain

開幕節の対戦カードごとにそれぞれのキャプテン、またはバイスキャプテン(都合で欠席の場合が代行選手)が登場し抱負を述べ、最後に、キャプテン会議代表でもある、東芝ブレイブルーパスの廣瀬俊朗キャプテンが決意を述べた。「チームの垣根を越えて2つのことをしていきたい。一つは、ラグビーの素晴らしさを、トップリーガーから伝えたい。試合内容の向上はもちろんのこと、トップリーグ、ラガーマンの精神をお伝えしていきたい。もう一つは、社会に対する活動。我々がラグビーができるのも、多くの方に支えられているから。その想いを胸に社会貢献活動を行いたいと思います」。

そして、こう続けた。「東芝でも大事にしていることなのですが、人間的魅力も上げていきたい。自然を大切にする、身の回りを清潔にする、力の弱い人を守る、というような地道なことを、ラガーマンが当然のようにできるようになっていく。それがラグビーのプレーにもつながっていく。そんなトップリーガーが集まったラグビーはきっと面白いし、魅力的だと思います」。

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僕はこのあとの各チームの監督、ヘッドコーチへのインタビューの聞き手をしたのだが、今回は、1分間でホーンが鳴る仕組みになっていた。でも、なかなかみなさんホーンまで話さない。もちろん、飯島監督は行きました! 飯島監督は、選手が掲げたスローガン「臥薪嘗胆」に触れ、「研ぎ澄ましてきた剣を使って、いよいよトップリーグを制するときがきた」と話し、例年に比べて選手のコンディションが非常に良く、万全のシーズンインで、「開幕戦も勝ちます」と力強かった。一方、東芝ブレイブルーパスの瀬川監督も、チーム状態が良く、表情には余裕が感じられた。こちらも、最後に「(開幕戦は)勝ちます」と宣言。9月3日は、凄まじい試合になりそうだ。

また、開幕戦で達成可能な記録として、東芝の松田努選手が試合に開幕戦に出場すると、「40歳4カ月」となり、村田亙さんが持っていた記録を破ること、サントリーの小野澤選手があと1トライで、トップリーグ通算「70トライ」を達成することも紹介された。

Pin

この写真は、「握手をしよう」プロジェクトで選手からプレゼントされるピンバッジ。コレクションシートも配布されるので、各会場で選手と握手して集めてみてください。

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橘陵ラガークラブ60周年

2010年8月22日より28日まで、タイ・バンコクにて行われていた「アジアラグビージュニアチャンピオンシップ(IRBジュニアワールドラグビートロフィーアジア予選)」に参加していたU20日本代表は、最終戦で(1-2位決定戦)U20香港代表を48-3で破り、来年の「IRBジュニアワールドラグビートロフィー」への出場を決めた。

土曜日の夕方、大阪・上本町に向かった。橘陵ラガークラブ(大阪市立大学医学部ラグビー部)創部60周年記念式典に出席し、村田亙さんとの講演会に臨むためだった。大阪市立大学医学部ラグビー部は、西日本医科学生大会優勝、関西医歯薬大会3連覇など輝かしい歴史を誇り、昭和大学との定期戦は50年を超える伝統あるチームだ。記念式典の講演も、坂田好弘さん、山口良治さん、平尾誠二さん、アンドリュー・マコーミックさんほか、錚々たるメンバーが名を連ねている。

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今回は初めての試みで僕と村田さんの対談という形をとられたのだが、7人制日本代表監督でもある村田さんから、最新の7人制事情の話が出たり、肩の脱臼7回、あごの骨折3回ほか度重なる怪我のたびに蘇ったエピソードが面白おかしく語られると、現役学生のみなさんも興味深そうに聞き入っていた。怪我をチャンスをとらえて、鍛え直してさらに活躍する。村田亙という人は、どれだけポジティブなのか、改めて感心するばかりだった。「7人制はメダルの可能性がある。2019年のワールドカップを盛り上げるためにも、2016年のオリンピックで活躍しなければ」と熱く語っていた。

Kitsuryo2

その後の祝賀会にも2人で参加させていただいて、たくさんのOBの方々と言葉を交わすことができた。60歳、70歳になった卒業生の方が現役学生に、異口同音に「6年間、絶対にやめるな。ラグビーは医者になって役に立つ。それは後になって分かることだ」と、おっしゃっていた。同クラブの前会長の松岡好美さんのスピーチでは、ラグビー部の礎を築いた岡田正祥さんの言葉が紹介されたのだが、その中に、ラグビーで勝つために大切なこととして、「燃えるような責任感」という言葉があった。松岡先生は、それを「患者に対する燃えるような責任感」と置き換え、現役学生に語りかけた。感銘を受けた。ラグビーで汗とドロにまみれた人たちが医師になることを頼もしく感じた。志を持って入学し、先輩にだまされたかもしれないけれど、ラグビー部に入って純粋にボールを追いかける。人の話に集中して聞き入る学生のみなさんを見ていると嬉しくなってきた。とてもいい時間だった。

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自宅に戻って、トライネーションズの南アフリカ代表スプリングボクス対オーストラリア代表ワラビーズの試合を見た。互いに素速く仕掛けあって面白い内容。すさまじい運動量だった。オールブラックスの優勝が決まって、なにか吹っ切れたような戦いである。FLジュアン・スミス、SHフランソワ・ホーハートの活躍を見ていると、前回のオールブラックス戦で2人を途中交代させたのはやっぱり間違いだったのではないかと感じた。ワラビーズ、個々のタックルがちょっとなぁ。

追記◎男子7人制日本選抜が9月4日、5日に中国・上海にて開催される「IRBアジアラグビーセブンズシリーズ2010 上海トーナメント」に参加するのだが、そのメンバーについて、コメント欄に「オリンピックの種目になるのだから、パスポート主義でメンバーを選んだほうがいいのでは?」という趣旨のご質問があった。いい機会だったので、村田監督に聞いてみると、「アジアのシリーズで結果を出し、ポイントを獲得しないと、香港セブンズに出場できない」など、結果を出しながら若手を育てなければいけないという事情があるようだ。また、7人制ワールドカップもあり、この強化については外国人選手も含めて考えられている。唯一の高校生、東福岡の布巻選手については、「高校生を入れたいと思っていました。布巻は18歳以上の年齢制限をクリアしたので正式に。7人制はスキルアップにつながりますから」とのこと。他にも選出したかった高校生がいたのだが、彼らはまだ18歳になっていなかったで今回は見送られたという。

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