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2010年1月24日 - 2010年1月30日

トップチャレンジ第3節結果

土曜日の朝、大阪から東京に戻り、秩父宮ラグビー場に直行した。トップチャレンジシリーズを取材するためだ。大学の一学年下の大村くん、ニュージーランドから帰って、これから日本で働くタロウくんと一緒に観戦した。

横河武蔵野とNTTドコモの試合は、立ち上がり、NTTドコモが何度もディフェンスラインを破り、連続トライでとSO伊藤のPGで16-0とリードしたが、前半なかばからは横河が盛り返し、攻め続けた。後半開始30秒でCTB佐藤がトライして12-16まで迫り、4分、HO糠盛のトライで逆転。6分、自陣ゴールを背負ったピンチを防ぎきると、10分、WTB森のトライで突き放した。しかし、最後はNTTドコモが猛反撃。29-23と6点差でなか、PKからの速攻でゴールに迫ったが、取り切れなかった。勝った横河は、トップリーグの入替戦で近鉄ライナーズと対戦することになった(2月13日、花園)。もうひとつの入れ替え戦は、リコーブラックラムズ対マツダ(2月13日、秩父宮)

試合結果
横河武蔵野○29-23●NTTドコモ(前半7-16)

第2試合も実力伯仲の緊迫感ある試合になった。SOウィリアムスのフラットなパスを軸に攻撃を組み立て、LOラワンガ、NO8斉藤らがゲインを切る豊田自動織機がWTB井上のトライで先制。流れをつかんだかに見えたが、NTTコミュニケーションズもSO君島のキックでしっかり陣地をとり、CTBネルのインターセプトからのトライで逆転し、その後は、粘り強いディフェンスで試合の主導権を握った。

後半15分には元オーストラリア代表FBジェラードを投入。すぐにトライをあげ、超ロングキックで大きく陣地を進めるなど、桁外れのパワーを見せつけた。豊田自動織機も最後は追い上げたが、時すでに遅かった。NTTコミュニケーションズは、日本選手権に出場を決め、東海大と対戦することになった。この両チームが来季からトップリーグに自動昇格となる。

試合結果
NTTコミュニケーションズ○38-35●豊田自動織機(前半17-7)

「反則が多く、大事な場面でのミスも多かった。ベーシックなスキルの精度が低かったですね。同じくらいのレベルのチームで、勝負どころでミスが出たほうが負けたというところでしょう。5トライとって負けるようではトップリーグで通用しないと感じました。トップリーグでプレーするには、全体的なゲームのスピードを上げないといけない。ただ、トップリーグではこのテンポではやらせてくれないと思いますし、スローダウンしたときのオーガナイズをしっかりやらなければいけないでしょう」(豊田自動織機・田村誠監督)

「たくさんのお客さんに集まったいただいた中で、選手が力を出してくれたことに感動しています」(NTTコミュニケーションズ・山本和林監督)

「リーグ戦の一つ一つの試合でステップアップしてきたことを出して、昨年負けた自動織機に勝つという目標で挑んだ。勝てて嬉しく思います。目の前のプレーに対して、一人一人が練習してきたことを出せるようになった。きょうもよく相手にプレッシャーをかけることが出来ました」(NTTコミュニケーションズ・中山浩司キャプテン)

日本選手権に向けて、中山キャプテンは、「相手がどうあれ、積み重ねてきたものを出すだけ。シンプルに戦いたい」と抱負を述べた。

追記◎明日はトップリーグ・プレーオフのファイナルだが、三洋電機のキャプテン霜村誠一選手と、トライゲッターの北川智規選手がインフルエンザのため欠場する。代わって、CTB山内智一、WTB三木亮平の両選手が入ることになった。

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5月の日本代表試合日程

28日、5月に日本代表が臨む「HSBアジア五カ国対抗」。の日程が発表になった。参加するのは、日本、韓国、香港、カザフスタン、アラビアンガルフの5チーム。この大会は、2011年ワールドカップ・ニュージーランド大会のアジア地区最終予選を兼ねる。今大会で優勝しれば、日本のワールドカップ出場が決まるわけだ。日本代表の活動日程は、3月上旬の発表予定。

◎日本代表試合日程
5月 1日(土)14:00 対 韓国(韓国・大邱)
5月 8日(土)14:00 対 アラビアンガルフ(秩父宮)
5月15日(土)16:00 対 カザフスタン(カザフスタン・アルマティー)
5月22日(土)14:00 対 香港(秩父宮)

最後の香港戦で出場が確定することになりそうだが、他チームの結果次第では先に決まる可能性も。韓国ラグビー広報マンの見明さんが、5月1日の韓国の競技場の行き方を以下のように教えてくれた。

※韓国、大邱(テグ)の慶山(キョンサン)ラグビー場とは、正確にはテグ市近郊にある慶尚北道(キョンサンプックド)慶山(きょんさん)市にある慶山生活体育公園ラグビー場となります。
住所:慶山市サンバン洞10.
交通:①ソウルや釜山から韓国新幹線・「KTX京釜線」で東テグ駅まで。
*ソウルから1時間50分。普通車で片道1人40000韓国ウォン程度。
*釜山から1時間10分。普通車で同じく15000ウォン程度。
②本数が少ない特急「セマウル号京釜線」で。
*ソウルから2時間10分。普通車で片道1人30000韓国ウォン程度。
*釜山から1時間30分。普通車で同じく10000ウォン程度。
③東テグ駅からタクシーで慶山市内へ。30分程度。
*ソウルや釜山から慶山市内へ行く直通高速バスは無いそうです。

さて、土曜日にはトップチャレンジシリーズの最終節、日曜日にはトップリーグプレーオフトーナメントファイナルが行われる。31日(日曜日)の前座試合で、「ミニラグビーフレンドリーマッチ」が行われる。会場に行かれる方はぜひ未来のスター選手達に声援を。小学生によるミニラグビーの大会である。

各地域協会から推薦された3チームは以下の通り。

関東ブロック=世田谷ラグビースクール(東京)
関西ブロック=吹田ラグビースクール(大阪)
九州ブロック=かしいヤングラガーズ(福岡)

追記◎金曜日(29日)の夜、18:00~18:40くらいまで、ABCラジオ「ムキムキ!ノーサイド劇場」に出演予定です。

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インビクタス・梅田試写会

水曜日は大阪の梅田で映画「インビクタス」の試写会&トークイベントだった。ゲストに神戸製鋼の元木由記雄さんを迎え、試写後、映画とラグビーについて語った。元木選手はちゃんと原作を読んできていた。えらいっ! 僕は3度目の試写だったが、やっぱり感動した。自分がどこに感動するのか、より明確になったし、過去2回では見えなかった細部にも気付くことができた。モーガン・フリーマン演じるネルソン・マンデラ大統領とマット・デイモン演じるフランソワ・ピナールの動きは、すべて最後に二人が見つめ合うシーンに集約されていく。無駄のない映画だと感じることができた。

映画のテーマの一つは「赦し」(ゆるし)だと僕は受け取った。過去のイーストウッドの映画だったら、ここで殴るよなぁと思うところも殴らない。イーストウッド自身もどこかに出ているらしく、それは今回も分からず。もう一回見たくなった。

元木選手とのトークでは、前日の梶原先生同様、感動ポイントを聞いてみた。図らずも梶原先生と同じところがあった。楽しみにしているみなさんも多いと思うので、それは書かずにおきたい。ちなみに、昨日の日記でひとつだけ明かした部分ではない。元木選手は、トークの中で「ラグビーをしていたことが誇らしくなりました」と言った。そう、この映画はラグビーが好きで良かったと思わせてくれる。それがいい。

キャプテンとして、チームをリードするピナール選手の話になった。ちなみに、ピナールは初キャップでいきなりキャプテンを務めた天性のリーダーである。試合中、キャプテンはどんなことを話すのか元木選手に聞いてみると、「考えて話すとダメなんです。その場で感じたことをそのまま話す。細かなことではなく自分の感情のままにシンプルに話す方が響くんです」と言っていた。

大観衆の声に奮い立ったことは? 
「国立競技場が6万人の大観衆で埋まった試合では、地面から歓声が聞こえました」。
ラグビーによって元木選手自身は変わりましたか?
「強くなれました」。
答えはシンプルだった。
「僕はもともと強い人間ではなかった。でも、ラグビーは仲間を裏切れないんです。逃げることができないスポーツなんです」。

元木選手の素直な言葉に胸が熱くなった。僕はきっと再度この映画を観る。ラグマガの田村編集長も言っていた。複数回観ても飽きないのは、奇をてらうことなく、シンプルに大事なことだけ切り取られているからだろう。「インビクタス」とは、政治犯として囚われの身となったマンデラさんが心の支えとした詩のタイトルだ。「私が我が運命の支配者、我が魂の指揮官」。ラグビーを愛するみなさん、この映画、オススメです。

そうそう、最後に「ワールド・イン・ユニオン」が流れる。その歌詞を字幕で読み、改めていい曲だと感じる。映画の最後に流れるからかもしれないけれど、これもいい。エンドロールが始まっても最後まで観ましょうね。

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インビクタス・汐留試写会

火曜日の夜は、東新橋のスペースFS汐留で映画「インビクタス」(ラグビーマガジン主催)の試写会だった。僕は先日マスコミ向けの試写会に行ったのだ、今回は試写後に元日本代表の名FL梶原宏之さんとのトークイベントの進行をするための参加。でも、二度目なのに、すごく良かった。一度目より感動したのは不思議だった。

梶原さんは、「3回泣きました」と言って、感想を述べた。感動ポイントは人によって違うので書かずにおこうと思うけど、一つだけ書くと、「スプリングボクスとオールブラックスがグラウンドに出て行くところですね」とのこと。暗い通路から明るいグラウンドへ。これは、ラグビー選手の感動ポイントである。いろんなことを思い出すのだ。「ラグビーの試合の場面はよく再現されている。専門家がそうとう綿密に指導していますね。西サモア(現サモア)戦の南アフリカのサインプレーもそのままでしたよ」と驚いていた。

そう、1995年ワールドカップの試合をよく見ていた人には分かるシーンが満載なのだ。それなのに僕は、決勝戦でマーテンズのキックオフが短いことに、突っ込みを入れてしまった。トーク終了後、当時取材していた記者仲間の美土路さんや深緑郎さん、ラグマガの田村編集長らに突っ込まれた。「あれも、正しいんだよ」。そうでした。わざと低く短めに蹴っていたんだった。そのことについて原稿を書いたことがあったのに、すっかり忘れていた。クリント・イーストウッド監督、ごめんなさい。試写会参加者のみなさん、ごめんなさい。あのキックは実際の試合を再現しています。

約20分のトーク後、梶原さんは、山梨への電車の時間があるため急いで帰って行った。ラグビーが持つ「チカラ」について、とてもいい話をしてくださった。そして、ご自身が監督する日川高校ラグビー部の部員に「必ず見せます」と言っていた。

指導者も選手も見るべき映画だと思う。リーダーとは何か、人を惹きつけるとはどういうことなのか、たくさんのヒントがある。この映画はラグビー人の多くが感動するだろう。そして、多くの日本人に受け入れられる気がしてならない。僕はネルソン・マンデラ大統領が、自分たちを差別してきた白人を赦し、ともに一つの国を作ろうと呼びかける言葉がすべて好きだ。だからきっと何度見ても感動するのだと思う。そして、これは実話なのだ。

さて、水曜日の夜は大阪で試写会&トークイベントである。ゲストは神戸製鋼の元木由記雄さんだ。どんな話をしてくれるのか楽しみ。それにしても、短期間に3度連続で同じ映画を見るのは、高校生のとき、めちゃくちゃ好きだった薬師丸ひろ子の「翔んだカップル」以来である。鶴見辰吾が羨ましくて仕方なかった。っていうのは、どうでもよくって、「インビクタス」である。3度目もきっとたくさんの発見があるだろう。

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ラグマガ3月号&トークライブ告知3本

月曜日、東京に戻った。プレーオフ準決勝の東芝ブレイブルーパス対サントリーサンゴリアスの録画を見る。立ち上がりから東芝の動きがいい。花園のハーフタイムで聞いた途中経過では、サントリーがいいのかと思っていたけれど、印象と違っていた。東芝がこの調子であれば、決勝も楽しみだし、日本選手権の優勝争いも面白くなってきた。

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25日はラグビーマガジン3月号発売日。表紙は、大学王者となった帝京大学のヘンドリック・ツイ選手。特集は「ラグビーのチカラ」。帝京大キャプテンの野口真寛選手のストーリー、高校日本一・東福岡高校の選手達の幼いときからの交流など、いい話が満載である。オックスフォード大学でブルーを得た土佐誠選手のインタビューも。いい経験をしたんだなぁ。東海大の一年も泣ける。

さて、トークイベントのお知らせを。日付順に3つします。この案内は、ラグマガにも掲載されています。

まずは、2月27日(土)、毎年恒例になっている岩渕健輔さんのトークイベント。2009年5月に日本ラグビー協会のハイパフォーマンスマネージャーとなった岩渕健輔さん、ジュニア層から日本代表までの一貫強化に向けて情熱を燃やしています。2019年ワールドカップ日本開催、2016年、2020年五輪種目の7人制ラグビー採用など、日本ラグビーは朗報続き。女子も参加できる五輪も注目の的。今回は、7人制日本代表監督の村田亙さんをゲストに迎え、7人制ラグビーの魅力や可能性、未来のラグビーのために何をすべきかなどなど、楽しく語り合います。

出席者:村田亙、岩渕健輔、村上晃一
司会:田村一博
日時:2010年2月27日(土)17:00~19:00(開場:16:30)
場所:芝パークホテル「フィフティーン」
会費:4,000円(軽食付き。当日、受付でお支払いください)
募集人員:40名(定員となり次第締め切りとさせていただきます)
※ベースボール・マガジン社のHPから簡単に申し込みができます。
http://www.sportsclick.jp/rugby/
右側のメニューの「関連イベント」より、「岩渕健輔トークイベント」申し込みをクリック。「参加申込フォーム」へ。
または、以下の必須事項を明記の上、FAXかメールにてお申し込みください。
【必須事項】氏名、住所、年齢、電話番号、EMAILアドレスまたはFAX番号
FAX=03-3238-1094 ラグビーマガジン編集部
E-mail=rugby@bbm-japan.co.jp
*いずれも件名に「岩渕健輔トークイベント」と明記ください。申し込み完了の方にはメールを返信させていただきます。ご予約開始は2月1日(月)、午前10時より。


続いて、「ラグビー愛好日記トークライブ2010」です。「ラグビー愛好日記トークライブ」は、文鳥舎シリーズに昨春で一区切りつけ、夏の番外編ライブで休止していました。しかし、やっぱり濃い~ラグビー談義がしたい!というわけで、3月4日、まずは気心知れたメンバーで、2009年度シーズンを振り返ってみたいと思います。場所は新宿に新しくオープンしたばかりの「Ryu's Bar」。ライブのあとに懇親会というスタイルは文鳥舎と同じです。シーズンの打ち上げも兼ねて語り合いましょう。今後は不定期で開催予定です。申し込み受付開始は、2月1日午前10時より。定員になり次第、締め切りとなります。

ゲスト:小林深緑郎、藤島大、森本優子
ホスト:村上晃一
日時:2010年3月4日(木) 19:00~21:00(開場18:30)
場所:道楽亭 Ryu's Bar
東京都新宿区新宿2-14-5 坂上ビル1F
参加費:3,000円(ワンドリンク付)定員:40名
懇親会費:3,000円 定員:30名

◆ご予約は文鳥舎・佐藤まで。
TEL=042-421-0406
e-mail=bunchou@jcom.home.ne.jp
文鳥舎HPhttp://www12.plala.or.jp/bunchousha/

そして最後に「FOR ALLチャリティマッチin博多トークイベント」。3月7日に福岡のレベルファイブスタジアムで開催されるトップリーグ・オールスター戦。その前夜に博多でトークイベントをやっちゃおうという企画です。進行役は僕、村上晃一が務めます。ゲストはキャプテン会議代表の大畑大介選手を筆頭に、チャリティマッチ参加選手数名を予定。小林深緑郎さんにも来てもらいます。試合前日と言うこともあり、チームスケジュールなどでゲストが遅れる可能性があります。ご了承下さい。

ゲスト:大畑大介(神戸製鋼)ほか数名を予定。小林深緑郎
ホスト:村上晃一
日時:2010年3月6日(土)、19:00~21:00(開場18:30)
場所:IPホテル福岡(博多区中洲5丁目2-18)
参加費:5,000円(飲食費含む)
定員:100名
※申し込み方法は、岩渕さんのトークイベントと原則は同じです。件名には「FOR ALL チャリティマッチin博多トークイベント」明記ください。ご予約開始は、2月1日(月)、午前10時より。定員になり次第、締め切りとなります。

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TLプレーオフ・セミ結果

日曜日は東大阪市の近鉄花園ラグビー場でJSPORTSの解説だった。最後まで手に汗握る熱戦だったのだが、試合後、三洋電機WTB三宅選手の言葉が印象的だった。「4点差に迫られたとき、これ、プレーオフやなって実感しました。それまでは強いトヨタ自動車と戦っていたんですけど、あの瞬間、プレーオフやって」。レギュラーシーズンの13節とはまったく違う雰囲気がプレーオフにはあるということなのだろう。

快晴の花園ラグビー場は13:00の気温が8.5度。風も静かで絶好のコンディションだった。リーグ1位通過の三洋電機ワイルドナイツに対し、トヨタ自動車ヴェルブリッツは、キックオフ直後から激しいコンタクトプレーで攻めたて、接戦を予感させる健闘を見せる。ブレイクダウン周辺で反則を繰り返す三洋に対し、SOアイイが着実にPGを重ねて、25分までに9-3とリード。しかし、レイトチャージの反則から三洋FB田邉にPGを決められると、次第に流れが悪くなった。前半終了間際には、三洋FL劉に中央に飛び込まれ、13-9と逆転を許す。

後半は三洋がLOアイブスのトライで20-9とし主導権を握るが、トヨタもSOアイイ、CTB山内が目を見張るスピードで防御ラインを破るなど反撃。23分にはゴール前のモールを押し込んでインゴールに入ったがTMO(テレビマッチオフィシャル=ビデオレフリー)の判定で認められず。決勝点は26分、三洋のハイパントをトヨタがこぼしたところで、CTB霜村がボールを確保し、ボールはSH田中からWTB北川へ。北川が快足を飛ばして、25-9とする。

勝負あったかに見えたが、トヨタがここから怒濤の反撃。CTB難波がPKからの速攻でWTB久住のトライを引き出すと、36分、途中出場のSO馬場が三洋のミスボールを拾って約60mの独走、難波がボールをつなぎ、菊谷の好走からFBに入っていたアイイのトライを生む。4点差に迫り、その後もトヨタが懸命にボールをつないだが、及ばなかった。

「後半はボールを大きく動かすラグビーができたのだが」とトヨタの石井監督。麻田キャプテンは「反則と単純なミスが勝敗を分けました。スクラムがあそこまで圧力を受けるのは予想外。展開が難しくなりました」と語り、もっともっとボールを動かして攻めたかったと唇を噛んだ。その言葉通り、ブレイクダウンでは互角以上に戦い、チャンスも作っていただけに、スクラムの劣勢で起点からいいボールが出ず、攻撃選択でキックが多くなってしまっていたのは残念だった。

勝った三洋の霜村キャプテンは、「スクラムでプレッシャーをかけたのは予定通りです。でも、狙った攻撃は全然できませんでした。トヨタのブレイクダウンは強く、みんなで『もうひと仕事しよう』とずっと声をかけ合っていました。決勝に行けるチャンスをつかめたのは良かったです」と冷静に振り返った。苦しい試合ではあったが、得点チャンスに全員が集中してトライを取りきる強さは存分に見せつけていた。

苦しい勝利に感情が昂ぶったのか、飯島監督は興奮気味だった。「決勝では私たちの力をすべて出して、ベストゲームをしたい。必ず勝ちます」

そして、その相手は昨年の決勝戦で敗れた東芝ブレイブルーパスということになった。サントリーではなかったことに驚く選手が多かったが、予想している選手もいたようで、この日応援に駆けつけたオーストラリア代表監督ロビー・ディーンズさんも「東芝が勝つのでは?」と話していたことを飯島監督が明かしていた。

◎プレーオフ・セミファイナル結果
三洋電機○25-21●トヨタ自動車(前半13-9)
サントリー●24-35○東芝(前半21-7)

◎第17回全国クラブ大会決勝結果
六甲ファイティングブル○38-15●駒場WMM(前半19-3)

セミファイナルの結果を受けて、日本選手権の組み合わせが発表になった。今年からワイルドカードが実施されたことで、トップリーグ上位が下位と当たるように組み合わせられる。1回戦ではリーグ2位のサントリー対NEC(10位)、リーグ4位のトヨタ対神戸製鋼(5位)となる。勝ったチームは、2回戦で帝京大対六甲ファイティングブルの勝者、東海大対トップチャレンジ1位の勝者とそれぞれ対戦。プレーオフの優勝、準優勝チームはシードされ、準決勝からの登場となるが、プレーオフとは同じ組み合わせにならないようにする決まりがあるため、サントリーの山に三洋電機、トヨタ自動車の山に東芝が入ることになった。

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