« 2010年12月5日 - 2010年12月11日 | トップページ | 2010年12月19日 - 2010年12月25日 »

2010年12月12日 - 2010年12月18日

TL11節土曜結果&FANクション

土曜日は東大阪市の花園ラグビー場だった。トップリーグは第11節を迎え、順位争いは最終段階である。この日の花園でも、残留争いの大切な一戦、クボタスピアーズ対コカ・コーラウエストレッドスパークス、そして、トップ4を確かなものにしたい東芝ブレイブルーパスと、ホームの近鉄ライナーズという試合があった。

第1試合は、12位コカ・コーラウエスト対13位クボタスピアーズ。ともに負ければ残留争いの中で不利になる絶対に負けられない試合だった。そのためか序盤は互いに動きが固かった。この日、トップリーグ初先発となったクボタFLマクメニマンは、前半36分にタックラーを3人弾き飛ばしてトライをあげるなどオーストラリア代表LOとして存分に力を発揮したが、後半30分過ぎに負傷退場。追い上げるときにフィールドにいられなかった。コカ・コーラウエストは、前半からエリアマネージメントで勝り、クボタディフェンスの乱れをついて好判断のパスを連発。WTB小柳が3トライをあげ、原留、松岡のプレースキッカーが難しい角度のコンバージョンを次々に決めて競り勝った。クボタは痛すぎる一敗。

第2試合は、ホームの花園で近鉄が東芝を迎え撃ったが、きょうの東芝は「やっと東芝らしさが出てきた」と廣瀬キャプテンも納得のパフォーマンス。ボールをキープして攻め続ける近鉄の選手達をがっちり受け止め、チャンスとみるや集中力高くボールをつなぎ続けた。この日、WTBで先発した仙波の先制トライを手始めに縦と横の動きを織り交ぜ、あふれ出すようサポートプレーで次々にトライを生み出す姿は王者の風格を感じさせるものだった。マンオブザマッチは、大野均選手。この結果、東芝のトップ4一番乗りが決まった。

Fan2

試合後は、11月27日に続いて「花園アフターマッチFANクション」。メインスタンド2階の食堂で行われたのだが、今回は、112名の参加者のみなさんが集い、コカ・コーラウエストレッドスパークスの向井昭吾監督、バイスキャプテンの豊田将万選手、PR西浦達吉選手らが最初から参加してくれてお客さんを喜ばせていた。豊田選手が「僕たちはいつも相手にポイントを与えて、優しいと言われているので、次節は優しくなく行きたい」など笑いを織り交ぜつつのコメントで楽しませてくれた。

Fan1

この後も、東芝の仙波、廣瀬、三井、猪口選手に、近鉄の森田、ラトゥイラ、トンプソン、タウファ統悦選手らが次々にやってきてくれて、コメント。そして、「修ちゃんを救う会」のチャリティオークションにさまざまなチームグッズなどを提供してくれた。

Fan3

僕は総合司会だったのだが、チャリティオークションのところは、JSPORTSの実況でお馴染みの谷口広明さんが来てくれて大いに盛り上げてくれた。冒頭で、修ちゃんのお父さんである麻生レフリーが来てくださって、「皆さんにご迷惑をかけて大変申し訳ありません。親として出来る限りのことをしてやりたくて…」と事情を説明し、感謝の言葉を述べた。それもあってか、きょうのオークションは勢いがあり、最終的には、20万円以上の浄財が集まった。これは全額、救う会に寄付させていただきます。みなさん、ありがとうございました。

ノーサイドプロジェクトの会員証もイベントの度に販売。アフターマッチFANクションなど、ノーサイドプロジェクトイベントは機会を見て開催していきますので、みなさん、そのときはぜひご参加ください。ファン同士でどんどん仲間を増やしましょう。

◎トップリーグ第11節結果
ヤマハ発動機ジュビロ○34-33●豊田自動織機シャトルズ(前半15-12)
トヨタ自動車ヴェルブリッツ○54-17●NECグリーンロケッツ(前半8-10)
クボタスピアーズ●21-28○コカ・コーラウエストレッドスパークス(前半21-14)
近鉄ライナーズ●7-50○東芝ブレイブルーパス(前半0-19)

| | コメント (4) | トラックバック (2)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

PNC日本開催決定

IRB(国際ラグビーボード)が、来年2011年で、6回目を迎える「IRBパシフィック・ネーションズカップ」を日本・東京で開催することを発表した。

この大会は、2006年に「IRBパシフィック・ファイブ・ネーションズカップ」として始まり、当初はジュニアオールブラックスやニュージーランドマオリ、オーストラリアA代表なども参加していたが、2010年から日本、トンガ、サモア、フィジーの4チームによる総当たり戦となった。アジア、太平洋諸国の競技力向上のために、IRB主催で実施されている。

PNCは日本では見る機会が少なかったのだが、これで多くの日本のファンの皆さんが、日本代表の競った試合を間近で見ることができる。ワールドカップ直前ということもあり、短期集中開催。各国のスケジュール調整の結果と思われるが、ワールドカップの予行演習にもなりそう。7月であれば、各国代表選手でヨーロッパで活躍している選手も合流できるし、ベストメンバーでの試合が期待できる。日本代表の5月、6月、8月の予定は未発表だが、今回のPNCの確定を受けて調整し、近いうちに発表することになるだろう。

IRBベルナール・ラパセ会長のコメント
「IRBは、このメジャー国際大会を、日本、かつアジアの成長の核をなす日本協会に委ねられることを大変喜ばしく思っております。日本は、IRBジュニアワールドチャンピオンシップの開催で成功を収めており、現在は、アジア初開催のラグビーワールドカップに向けて準備を進めています。1カ国開催のIRBパシフィックネーションズカップは、人気が非常に高く、テレビ放映、メディア報道、観客動員数、各種研修やレガシープログラムといった面でも大きな基盤をもたらしてくれる大会です、私は、この大会も大成功を収めると確信しています」

●大会期間 2011年7月2~13日
●試合会場 東京・秩父宮ラグビー場
●大会スケジュール
Round 1
7月2日(土)
17:10 トンガ vs フィジー
19:10 日本 vs サモア
Round 2
7月8日(金)
17:10 トンガ vs サモア
19:10 フィジー vs 日本
Round 3
7月13日(水)
17:10 サモア vs フィジー
19:10 日本 vs トンガ

| | コメント (8) | トラックバック (0)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

お知らせ&世界の技

今週末は、トップリーグ第11節、そして、大学選手権1回戦が行われる。楽しみな試合が多いが、そのあたりは、また明日にでも書くとして、今回はいくつかお知らせを。まずは、18日の土曜日、近鉄花園ラグビー場で行われる「花園アフターマッチFANクション」。クボタスピアーズ対コカ・コーラウエストレッドスパークス、近鉄ライナーズ対東芝ブレイブルーパスの2試合のあと、メインスタンド2階の食堂で行われる。

11月27日にも開催されたが、近鉄のタウファ統悦選手や大西将太郎選手も来てくれて、大いに盛り上がった。基本的には、ファン同士で試合後にその日の試合、またはラグビーについて語り合う、海外のラグビー場のような、そんな文化を根付かせたいとファン有志により立ち上げられたもの。ノーサイドプロジェクトが主催する。今回も、「修ちゃんを救う会」のチャリティーオークションも行われる予定。

11月27日の様子が、Youtubeに紹介されている。ご興味のある方、ぜひどうぞ。
http://www.youtube.com/watch?v=OVr9or4-FVY
ノーサイドプロジェクトのオフィシャルホームページも立ち上げられているので、そちらもご覧下さい。スタッフブログもあり。花園アフターマッチFANクションは、予約受付中だが、当日でも参加できる。詳細は、この画面左上にて。

こちらは、2010年の世界のベストトライ集。トライに至るプレーを見てイメージを膨らませるのは、とてもいいことだと思う。どういうタイミングでパスすると抜けるのか、参考になるから。http://www.youtube.com/watch?v=5mgyB1FHFMM
続いて、オーストラリア代表ワラビーズのBKラインの素晴らしいプレーの数々。
http://www.youtube.com/watch?v=RkvS_K-Tgp4
もう一つお知らせ。ラグビー記者仲間でもあるスポーツライターの永田洋光さんが、ラグビー!ラグビー!というメルマガを始めた。僕も記者座談会に参加している。お申し込みはコチラから。

| | コメント (1) | トラックバック (1)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

愛好日記トークライブ師走

月曜日の夜は、新宿「道楽亭」での愛好日記トークライブだった。今回のゲストは、元日本代表CTBでNECグリーンロケッツでも活躍された川合レオさん(37歳)、元早稲田大学ラグビー部キャプテンの山羽教文さん(39歳)だった。スポーツの教育的価値について、さまざま語っていただいた。

Talk1_2

川合さんは、玉川大学ラグビー部のヘッドコーチを務めるかたわら、平日ラグビー教室、ラグビーパークジャパンを立ち上げ、子供達へのラグビー普及に奔走している。山羽さんは、早生大学卒業後、三井物産に就職するも退職してアメリカのオハイオ大学に留学。「スポーツの教育的価値」や「社会学的見地におけるスポーツの勝利者」をテーマに研究し、帰国後は、Jリーグ柏レイソルのマーケティングコンサルティングを担当するなど、幅広く活動し、2003年(有)FIELD OF DREAMSを設立。スポーツを通じた教育社会を目指すために活動中だ。山羽さんの下で、子供達へのタグラグビーの指導などで活躍する、石川安彦さんもいらっしゃっていた。

山羽さんは言う。「会社に入って仕事しているとき、これって、大学のとき日本一になるために経たプロセスと同じだなと思ったんです」。そして渡米。今ではラグビーのみならず、スポーツマンシップを養うプログラムを、中学生から大学生までさまざまなところで指導している。小学生のラグビー教室などは、石川さんが抜群に子供達を惹きつけるらしい。「スポーツをすることによって、スポーツマンシップだとか、フェアプレーの精神を養うことができれば、大人になって、勝つために何をしてもいい、というような人にならないと思うんです」と山羽さん。

子供達だけではなく、お父さん、お母さんにもスポーツの価値を分かってもらうプログラムもあり、Jリーグのチームなどで実践して好評を得ているという。実際にお母さん方にチームを作ってもらって簡単なゲームをすることで、お母さん自身も子供達との接し方を学ぶというのだ。

川合さんも、大学生の指導を通して、人として成長していく姿を見てきた。玉川大学の学生は、トップリーグに行く選手もおらず、原則、一般的な企業に就職していく。社会で彼らが逞しく生きていけるように心がけているのは、「自分たちで考えさせること」だ。「これが本当に難しいんです。どこまで与えるのかが。アドバイスして強くなって、2部になったら1部を目指す強豪チームとも対戦する。大敗する。でも自分でも考えて強くなってほしい」。川合さんのラグビーパークジャパンは、NPO法人となった。これから各地にラグビー教室を増やしていきたいと考えている。

お二人の考えは共通する点が多いのだが、それをボランティアではなく、仕事として成り立つようにしたいというところも同じだ。「トップ選手のセカンドキャリアとしても、ラグビーを普及していくことで収入が得られるようになれば」(山羽さん)。未来のラグビー界のことを考えて活動するお二人を頼もしく思った。

それにしても、レオ様の男前っぷりは、女性の視線が釘付けになっていることで、より際だった。僕と山羽さんは、いないも同然だった。ね、山羽さん。

Talk2_2





| | コメント (2) | トラックバック (0)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

府中のトップリーガー4人

月曜日は、府中市をめぐった。まずは、東芝ブレイブルーパスのクラブハウスで、大野均選手と、湯原祐希選手。そして、サントリーサンゴリアスの小野澤宏時選手、畠山健介選手のインタビューである。これらも、ぴあのWEBで紹介されるものだ。実はこれ、昨シーズンは「男前インタビュー」として行われていたもの。今年は、各上位チームの主力選手に訊くものだ。

Brab

大野選手は寒いのに半袖で登場。相変わらず元気である。湯原選手は「一度、日本代表の合宿でJKのカミナリが落ちたのですが、大野がこんなに頑張っているのに、若いお前らがなんだ、と。それくらい大野さんは、いつも全力なんです」と、先輩を持ち上げた。ニコニコ聞いていた大野選手は「気持ちの問題だよ」とサラリ。かっこいい。
 湯原選手は高校時代は、NO8でプレーすることが多いとあって、パススキルも高い。「高校時代(流経大柏)に叩き込まれました」と話す湯原選手に、大学からラグビーを始めた大野選手は、「僕なんか、ボール持ったら前しか見えない。視野が広くて羨ましいです」。

Sang

続いてサントリーのクラブハウス。こちらは、まずは撮影から。背景は、今年のチームのスローガンである。アグレッシブ・アタッキングラグビー「スピリッツ」。小野澤選手は言っていた。「序盤で負けて、覚悟が決まった。今年やってきたことをやりきろう。じゃないと、なんのために練習していたんだと」。その延長線上に三洋電機戦勝利があるということだ。「僕はサントリーに入って初めて三洋に勝ったんです。嬉しかったですよ」。

詳細はいずれアップされるWEBのほうを見ていただくとして、最後に個人賞レースの話になった。トライ王について聞いてみると、「僕は毎年狙っていますよ」と小野澤選手。ベストフィフティーンについて、畠山選手に聞いてみたら、あまり気にしていないようなそぶり。その瞬間、小野澤選手が突っ込んだ。「俺は選ばれたいよ。ベストって言われるのって嬉しくない?」。だから、シーズンMVPのときは、めちゃくちゃ嬉しかったそうだ。素直にそう言ってくれる小野澤選手はいいなぁ。

ちなみに、サントリーは12月25日に神戸製鋼と対戦するのだが、「ダイスケさん(大畑選手)、14番で出てきてくれないかな」と小野澤選手。現在、2人の代表キャップ数は同数の「58」。「同じキャップ数で対面でって、良くないですか?」。ほんと、それが実現すれば、2人のファンのみなさんも嬉しいだろう。今季限りで引退を決めている大畑選手が自分のあとのWTBで、もっとも認めているのは小野澤選手なのだから。
 

| | コメント (3) | トラックバック (0)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

大学トーク&TL10節結果ほか

土曜日の夜は、大学選手権恒例のプレイベント「大学ラグビートークバトル2010」が大崎のゲートシティホールで開催された。パネリストは、ご覧の5監督。左から、林雅人さん(慶應義塾大学)、岩出雅之さん(帝京大学)、辻高志さん(早稲田大学)、木村季由さん(東海大学)、吉田義人さん(明治大学)。トーク終了後、控え室での一コマである。

Univtalk

このあと、お互いに握手し、健闘を祈り合って散会となった。今回は、辻監督、吉田監督ら初参加の方もいて、フレッシュなトークになった。今回は、事前に各キャプテンにインタビューした映像が流れ、「監督を胴上げしたい」という言葉に目頭を熱くする監督さんも。早稲田の有田キャプテンは、「噛まないように、トークで圧倒してください」とエールを送っていて、会場の笑いを誘っていた。「僕は選手に指示するときも、いつも噛むので説得力がないんですよね~」と辻監督。

いつもは僕が勝手に注目選手をあげて、みなさんで話すのだが、今回は、客席の参加者のみなさんにアンケートをとっての、トップ10が発表された。ちなみに、1位は有田隆平選手、2位に山中亮平選手と杉本博昭選手が名を連ねた。さまざまな話題の中で、吉田監督は「僕らの頃は引き分けなら両校優勝だった。今年の関東大学対抗戦は、3校優勝と思っている。そういう誇りを持って卒業させてあげたい」と話し、同じ6勝1敗なら3校優勝でいいのでは?と話すと、林監督も「僕は賛成。辻監督は反対でしょう?」と突っ込む場面も。「いやいや、僕もそのほうがいいと思ってますよ」(辻監督)。

大学選手権に向けて王者・帝京大の岩出監督は「心の部分が、選手権までに上がってほしい。選手達の成長を僕自身も楽しみにしています」と、対抗戦4位ながらチーム力はまだまだこれから上がるというコメント。木村監督は、強いFWを持っているのにバランスのいい戦い方をすることを問われて、「僕ももっと絞り込めばいいのにと思います。なんでもできると自分たちで思っているところがある」と話し、選手権になって戦い方を絞ってくるのかな、と思わせる発言も。皆さん、選手権を見据えて基本的に発言は控えめだった。控え室で皆さんの話題になっていたのは、「筑波大は強い」ということ。さて、どんな展開になるか。その大学選手権は週末、関東、関西の第5代表が決定した。

・関東第5代表決定戦                         
筑波大学○62-0●北海道大学(前半29-0)
※筑波大学が、4年連続15回目の出場が決定。
・関西第5代表決定戦                         
京都産業大学○29-13●朝日大学(前半10-8)
※京都産業大学が、3年ぶり26回目の出場が決定。

関西、関東リーグの入替戦もこの週末に行われ、摂南大、同大、法政大、拓殖大、日体大が残留。摂南大は、大産大に17-15という辛勝。そして、関東大学対抗戦A・Bの入替戦では、 立教大が、19 - 22で青山学院大に敗れている。青山学院、A昇格。

トップリーグ第10節も日曜日に2試合が行われ、以下の結果に。徳島で観戦していた知人からのメールでは、快晴の徳島球技場で互いに攻め合う好ゲームだったようだ。この結果、サニックスは再び5位に浮上。近鉄は7位。コカ・コーラウエストは貴重な勝ち点で計14点とし、13位のクボタ(9点)、14位の豊田自動織機(7点)に差をつけた。ヤマハは10位に。

◎トップリーグ第10節結果(12日)
福岡サニックスブルース○35-31●近鉄ライナーズ(前半23-19)
コカ・コーラウエストレッドスパークス○27-26●ヤマハ発動機ジュビロ(前半7-21)

| | コメント (4) | トラックバック (0)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

« 2010年12月5日 - 2010年12月11日 | トップページ | 2010年12月19日 - 2010年12月25日 »